ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

前作のヒットを受けて制作された第2弾。主要キャストの鬼太郎(ウエンツ瑛士)、猫娘(田中麗奈)、ねずみ男(大泉洋)、砂かけ婆(室井滋)、子泣き爺(間寛平)らはそのままに、さらに有名俳優が誰だか分からないほどの特殊メイクコスプレで登場している。中川翔子や、やたら胸元を強調していた星野亜希、黒幕の緒方拳(映画では今作が遺作になった)はさすがに分かったが、上地雄輔や佐野史郎はさっぱり分からなかった。

人間側のヒロインは前作とは全く別の人たちになっており、今回は北乃きい。前作では家族も巻き込んだ話だったが、今回は開始早々に北乃きい演じる楓が事件に巻き込まれ、即座にねずみ男が接触。鬼太郎らと調査を開始してしまうため、コスプレしてない主要キャストは北乃きいしかいない。友人役に岡本玲などが起用されているもののこれも序盤のみ。最後まで人間世界における話は全く出てこない。

 

聞くと殺されるというかごめ歌を聴いてしまった楓は手に鱗の呪いをかけられてしまう。鬼太郎らの調査の結果、これが目印となりやがて濡れ女が襲いに来ることが判明。濡れ女を封印するために五つの楽器集めに取り掛かる一行だったが、その最中に哀しい真実を知ることになる。やがて、その裏にぬらりひょん(緒方拳)が暗躍している事も判明。人間界を巻き込んだ大事件へと発展していく。

 

前作では事件解決の鍵を目の前のガキがずっと持っているのに黙っているせいで鬼太郎が苦しめられるというストレスの溜まる展開でだったが、今回は遠回りせずに少しずつ謎が明らかになっていく。序盤の楓は善意100%の鬼太郎たちを信用せずに、キツイ態度をとるなど、ヒロインの割には酷い奴かと思えるが後半には協力的になる。

アクションもパワーアップしているし、鬼太郎だけでなく、砂かけ婆や子泣き爺も見せ場があり、能力を生かした戦い方で善戦するなど、サブキャラクターの活躍もしっかり描いているのがいい。前作では2度も出てきた猫娘の猫ダンスは、今回はもう少しびしっとした動きになって再登場。田中麗奈が踊っている姿はここでしか見れない(たぶん)ので貴重だ。

前作に比べるとさらに全体的に妖怪世界っぽい空気を出すためか、トーンが暗い。そのためシーンによっては暗すぎてよく見えないところも。画面の明るさ調整が必要かもしれない。

唯一、気になったのは濡れ女が寺島しのぶだったこと。元人魚ということで回想シーンでも美女という設定で出てくるのだが、明らかに年増すぎてギャグでやってるのかと思った。

次回作があるのかどうかは分からないが、あるなら期待したい(猫ダンスは当然)。ただ子泣き爺がアースマラソンに出てしまったので当分は出れそうに無いぞ…。

プレミアムエディション    

★★★★☆

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