君のままで

キャッチコピー

あの頃の自分。あの頃の風景。もう戻れないあの頃の想い。

遠い昔の思い出の人に。DEENのテーマソングと共に、信州上田の秋を背景に描くハートフルムービー。

Story(44分)

30歳。独身。OL。
東京の広告代理店で経理の仕事をしている工藤加奈美(坂井真紀)は、妻子ある男性藤井(佐野史郎)との別れをきっかけに故郷、長野の上田に帰郷する。
故郷で友人たちとの再会を果たすが、かつての友人たちはまぶしく見え、12年の時の流れを痛感する。さらに高校時代の恋人である政樹(DEEN池森秀一)は朋絵(栗田麗)との結婚を控えていた。

そんな即席同窓会の中、市の広報課に務めている太一(佐藤二朗)は「街の広報活動に協力してくれないか」と加奈美に頼む。体裁を気にする加奈美の母親は娘は東京でCMプロデューサーをしているとうそをついていたのだ。太一によるとニューヨーク帰りの人気絵本作家であるリュウタ(石川伸一郎)が3ヶ月前からこの街に住み着いており、彼に街の広報ポスターの製作を頼んで欲しいというのだ。ぜひ、普段のCMプロデューサーの手腕を発揮して彼を口説き落としてほしいということだが断るきっかけを逃した加奈美は、しぶしぶリュウタに会いにいくことになった…。

特典映像(50分)

  • メイキング映像・DEEN OFF THE MUSIC ON THE MOVIE
    池森秀一、田川伸治、山根公路、坂井真紀の撮影風景と『星の雫』PVメイキングなど

  • DEEN『星の雫』プロモーションビデオ
    ノーマル、映画ダイジェスト、スチールの3バージョン。全てフル。

  • 舞台挨拶
    2003年11月7日完成披露試写会 鈴木浩介監督、坂井真紀、石川伸一郎、DEENが出席

  • フォトギャラリー
    映画のシーンの写真

CAST

坂井真紀

石川伸一郎

池森秀一

田川伸治

山根公路

栗田麗

佐藤二朗

大家由祐子

根岸季衣

佐野史郎

監督

鈴木浩介

音楽

DEEN
主題歌 『星の雫』
挿入歌 『いくつものありがとう』

製作

株式会社ギャガ・コミュニケーションズ

 

2003年11月5日からDEENの全国ツアー会場でライブ前に上映(料金別途)された短編映画のDVD。2004年4月28日発売。DEENの3人が音楽だけでなく演技に初挑戦している。あくまで主演は坂井真紀ではあるが、一般公開はされずにDEENのライブでしか公開されていない。このためクレジットやメイキングなどほとんど出番のない池森以外のDEENメンバーが優遇され、DEENサイドに寄って制作されている。

DEENのツアーでのみの公開ということでファンしか見れなかったわけだが、そういうこともありファンがターゲットになっているのは当たり前か。ファン層が多いと思われる30代女性が主人公になっている。いかんせん短いので派手な展開はないのだが決して音楽のついでに適当に作られたというわけでなくちゃんとした役者たちがストーリーの中心になっているのでそれなりに見ごたえはある。最後に明かされるある1つの想いから結末はなかなかいい感じで短さはそんなに問題でなくキャッチにもあるハートフルなムービーになっている。

で、メンバーだが池森だけは主要キャストの一員。加奈美(坂井真紀)の高校時代の恋人という役で終始さわやかな笑顔で自然体な演技を見せている。現場の雰囲気も良かったようで自然に演技が出来たと語っていたが終始ニコニコしているしいいやつすぎて逆に少し中身の見えない男になってしまっている。特に終盤付近の加奈美(坂井真紀)への対応とその後は描写不足もあってちょっと難しかったか。

山根公路は本屋の店員役でインパクトがある。加奈美(坂井真紀)の先輩という設定で加奈美(坂井真紀)がリュウタ(石川伸一郎)の絵本を買いに行く場面で登場。それなりにセリフもあり、加奈美(坂井真紀)とも会話している。田川伸治は最初の方で出演。帰郷して駅から出てきた加奈美(坂井真紀)が桂子(大家由祐子)に偶然会うのだがそこに迎えに現れる夫役でセリフはいっさいない下手すりゃ見逃す。この2人のクレジットの位置は明らかに間違えである。ほとんどゲスト出演だ。

坂井真紀は97年のドラマ『ベストパートナー』でウッチャンの新妻役で出演していたのがメチャクチャかわいかったのと『世紀末の詩』ではトリッキーな役どころだったのを記憶していた。その時点では既に20代後半だったがまだまだかわいい系イメージだった。もっと20代前半の頃には歌手デビューもするなど当時のアイドル的な女優展開でキャリアを重ねてきていたが、今作時点では33歳になっていて01年頃からはコント番組へのレギュラー出演などアイドル売りから次のステップへ向かっている時期だったと思うんだけど、ほぼ終始傷心で最後に救いを見せて終わる主人公としても適任だった。

とりあえずDEENファンだったらまあ楽しめるストーリーだと思う。DEENファンにしか向けてないがファンでなくてもDEEN映画ではないので普通に楽しめるだろう。ショートムービーというのは見たことがなかったがこんなもんかなという感じ。名作ってほどではないがなかなか悪くなかった。

 

印象度★★★☆☆

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