名探偵コナン 水平線上の陰謀

劇場版第9作。3作目以降、全て見てきたが今年はついに1人で劇場に乗り込んできた。平日の木曜日、観客は俺を含めてたった2名。最高に虚しい環境だ。ほとんど貸しきり状態。このスクリーンは俺だけのものだ(?)。いろんな意味をこめて笑いが止まらない

基本的にコナンはメインキャラだけで十分なのである。コナン、蘭、毛利小五郎は確実。子供人気に火をつけるきっかけとなった少年探偵団も必ず出演させなければならないし、そうなると引率で阿笠博士も必然的に出演決定。蘭の親友の園子は財閥の娘なので事件の舞台へ連れて行くのに実は最も有効なキャラ。事件が起きれば警視庁の面々も登場するのは必然。初期は目暮警部だけだったのだが余裕が出てきて他の刑事たちにもキャラ付けを始めて、サイドラブストーリーまでつけたので警視庁の面々だけでもそれなりの話が出来るようになった。

これだけキャラがいるのに大阪のライバル平次を出した前々作、怪盗キッドを出した前作ではゲストキャラ扱いの彼らを立たせるために事件よりもキャラの活躍が重視になってしまっていた。当然、レギュラーキャラ達はほとんどいるだけで活躍の余地なし。ゲストとコナンだけで手一杯である。特に前作はあれはあれでおもしろかったものの殺人事件がとってつけたように無理やりだったのでイマイチだった。

今作は久々にゲストなし、裏主人公をレギュラーキャラの毛利小五郎にすることで事件重視、レギュラーキャラも各自出番のあるストーリーが展開した。2重にしかけられた真相など大人でも楽しめるような複雑な事件になりつつアクションも盛り込んで、近年の映画では存在が霞んでいた明らかに子供用にいるだけだった探偵団や園子、博士にも見せ場が与えられていて良かった。何より小五郎がかっこよすぎる。主人公ばっかり活躍しまくって脇役が活躍しないのは好きじゃないのでこういった脇役にも見せ場があるという展開はとても好きだ。

メイン舞台を海にするということでいつもだったらメイン舞台に行くまででけっこう時間を費やしていたのに今回は最初から船に乗っているところから始まって時間を節約。その分だけ話がスムーズだった気がする。

しいて文句を言うなら、「ヤツ」が何故拳法を使い出したのかということくらいだが…。アクションで盛り上げるためなんだろうけどなら「冒頭で蘭が空手の関東大会で優勝」の話題が出たときに一言「自分も心得がある」みたいな事を言えばよかったのに。

毎回そうなのだがエンディング(ZARD)が今回も良い。エンディングだけ何故少女の実写なのかは疑問だったが。

 

そんなわけで観客2名の虚しき鑑賞は終了。ちなみに木曜日はサービスデーで1000円だった。

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印象度★★★★☆

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