ピーナッツ

内村光良の初監督作品。自身も主演して、キャスト陣はバラエティ番組「内村プロデュース」出演者の芸人が大半を締めている。気心の知れた仲間と和気あいあい作られたような野球映画で、それなりにギャグは盛り込んでいるものの、ぶっ飛んだギャグは皆無でわりとマジメな映画になっている。

ライターの仕事に行き詰って故郷に帰ってきたウッチャンが昔の仲間を呼び戻して野球チーム「ピーナッツ」を再生させて、潰れかけた商店街の存続をかけてショッピングモールチームと闘うというわりと普通のストーリー。大きな破綻もないが、メチャメチャおもしろいこともなくとにかく無難で普通。極端に嫌な奴もいないし、不快になることもなく、再び熱くなっていくおっさん達の姿はそれなりにかっこいい。しかし正直なところ、あまり引き込まれるところがなく、そんなに好きでもない芸人達のオンパレードだけに集中は続かなかった。何故か、そんなおっさん芸人にまじって監督の娘という役どころで1人だけ極端に若い紅一点の佐藤めぐみがチームに加わっている事でようやくのある画面になっているように感じた。若い役者はせいぜいこれくらいで次となると三村の娘役で少し出てくる山内菜々まで下がっていく。

またウッチャンは監督だけでなく脚本も手がけている。あまり自分がバリバリ前に出る事には遠慮したのか、伝説の3rdなどと呼ばれて、実際に今も凄い人だ…などと示す場面が多く、仲間からの信頼が厚い割には試合ではそんなに大活躍をしない。TIMの2人の方が試合では目だった活躍をしているし、ストーリーの本筋でも三村マサカズのほうが主役っぽく見える。

そして主題歌はNO PLAN。曲を手がけた馬場俊英が歌えばかなり熱い曲に仕上がっていたのだろうが、凄くやる気のない素人ボイスで歌われるとさすがに魅力半減。ウッチャンとしてはポケットビスケッツ以来の長く続いたユニットだったわけだが、正直このユニットに音楽的な価値を見出す事は到底無理。

 

印象度★★☆☆☆

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