最終兵器彼女

『いいひと。』がヒットした高橋しんによる人気漫画の実写化。北海道小樽の高校のクラスメイトのシュウジ(窪塚俊介)とちせ(前田亜季)は不器用ながら付き合い始めるのだが、札幌へ遊びに行った日、なぜかちせの姿はなかった。そんな中、札幌の町が突如空襲にあい、そこへ謎の飛行物体が登場し敵機を撃墜。その正体は最終兵器へ改造されたちせだった。

というとんでもない展開がタイトルさえ出てない開始早々に起こる。何故戦争が起きたのか、どこと戦っているのか、何故ちせが最終兵器になってしまったのか、ていうかこの最終兵器どういう仕組みだよ?などなど通常感じられる疑問は基本的に全て無視でとにかくこの舞台設定をそのまま受け入れなくてはいけない。そんな特異な状況下での純愛ストーリーがこの映画である。

人気があった漫画とはいえ、一般受けして幅広く支持された漫画というわけでもなく一部に強力な支持を持つタイプの漫画だったようだ。たしかにこの設定はわけが分からん人にはとことん理解できないだろうしはまる人ははまるだろう。個人的には中間ラインくらいだった。

原作もチラッと立ち読みしていたので一応概要は入っていたのだが何も知らずに見るとたぶん意味不明。全体的にはこのわけの分からん世界観の映画を原作ファンだけにとどまらず、一般受けさせようと作っているような感じはした。しかしいかんせん設定が設定だけに前田亜季と窪塚俊介のもどかしい純愛の様子はけっこういい感じだったのだが結果的にはちょっとついていけないかな…と。それでもわりかし最後まで見れてはいたのだが最後の大変身があまりに大掛かり過ぎて引いた。正直に言おう、シリアスなシーンなのにちょっと吹きだしそうになってしまった。

あと設定は気にしないにしても友人のあの人のあの展開はさすがに納得行かない。原作での末路がそうなのか知らないけど必然性が感じられなかった。

映像は良く出来ていたのだけどやはり何でもかんでも実写化するもんでもないな、と思う。最近CGの進歩のせいかこういうの多いけど。

アルティメットエディション    

★★★☆☆

戻る