スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ

80年代中盤に人気を獲得したアイドル作品の現代版。ドラマが3作、映画が2作作られたが、88年以来の復活となった。初代を演じた斉藤由貴が友情出演しており、松浦亜弥は斉藤の娘として彼女の名前であった麻宮サキを継承する。ニューヨークに滞在していた親子だったが、母親が逮捕されてしまい、娘も日本に強制送還されてしまう。母親の解放を条件に、久々に復活するという特命刑事に任命された娘は「麻宮サキ」を名乗り、とある高校での爆破事件の謎に挑む。

監督が深作健太ということで「BRU」でも見かけた出演者があちこちに。美勇伝の3人も出演している。石川梨華の悪役のはまりっぷりは各所で言われている通り、かなり見事にはまってる。最終対決の衣装も露出が派手でシリアスなのに吹いた。とんでもねぇ。ていうかやっぱソロとして残ってく道はこれなんだろうな。あと冒頭で「麻宮サキ」の前任として捜査していたが、どうやら捕まって爆弾を仕掛けられてしまい、爆死してしまう前任捜査官は何か見覚えがあるようなないような気がしていたがクレジットを見たらメロン記念日の人だったっぽい。

典型的なアイドル映画な上に、その時代を楽しんだ人であれば懐かしさは感じられるだろうけど、知らない人には超絶なハイセンスに失笑ってのが「セーラー服と機関銃」やこの「スケバン刑事」だと思うんだけど(要するに時代性が強すぎる)、実際松浦の人気も低迷してきていた事もあってか映画自体は大コケ。スケバンという単語自体が死語になっててダサさ全開なのがまず気になったのとヨーヨー片手にかっこつけてる写真もギャグにしか見えず敬遠していたのだが、実際に見てみたらこれが意外とカッコイイ仕上がりになっている。冒頭からイメージと180度違う鋭い目つきで相手を睨みつけて派手にアクションする松浦の姿は相当にかっこいい。この監督、ストーリーのメチャメチャ加減はすさまじかった「BRU」もアクションはけっこうかっこよかったがその手のセンスはけっこういいのかもしれない。今回もまあストーリーというか黒幕が典型的すぎたり、相変わらず話が整理しきれてない感じもあったけど、思いのほかカッコ良かった。

それでもやはり題材そのものが現代では時代錯誤すぎるかなぁという気もした。その極地であるヨーヨーアクションをあれだけかっこよく魅せたのだから、その点もう少し評価されても良かった気はする。

コレクターズエディション    

★★★☆☆

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