名探偵コナン 天空の難破船

2010年公開。シリーズ14作目。怪盗キッド4度目の登場作となる。近年のキッド編でおなじみの鈴木次郎吉は映画初登場。恒例の新一→コナンの経緯を語る冒頭ナレーションではキッドではなく、何故か次郎吉が紹介されるのみとなっている。またTV版で09年秋に小五郎の声優、神谷明が番組サイドと揉めて小山力也に交代になったため、映画では今作から交代となる。

テロ組織が殺人バクテリアを入手したと犯行声明を出す。その頃、いつものように鈴木次郎吉がビッグジュエルを餌に怪盗キッドに挑戦状をたたきつけており、キッドは了承。コナンたちも待ち構える中、飛行船の中で対決することとなる。しかし、その飛行船にテロ組織が潜入しており、細菌テロ&ハイジャックを行う。密かにバレないように工作活動を行うコナンだったが、ついにテロ組織に見つかり、上空へ放り出されてしまう。それを助けたのはキッドだった。キッドとの連携で再び飛行船に戻ったコナンはテロ組織の目的とを探っていく。

 

という感じでこれまでと違ってキッド&テロ組織との対決と内容が盛りだくさんになっている。その分だけ解決へ向けては、散々暗躍した組織の連中がほぼ一網打尽状態でコミカルにやられていくのでかなりあっさりした感じ。ただ以前は本来殺人どころか傷害も起こさない主義のキッドが登場した事件でも無理やり殺人事件を起こしていたのに(銀翼の奇術師)、今回は誰も死なない初の映画となった。そんななので誰が犯人かっていう推理の要素が皆無。むしろ結果的にはほぼ全員が…。また殺人事件が起きないのでは小五郎がとんちんかん推理をする定番のギャグもないのでずっと寝ているのみ。最後にちょっと背負い投げするくらいしか出番がない。声優が交代したせいなのか?

コナンに初登場した時が徹底的に2枚目に描かれたせいか、最近になってようやくコナンでも本来のコミカルな一面を見せるようになったキッドだが、今回は映画ではこれまでになくコミカルなシーンが多い。蘭を自分は新一だと騙してラブロマンスするのも、以前だったらキッド側の心情は描かったのに、実は密かに焦りまくりのキッドの様子を描くなど今までとは違う。

今回は飛行船の行方が大阪ということでしっかり平次、和葉も登場。どういうわけか棒読み少年が和葉の親戚だといい、常に3人での行動となっている。毎年、アフレコ体験のような形で棒読み少年少女が1シーンずつ登場するが、今年はそれとは違いもう少しマシな棒読みとはいえ、どうにも苦しい。なんだこれは?と思っていたら、昨年のDAIGOに続いて、経験の薄い話題重視のゲストパターンで大橋のぞみだったようだ。実写ならつたなくてもアリだけど、アニメだと幼い声出せる声優はたくさんいるわけで、本物の子供使うとてんでダメだなぁ…と思った。

あと優木まおみもゲストで出ていて、実はテロリストの一員でした!の1人としてそれまでと一転した演技を見せるというそこそこの役どころなのだが、名前が無い。しかも実はテロリストの一員でした!パターンが連続するので最後には存在を忘れていた。

麻酔銃は使用頻度も多いので1度しか使えないのは常にちゃんと意識しているみたいだけど、1度使ったらすぐに空気が抜けて再セットしないと使用不可のはずのどこでも射出ベルトをおもいっきり2回使っていたのは…ミスだろうか。

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印象度★★★★☆

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