遠くの空に消えた

空港建設問題で揺れる田舎の街。空港建設責任者の父に連れられて転校してきた亮介(神木隆之介)は地元の少年、公平(ささの友間)と意気投合する。そんな中、UFOを信じているという孤独な少女ヒハル(大後寿々花)と出会う。

奇跡を信じて行動を起こした少年少女たちはその時、確かに奇跡を起こした!的な感じでノスタルジックな話ではあるんだけど、どうにも話が長い。話の軸がしっかりしてない印象。予告編だと、少年少女中心の話で、ヒハルのために、そして村のために少年たちが行動を起こすという風に非常に話がまとまってて凄く期待していたんだけど、実際には空港建設問題による大人同士の酷い争い(これはまだラストの行動を起こす要因の1つになるのでまあOK)、謎の鳩青年のエピソード(これは亮介たちとも仲良くなるのに中盤の策略で状況が一転してからはほぼ放置になってしまい、亮介たちとの交流も途絶えて完全に尻切れトンボ)、女性教師(伊藤歩)が望まない結婚をするハメになってて別にあこがれる人(独立した話になってて本筋と何の関係もない)とのエピソード等など全く必要性を感じない話まで平行して描くもんだから、主役の子供たち同士の話が減ってしまった。特にクレジットも2番手ヒロインの大後寿々花の出番が何だか妙に少ない。一番重要なキーとなる少女と少年たちの交流をもっと描かないと意味が無い。

そんなわけで結末に至るまでの過程が脱線しすぎてて、せっかくの奇跡の感動も半減。超名作になりうるだけの要素はあっただっただけに(なのでこれでも★3つ)とってももったいない内容だった。

 

★★★☆☆

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