IT'S A WONDERFUL WORLD

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 overture   小林武史 小林武史&MR.CHILDREN Instrumental
2 蘇生 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN  
3 Dear wonderful world 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN  
4 one two three 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN  
5 渇いたKiss 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN  
6 youthful days 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN 21stシングル 最高1位 売上69.9万枚
7 ファスナー 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN  
8 Bird Cage 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN  
9 LOVE はじめました 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN  
10 UFO 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN  
11 Drawing 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN 21stシングルC/W
12 君が好き 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN 22ndシングル 最高1位 売上51.3万枚
13 いつでも微笑みを 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN  
14 優しい歌 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN 20thシングル 最高1位 売上47.8万枚
15 It's a wonderful world 桜井和寿 桜井和寿 小林武史&MR.CHILDREN  

Strings Arrangement:T.KOB&四家卯大
Brass Arrangement:T.KOB&山本拓夫

リリースデータ

2002年5月10日 初登場1位 売上122.8万枚 Produced by 小林武史&MR.CHILDREN トイズファクトリー

メンバー

VOCAL&GUITAR 桜井和寿
GUITAR 田原健一
BASS 中川敬輔
DRUMS 鈴木英哉
 
KEYBOARDS 小林武史

Mr.Children10thアルバム。通常の水曜日発売(9日)ではなく、デビュー10周年にピタリ合わせた5月10日(木曜)にリリースされた。ライブアルバムが公式にカウントされてるのでオリジナルアルバムとしては9枚目。シングル3作とC/W1曲を収録。CD業界が急速に冷え込む中で逆に売上を回復、維持するという離れ業を見せ、前作では逃したミリオンも達成。再びトップクラスの人気を獲得した。再生紙を使用した厚紙のブックレット一体型特殊パッケージ仕様。前2作に続いてまたしてもCD直入れ仕様で前2作よりも収納スペースに余裕が無いギリギリの構造のため出し入れのたびにほぼ確実に盤面を紙に擦り付けてしまう事になるため、非常に傷だらけになりやすいという欠陥がある。

ベスト盤を経てリスナーが求めるミスチル的なもの、ポップ路線へと回帰。依然として『深海』を軸に色々語られる状況の中、前作でも潜水服を着たビジュアルイメージを打ち出して振り切ろうとしていたが、今作では「蘇生」してから「Dear wonderful world」=アルバム本編開始という構成になっているのは1つのポイントだ。何かにつけて引き合いに出され続けていた『深海』からの流れをこの流れで一挙払拭。個人的にも今作を聞いて完璧に吹っ切れたと感じた。一方ポップで聞きやすい曲は多いが、ガツンとしたロックチューンが無くなってしまい、曲数も多いので中盤すぎにかけて少しダレてしまう感じもする。バンド感が薄く、ストリングスやホーン、ブラスなど装飾音が楽曲を華やかに盛り上げているなど、メンバーがアイデアを出してサウンドを構築していったというよりは再び小林武史の影響力が強くなったようにも感じる。ただ小林武史抜きでこの路線に帰ってくることは出来なかっただろうし、今作時点ではまだピアノストリングス一辺倒でもない。自身が参加していたマイラバ含めて聞いても天才ポップス職人としての小林武史は大体この頃までかなという感じもする。

B0000640Q6

印象度★★★★☆

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