Gateway to Tomorrow

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
Key〜夢から覚めて〜 長瀬実夕 宮永治郎 本間昭光 3rdシングル 最高10位 売上0.7万枚
GAME 長瀬実夕 BOUNCEBACK 本間昭光  
Days 長瀬実夕 山崎努 本間昭光  
free 長瀬実夕 長瀬実夕 中村太知  
素直になれずに 長瀬実夕 飯岡隆志 中村太知  
winter memories 長瀬実夕 BOUNCEBACK 中村太知  
futari 長瀬実夕 飯岡隆志 中村太知  
with U 長瀬実夕 長瀬実夕 中村太知  
涙の彼方 長瀬実夕 ヒロイズム 本間昭光  
10 promising 長瀬実夕 BOUNCEBACK 中村太知  
11 光さす場所 長瀬実夕 ヒロイズム 本間昭光  

リリースデータ

2007年11月21日 初登場45位 売上0.5万枚 Produced by 本間昭光 CAM ENTERTAINMENT

長瀬実夕1stアルバム。元ZONEのメインボーカルの解散後再始動アルバムにして結果的に唯一のアルバム。1ヶ月前のシングルで再デビューを果たした。シーエーモバイルという携帯事業系の会社がエイベックスとの提携で(販売元がエイベックス)新たに音楽レーベルを設立し、そこの第1弾アーティストとなった。レコード会社は移籍したが、所属事務所はランタイムのままとなっている。ZONE解散前の2枚のソロシングルはソニーから出ていた事もあり未収録。プロデューサーはポルノグラフィティのヒットメーカーak.hommaとして有名な本間昭光。作曲はしておらずプロデュースと編曲のみにとどまっている。ZONE時代には無かった自作曲も2曲収録されている。ブックレットに実夕と笑いあう深水元基、さらにマイク眞木やら中尾明慶といった俳優勢の姿が確認できて謎だが、「Key」のPVがストーリー仕立てになっておりその登場人物だったためである。このショートムービーとPVは次のシングル『Rose』初回DVDに収録されてようやくその時のものだったことが判明した。今作以降は翌年にシングル2枚を発売するもCAMが音楽事業からすぐに撤退してしまい、以降のリリースは途絶える事となった。

先行シングルの雰囲気そのままで基本的にシリアス路線。全体的に空気が重たい。バンドサウンドではあるがドラムまで表記があるのは1曲目のみ。後はギタークレジットやシンセクレジットがある程度でアレンジャーがほぼ全部の楽器を手がけている「All Other Instruments」表記となっていて打ち込み中心のようだ。ただサウンドは厚めで軽さはあまりない。ギターを効かせたバンドサウンド風の打ち込みロックが主流でZONE時代ソロのようなR&B路線はない。本人作曲も作家と比べて明らかに地味とかいうことはなく遜色ない。

気になるのは心情吐露系の「free」以外は7曲目までのほとんどが失恋ソングで、一応ZONE解散以降の心の闇や後悔を恋愛に置き換えているようにも読めるが終わった関係をいつまでも振り返ったりと恋愛感情一直線の歌詞が並んでいる。ソニー時代も大人っぽい恋愛感情ソングを作詞していたが、幸せな空気皆無のただ一方的に求愛的な感情だけが歌われるのは正直重苦しくて苦手。/唯一恋愛が現在進行形の「素直になれずに」でも、恋愛依存状態に陥っていたりして幸せというよりかは苦しみでしかない。10代らしい明るさは皆無。作中最も激しい愛を歌う「GAME」が何故か東日本女子駅伝の応援歌と言うタイアップがついているのも謎だ。一転してようやく8曲目で恋愛なしの軽快な曲が登場する。アルバム中唯一明るい曲調で今を受け入れて前へ進んでいこうというポジティブさに溢れている。個人的には歌詞はこういう路線を増やしてくれないと辛い。その後3曲は恋愛ではなくZONE解散後の抜け殻状態だった時の心境をそのまま歌にしたような曲。最後は歌うことを決意して新たな道を進んでいこうとする前向きさは見せているものの、雰囲気は前半同様にシリアスである。アイドル的な側面はほとんどないが、歌声は激変していないので(成長はしているが)、ソニー時代のソロに比べればZONEファンにも受け入れられるかと思う。ZONEに興味が無かった人は…どうだろうか。とりあえずZONEのアイドルっぽさがネックになっていたけどボーカルはけっこう良かったんじゃん?とか思ってた人なら損は無いかな。

Gateway to Tomorrow

印象度★★★☆☆

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