バレッタ 個人映像 全感想

Type-A

生田絵梨花×佐久間正英「a gene」
夏に末期がんであることを公表した佐久間正英。逢った事は無かったそうだが実は生田の父の従兄弟だったらしい。というわけでコラボが実現し、前々作「君の名は希望」を生田がピアノ弾き語りしながら佐久間正英とレコーディングセッション。フルコーラスで音源が流れているものの2人がスタジオで作業したり会話したりしている様子は映像としては流れるが音声はオフ。ひたすら2人が奏でる音にのみ集中できる仕上がりにしたのは正解だったと思う。楽曲の良さもあるけど物凄く引き込まれる演奏だ。

斉藤優里×山田篤宏「A Girls'Talk」
喫茶店で元同級生とガールズトークしているという内容だが、友人がアイドルソング聞かないので新曲の感想求められてもよく分からなかったり、アイドルなので同窓会に呼ばれなかったりと地味にすれ違いつつもとりあえず友情にヒビが入る事も無く…という結局何がしたかったのかよく分からない内容。本人のキャラに似せたつもりだと監督が言っているのでそういう意図ならまあ分からなくもないか…。ただ全面モノクロ映像は良くなかったと思う。

高山一実×中村太洸「高山と松茸」
料亭でひたすら高山がおいしそうに松茸料理を食べる。それだけ。おいしそうですね、としか。

永島聖羅×林辰郎「例えると」
こっちは延々と焼肉食べてるだけの映像。高山のと違って食べてる音声はオフで、別収録された焼肉に関連するインタビューが延々と流れているものの、最後の方はメンバーや将来の夢まで焼肉に例えるなど意味不明。あと焼肉屋の映像暗すぎ。

畠中清羅×山岸聖太「逃げろ畠中」
アイドルが写真週刊誌の魔の手から逃げるための方法としてひたすら映像切り替えまくり、真面目なトーンでひたすら喋り続けるというシュール系。そこそこ面白い。

樋口日奈×長崎愛「巫女さん一日体験」
1日巫女さん体験をするという内容。監督コメントによれば自分が学生時代にバイトしてた場所でそのままやってもらったらしい。巫女さんの格好って何か清楚さ20倍界王拳な破壊力がある気がする(意味不明)…。後半はほとんど近所の子供と遊んでいる。イマドキの子供ってなんか外で集まっても通信ゲームとにらめっこみたいな光景しか見かけなくなったような気がしていたけどこんな昔懐かしな事やってる子供って実在するんだろうか…。

堀未央奈×柳沢翔「milk」
二期生はまとめて最後に紹介されているけど今作センターなのでこの人だけは単独で映像が制作されている。クラスの少年にインタビューしているかと思いきや相手は女性だったという事でマイノリティとその道で生きる覚悟みたいなのが提示されてるのかな、たぶん。

松村沙友理×岩崎う大(かもめんたる)「アイドルと芸人」
なんか相手はコントで優勝した芸人らしいが全く知らなかった。芸人とは思えない真面目なトーンで今回の映像で何をやるかについて2人で話し合っていて流れでキャッチフレーズをやってもらうことになり、それを見た岩崎が硬直、アイドルの過酷さを実感するモノローグが入るという面白さのカケラもオチも無い…。

若月佑美×ZUMI「若月46」
多重人格アイドルという設定で若月が次々といろんなキャラで登場。意外と女優向き?

和田まあや×林隆行「雨と傘」
雨と傘と心模様をテーマにした心情系。クリエイター系は理解しようとしないと理解できない。

2期生紹介@
イメージ映像+簡単な自己紹介+「好きになってくれますか?」(人によって微妙に台詞は違う)の構成で2期生が紹介されていく。まとめて同じ監督が制作したため、フォーマットはほとんど同じなのでまだ区別がつく段階には至らない。

 

Type-B

生駒里奈×熊坂出「生駒里奈、踊る」
オリジナル曲を渡された生駒が自らテーマと振付を考えて踊るというドキュメント。ちょっとイメージに無い新たな魅力が見れた気がする。

伊藤寧々×山本ワタル「滑って、回って、その場で一言」
スケートでくるくる回りながら滑った後にカメラの前に来て何か言う、という内容。この子、前回も何か延々と好きって言わされてなかったか?こんなにスケートが出来たところに意外性があったので、台詞よりも普通にもっとリンクでクルクル回ってるところを集中的に魅せた方が良かったんじゃ…。

井上小百合×宮地昌幸「よせてはかえし」
延々台詞で世界観が語られるセカイ系。中盤の井上がオールCG人形なのは何故?

川村真洋×佐藤亜美「まひろ360」
360度のカメラで撮影してそれを切り貼りした特殊効果でダンスや格闘を見せるクリエイター系。確か以前厚化粧クール系で全く誰だか分からない映像作らされたのが川村真洋だったと思うけど今回は色々な表情が見れてアイドルらしい川村真洋の魅力を撃ち出せたんじゃないだろうか。

齋藤飛鳥×戸塚富士丸「齋藤飛鳥 電波ジャック中」
架空の作品CMが次々に登場。色々な表情が見れるのが新鮮か。

斎藤ちはる×中島望「アイドル日々の行い」
公園で握手の練習したり、部屋で研究ノート見せたり、自主ダンスレッスンする自撮りのドキュメント風に見せかけてあからさまに作られた感のある謎の映像。

.西野七瀬×大来優・鳥巣 智行「動く写真集」
静止画の中に背景の一部や顔の一部だけが動いているという合成を駆使した動く写真集。今作ではほとんど素材の魅力を生かす方向で各クリエイターが奮闘している中で自己満足クリエイター系の極致。初期にこういう自己満系が多かったので久々に来ちゃったって感じ。

能條愛未×池田一真「レバーこわい」
3人1役で落語に挑戦した異色作。レバー怖いと言っておいて実は好物で旨そうに食べるというオチは何でもないように見えるが監督コメントによると能條本人がリアルにレバー嫌いらしい。そう考えると3役の演じ分けに加えてかなり頑張ったのでは。

橋本奈々未×中島和哉・菊池浩史「TRASH BOX」
残業していた深夜の社内で突如ゴミ箱からニワトリの鳴き声が聞こえてきて除くと別の世界が…というザ・世にも奇妙系。オチも完全に世にも奇妙系。月9ドラマ内で放送された連続コントで主要キャストと一切絡まないという苦行をこなした女優橋本に怖いものは無い。

深川麻衣×丸林良彰「まいmyパーツ」
自分語りで自分の体のパーツを紹介していく内容。クリエイター系ではなく素材の魅力100%といった感じなので、基本的にはこういう映像の方が見やすい。

2期生紹介A
うん、もうおんなじにしか見えないよね。

 

Type-C

秋元真夏×青山裕企「守りたい。真夏」
病院を舞台にした写真集。写真とメイキング映像で構成されたシンプルさで映像や演出によるクリエイターの自己満足要素が無いところがグッド。

伊藤万理華×湯浅弘章「万理華」
病院を舞台にして少年との交流を描いたドラマ。毎回変な歌を発表していたので今回も変な歌を期待していたんだけどこれはこれでちょっと大人になったのと女優としての新たな一面が見れたので良しとするか。

衛藤美彩×福居英晃「いたずらな片想い」
オリジナルの曲に自身で歌詞をつけるという音楽制作企画モノ。アイドルとはいえ歌手なのでやはりこういう音楽が絡んだ企画は面白い。しかも作曲編曲を担当したのがJungle Smileの吉田ゐさを。そんな大物をこんなところで起用していたとは!これまでもこの個人映像企画でオリジナルの曲はいくつか出てきたが楽曲のクオリティはやはり圧倒的。つーかこんなところで依頼してないでシングル楽曲の発注をしろよ!

川後陽菜×山崎連基「川後陽菜による特別授業」
その場で提示された内容を10分で覚えて20秒で授業するという内容。特に感想が…。

桜井玲香×岡川太郎「City Lights」
夜の都会でクールにキメているだけのアート系。意味不明。

白石麻衣×Ray「cover girl」
2013年から出ている女性誌「Ray」による白石麻衣の魅力に迫るドキュメント番組のような仕上がり。制作が個人のクリエイターではない事もあってか今作の中ではかなり異色。

中田花奈×金秀峯「応援するって何だろう?」
応援について自問自答し続けるシュール系哲学。学ラン姿で応援しているのが意外と普段よりかわいい。

中元日芽香×石田真「空へ」
初選抜ということでパラグライダーで空へ飛ぶという爽快映像。全力で楽しんでいるところが良い。

星野みなみ×大久保拓朗「blog hamlet!」
特に意味のない行動と意味のない台詞を延々としゃべっている謎映像。この人の声は甘ったるいのでその魅力を前面に打ち出したということなんだろう。

大和里菜×東海広宜「YAMATO WINK」
延々とウインクしまくるがほとんど両目つぶっちゃってて出来てないという謎映像。最後はできるようになるのかと思ったが全く上達してねぇし…。

2期生紹介B
テンプレート映像にはさすがに飽きがくる。

市來玲奈
公式ページにはこっそり追記されており、公式のニュースでも発表されたものの、CDパッケージやブックレットには表記されていないシークレット映像。一期生で唯一この人だけ映像が制作されておらず、その理由はどうやら制作期間とテストが被ったのが理由のようだ。というわけで楽屋でバックがうるさすぎる中での聞き取りにくいインタビュー映像がちょろっとおまけで入っている。

なお今作には以前はあったPVメイキングがわずかずつ流れていくED映像が無い。