V(ビバ)

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 踊ろう 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治  
2 大好き 大原櫻子/
亀田誠治
亀田誠治 亀田誠治 5thシングル 最高5位 売上2.1万枚
3 キミを忘れないよ さくらももこ 亀田誠治 亀田誠治 4thシングル 最高6位 売上2.6万枚
4 勇気と微笑み 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治  
5 メロディー 亀田誠治/
TSUKASA
TSUKASA 亀田誠治  
6 真夏の太陽 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治 3rdシングル 最高11位 売上2.5万枚
7 こころ 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治  
8 サイン 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治  
9 トレモロレイン 六ツ見純代 安岡洋一郎 亀田誠治 5thシングルC/W
10 Dear My Dream 大原櫻子/
亀田誠治
亀田誠治 亀田誠治 4thシングルC/W
11 君になりたい 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治  
12 September 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治  
13 Scope leonn 小名川高弘 亀田誠治  

リリースデータ

2016年6月29日 初登場3位 売上4.5万枚 Produced by 亀田誠治 ビクター

大原櫻子2ndアルバム。前作から1年3ヵ月ぶり。前作以降の3シングルとC/Wから2曲を収録。各シングルC/W2曲には「トレモロレイン」以外は何らかのタイアップがついていたが4曲が未収録となった。15年11月の「キミを忘れないよ」以降、紅白初出演を挟んで次なる展開が待たれる中で半年以上(7ヵ月)リリースが無く、16年2、3月にはコロプラCMタイアップとして新曲「STEP」が大量OAされていたものの配信ですら発売されなかった。6月1日に7ヵ月ぶりとなるシングル「大好き」がリリースされ、これを先行シングルとしてその月末である29日に今作が発売された。「STEP」は「大好き」C/Wとしてようやく発売されたものの今作には未収録。初回VIVA盛盤は『大原櫻子 2nd TOUR 2015 AUTUMN〜秋櫻タルトを召し上がれっ☆〜@Zepp DiverCity(TOKYO)』を全曲収録したライブDVD+64Pフォトブック付属。初回ミラクルミラー盤は今作のリード曲「サイン」を元にして制作された本人主演のショートムービー「サイン」を収録したDVD付。通常VIVA盤はCDのみ。3種2パターン複数商法。

引き続き亀田誠治の全面プロデュース体制が継続。今作ではC/W、アルバム曲にドラム打ち込み、もしくは「All Instruments:亀田誠治」表記の亀田誠治1人でのオケ制作楽曲も見られるが、予算に限界が出てきたというよりかは曲調に幅を持たせるためといった印象が強い。亀田誠治プロデュースには異色な全面電子音が鳴り響く「Dear My Dream」は特に異色だけど、人件費削減により打ち込みでバンドサウンド風に済ませたといったありがちな感じはほとんどなく、打ち込みは生では出せそうにない音を出すために使い分けている感じ。

16年1月で20歳を迎えたが、10代の若さ、ひたむきさ、まっすぐさを120%全面展開させた1stを越えるのは至難なわけで、同じことをやっても前作の縮小生産にしかならないのは既に明白だったと思う。「真夏の太陽」にしても「大好き」にしても大原櫻子らしい明るくポップな王道ナンバーだったが、もう完全にらしさが確立されていて早くも「いつもの」感が漂い始めていただけに、C/Wやアルバム曲で曲調を変えて幅を持たせてきたのは良かったと思う。1曲単位で前作の前半を越えるような勢いは正直無いかなとは思ったんだけど、後半にやや失速した前作に対して、今作は最後までバランスが良いのでアルバムを聞き終えての全体的な感触は今作の方が良い

それこそ今作をもっと売ろうというなら15年4〜9月まで使用されていた『めざましどようび』テーマ曲の「Glorious morning」(3rdC/W)や、数ヵ月おきに交換していたのでやたら多いコロプラタイアップ曲「Special day」(4thC/W)、「ステップ」(5thC/W)と、入るだけ詰め込んでしまえば良かったわけだがそれをしていない。特に「ステップ」は2016年になって最初の新曲としてOAされていたので「大好き」よりも聞き覚えがあるリスナーも多かったはず。しかし今作にはC/Wで唯一タイアップすらなく方向性としても毛色の異なる「トレモロレイン」をあえて収録したということはアルバムのトータル性や収録時間(56分)などバランスを優先して考慮したものと思われ、結果的にそれが良かった。

B01FXF2JZ0初回VIVA盛盤DVD付  B01FXFAQPK初回ミラクルミラー盤DVD付  B01FXFHSIS通常VIVA盤 

印象度★★★★☆

2016.8.8更新

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