REBECCA SINGLES

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 ウェラム ボートクラブ 木暮武彦、有川正沙子 木暮武彦 1stシングル 100位圏外
2 ヴァージニティー 宮原芽映 土橋安騎夫 2ndシングル(アルバム同発) 100位圏外
3 ラブ イズ Cash NOKKO、沢ちひろ 土橋安騎夫 3rdシングル 最高54位 売上3.8万枚
4 フレンズ NOKKO 土橋安騎夫 4thシングル 最高30位 売上30.7万枚
5 RASPBERRY DREAM NOKKO 土橋安騎夫 5thシングル 最高4位 売上21.8万枚
6 LONELY BUTTERFLY NOKKO 土橋安騎夫 6thシングル 最高6位 売上11.8万枚
7 モノトーン ボーイ 松本隆 土橋安騎夫 7thシングル 最高3位 売上15.4万枚
8 NERVOUS BUT GLAMOROUS NOKKO 土橋安騎夫 8thシングル 最高7位 売上9.8万枚
9 MOON NOKKO 土橋安騎夫 9thシングル(カット) 最高20位 売上4.6万枚
10 ONE MORE KISS NOKKO 土橋安騎夫 10thシングル 最高5位 売上13.4万枚
11 VANITY ANGEL NOKKO 土橋安騎夫 11thシングル 最高12位 売上8.2万枚
12 Super Girl NOKKO 土橋安騎夫 12thシングル(カット) 最高11位 売上4.3万枚
シングル1曲目のSUPER REMIXではなくC/W(3曲目)収録のオリジナルバージョン
13 LITTLE ROCK NOKKO 土橋安騎夫 13thシングル 最高4位 売上11.3万枚

リリースデータ

1993年11月21日
2009年8月19日(Blu-spec CD)
初登場28位、最高18位
300位圏外
売上14.3万枚
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Ki/oon Sony Records
Sony Music Direct

メンバー

Vocal NOKKO
Keyboards 土橋安騎夫
Bass 高橋教之
Drums 小田原豊

REBECCA3rdベストアルバム。初のシングルコレクション。アルバムの正式名称は『REBECCA SINGLES』だが、ジャケットには『SINGLES 1984-1990』の表記があるため、当時のO社には『REBECCA SINGLES 1984-1990』の名称で登録された。1st〜13thシングルまでのシングルA面曲をすべてシングルバージョンでリリース順に収録。12インチシングル3作はシングルとカウントされず収録されていないが、CD移行後のリミックスシングルだった「SUPER GIRL」のみ通常シングルとしてカウントされている。ただしメイン(1曲目)の「Super Girl(SUPER REMIX)」ではなく、3曲目に収録されていたオリジナル(アルバムからそのままシングルカットしたもの)が収録されている。また4thシングル両A面曲だった「ガールズ ブラボー!」は未収録、掲載されているディスコグラフィーでも「フレンズ」単独A面にされている。ディレクター山西昭司によるライナーが記載されているものの、アートワーク関連のスタッフクレジット以外は表記されていない

09年に通常プレイヤーで再生可能な高音質CDとしてソニーがBlu-spec CDを市場に投入。過去の基本的にシングルコレクション系のベスト盤を各アーティスト1作ずつ選んで一斉にBlu-spec CDでリリースしたが、REBECCAからは今作が選ばれた(ラルクは『Clicked Singles Best 13』、T.M.Revolutionは『1000000000000』、当時ベスト盤のなかったYUIはC/W集の『MY SHORT STORIES』をBlu-spec CD化)。リマスターは行われず、Blu-spec CD化したのみである。この09年盤では公式にならってO社の登録は『REBECCA SINGLES』となった。

また2010年の『GOLDEN☆BEST REBECCA』は今作と後の『Coupling Songs Collection』を合体させ、remixed edition展開以降の2シングルも追加した実質的なグレードアップ版となる。このためこの2作は実質的に役目を終えている。

解散後も編集盤のリリースが毎年続きネタ切れになり単純なシングルコレクションに走った、と捉えられなくもないが、当時はそれなりに意味があったんだと思う。オリジナルアルバム7作を全部集めてもシングルが抜けまくるし、『The Best of Dreams』『The Best of Dreams another side』といったベスト盤で一気に集めようとしても「VANITY ANGEL」だけ抜けていた。しかもオリジナルアルバム、ベストアルバム共に曲によってはリミックスされていたりするので、シングル13曲が一気にシングルバージョンで聞けるというシンプルながら実は初のこのシングルコレクション、割と画期的で資料的価値は高く、編集意図も明確で分かりやすい1作。何気に「RASPBERRY DREAM」と「LITTLE ROCK」はシングルバージョンでアルバム初収録だし。

ベスト盤になるとどうしても4thアルバムに偏る傾向があるけど、今作はシングルコレクションなのでシングルA面という側面から満遍なくバンドの変化をお手軽におさらいできる。バンド後期はやはり初期のような煌びやかさは影を潜めて落ち着いた作風が増えてくるけど、正真正銘メンバー4人が最後に一緒にスタジオに入って原点回帰で作ったという「LITTLE ROCK」でシンプルなところに回帰して終わるという締め方には改めて潔さを感じられる。

2009年のBlu-spec CDに関しては、当初ソニーは「現在お持ちのCDプレイヤーで、高品質を実感できます」などと封入チラシに堂々明記して高音質をアピールしていた。だが当時のREBECCAは2004年にリマスターBOXを発売、2007年に紙ジャケリマスターでオリジナルアルバム7作を発売して旧作のリマスターを進めていた。前述のようにシングルバージョンをシンプルに聞きたいなら今作なのでBOXやオリアルリマスター後も今作の需要は少なからずあった。しかし聞いてみれば93年のオリジナルの音源そのまんまだったことからファンからは不満の声が相次いだと思われ、Amazonのレビューも散々である。実際Blu-spec CD盤を聞いたが、高音質などまるで実感できなかった。今作の上位版でありリマスターされた普通のCD『GOLDEN☆BEST REBECCA』を聞いた方が明らかに音がいい。ただ『GOLDEN☆BEST REBECCA』に比べると今作のオリジナル(93年盤)の方が入手しやすく、別にリマスターとかどうでもいいからシングルA面だけ聞きたいというなら現在でも推奨される1作。

なおソニーにもさすがに悪い反響が多く届いて反省したのか、後にBlu-spec CD 2に進化させた際は「現在お持ちのCDプレイヤーで、高品質を実感できます」といった安直な断言をマイルドな文面「高品質による新しい発見をご体感ください」に書き換え、Blu-spec CDのチラシの説明文にあった「それぞれの楽器がヴォーカルがみずみずしい輝きと新しい発見を伴って聞こえてくることでしょう」「コンサート会場のVIPシートで聴いているような最高のバランスと臨場感を楽しんでいただけます」といった音に関する具体的な言及は全文削除。同時にアピールの主眼を図解を駆使しての技術的な部分に集約させる形に改善。さらに同時に最新リマスターを施す(施さなくても過去にされた場合はそっちの音源を使用する)といった方針に切り替えた。これによってリマスター効果で音が良くなっているのに、Blu-spec CD2だから音がいいという方向へ持っていくことにある程度は成功したと思う。2013年に発売されたREBECCAのオリジナルアルバム7作とリミックスアルバム3作はまさにリマスターでBlu-spec CD 2であり、それに該当する。

SINGLES   REBECCA SINGLES09年Blu-spec CD盤 

印象度★★★★☆

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