Silent Siren Selection

DISC 1
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Sweet Pop! すぅ クボナオキ samfree&クボナオキ 1stシングル 最高23位 売上0.4万枚
2 stella☆ すぅ クボナオキ samfree&クボナオキ 2ndシングル 最高19位 売上0.5万枚
3 すぅ クボナオキ samfree&クボナオキ 1stアルバム『Start⇒』収録曲
4 Remember すぅ クボナオキ samfree&クボナオキ 1stアルバム『Start⇒』収録曲
5 want CHU Silent Siren クボナオキ samfree&クボナオキ 1stアルバム『Start⇒』収録曲
6 Soda すぅ クボナオキ samfree&クボナオキ 1stアルバム『Start⇒』収録曲
7 ビーサン すぅ すぅ&クボナオキ クボナオキ&samfree 3rdシングル 最高10位 売上1.8万枚
8 I×U すぅ クボナオキ クボナオキ&samfree 4thシングル 最高9位 売上1.5万枚
9 LOVE FIGHTER ひなんちゅ クボナオキ クボナオキ&samfree 4thシングルC/W、2ndアルバム『31Wonderland』収録曲
10 「Are you Ready?」 あいにゃん クボナオキ クボナオキ&samfree 2ndアルバム『31Wonderland』収録曲
11 Delay すぅ クボナオキ クボナオキ&samfree 2ndアルバム『31Wonderland』収録曲
12 ぐるぐるワンダーランド ゆかるん クボナオキ クボナオキ&samfree 2ndアルバム『31Wonderland』収録曲
13 ラッキーガール Silent Siren クボナオキ クボナオキ&samfree 5thシングル 最高6位 売上1.9万枚
14 恋花 すぅ クボナオキ クボナオキ&samfree 5thシングルC/W
15 LOST.W すぅ クボナオキ クボナオキ&samfree 5thシングルC/W

 

DISC 2
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 BANG! BANG! BANG! あいにゃん クボナオキ クボナオキ&samfree 6thシングル 最高10位 売上2.0万枚
2 What show is it ? すぅ クボナオキ クボナオキ&samfree 6thシングルC/W
3 恋い雪 あいにゃん クボナオキ クボナオキ&samfree 7thシングル 最高10位 売上1.7万枚
4 爽快ロック ひなんちゅ クボナオキ クボナオキ&samfree 7thシングルC/W、3rdアルバム『サイレントサイレン』収録曲
5 チャイナキッス すぅ クボナオキ クボナオキ&samfree 7thシングルC/W(初回盤C以外)
6 KAKUMEI すぅ クボナオキ クボナオキ&samfree 8thシングル(限定) 最高8位 売上0.8万枚
7 DanceMusiQ すぅ クボナオキ クボナオキ&samfree 3rdアルバム『サイレントサイレン』収録曲
8 女子校戦争 すぅ samfree samfree 3rdアルバム『サイレントサイレン』収録曲
9 曖昧 me mine すぅ クボナオキ クボナオキ&samfree 3rdアルバム『サイレントサイレン』収録曲
10 ハピマリ すぅ クボナオキ クボナオキ 9thシングル 最高8位 売上1.5万枚
11 八月の夜 すぅ すぅ クボナオキ 10thシングル 最高8位 売上1.8万枚
12 alarm すぅ クボナオキ クボナオキ 11thシングル 最高5位 売上2.0万枚
13 キミスキスマイル すぅ クボナオキ クボナオキ 11thシングル通常盤BのみC/W
14 チェリボム すぅ クボナオキ クボナオキ 4thアルバム『S』収録曲
15 吉田さん すぅ クボナオキ クボナオキ 4thアルバム『S』収録曲

リリースデータ

2017年3月1日 初登場9位 売上1.2万枚 Sound Producer:クボナオキ Dreamusic

メンバー

Vocal&Guitar すぅ(吉田菫)
Bass あいにゃん(山内あいな)
Keyboard ゆかるん(黒坂優香子)
Drum ひなんちゅ(梅村妃奈子)

Silent Sirenメンバーセレクトアルバム。サイサイの日(3/1)サイサイ価格(通常盤の税抜き価格が3131円)で31曲収録メンバーセレクトアルバムとして発売された。実質的なベストアルバムだがベストアルバムという言葉は一切使用されていない。16年末にDreamuiscからユニバーサルへ移籍を発表。バンド名をSILENT SIRENとすべて大文字表記に変更して、今作と同時発売でシングル「フジヤマディスコ」を発売してユニバーサルで新たなスタートを切った。公式ブログでは告知されていたが、公式サイト本体では改名とシングル「フジヤマディスコ」を宣伝し、今作に関しては触れておらず、ディスコグラフィーにも掲載していない。今作はDreamuiscによるペラ1枚の特設サイトのみで宣伝された。ジャケットはアートワークになっており、ブックレット内では過去のアーティスト写真、ジャケット写真は使用されているが今作のための新規の写真は使用されていない。C/Wだった「恋花」、「LOST.W」、「What show is it ?」、「チャイナキッス」、「キミスキスマイル」の5曲がアルバム初収録。初回盤はこれまでのMV23曲を収録したDVD付。

一般的な移籍に伴う前レコード会社によるベストアルバム発売であり、大文字改名も移籍絡みの大人の事情もあったのではないかと思われる。Perfumeが2012年の移籍の際に前レコード会社から実質的なベストアルバムを出しながらもグローバルコンピレーション盤(別に海外で発売したわけではないのに海外向けの選曲と言っていた)と言い張ってベストアルバムとしなかったのと同じような状況だ。公式ブログの方では形式的な告知は行っていたが、公式サイト本体では新曲「フジヤマディスコ」発売告知のみを掲載し、各種インタビューでも今作には触れずに「フジヤマディスコ」と移籍に伴う新たな決意のみを語っていた。一応メンバーセレクトという形にして非公認色を薄めてはいるが、プロモーションがあまりされずにベストアルバムだとも銘打たれなかったため、2〜4thアルバムを下回る売上となり、同時発売の「フジヤマディスコ」も大きく下回った(ただしシングルは複数商法)。

選曲はシングル表題11曲+C/W、アルバムからの選曲をリリース順に並べたものでヒストリー的な内容になっている。アルバム未収録のC/W収録はあるものの、4枚のオリジナルアルバムから半分前後の楽曲が選ばれているので、バンド名に合わせた31曲を選ぶには時期が早すぎであり、選びすぎであり、メンバーセレクトというほどのこだわりや厳選した感じがしない。逆にベストというほど絞り込んでないのでベストアルバムとは名乗らなかったのかもしれないがどうなんだろう。

そんなわけでこれ以上聞く気がしなくなるこれだけ聞いとけばOKな典型的な1作完結型の重量級ベストアルバム。ファンシーで中高生女子ウケがよさそうな独自の世界観をたっぷり堪能できるが、この部分でかなり好みは別れそう。かわいらしい雰囲気ではあるのでアイドルっぽく思われがちだが、このバンドは女子校的な女子向けのかわいさやガーリーさであって、女性アイドル界隈とはまた趣が異なる。歌詞まで含めて聞こうとすると個人的にはどうにも居心地が悪いというか別次元

本人たちもフェス界隈でもう少し認められる存在になりたいという意欲を近年よく語っているが、そっち方面では確かになかなか噛み合わなそうな感じ。ただライブで盛り上がるようなアッパーな曲がほとんどだし、ちゃんと聞いてみるとバンドサウンドもしっかりしているし、時系列で聞いていくとバンドがより充実していくのも分かる。クボナオキによる楽曲もキャッチーなものが多くて聞きやすい(共同アレンジャーsamfreeの功績も大きかったと思われるが、31歳の若さで急死したため4thアルバム以降はクボナオキ単独になった)。イメージだけで聞かないのはもったいないバンドだと思う。

Silent Siren Selection(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  Silent Siren Selection通常盤 

印象度★★★★☆

2017.7.24更新

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