2004年11月発売編

ユメリアル 岸本早未 2004/11/03 新品購入 初登場49位 売上0.3万枚
1.ユメリアル
何気なく訪れた公式サイトでこの曲がかかったとたんにノックアウト。これまでの曲とはちょっと違った明るくてポップな曲。等身大のかわいらしい歌詞もそうだがサビのつきぬけ具合が最高に心地いい。今作で初のタイトル曲作詞。「ユメリアル」とは「夢みたいに居心地がいい現実」という意味の造語。作曲は元ZYYGの後藤康二。

2.for...You from...Me
やはりこれも明るくてポップな曲。サビまではそうでもないがサビではポップさが全開になりやはり聞き心地のいいメロディー展開を聞かせてくれる。ポジティブ思考な片思いの歌。作曲編曲はthe★tambourinesの麻井寛史。C/Wにしては随分素晴らしい出来だ。

3.cloudy
この後リリースされた2ndアルバム未収録曲。愛内ファンに不評な輝門の作曲。どことなくそれっぽいが愛内だったらタイトル曲までは行かないがもっといい位置に持って行きそうな曲。けっこういい。岸本くらいの位置だとこのくらいでタイトル曲に持ってかれるもんだと思ってた。前2曲のポップ路線よりはややかっこいい方向性。彼の思いを「天気」にたとえた歌。

初のアルバム型ジャケットでスリーブケース入り(ケースを外せば別のジャケ写が!)という妙なところで凝っている。アルバムと連動の全員応募特典につられて購入したがGIZAの歌手でC/Wまで外れなしで「いい!」と思えたのは初めてだ。これは以前のシングルも集める価値があるかもしれない。

評価★★★★★(全曲良い)

Last Christmas/Wake Me Up GO! GO! Yuji Oda with Butch Walker 2004/11/03 レンタル 初登場6位 売上11.3万枚
1.Last Christmas
ドラマ『ラストクリスマス』オープニング曲。原曲を良く知っているだけに違和感が大きい。原曲のロックバージョンという感じだろうか。原曲は好きなので借りたのだが、やはりサビはまだしもそれ以外の歌い回しを変えすぎて違うメロディーになりかかっているってのはちょっと…。どういうわけか2番がなく3分ちょいで終わってしまうためすごいあっさりした印象。

2.Wake Me Up GO! GO!
こちらもワム!のカバーでこれが主題歌なのだがあまり主題歌っぽくない。こっちは原曲知らないので普通に楽しめた。やはり短くて3分台で終了してしまう。

無理にカバーする必要はやはりなかったような。しかし、近年のこの人は自分のドラマの主題歌は自分で歌わないと気がすまないみたいだしな。

評価★★★☆☆

黄昏ロマンス ポルノグラフィティ 2004/11/10 レンタル 初登場3位 売上12.7万枚
1.黄昏ロマンス
初めて晴一が作詞作曲がタイトル曲。彼の曲自体、今まで一番少ないのだがまさかいきなりA面とは。ドラマ主題歌なわりに妙に地味な曲であまり印象には残らない。しかし、わりと聞き込める曲でもある。

2.Sheep〜song of teenage love soldier〜
こちらは昭仁が作詞作曲。タイトル曲もメンバー作で地味なためかC/Wでもなかなかレベルが高く感じる。けっこう明るいノリのいい曲だが、いつものような中途半端ポップ感があまりない。

3.小説のように
ak.homma作曲、昭仁作詞のバラード曲。静かな曲。やはりそれなりに聞ける。

タイトル曲が地味なせいかC/Wのレベルがあがったせいかタイトル曲とC/Wの差が偉く縮まった気がする。そのため、全体的にはいいシングルだったと思える。

評価★★★☆☆

正夢 スピッツ 2004/11/10 レンタル 初登場4位 売上13.8万枚
1.正夢
久々のスピッツ王道タイプの曲。ストリングスでさらに壮大な感じが増している。サビの広がり方とか最高。『スターゲイザー』も良かったがやはりこういうのを待っていたんだなと改めて思った。

2.リコリス
アコースティックな曲。C/Wではやや奇妙ながらそれでも相当聞けるレベルの曲を持ってくるのは期待通り。

アルバムが非常に楽しみである。

評価★★★★☆

チキンライス 浜田雅功と槇原敬之 2004/11/17 レンタル 初登場2位 売上18.9万枚
1.チキンライス
松本人志が作詞。なかなかいい歌詞を書く。問題は浜田のやや間の抜けた歌唱である。松本本人が歌ったほうがいいような気がするが。槇原はほとんどコーラス。わりとさらっとした曲であまり気合は感じなくじんわりした良さのある曲。いい意味で軽く作った曲なのだろうか?

2.チキンライスができるまで〜松本人志〜
曲のインストをバックに松本が作詞の裏話を延々語る。

初回盤に入っているという直筆の歌詞がレンタルにもくっついていた。初回特典など買った人に得がいくようなものをレンタルにも入れておくってのはどうなのか?借りたほうとしてはラッキーだがそういうとこ徹底しようよ。

評価★★★☆☆

自分のために/for you TOKIO 2004/11/17 レンタル 初登場4位 売上11.5万枚
1.自分のために
『ナースマンがゆく』主題歌。ドラマを見ていたがそういえばラストにかかってたなという程度の印象しかない。三三七拍子がふんだんに盛り込まれておりこれで好みが分かれそうだが個人的には気にならない。サビの疾走感やバンドアレンジ(けっこう+αされてるけど)などはここんとこ変な曲が続いていたので何気に久々。自分自身への応援歌。デビュー10周年にふさわしいバンドTOKIOとしての1曲と思える。

2.for you
両A面なのか。『メントレG』テーマソングということなのだがC/WにしてはいいがA面にしては普通な曲。自分のためと逆でこっちはあなたのためにというのは狙ったのか。

3.Nice Guys
城島と山口がメインの曲。アコースティックな曲調で男っぽい感じ。ジャニーズの中でもTOKIOだからこそ出きる曲のような気がする。

バンドサウンドよりホーンが効いていたり、途中でセリフが入ってたりと個人的にイマイチ続きだったので今作は久々に快作。

評価★★★★☆

日付変更線 広瀬香美 2004/11/17 レンタル 初登場90位 売上0.2万枚
1.日付変更線
2年ぶりの再始動。なんでもライブで高音を維持できなくてキーを下げたりしたこともあって肉体改造に挑み、声帯も改造したらしい。ゆえに以前よりちょっとパワフルな感じになっている。ただどうにも違和感がある。前のほうが親しみがもてたのだが…。肝心の曲のほうは大多数が期待する冬全開のアップテンポとは真逆の近年凝っている歌い上げるバラードタイプの曲。曲に関しては休止前の数年で急速に売れなくなったときに量産していたバラードナンバーと同じで悪くはないけど期待しているのとは少しズレている感じ。また、あまり冬っぽくもない。

2.日付変更線(中国語バージョン)
3.日付変更線(韓国語バージョン)
アジア進出にともない現地でのバージョンも収録。言語が違うだけで同じ曲が3曲も続くとさすがにきつい。

4.涙腺のバルブ
久々に自身で編曲も手がけているので期待したが単にデモバージョンみたいなアレンジになってるだけだった。やはり歌い上げるタイプの曲。悪くはないが…。

98年のベスト後、アレンジャー本間昭光を離れてからは「ボーカリストとしての自分に目覚めた」なんて語っていたがその意識は変わっていないようだ。よってかつてのイメージはもはや影も形もない。再始動ということだったが再始動らしいことはせいぜい声が変わったことくらいだった。

評価★★☆☆☆

今日はゆっくり話そう ZARD 2004/11/24 レンタル 初登場5位 売上3.1万枚
1.今日はゆっくり話そう
作曲:大野愛果、編曲:徳永暁人。黄金時代のアレンジをやや軽くした感じだがアレンジがかつての勢いに戻りつつ新境地に着地したような印象。バックのシャカシャカをもう少し厚くして、ギターも一時期に比べてかなり鳴りまくってるもののもう少し派手にやってくれてもよい。近年では最高傑作。

2.淡い雪がとけて
作曲:寺尾広、編曲:徳永暁人。バラード系なので静かなアレンジだが『さわやかな君の気持ち』の3曲(すべて徳永暁人が作曲編曲)のときのような単調極まりないアレンジではなくなっているのでそれなりに聞ける。ただ肝心のメロディーが印象に残らない。

3.雨が降り出す前に
作曲:岩井勇一郎、編曲:葉山たけし。00年『Get U're Dream』で久々に姿を見せたものの以降完全にビーイングから離脱していた葉山たけしがついに復帰。それでも『Get U're Dream』はダンスっぽいアレンジだったので期待していなかったが今回のアレンジは90年代黄金期のビーイングアレンジそのもの。リズムもがっしりしていてギターもベースも厚く鳴り響いている。アレンジに関してはまさに狂喜するくらいの勢いなのに肝心のメロディーが2曲目に続いて印象に残らないのが難点。

せっかくに黄金期アレンジ、葉山復活も作曲家陣が不足していては意味がない。寺尾も岩井も悪くないのだが(といっても99年の迷走期を支えたのが彼らなんだけど)、なんとも平凡すぎな曲で印象に残らない。

評価★★★☆☆

聖者が街にやってくる LITTLE 2004/11/24 レンタル 初登場30位 売上0.8万枚
1.聖者が街にやってくる
同名曲をラップでアレンジ。サビはほとんどそのままで後はラップが延々続く。

2.12月
やや暗めなラップ。

3.いいの2004
過去にKREVAと共作していた曲のリメイクのようだ。特に言うことはない。

4.聖者が街にやってくる(a cappella)
バックトラックなしの声だけのバージョン。つまり逆インスト。間奏部分では無音が続くというシャレでやってるのかなんなのかよく分からないバージョンである。

KICK THE CAN CREWのLITTLEのソロ第2弾ということだったがソロにはあまり興味はなかった。「来たぜ〜この街に〜♪」だけ聞いて借りたもののそんなに趣味にあった曲ではなかったようだ…。

評価★★★☆☆

愛と欲望の日々/LONELY WOMAN サザンオールスターズ 2004/11/24 レンタル 初登場1位 売上36.5万枚
1.愛と欲望の日々
エロ歌謡曲的な歌。何言ってんだかよく分からない歌い方は桑田節全開。振り付けも話題になったがそこそこ耳に残るもののまあ期待以上ではないかな。そろそろ飽きてきたのかもしれない。

2.LONELY WOMAN
王道のミディアム調の曲。特に新鮮な感じもなくいいといえばいいがなんかやはり飽きてきたのかな?

3.イエローマン〜星の王子様〜 LIVE at デイファ有明
『TSUNAMI』の前のシングルでそのぶっ飛び具合のせいか、ベスト10入りも危うかったアルバム未収録シングル。何気に好きな曲だったがここではアレンジが大きく変更されていてややゆったりした感じになった。原曲の狂った感じがほとんど相殺されてしまっている。残念。

4.ラチエン通りのシスター LIVE at デイファ有明
はるか昔の2ndアルバム収録曲らしく原曲を知らない。4曲目という位置からもポップ路線とは程遠い趣味のようなジメジメ路線かと思ったがわりといいメロディーで普通にポップな曲だった。

全曲ハズレはなかったもののなんかもう何がきても「あぁ、サザンだね。まあいい曲だね」で終わってしまうような感じになってきた。

評価★★★☆☆

冬の口笛 スキマスイッチ 2004/11/24 レンタル 初登場6位 売上4.1万枚
1.冬の口笛
シングルにしてはやや地味ながら暖かい曲。聞き込むほどにはまってくる。今シーズンの私的ナンバー1ウィンターソングか?

2.弦楽四十奏のための『ドーシタトースター』
『夏雲ノイズ』収録曲のストリングスバージョンのようだ。ややまったりしていてあまり印象的な曲ではなかったがまあ悪くはない。

3.追伸<instrumental>
ピアノとアコギによる静かなインスト。エピローグ的な雰囲気。

シングルを借りたのは初めてになる。リリースペースはけっこうゆったりした感じになるのだろうか。

評価★★★★☆

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