2006年7月発売編

箒星 Mr.Children 2006/07/05 初回盤購入 初登場1位 売上41.7万枚
1.箒星
うっかり彗星と勘違いしてしまうが「ほうきぼし」である。01年のベスト盤以降の曲をいろいろ思い出す。イントロはどことなく『youthful days』っぽいし、雰囲気は『未来』、『ランニングハイ』、『Worlds end』辺りを混ぜたような感じ。でもさすがに名曲。上下の激しいメロディーはかなり覚えにくいのでカラオケ難易度は高そうだがこれ書いてる時点では間違いなく今年No.1の曲。これだけのクオリティを維持し続ける桜井和寿は確認しないでも天才だと思う。年取って高音が出なくなるとかそういう心配もなさそうだ。

2.ほころび
わりかし初期路線のポップな曲。『Sign』のときみたいにC/Wは王道外した実験曲が来るかと思って全く期待していなかったのでこの曲のそこそこのメロディーの良さには驚いた。

3.my sweet heart
少女に少女のままでいてよ、と唄う曲。前妻との間の娘がそろそろ年頃なのでその辺を意識しているのか、いないのか。こちらはいつものC/Wの路線。やや暗め。

初回限定盤ショートムービーDVD
箒星-Ordinary Beauty-

20分ほどのショートムービーPV。ジャケットにも出ている冴えない男性と冴えない女性の恋愛が成就するまでを描いている。ジャケット写真になっている空中はラストシーン。2人の心の葛藤の象徴として2人がそれぞれ何人も出てくるのだがCGではなく似た顔を見つけ出してきて同じ服、同じ髪型、同じ眼鏡をつけさせたようだ。彼らが見事なまでのダンスを披露するところはいろんな意味で圧巻だ。顔が似てるだけでなくダンスも出来なければいけないわけでけっこうそろえるの大変だったのではないか。曲とどう関係あるのかは少々不明だが…。

総合的にも当たりだったと思う。1曲A面での3曲入りは他に『Sign』があるがあの時はC/W2曲がさっぱりだったので特に今回は良かったように感じた。

 

評価★★★★★

魔法のコトバ スピッツ 2006/07/12 購入 初登場5位 売上11.2万枚
1.魔法のコトバ
スピッツのシングルは買わないと決めていたのだが(必ずC/W含めて後にアルバムでフォローされるから。また『冷たい頬』事件(笑)があったから)今回はあまりの安定的良さに買ってしまった。亀田誠治がプロデュースについたのが02年だったからもう笹路さんと同じくらいの付き合いになったんだなぁ。作品数は少ないけど。少なくてもこうやって毎回ハズレのない曲を出してきてくれればマイペースでも歓迎だ。スピッツも一気にロック化したりしてきたけど亀田さんと4年もやってきて笹路時代のポップ感とそれ以降の激しいサウンドの融合したようなちょうどいい雰囲気で落ち着いてきてそれも安定期に入ったようだ。今回もいい曲。

2.シャララ
C/Wはどうも実験的アコースティックのような音数の少ない曲が続いていたのだが今回はストレートなバンドサウンド。『魔法のコトバ』に比べればけっこうロック。でもまあC/Wならではのあっさり感もあるのでオリジナルアルバムが出ても入らないと思う。

評価★★★★★

PEACH:LIME//SHAKE 岸本早未 2006/07/19 購入 初登場64位 売上0.2万枚
1.PEACH:LIME//SHAKE
作編曲:後藤康二による春らしいさわやか友情ソング。春らしいというのは元々昨年4月に発売予定だったからだろう。夏のさわやかさにも適用可能ではあるがちょっとさわやか〜すぎて夏っぽくない。本当にごく普通なさわやかポップスでこれまではもう少しかっこよさとかあった気がするんだけどアイドルソング的。これはこれでいいんだけどとりあえず次の作品は早めにお願いします。

2.Life enjoy
聞いたことのない作曲・編曲者による楽曲。まあ普通。

3.JUMP!NG GO☆LET'S GO⇒〜883 Jumping 80's Mix〜
1年も待たせて3曲目がリミックスっていうのは…。新曲ないのか?いかにもなリミックスでテンポアップしている上に長ったらしくなく3分程度で終わる点は良い。

評価★★★☆☆

決意の朝に Aqua Timez 2006/07/05 レンタル 初登場4位 売上20.5万枚
1.決意の朝に
いい。とにかくメロディーがいい。もしかしてけっこう大ヒットする素質があるんじゃないかと思った。パッと聞きだといい感じだけど聞きこむと飽きるなんてタイプは多いけどこの曲は飽きない。けっこうスタンダードな名曲だと思う。

2.歩み
なんだかお経みたいなラップを延々早口で歌っているがサビでは爆音サウンド。サビはそこそこメロディーがあるのだが相変わらず早口で何を歌ってるのか分からない。

3.淋しき我ら
サビ以外はゆったりしていて、いい感じのメロディーなのだがサビではいきなりテンポアップで爆音。「歩み」みたいに何言ってるのか分からないことはないのでまだこっちのほうが良いと思った。「等身大のラブソング」くらいしか知らないんだけどメロディーで聞かせるバンドというわけでもなく、けっこう何でもありのバンドなのか。

評価★★★★★

Deep in your heart/
+MILLION but-LOVE
堂本光一 2006/07/12 レンタル 初登場1位 売上25.8万枚
1.Deep in your heart
作曲は光一だが作詞は外部委託という形をとっている。曲はKinKi Kidsを延長したらこうなるんじゃないかな、という感じ。KinKi Kidsはここ数年アイドルソングというよりはかっこよさ重視のどこかこだわりを感じるアーティストっぽい曲を連発しているがやはりKinKi楽曲は剛よりは光一の影響力が大きいことを確信させる曲である。KinKiで遠慮している部分を光一1人になってさらに突き詰めてみました、という感じ。そんなわけで何だかKinKiのアルバム曲やC/Wみたいなんだけどたぶん多くの人は「ハズレ」のアルバム曲、C/Wとか言うだろう。シングルA面としてはあまりにこだわりすぎててパッと聞いたところで良さが感じられない。声も明らかに声量足りなすぎだし。KinKi Kidsって本当にバランス取れてんのかな?とかいろいろどうでもいいことを考えてしまった。

2.+MILLION but-LOVE
こっちの曲なんか普通にKinki KidsのC/Wやアルバムで頻繁に入ってそうな曲。本当にKinKiで出し切れない部分をこっちで全開にって感じで。剛のほうが先にソロで飛び出してやりたい放題やってるのもわかるような気がする。

3.UNBREAKABLE(通常盤のみ)
NEWSに提供した曲のセルフカバーというが、NEWSに提供したのってセブンイレブン限定販売の1st以前のデビュー曲の、しかも関西バージョンのほうのC/W『Private Hearts』という曲しかなかったと思う。それの作詞・タイトル変更なのだろうか?NEWSのほうを聞いていないので分からない。3曲の中で一番聴きやすいメロディー。

とりあえず光一ソロだと歌唱力がかなり微妙…。曲もかっこいいんだけど突き詰めすぎちゃって剛とは全く違う方向ながら結局マニアック。お互いソロでやりたい放題やったらKinKiではわりきってもう少し聞きやすい曲をやってほしい

評価★★☆☆☆

G4 GLAY 2006/07/12 レンタル 初登場2位 売上17.6万枚
1.ROCK'N'ROLL SWINDLE
ライブでは盛り上がりそうなアップテンポな曲。なのだが正直勢いだけでメロディーはかなり微妙に感じる。これに関してはあくまで勢いが最重視されているのだろうか。

2.誰かの為に生きる
少し落ち着いた雰囲気の曲。なのだがやはりこれもどこかメロディーが冴えないというかとにかく普通。かつてのようなメロディーの良さはかなり減ってしまっているように感じる。

3.恋
バラード曲。そこそこいいのだがこの手のバラードなら過去にもっといいのがたくさんあったように思う。4曲の中では一番印象が薄い曲。

4.LAYLA
4曲でどれが一番いいかといえばたぶんこれを選ぶだろうけどそれにしたってそこまでいいというわけでもない。C/Wに入っていればけっこういいじゃないかとも思うんだろうけど。

主役不在のシングルといった感じ。4曲主役というよりかは4曲C/W、もしくはアルバムという感じだ。確実なのは全部GLAY王道であるということだ。変化はない。

評価★★★☆☆

雲は白リンゴは赤 aiko 2006/07/12 レンタル 初登場3位 売上8.6万枚
1.雲は白リンゴは赤
基本的にシングルしか聞かないのだがたまに退屈バラードがあるとはいえアップテンポのaikoシングルA面というのはハズレというハズレはなかった。今回普通かな?というのはあったがおおむね安定していたかむしろ名曲が出てくる確率のほうが高かった。今回は思いっきりファンキーなノリが出ておりこれが苦手なため今までで一番苦手な曲になってしまった。

2.シーソーの海
3.まつげ

ノーコメント。

評価★★☆☆☆

スピードライブ misono 2006/07/12 レンタル用CCCD 初登場21位 売上1.4万枚
1.スピードライブ
毎回やっているコスプレは今回はテーマがみにくいアヒルの子で着ぐるみとなったがコンセプトがよく見えない…。なんか前回まではまだ良かったがビジュアルイメージに関しては今回は失敗だと思う。misonoの高音の響きがけっこう好きなのでそこを生かした曲はまあまあいいのだがソロデビュー曲ほどではない。『VS』が個人的に良すぎたのか。

2.アリとキリギリス〜10years later〜
アレンジはこっちのほうが勢いがある。メロディーは及ばない。バランスの良くないシングルである。

評価★★★☆☆

コミュニケイション 高橋瞳 2006/07/12 レンタル 初登場60位 売上0.2万枚
1.コミュニケイション
TAKUYAプロデュース。歌い方も違うし別人かと思うくらい。本格的にロックしているこの曲はサビだけ聞いても良さが分からない。最初はわりかしキャッチーにAメロ、Bメロ流れてくのに何で散々引っ張ったサビでメロディーが停滞してしまうのか…とがっくし来ていたのだが通しで何度か聞いたら少しずつはまっていった。明らかにヒットは無理な曲だがけっこういい曲だと思う。

2.sunshine
こちらもTAKUYAだが一転してズッチャズッチャ系サウンドで淡々と進む曲。

3.素晴らしきこの世界
真心ブラザーズのカバー。最初はギター1本なのだが4分過ぎてからバンドが入りテンポもテンションも上がってかなり激しい歌い方になっていく。ちょっとイメージと違うのだがこの曲を歌ったことでかなり幅が広がったように感じる。

評価★★★☆☆

夏模様 KinKi Kids 2006/07/26 レンタル 初登場1位 売上30.9万枚
1.夏模様
コテコテの沖縄仕様。ここまであからさまに沖縄風で縁もゆかりもないKinKiが歌ってもあまり本場の雰囲気は感じないが夏のひとときの休日といった感じの雰囲気でなつかしくもあり、どこか安らぎも覚える。意外と深い曲だ。メロディもけっこう聞かせる系で最近の中ではけっこういいほうに入る。前作は最後までどこがいいのか分からなかったし。

2.星のロマンティカ
3.NOASIS〜愛の旅人〜(初回盤収録曲)
3.いつでもどこへでも(通常盤収録曲)

今回、100円の日に借りようとしてたCDがなかったのでせっかく来たからなんか借りて帰るか!という半ば意地で借りたので初回盤と通常盤を両方借りた。初回盤と通常盤で3曲目が異なるわけだがどちらも普通。基本的にアーティストっぽさを追及するKinKiはとにかくポップなアイドルソングになることを避けているようで、かといってそこまで印象に残るサウンドを聞かせているかというとそれもそこまでのものはなくて…。結局あまりいいと思えないわけです。デビューした頃はC/Wにも名曲がわんさか入ってたのになぁ。

評価★★★★☆

君という名の翼 コブクロ 2006/07/26 レンタル 初登場5位 売上10.6万枚
1.君という名の翼
ドラマ『レガッタ』主題歌。3作連続ドラマ主題歌。書き下ろしとしては『ここにしか咲かない花』に続く2曲目。今回もボートというドラマの世界観を意識した内容になっている。サビこそ相変わらず良いメロディーなのだが今回はそれ以外の平メロがかなり印象が薄い。楽曲的なピークは間違いなく04年〜05年でデビュー以来最高レベルまで来ていたように思えたがその勢いも少しダウンしたか?

2.あなたへと続く道
後で映画の主題歌になったらしいが普通のバラード曲。3rdアルバム頃の低迷期はこんな感じの曲がC/Wやアルバムに入っていることが多かった。いいメロディーではあるのだが最近はこのくらいを軽くしのぐ勢いだっただけに元に戻ったかなとも思う。

評価★★★★☆

つぼみ MARIA 2006/07/26 レンタル 初登場30位 売上0.8万枚
1.つぼみ
作詞はバンド名義に。全員作曲できるとか言ってた割には未だにTATTUというメンバーの曲しか出てきていない。編曲は外部任せ。やはりまだそこまで完成されたバンドではないのだろうか?曲の方はどうなんだろ。すごい不安感を覚える曲。崩れてしまう直前で何とか踏みとどまっているような危うさが全開。正直不安になるのであまり聞きたくない曲

2.My road
この曲もやはり不安を抑えられないけどでも自分に大丈夫だと言い聞かせて必死に頑張って前に進むんだという曲。「つぼみ」ほどではないがやはり全体に漂うのは言いようのない不安感。C/Wにしてはかなりいい曲だと思う。

評価★★★☆☆

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