2007年5月発売編

明日晴れるかな 桑田佳祐 2007/05/15 購入 初登場1位 売上36.4万枚
1.明日晴れるかな
5年ぶりのソロ。ここのところのサザンが求められるサザン像全開で、だんだん飽きてきていたところだった。ソロとなった事で重圧から解き放たれたのか、同じ売れ線狙いでも気負いが違うせいか久々に名曲と感じられるような名曲が誕生した印象。ドラマでも自ら出演して歌っているが、歌詞もまたいい。過去を振り返りながらも未来を見据えているので真の意味で希望が持てる曲だ。最後の「明日晴れるかな」のフレーズだけチャイルドコーラスが入っているが、2回連続出演したMステの2回目出演時は歌った後も桑田と一緒にステージにいたのだが、1回目の時には子供達は本当にこのコーラス部分だけ歌って速攻走り去ったのがなんか笑えた。

2.こんな僕で良かったら
カードのCMソングだが、まあC/Wといった感じであまり売れ線路線ではない。これは01年のソロの時もそうだったし、サザンでもC/Wは変な曲の方が多いのでそんなに期待してもいなかった。

3.男達の挽歌
本人出演のCMソング。CMでは曲よりも外人美女にキスしたら思いっきり嫌がられてキスした手元を拭かれてしまい、凄い情けない顔をする桑田、という映像ばかりが印象的。曲の方はしゃがれ声気味でのやはり地味な感じの曲。

4.こんな僕でよかったら(Trumpet&Jazz Trio:CM Version)
初回限定のボーナストラック。インスト曲。1分半程度の短い曲。桑田のクレジットはDrum Programmingとなっている。

C/Wに関してはごく普通でわざわざ買うほどでも借りるほどでもなかったが、表題曲が買うに値するだけの名曲に思えたのでそれだけで満足。

評価★★★★★

We can make it! 2007/05/02 レンタル 初登場1位 売上20.4万枚
1.We can make it!
前作のヒットを多分に意識して作られたようなポップ路線。ただ前作に比べて音が妙に薄味アレンジで圧倒的に印象が薄い。とりあえず2作連続でサクラップが無かったので今回はサクラップが復活しているが、妙に短くとってつけたかのよう。ちょっとここでおもしろくない無難な路線に走りすぎている気がする。ここのところどのジャニーズも王道ポップ路線を連発していてさすがに食傷気味である。嵐の場合は01年以降のアグレッシブだった冒険路線をそろそろまた頼む。

2.Di-Li-Li
3.Future

3曲目は初回盤のみ収録。ポップ+ラップ路線で安定。

印象度★★★☆☆

永遠の翼 B'z 2007/05/09 レンタル 初登場1位 売上20.2万枚
1.永遠の翼
王道のバラード。寸分の狂いもなく、映画タイアップに合わせたかのような職人技。なのだが、あまりに予定調和すぎて何度聞いてもそんなにピンと来ない。当初微妙に感じた『ゆるぎないものひとつ』はなんだかんだ聞き込むと良さが見えてきたのだが、『SPLASH!』同様にあまり好きになれなかった。なおここ数年、固定メンバーだったベース徳永(ただしプログラミングには参加)とドラムのシェーンがいなくなって新たな外人ベーシスト、ドラマーに切り替わっている。

2.ロンリースターズ
やはり王道の力強いミディアムナンバー。プログラミングは池田大介がやっていて、重いバンドサウンドの中で彼によると思われるピロリロピロリロ鳴っている電子音が特徴的。さらに間奏のギターソロでアップテンポ化するなど、1パターンではなくてさりげなく色々と凝っている。

悪くは無い安心の1枚。だが安心すぎるのも事実。

印象度★★★☆☆

蛍/RUN レミオロメン 2007/05/09 レンタル 初登場4位 売上4.5万枚
1.蛍
暗くて重い。こんなのシングルで大丈夫なんだろうか。聞き込めばそれなりに良さは感じるのだがさすがにA面曲じゃない。映画タイアップなので映画でかかればアリなのかもしれないけど、相変わらず無駄に豪華に響きまくってバンドサウンドを覆ってしまっている小林武史のストリングスアレンジもいい加減ウンザリ。お願いだから控えて!

2.RUN
こちらはわりかしポジティブなアップテンポ曲。なんか途中からプロモーションの中心をこの曲に切り替えていたような印象がある。『蛍』よりはウケはよさそうだが、それでもそこまでの曲でもない。ただ久々に邪魔なストリングスがなくてバンド中心なのが嬉しかった。やっぱいらないよ、ストリングス

3.幸せのカタチ
C/Wはいつも地味であまり記憶に残らない。

印象度★★★☆☆

しおり Aqua Timez 2007/05/09 レンタル 初登場5位 売上6.1万枚
1.しおり
三ツ矢サイダーCMソングということでさわやかな仕上がりに。前2作ほどの強烈なサビメロのインパクトは無いが、これまでお経みたいだったサビ以外のメロディーが今回は普通にメロディーになってきている。タイアップにも適用してけっこう器用なバンドのようだ。シングルでこのレベルを維持できればひとまず借り続けると思う。

2.夢風船
レゲエっぽいゆったりテイストの曲。初期は聞いてないのだが、確か『等身大のラブソング』ってこんなテイストじゃなかっただろうか。静かな雰囲気のまま進行。バンドサウンドがガツンと炸裂する事もない。いかにもC/Wらしい曲だが、下手にうるさくなるよりはいいかも。

評価★★★☆☆

未来〜風の強い午後に生まれたソネット〜 森山直太朗 2007/05/09 レンタル 初登場14位 売上1.7万枚
1.未来〜風の強い午後に生まれたソネット〜
久々に売れ線。変に重くないし、軽すぎもしない。素晴らしいメロディーに適度なアレンジ。それを反映するかのように売上回復!と、風向きがいい感じになっている。避けるかのようにこういう曲を出してこなかったが、久々に来るとその喜びと感動は大きい。次回も期待。

2.明けない夜はないってことを明けない夜に考えていた
弾き語り調のまったり曲。序盤はハーモニカとアコギだけで完全な弾き語り。以降はドラムとベースは入るがあくまでアコースティック調なのでひたすらシンプル。曲調がゆっくりなので徐々に熱唱モードになっていくものの最終的に6分を越えてしまう長さは少々辛い。

3.未来〜風の強い午後に生まれたソネット〜
森山直太朗ワールドツアー2007『全ての柔らかいモノのために』Live at 東京国際フォーラム3.24
DVD付の初回盤には入ってなくて通常盤のみ収録。今作発売日前後に行なっていたツアーでの弾き語りライブバージョン。本人ギターとピアノのみのバージョン。それだけのシンプルな構成でもこの曲はメロディーが最近の曲に比べて際立っているのが分かる。

印象度★★★★★

ポチ misono 2007/05/16 レンタル 初登場36位 売上0.3万枚
1.ポチ
もう売る気は無いのか?と疑問に思うほど、地味で微妙なAメロを経てサビ1に突入すると途端にハイテンポロックに変貌。いきなりものすごいテンションの上がり様。さらに曲は激しく展開を見せてサビ2ともいえるパートへ突入。そこではまた落ち着いてわりかしポップなメロディー。1コーラスで3パターンの曲が合体したかのような複雑な曲。聞き込むとわりと悪くないんだけど、ちょっと複雑すぎるし、シングルにしては分かりにくくないか?

2.11 eleven
なんとday after tomorrowメンバーの北野正人の曲。ただし久保田光太郎によるFLOW辺りが最近よくやるようなダンサブルなバンドサウンドはdat時代のサウンドとは全く違うのでdat時代の面影はあまり感じられない。曲にしても悪くは無いが、そこまででもない。あくまでmisonoソロはロック志向らしい。

今回もどうもビジュアルが微妙。アイドル色を排除したいのは分かるがdatデビュー時のイメージさえも完全に破壊しているし、ゴツ目のケバ姉ちゃんといった風貌はダイエット成功と言われてもそこまで見た目変わったようにも見えないし…。

印象度★★★☆☆

ジャスミン/Rainbow V6 2007/05/23 レンタル 初登場1位 売上8.7万枚
1.ジャスミン
久々にV6の曲をシングルで借りたが、この曲はなかなか良い。これまでの中でも個人的には上位に入ってくる。基本的に路線としては停滞気味の彼らの場合、「普通にいい」曲の連発でどうにも印象が薄くなりがち。この曲もいいにはいいが、圧倒的インパクトは確かにない。ただ前作『HONEY BEAT』のような若干年齢的にどうなのかという方向よりはこういう路線の方がいい。ていうかこういう方向でももう少し突き詰めていかないと後輩の波もあるし、やはりそろそろ変革の時期を迎えるべきのような気も。。

2.Rainbow
両A面なのだが、ポップで明るい応援歌。C/Wにしては出来がいいが、A面となるとかなりマンネリ気味。相変わらず「普通にいい」ので駄作だとは思わないが、やっぱ停滞してるよなぁ。アレンジの久米康隆は最近の浅岡雄也のアレンジでもバンドサウンド的打ち込みを捨てて、完全に電子音中心のモロ打ち込みサウンドに変貌してしまっているがここでも似たような仕事ぶり

3.Gram-8/20th Century
通常盤のみのトニセン楽曲。トニセンというと昔単独でシングル出した時のような大人っぽい曲の印象があったが、今回はカミセンが歌いそうなロックテイストの曲。なんだかんだ冒険してて本体の曲よりはよほど面白みがある。

4.Our Place/Coming Century
通常盤のみのカミセン楽曲。たぶん今回わざとカミセンとトニセンがお互いのイメージの曲を交換するような試みをやったのだろう。聞きやすい楽曲ではあるがV6本体のあまりにひねりのない直球ぶりに比べると、けっこう何度も聞ける曲。それにしても岡田以外の2人は結局声変わりしなかったかのような変声期ボイス。

初回盤Aは2曲だけでDVD付。Bは3曲目4曲目が『ジャスミン』の別アレンジバージョンでカミセン、トニセンそれぞれが歌っている。

印象度★★★★☆

シアワセ aiko 2007/05/30 レンタル 初登場2位 売上9.5万枚
1.シアワセ
心地いい楽曲。サビの広がりはあまりないんだけど全体通してとにかく気持ちいい。PVでも海辺で青空の下でくるくる動き回るaikoの姿はさわやかでかわいい感じ。このPVにaikoの永遠の少女性を見た。そこんとこも人気の秘訣だろうか。ここんとこあまり好きなタイプの曲が出ていなかったのでなんか久々にいい感じだ。

2.リップ
3.朝の鳥

特になし。

印象度★★★★☆

瞬間、ストロボ。 星村麻衣 2007/05/30 レンタル 初登場99位 売上0.1万枚
1.瞬間、ストロボ。
ピアノを前面に出しているが、2ndのポップ感も融合させた方向性で落ち着いたのか?今度はビジュアル面が落ち着かなくなっており、いきなり木村カエラみたいになってて驚いた。安定していい曲は出してくるんだけど…。どこか物足りない。

2.あなた≧あたし
特になし。

3.桜日和-ピアノ弾き語り-
前作の弾き語りバージョン。メロディーだけ取り出すと若干地味ではあるが悪くない。

印象度★★★☆☆

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