2008年4月発売編

ありがとう	大橋卓弥	2008/04/02　レンタル	初登場3位　売上4.4万枚
1.ありがとう母への感謝を歌った感情たっぷりの1曲。弾き語りのように始まって徐々にバンドが入っていくが、かなり大橋本人の歌唱とギターを前面に出している印象。スキマスイッチではなかなかここまで感情たっぷりに歌わないのでこれはかなりソロの特性が出たような曲だと思う。いい曲。 2.冷たい世界かなりネガティブな曲。倦怠感のあるまったり気味のテンションで6分とけっこう長めに歌われるので何気に救いがあまりないような…。 3.たしかなこと(VOICE×VOICE Vol.2:小田和正) カバー曲を本人をゲストに呼んでのセッション。元々シンプルさでメロディーが際立つ曲なので弾き語りスタイルでのギターとピアノでの演奏はしっかりとはまっている。印象度★★★★☆
翼を広げて/愛は暗闇の中で	ZARD	2008/04/09　レンタル	初登場3位　売上8.2万枚
1.翼を広げて 93年7月DEENの2ndシングルとしてリリースされた作品のセルフカバー。坂井泉水が歌詞提供した曲のそのほとんどはセルフカバーが発表されていたが（少なくともビーイング歌手に関してはこれ以外全部で後は森進一くらいだったはず）、この曲だけでは存在は噂されながらも未発表のままだった。今回掘り出された音源はその当時に録音されていてお蔵入りしていた音源らしい。最後のレコーディング作だった前作と比べるとどことなく若い感じはする。編曲も当時のままのようで明石昌夫が久々にクレジットされた。DEENでは後半にかけてコーラス入りまくりで壮大に盛り上がるがZARDバージョンは2番以降で音数が増えても比較的淡々としたまま、大盛り上がりは無く終了する。他のセルフカバーと比べてもアレンジ的にも比較的普通。それなりにいいが、タイミングを逃してでも発表するほどのものではなかったのかなという感じ。 2.愛は暗闇の中で 1stシングルC/Wにして1stアルバム収録。最初期の曲をアレンジのみリメイク。原曲は既に時代感じまくりのロックサウンドだが今回は現代風のハードロックサウンドに。1st時の全く声の違うボーカルといい、本人作詞名義にはなっているが英語詞多用などスタッフの介入が多そうな詞世界といいZARD楽曲の王道とは一線を画している。「名探偵コナン」で使われていたバージョンとも違い、CDでは上木彩矢のコーラスがほぼツインボーカル状態で入っている。生前付け加えていたという歌詞に関しては上木ソロパートになっているのだが、それさえ注意して聞いてないと分からないほど2人の声が混ざってしまっている。普通に上木さんがカバーすればよかったような気がしてZARDとしては果たしてこれがアリなのか、存命だったら坂井さんからOKが出るのかはけっこう疑問。しかし曲としてはいい。評価★★★☆☆
BURN-フメツノフェイス-	B'z	2008/04/16　レンタル	初登場1位　売上19.0万枚
1.BURN-フメツノフェイス- 『永遠の翼』『SUPER LOVE SONG』、そして今作と決して出来は悪くないんだけどいかにもB'z王道で聞き込む要素も無く、普通すぎる曲が続いている印象。それ以前まではまだ最初の印象が微妙でもけっこう聞き込むとはまってくる曲が多かったんだけど…。 2.yokohama B'z王道の少しゆったりナンバー。 3.希望の歌 B'z王道ロック。もうそれだけ。普通にいいけどマンネリすぎて印象はない。印象度★★★☆☆
リゾナントブルー	モーニング娘。	2008/04/16　レンタル	初登場3位　売上5.5万枚
1.リゾナントブルー 10周年を迎えて少しつんくの気持ち的にも盛り上がったのかは不明だが、ここんとこ比較的多めの大人路線の中では~~セクシーさの感じられない~~セクシー路線ではなく、かっこよさが前面に出ていてかなり聞ける曲になっている。この手の曲調で好きな曲はあまりないのだが、今回に限ってはかっこよさの方が気に入ったので悪くない。 2.その場面でビビっちゃいけないじゃん！こちらは純アイドルポップ。全盛期のC/Wでは手抜き地味サウンドが横行していたことを考えると、もしかしたら最近の方がやや安っぽさはありながらも音数にしても普通の曲が多いのかもしれない。前作もそうだったし。評価★★★☆☆
帰りたくなったよ	いきものがかり	2008/04/16　レンタル	初登場7位　売上5.5万枚
1.帰りたくなったよミディアム系バラード。安定していいのだけど、もう1つ何か足りない感じもする。これはたぶん王道ポップスで固められた彼らのサウンド面でのあまりのクセの無さ（相変わらずギターをメンバー2人のみでは手がけさせてもらえない）から来るものかなぁ。しっかりはしているし、初期から一貫していいメロディーを書いているとは思うんだけど、ここに来てかなり飽きてきた。 2.残り風これも同様で、C/Wでも王道を保っていて捨て曲ではない。気合の入った曲なんだけど、そう何度も聞きたいとは思えなくなってしまう。印象度★★★☆☆
Together/あかり/Fall Back	MONKEY MAJIK	2008/04/23　レンタル	初登場11位　売上3.3万枚
1.Together これはなかなかいい。アコースティックポップながら確かに耳に残る美メロ。SMAPの『そのまま』もそうだったが、聞かせる曲でかなり本領を発揮するタイプと見た。 2.あかりこの場合の3曲A面は露出の関係からもどうもスポットが当たりにくくなってしまった印象があるんだけど、これもいい曲。洋楽ポップをうまくJ-POPに昇華させている印象。 3.Fall Back 『Together』が強すぎてここまで来ると別にA面じゃないような気もするけど、これも洋楽+J-POP風味。もう少しバンド感のある曲。 4.One more chance 実はC/Wにもう1曲新曲が。ここまできたらこれもA面にしても良かったのでは…。全部英語詞で、若干C/Wレベルかなという感じもする。アコースティックな音色がいい。 5.Together-Night Falls mix- そして最後にはリミックスが。少しテンポが速くなったか？印象度★★★★☆
キミ、メグル、ボク	秦基博	2008/04/23　レンタル	初登場15位　売上1.3万枚
1.キミ、メグル、ボクアップテンポ。とにかく気持ちいい曲。比較的バラードが多い印象だけど、たまにこういうアップテンポが来ると際立つ。 2.風景(Acoustic Session with 冨田ラボ) じっくり聞かせる1曲。 3.シンクロ(Live at 宮崎WEATHERKING) ライブ音源。アップテンポな曲だが弾き語りライブだったのか、バンドサウンドではない。テンポ感はあるのでいい。 4.僕らをつなぐもの(Live at 宮崎WEATHERKING) MCを挟んで、そのまま前曲からつないで披露される。じっくりと聞かせる。名曲。印象度★★★★☆
蛍	TUBE	2008/04/30　レンタル	初登場5位　売上1.9万枚
1.蛍 07年はシングルなし、06年も童謡半カバーシングルのみだったので05年以来となる久々のシングル。爽快アップテンポか、ギラギラはじけたナンバーか、バラードかのおおよそ3パターンが王道だと思うが今回は一味違うミディアムテンポの年相応の大人なTUBEできた。夏らしさはあまりないが聞かせる名曲。バンドサウンドが控えめであくまで曲を聞かせるの重点を置いている感じ。その分だけ地味ではあるが、何度も聞ける。 2.OLD BASEBALL MAN ベテラン野球選手の生き様を歌った曲。特定のモデルとかいるのだろうか？少し前に引退してしまったが個人的に浮かんだのは桑田選手とか。これもサウンド自体は抑え目ではあるが力強さは感じる。バンド自体もベテランだけにベテランの底力を見た。 3.春夏秋冬ファンに向けての曲といった感じ。夏ではなく季節を一気に駆け巡る。最終的な思いは唄を届けたいという事。この曲はほとんど弾き語りみたいにおとなしいけど、今回は3曲ともバンドサウンドを抑え目にして聞かせるのに重点を置いた感じ。ジャケットに登場しているのは『女王の教室』以降注目の女優、福田麻由子。印象度★★★★☆