2009年3月発売編

SAKURAグッバイ SCANDAL 2009/03/04 DVD付購入 初登場30位 売上0.5万枚
1.SAKURAグッバイ
作詞:TOMOMI&MASTERWORKS、作曲:MASTERWORKS、編曲:久保田光太郎。作詞にまでスタッフ介入されているのは気になるが、久保田光太郎らしいストレートでアップテンポなロックナンバー。前作は衝撃的な方向だったが、今回はメンバー2人が高校卒業ということで女子高生らしい卒業ソングになっている。個人的に今年のNo.1卒業・旅立ちソングに認定

2.TOKYO
作詞:SCANDAL&MASTERWORKS、作曲:MASTERWORKS、編曲:久保田光太郎。わざと外してきたような作風。若い子になれなれしくよってくるおじさんを女子高生の視点で「意味分かんないです」と歌うかなりシュールな1曲で、これライブでどう盛り上げるんだろうと疑問になってくる。C/Wならではって感じなのでアルバムが出ても絶対入らない謎の1曲になっていきそう。

初回盤DVD
SCANDAL OVER USA〜USAライブツアー2008 プレミア・ドキュメント・ムービー〜

20分ほどのドキュメントムービー。1年前の3月、バンドとしてはインディーズでタワレコ限定シングルを出していた頃に、アメリカ6大都市でライブツアー(日本の若手バンドによるイベント的なもので単独ツアーではないようだ)を行っていた。その模様を追ったドキュメント映像で、OPとEDでは08年12月現在のSCANDALが街を歩きながら思い出と目標を語っている。インディーズ時代ほどではないが相変わらず、ジャケットや公式サイトでははっきり顔が見えない4人の姿も見ることができる上に、衣装である制服以外に私服姿、HARUNAがメガネかけてるなどファンにとってはレアな映像満載の内容となっている。曲自体はフルで収録されておらず、あくまでドキュメントだが、バンド急成長中の姿と姿勢が見れる貴重な映像である。

印象度★★★★★

ここから、すべてが JAYWALK 2009/03/25 購入 初登場40位 売上0.2万枚
1.ここから、すべてが
「何も言えなくて…夏」のアンサーソング「もう一度」、そしてその続編であるラブソング第2章「DeJa-vu〜君がいた夏〜」、そして今回がラブソング3部作完結編ということになるらしい。いつの間に3部作構想になったんだ…。壮大な幕開けから一気にアップテンポ化する勢いのある曲。この勢いが気に入ったのだが、ロック度を薄めてまでアーリー90’sな明らかにダッサいシンセがピーッピッピピッピッピッピ〜と入ってくるので脱力した。このシンセは入れない方が良かったんじゃないか…。若手のギターメンバー浅川が加入してギターが2人になったんだからもう少しギターで勝負してほしい。が勢いがいいだけにちょっと惜しい曲。そういえばボーカルの中村耕一が作曲を手がけたのってかなり久々なんじゃないだろうか。「何も言えなくて…夏」こそ中村耕一の作曲だけど、メインライターは別のメンバーのようだし、近年の作品では全く書いてなかったようなので。

2.終わりのない夢を二人で
今のJAYWALKのスタンダードっぽいアコースティックなゆったりバラード。暖かい曲だが、そこまで印象は強くない。

3.青いステイションワゴン
87年のシングルのリメイク。過去2作では「何も言えなくて…夏」「JUST BECAUSE」という代表曲2曲を新録音していたが、今回はそんなに有名ではない曲。原曲を聞いた事が無いがベスト盤で聞いた当時の他のいくつかの曲から察するにハードボイルドな作風の曲だったと思われるが、ここでは大胆に南国風の跳ねたノリに変貌。このバンド、どうも曲を明るく味付けする際に入れるシンセの感覚がアーリー90’sのまま止まっちゃってる気がする。ドラムの音も軽いし。

今回はレンタルに出なかったため、急遽購入にしたが、購入するにはそこまででないというか…。

印象度★★★☆☆

Believe/
曇りのち、快晴
嵐/
矢野健太 starring Satoshi Ohno
2009/03/04 レンタル 初登場1位 売上66.0万枚
1.Believe
映画「ヤッターマン」主題歌。櫻井が主演のタイアップということで、ここのところのポップ化に伴い連続で無いことも多かったサクラップが大々的に復活している。やはり嵐はこうじゃないと。ただ一時期ずいぶん本格ラッパー風にラップしていた頃に比べてやり方も変化しつつあるようだ。勢いのある曲で、今回はエフェクトも多少入れてみたりと冒険している。その分サビ以外がやや覚えにくい感じもするけど、やはり今1番勢いのあるジャニーズというだけのことはある。

2.曇りのち、快晴
ドラマ「歌のおにいさん」主題歌。主演の大野が演じた矢野健太の名義による曲で、ドラマ最終回にて劇中でも彼の持ち歌として披露された。ひたすらキャッチーで馴染みやすい曲調で1度聞いただけ耳に残る。最近の嵐はこの手のポップな曲が増えているし、別に5人で歌っても良かったような気はするが(大野も当初5人で歌えばいいと言ったらしい)、元々1番ソロパートの多かった大野が1人で歌っていても違和感は無い。

3.トビラ
通常盤のみ収録。これまた聞き手を励ますポップな曲。どうやら今の嵐は「キャッチーさ」と「応援歌」というのを軸にしているらしい。それにしたって通常盤のみのC/Wにここまでの曲は贅沢な…。平成やNEWSやV6辺りに渡っていれば普通に単独A面にしていると思う。

評価★★★★☆

SAY YOUR DREAM GLAY 2009/03/04 レンタル 初登場2位 売上9.9万枚
1.chronos
HISASHI作曲編曲の短いインストナンバー。ピアノとストリングスによる次の曲への導入的な流れなのかな。

2.SAY YOUR DREAM
ゆったり始まって一気にアップテンポ化。青春期を歌う前半はいつものGLAYらしく駆け抜けていく。一般的にサビに扱われている「SAY YOUR DREAM×3」の部分はこの前半部。そのまま曲は少し長めのアウトロを迎えて終了したかに思えるがそこから別の曲に変化。親としての子への思い、そしてやがて訪れる死についてなど、今度は落ち着いたテンポで青春期を越えて大人になった姿を描く。最終的に13分の超大作となっている。GLAYというと90年代は青春の色が濃かったし、この曲はそのままTAKURO、そしてGLAYの姿を描いているようにも思える。00年代以降、明らかに90年代の勢いが無くなったようにずっと感じていたがこういう曲が生まれてくるならそれはそれで進化としてありというか、ここまで来ないと辿り着けない境地なのかと何となく思えた。

3.春までは
車のCMソングに使われていたので世間的にはこっちの曲のほうが馴染みがあるかも。卒業ソングではあるのだが、今になってあの頃を回想しているのであまり明るいものではなく俺たちどうなっていくんだろうな、どうあるべきなんだろうな…的な何か物思いにふけるようなそんな作風が今のGLAYのスタンダードっぽい。ピアノメインで、ドラムも打ち込みのミディアムテンポは最近のバラードで多いお疲れ気味路線とも微妙に違ってて少し新鮮だった。

6.THE MEANING OF LIFE
2,3のインストを挟んで6曲目に恒例となっている洋楽カバー。オフスプリングのカバーということだが、いつもの攻撃的なGLAYアップテンポナンバーといった感じに仕上がっている。

この後、ランダムで「ROCK'N'ROLL SWINDLE」、「GONE WITH THE WIND」、「BE WITH YOU」のどれかのライブ音源が収録されているらしく、俺は見事に90年代の名曲「BE WITH YOU」に当たった。やはり一度聞いてがっしりつかまれる圧倒的なメロディーという意味ではこの頃が最強だったな。

印象度★★★★☆

STAY GOLD Aqua Timez 2009/03/04 レンタル 初登場11位 売上1.4万枚
1.STAY GOLD
前作に続いてロックバンド色が強い。サビ以外ラップのようなお経のようなメロディーがほとんど上下しない曲が多い彼らには珍しく、最初から最後までしっかりとメロディーがある。確かな勇気をくれる、背中を押してくれる1曲。

DVD
1.Velonica
2.on the run

前作と前々作C/Wの2曲のPVを収録。『on the run』は前々作では3曲目というタイアップもない完全なC/W曲で、早口ラップハード系の楽曲。C/Wではよくやるタイプの曲ではあったが、何でこの曲のPVが作られていたのが謎だ。

1曲+カラオケとDVDがついている3万枚完全限定生産のアルバム先行シングル

印象度★★★★☆

みんなあなたを愛してる Kiroro 2009/03/04 レンタル 初登場150位 売上0.05万枚
1.みんなあなたを愛してる
復帰第2弾。アニメ「ケロロ軍曹」の劇場版主題歌。シングルには珍しい金城の作詞作曲だが、シンプルな歌詞にシンプルなメロディーに変化は無い。生のストリングスまで入ったフルバンド編成も優しい感触で心地いい。繰り返されるサビもそれなりに耳に残るが、決して上にも下にもはみ出ていない普通にいい1曲

第2子を妊娠していた金城が3月に出産。これにより活動が本格復帰かと思いきや、またしても立て続けに玉城が第3子妊娠を発表。アルバムまで作りこむには10年はかかるかもしれない…。

評価★★★☆☆

KREVA 2009/03/18 レンタル 初登場7位 売上1.9万枚
1.成功
1月に配信限定でリリースされていた曲。「お前の成功は俺の成功」と相手の成功を素直に祝い、お互いの成功を祝いあおうと歌う曲。意外と人と比べてしまう事が多い現代社会において、こういうストレートなメッセージは力をくれる。あくまで流行のラップメロディーな作風にはせずに、それでも聞きやすさを失わないトラックメイクも何気に凄い。KICK時代からKREVAはミリオンを狙いたい、ヒットを狙いたいと常に言っているが、だからといって安易に今の売れ線に走らないところはカッコイイ。今回はさかいゆうという人物がアレンジに参加している影響なのか、少し作風が変わったのか以前ほどバックトラックが軽い響きではなくなっている。

2.I Wanna Know You
2月に配信限定でリリースされた曲。「成功」に比べるとあまり聞きやすい曲ではなく、C/W的なノリの作風である。ちょっと声にエフェクトもかかってる感じが。

3.生まれてきてありがとう(feat.さかいゆう)
3月に配信限定でリリースされた曲。「成功」にもアレンジで参加していたさかいゆうを作詞作曲プロデュース、ボーカルでも共同で迎えて大々的にフューチャーしている。前曲に続いてこの曲もエフェクト気味になっている。さかいゆうがサビメロを歌って、KREVAが大半を占めるラップを担当という流れになっている。前曲よりは聞きやすいが、どこかまったりしているので長く感じる。さかいゆうの色なのかこれまでにはあまりなかったような雰囲気。

4.So Sexy
新曲。クールにラップが展開していくのでイメージに1番近い曲かもしれない。とはいえこの4曲の中では「成功」だけが飛びぬけて分かりやすい曲だったような気がする。個人的にはそれでもこの曲が2番目だけどその差は大きい。

印象度★★★☆☆

エレファントカシマシ 2009/03/18 レンタル 初登場13位 売上1.3万枚
1.絆
プロデュースはYANAGIMAN。共同アレンジだけでなく、作曲も連名で入っている。6分を越えるミディアムバラードでかなりもったりしている曲だがじっくり聞くとしみこんでくるタイプの曲。シングルとしては地味だった気がするが、相変わらず限界を超えかけているようなキーで熱唱する熱いボーカルにより曲の深みが増している。

2.to you
同じくYANAGIMANの共同作曲プロデュース。さわやかなアコギの音から始まり、終始明るくさわやかな雰囲気のポップソング。歌詞もひたすら前向きで前2作のシングルに路線的には近い。普通にこっちがA面でも良かったと思う。

3.桜の花、舞い上がる道を(-花びら-Piano Ver.)
初回盤のみ収録。通常盤は-絆-Strings Ver.収録。同時再生するとより壮大なバージョンとして聞ける仕様になっている。とはいえ同時再生なんて環境的に難しい気がするが…。島健のアレンジにより、ボーカル宮本以外は参加しておらず、ピアノをメインにストリングスが入っているのみのシンプルかつ壮大なバージョンになっている。ボーカルも新録音されているがこの静かなアレンジで原曲の限界ギリギリのキーは厳しいのか、少し下げているように聴こえる。

評価★★★☆☆

ワンルーム・ディスコ Perfume 2009/03/25 レンタル 初登場1位 売上10.0万枚
1.ワンルーム・ディスコ
新生活、1人暮らしをテーマにした曲。どこか寂しいというか泣ける感じがするのは新生活への不安感や寂しさを音で表現した結果なのか。1人暮らしはしないが、新生活が始まるタイミングだったので個人的にタイムリーだった。2作連続で少しメッセージ性のある曲が続いたがそこがレンタルに至った理由である。

2.23:30
まったりした曲。さすがにまったりしすぎてて微妙。

印象度★★★★☆

It's all Love! 倖田來未×misono 2009/03/31 レンタル 初登場1位 売上9.8万枚
1.It's all Love!
歌詞は共作。改めてこの家は声に恵まれたんだなと思う(同時にキャラ的にウザイのも家系か)。2人とも声はいい。個人的には2人同時に聞くとやはりmisonoの方が声はいいと思うのだが…。打ち込みロック調の激しいサウンドに、素早い掛け合いボーカルが絡むということで雰囲気的にかっこいいがあまりメロディーラインの良さを感じるようなタイプの曲ではない。よってサビにおいても何だかあわただしく、単語を掛け合いで連呼しているような印象しか残らずいい曲かというと…そうでもないような…。

2.faraway/倖田來未
バラード。ありふれたというか、これまでもあったような普通にいいメロディーのバラード曲。ファンならシングル級のバラードがこんな位置にって感じで高評価になりそうな曲ではある。と思ったら映画タイアップもついてた。ただ個人的にはあんまり。

3.天秤〜強がりな私×弱がりな君〜/misono
misonoの方は普段押し出しているロック色で、自身の音楽をここでアピールしておくのかと思いきやなんと自身作詞作曲のアコースティックバラードを披露。このチャンスにシンガーソングライターを押し出すとは…。それはいいとして弾き語りも楽勝でできそうなストローク1本のアコースティックで良かったのか…。歌詞世界はいつものmisonoワールドで共感できる部分は少ないが、メロディーに関してはいつもの10倍以上聞かれる最大の好機にしては…う〜ん。ていうか以前は所ジョージの提供曲をやったりしていたし、ロック路線もうやめるのかな?

仲の良さはアピールしながらも、やはり立ち位置などで遠慮があるのか、misonoの方が執拗に「これが最初で最後のコラボ」という言葉を繰り返しているので、もう今後こういう機会はない模様。

印象度★★☆☆☆

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