2009年7月発売編

Everything 2009/07/01 レンタル 初登場1位 売上42.7万枚
1.Everything
サクラップもない普通のジャニーズ王道セツナ系ポップ。まあ普通に聞きやすくていい曲だよねという感じでこれが今の嵐の勢いなのかもしれないが正直全く面白くは無い。どうやら最近の王道はサクラップがあるのではなく、1番はユニゾンで2番になるとソロパート回しになるという構成らしい。タイアップとかの制約があるとどうしてもサクラップ抜きのポップ路線を求められてどうしようもないのか。

2.season
こちらも同じauCMタイアップ曲。両A面でも良かったと思うが、やはり面白みもサクラップもない普通にいい曲。歌詞が思いっきり旅立ちの春がテーマになっており、リリースタイミングが全く合っていないのは何故なのか…。

評価★★★☆☆

瞳の先に ORANGE RANGE 2009/07/08 レンタル 初登場6位 売上2.2万枚
1.瞳の先に
聞かせる系の良メロ王道ポップ。彼らもだいぶ落ち着いてきたなぁという印象だが安定していい曲である。何で人気が下がっていく一方なのか…。今回は挫折からの復活を歌っている辺りも成長を感じる。全盛期のファンからしたら面白みには欠けるのかな。

2.crystal
恐らくNAOTOによるものと思われる実験インスト曲。ひたすらポンポンポンポンとギターが鳴っているシンプルなものだが意味が分からない。終わったかと思うと一気にサウンドが派手に盛り上がるがC/Wでこういうことしてるからファンが買わなくなったのだろうか。

3.おしゃれ番町〜80kidz Remix〜
前作をエレクトロユニットとしてアルバムでヒットも飛ばした80kidzがリミックスしたもの。典型的なリミックスではあるが曲はそこまで潰れてはいないし、元々がリミックスみたいな打ち込み曲だっただけにエレクトロリミックスとしてこれはこれでかっこよく聞こえる。

評価★★★☆☆初回DVD付  通常

STAY コブクロ 2009/07/15 レンタル 初登場3位 売上8.3万枚
1.STAY
ドラマ「官僚たちの夏」主題歌。ピアノとボーカルだけで始まって1番はバンドがインせずにシンプルに終わる。とはいえストリングスで盛り上げて相変わらずの大作風なアレンジはいつものバラードだなという印象。そもそも官僚たちの姿を描いたドラマにこんな全開ラブバラードが合っていたのかが気になる。

2.FREEDOM TRAIN
アコースティックで軽やかな曲。C/Wとしては普通にいい曲。ただタイトルの連呼はちょっと飽きる。先行シングルで他のC/Wもほとんど収録したアルバムにこの曲まで入れるってのはシングル買ったファンにはちょっと酷だったんじゃないだろうか…。

3.君といたいのに
シンプルなアコースティックギター1本のゆったりした曲。相変わらず曲は長い。特に印象には残らない曲ではあるが、ダミーヘッド・バイノーラル・マイクで録音されておりヘッドフォンで聞くと不思議な臨場感を体験できる。それ以外には取り立てて特筆すべき点は無いような…。

印象度★★★☆☆初回DVD付  

Starting Over レミオロメン 2009/07/15 レンタル 初登場4位 売上3.1万枚
1.Starting Over
ついに小林武史が退き、ライブでのサポートメンバーで「Sakura」でも参加していた皆川真人が共同アレンジャーに昇格。小林の重厚ストリングスに飽き飽きしていたので久々に爽快なロックが聞けるかと期待したが、ストリングスも全開のポップナンバーで決してロック回帰したわけではなかった。ただ小林ほどは重くない。励まし系の歌詞といいすっかり王道のJ-POP全開である。

2.明け星
4つ打ち系のダンスロックサウンド。ポップ全開ではあるが小林武史時代には無かったような吹っ切れたサウンドだ。そういう意味ではこのシングルはベストを経ての第2ステージっぽいかも。

3.夢で会えたら
ピアノで始まるラブバラード。すっかり3ピースの面影は無い。これはさすがに面白み無さすぎかも…と思っていたら2番でアコギが入ってバンドサウンドが盛り上がっていく辺りでピアノが主役ではなくなるのでまあアリかなという感じ。

4.Starting Over(Live at さいたまスーパーアリーナ 2009.5.6)
先行披露されていたライブ音源。アレンジに特に違いは無い。これはこれで盛り上がっているのでこの路線も当然J-POPバンドとして悪くは無いんだけど、どこかしっくり来ない部分も。

もう少しロック的な変化を期待していたがストリングスの重厚さが薄れただけで3曲ともストリングス全開。何だかよりポップサウンドに突き抜けた。やはりメンバーの意向は売れ線全開なのだろうか。

 

印象度★★★★☆

ホタルノヒカリ いきものがかり 2009/07/15 レンタル 初登場5位 売上4.7万枚
1.ホタルノヒカリ
昨年の「ブルーバード」に続くアニメ「NARUTO」OPタイアップで曲調も似た感じ。「夏空グラフィティ」のような爽やか路線がどっちかというと異色でいきものがかりの夏の王道は「HANABI」「ブルーバード」のようにセツナ系の路線なのか。いつも通りの安定していい曲。ストリングス編曲を手がけるクラッシャー木村のストリングスの入れ方はコブクロや小林武史のような重さが皆無で非常にポップで邪魔にならなくていい感じ。

2.おもいでのすきま
アコースティック路線のバンドサウンド。やはり王道ポップでいい感じ。アルバムにも入っていそうな感じ。

印象度★★★★☆

STORY/SUMMER LIGHT 愛内里菜 2009/07/22 レンタル 初登場9位 売上0.8万枚
1.STORY
作曲:須藤智之、編曲:葉山たけし。アコースティックポップなさわやか路線の曲。まあ…さわやかで気持ちいい曲ではあるが普通な曲である。

2.SUMMER LIGHT
作曲:川本宗孝、編曲:新井健史。こちらはポップなピアノで始まるが結局夏らしいアコースティックポップなさわやか路線の曲って同じような印象になってしまった…。何だか今回はどちらも1曲じゃ弱いから両A面的な消極的な空気も感じる。PVチラッと見たけど明らかに『STORY』と同じ現場で同時撮りしてきました的な何ともいえない手抜きっぷりとそのPVで複数商法をやってしまう辺りに何だか苦しげなギリギリ具合を見た気がする。

3.marble
通常盤のみの収録。作曲:marion.、編曲:新井健史。INTER-Dの曲が続いていたが今回は普通に愛内名義の曲。次回作でもINTER-Dの曲は無いようでINTER-Dなんだったのってことになってきた。こちらはもう少しゆったりした曲だが上の2曲と統一したかのようなさわやかポップ路線。そういう意味では3曲統一感はバッチリなシングルだった。

印象度★★★☆☆初回A  初回B  

My Sweet Home THE BOOM 2009/07/22 レンタル 初登場59位 売上0.2万枚
1.My Sweet Home
活動再開第2弾シングル。前作に続いてシンプルなバンドサウンドでゆったり聞かせる曲。派手さは全く無いが心地よいサウンドとメロディーは時代に関係ない普遍性を持った曲である。

2.20-twenty-
20周年をテーマにしたと思われる曲。こちらもシンプルにバンドサウンドで聞かせる曲。派手さはやはり無いのだがこういう雰囲気ならこの後のアルバムもトータルでけっこう聞けるアルバムになっているんじゃないかと期待が広がる。

印象度★★★★☆DVD付  

Girl ユンナ 2009/07/22 レンタル 初登場175位 売上367枚
1.Girl
ソニーとの契約が終了し、韓国に拠点を移していたユンナが移籍して日本再デビュー。プロデュースはGReeeeNを手がけるJINがプロデューサー。さらにサウンドプロデューサーはJINと大塚愛の共同アレンジャーとして有名なIKOMANの2人によるJIKOMAN名義。サビの広がりなどヒット性は抜群でソニー時代と比べても違和感なく、衰えも無い良い曲である。

2.贈りそびれた言葉
自身による作詞作曲。ソニー時代後期にはC/Wで手を出し始めていた作曲だがバラードばかりでインパクトは無い曲ばかりだった。今回はあれから数年経過して実力が向上したのを感じさせるそこそこテンポのある曲。ただJIKOMANによるアレンジは打ち込み全開で少々味気ない。

印象度★★★★☆

いちご ゆず 2009/07/29 レンタル 初登場2位 売上5.4万枚
1.いちご
「シシカバブー」でも見せたようなはじけた曲。こっちは「夏のエッチな衝撃ポップチューン!」だそうだが、そこまでエロ全開な気はしない。PVのアリのコスチュームといいどっちかというととにかくはじけているという印象の方が強い。アコースティックというよりかはかなりアレンジも派手でこういう方向性は最近タッグを組んでいる蔦谷好位置の影響が大きい気がする。勢いで聞ける爽快なポップチューンである。

2.健太郎のお姉ちゃん
久々に寺岡呼人との共同プロデュース。最近はすっかりメインから外されてしまった感があるが、かつてのゆずらしいアコースティック調のポップな曲。

3.物語
同じく寺岡との共同アレンジ。やはりいつものゆず、バラードバージョンという感じ。

評価★★★☆☆

プルメリア〜花唄〜 Aqua Timez 2009/07/29 レンタル 初登場7位 売上3.9万枚
1.プルメリア〜花唄〜
映画「ごくせん THE MOVIE」主題歌。テレビドラマ版の「虹」は久々のロングヒットとなり、インパクトも大きい曲だったが今回はそれに比べてやけに印象が薄い。印象の薄さは歴代のシングルと並べても1,2を争う感じだ。どうにも煮え切らないというかなんというか。同じタイアップの依頼って前との比較が絶対出てくるし非常に難しい気がする。

2.長すぎた夜に
元からサビ以外は早口ラップっぽい曲ばかりではあるが、この曲は特にミクスチャー色が強い。サビ以外はシンプルなバックトラックで完全にラップっぽく歌って、一転して聞かせるメロディーのサビではドカンとサウンドも盛り上がるといった具合。

3.Perfect World-blue forest ver.-
1stアルバム収録曲の別アレンジバージョンのようだ。1stアルバムは1度だけ聞いたがあまり印象に残っていなかったので違いとかは分からない。とりあえずこのバージョンに関してはゆったりとしてサウンド自体もおとなしめ。

 

印象度★★★☆☆

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