2010年3月発売編

いちばん星 星村麻衣 2010/03/10 購入 初登場186位
売上0.03万枚
1.いちばん星
事務所とレコード会社を離れて1年、それでも音楽をやっていくんだという決意を表明するかのような自分への応援歌。得意のミディアム路線でピアノもギターもバランス良く鳴っているバンドサウンド風。ソニー時代に好きだった人は納得のサウンドだと思う。ローマ字になっていた迷走時代よりも『ビリーヴァー』頃に近い感じなのが個人的にいい。ただそんなに大作っぽい曲じゃないのに結果的に6分越えていってしまうのは少々長いかも。

2.木漏れ日デイズ
旅立つ君を見送る曲。同じくミディアム路線。もう少しおとなしい感じか。

3.Love&Peace
世界平和系ピアノロック。1stアルバムの頃に掲げたピアノロック路線は結局少しやっただけで辞めてしまい、その後ラブミディアム路線に平凡に収まってしまったため、そもそもアップテンポの曲でさえ極端に少なかったがここで期待に応える

印象度★★★★☆

抱きしめていたい/キズナ 森友嵐士 2010/03/24 購入 初登場13位 売上0.7万枚
1.抱きしめていたい
元T-BOLANボーカリストの復活作。SMAPなども手がけるFace 2 fAKEがアレンジを担当。T-BOLANギタリストだった五味孝氏がギターを担当してサポートしている。ミディアムなロックバンドサウンド風の音になっているが、T-BOLAN自体がバンドなのに打ち込みを多用していたため、現代のサウンドでやったらこうなっていても不思議は無いというくらいT-BOLANからすんなり入れる。熱いバラード。声を失っていたということなので以前ほど出なくなったのかと思いきや、以前と変わらない熱い歌声も健在。喉を壊したわけではなく心因性だっただけに長期に渡る療養で回復したのだろうか。

2.キズナ
こちらは五味孝氏が編曲ギターベースプログラミングを担当するなど全面的にサウンド作りを担当。同じく熱いバラード。2曲とも待ってましたとばかりの熱いバラード曲で森友の歌声にもやはりこういう曲が合っている。声も変わってないし今後も楽しみだ。

印象度★★★★☆

 

Troublemaker 2010/03/03 レンタル 初登場1位 売上70.0万枚
1.Troublemaker
櫻井主演ドラマ「特上カバチ!!」主題歌。しかしドラマ内では生放送の部分で主題歌がかかっていたため、通常以上に音量が抑えられており、視聴者の耳には全く残らなかった…。それでも別の機会に聞けばサビメロは抜群のキャッチーさを誇るし、1度聞いただけでも口ずさめるだけのポップさがある。現在のほかのジャニーズ勢と比べても圧倒的な万人ウケポップ感。無敵の勢いを感じる。

2.揺らせ、今を
日テレのバンクーバーオリンピックテーマ曲。北京に続いての日テレオリンピックタイアップだがこれを何とC/Wにしてしまう余裕っぷり。NEWS ZEROのキャスターの縁で北京に続いて今回も取材でバンクーバーに行ったり来たりしながら嵐のレギュラー番組収録、ドラマ収録など多忙を極めた櫻井にはレコーディング時間の確保だけで手一杯、ラップ詞を書き下ろす余裕は全く無かったようで、今回のシングルにはラップ詞が全く存在しない。普通のポップソングが並んでいるもののここは残念。

3.もう一歩
通常盤のみ。やはりポップな1曲。正直ラップでハードな路線もいい加減聞きたいところだが、マジで櫻井にラップ詞書いてる余裕無かったと思うので今回は仕方ないか。

印象度★★★★☆

    

永遠よりながく/Drive me crazy 倉木麻衣 2010/03/03 レンタル 初登場4位 売上3.0万枚
1.永遠よりながく
何故か元チューリップの財津和夫が曲提供。「Diamond Wave」が倉木麻衣のシングルで最もポップに振り切った曲だと思っていたが今回それを軽く越える直球ポップ正直全く似合ってねぇ…。しかもサビの「く〜♪」って跳ね上がる高音が凄い違和感プリプリ最大のヒット曲を彷彿とさせるメロディー展開だが、今回のこれは何かオンチな人みたいだ…。元々声を張るタイプじゃない倉木麻衣にこんなメロディーはNG中のNGだと思うが、せっかく依頼した財津さんにNGを出すなんて大それたマネをする余裕など今のビーイングには無かったのかもしれない。

2.Drive me crazy
一転してクールな曲。C/Wならまあ普通にいい曲という感じだったが何故か緊急で両A面にされたPVが出来上がってなくて発売後に公開されたあたりにその緊急ぶりが伺える。やはり「永遠よりながく」がちょっとアレなんで慌てたのか?

印象度★★★☆☆

初回盤DVD付   

蒼いバラ/
ワインレッドの心(2010ヴァージョン)
安全地帯 2010/03/03 レンタル 初登場9位 売上2.0万枚
1.蒼いバラ
体調不良により2年ほど姿を見せなかった玉置浩二が復帰。しかも安全地帯として。さらに30代後半から白髪化が始まり、06年にドラマ「あいのうた」出演時には完全に真っ白になっていた髪は真っ黒になり、見た目も気力・体力ともに充実した様子が伺える完全復活ぶり。声まで若返ってないか?00年代に入ってからはもう少し柔らかい声質になっていた気がするんだけど、今回はかなり力強い。曲の方も正直02年頃に再結成していた頃は全く耳に残らなかったんだけど今回は全盛期のような路線で渋くてかっこいい。どうやら今度こそ玉置浩二は完全復活を遂げてヒット戦線へも復帰する気力が戻ったようだ。

2.ワインレッドの心(2010ヴァージョン)
83年の4thシングルで最大のヒット曲をセルフカバー。当時のままのアレンジで再現しており、リアレンジはしていない。00年代の玉置浩二の歌声でこの曲を歌う様子はあまり想像できなかったが(ソロでセルフカバーした時は暗黒なシンプル&スローアレンジで覇気ゼロだった)、見事なまでの復活。一体何があったんだろうか?石原と再婚宣言した時まではまだどこいくんだろこの人的な微妙な空気があったんだけど今は無い。

印象度★★★★☆

初回盤DVD付    

ノスタルジア いきものがかり 2010/03/10 レンタル 初登場3位 売上4.6万枚
1.ノスタルジア
映画「時をかける少女」主題歌。インディーズ1stアルバムに収録されていた曲をメジャー仕様にリメイクしたもの。そんなわけでいつも通りの王道バンドサウンド+ストリングスの直球バラード。相変わらずいい曲ではあるが、さすがにマンネリに思われても仕方ない域にあっさりと達してしまったような気もする。タイアップ先にこういうのばかり求められるから仕方ないのかもしれないが、もう少し色々と幅広くやれないものか。

2.時をかける少女
映画挿入歌。松任谷由実が作詞作曲して83年の映画「時をかける少女」に主演した原田知世の大ヒット曲カバー。元々このグループは1st〜5thシングルまでは毎回色んな時代のヒット曲カバーをしていたが、今回久々の復活となった。あくまでこのグループらしくどこまでも直球にカバーしている。ひねりが無さ過ぎるという意見も出そうなもんだけど、ここまで直球だと逆に清々しいくらい。

3.YELL-合唱付-
最大のヒット作となった前々作に合唱を加えたもの…のはずがほとんど原曲と同じでキヨエちゃん1人で歌っている。最初は音源を間違えたのかと思った。合唱が出てくるのは大サビの「永遠など〜」以降でせいぜい掛け合う程度。紅白で中学生と共演したバージョンの方がよっぽど合唱隊の出番が多かった。これならわざわざ入れなくても良かったんじゃ…。

評価★★★☆☆

 

ソラニン ASIAN KUNG-FU GENERATION 2010/03/31 レンタル 初登場3位 売上6.2万枚
1.ソラニン
映画「ソラニン」メインテーマ曲。映画ではクライマックスで宮崎あおいがこの曲を歌う。今回、劇中曲ということで作詞を原作漫画作者の浅野にいおが担当。映画は見ていなくて漫画の方をパラ見した程度だけど、内容に沿った曲になっている。何だか泣ける

2.ムスタング(mix for 芽衣子)
映画のED。08年のミニアルバム『未だ見ぬ明日に』に収録されていた曲のリミックス。原作漫画にインスパイアされて書いた曲だったとのことなのでこの縁から映画化の際に起用されたっぽい。芽衣子というのは主人公の女性で映画で宮崎あおいが演じた人物。彼らの売れた頃のアルバムは聞いたことあるけど、シングルを借りてきたのは初めて。悪くないけど好んで聞くほどでもないという印象だったが、今回はけっこう良かった

印象度★★★★☆

 

戻る