2010年11月発売編

LONG WAY TO GO GOING UNDER GROUND 2010/11/24 購入 初登場90位 売上0.1万枚
1.LONG WAY TO GO
前作に続いてヒダカトオルとの共同プロデュース。前作と同じひたすらアッパーなパワーポップ路線で新生GOINGとはやはりこういう方向になったということか。最初は微妙だったが、高揚感のある曲で聞き込むとハマってくる。サビで終始メンバー全員でウォーウォー叫んでいるのでライブでは観客全員で大合唱して盛り上がるはず。かなりライブ向けの曲だと思う。

Live Bootleg from ap bank fes'10 in Tsumagoi July 18.
2.LISTEN TO THE STEREO!!
3.STAND BY ME
4.トワイライト
5.ハートビート
6.ハミングライフ

ap bankでのライブ音源。前作と全盛期の代表曲を一気に聞かせる。キーボードの伊藤が脱退してサポートキーボードを入れている。キーボードというかシンセのパートを丸々カットして鍵盤で違うフレーズを入れたりするなどここでも4人になっての新たなサウンドを聞かせている。正直「STAND BY ME」「トワイライト」の2曲は特にシンセストリングスがかなり曲のウェイトを占めていたので圧倒的に何か音が足りない感じもしたが、これはこれで新鮮である。

新曲は1曲だが前作と代表曲のライブ音源が聞けて30分近くあるのでシングルとしてはけっこうお得。新生GOINGに触れてみたい人はおススメ。

★★★★☆

 

天使と悪魔/ファンタジー 世界の終わり 2010/11/03 レンタル 初登場8位 売上1.6万枚
1.天使と悪魔
ドラマ「霊能力者 小田霧響子の嘘」主題歌。ドラマを見ていてなかなかポップな感触だったので手に取ってみた。ポップな曲調なのだが歌詞では何が正義で何が悪なのかについて疑問を投げかけている。当たり前が当たり前じゃない現代にさりげなく一石を投じるような内容でなかなか面白い。

2.ファンタジー
こちらは一転してアップテンポな曲。サビでは少しエフェクトもかかったりしていて打ち込み的要素が混ざっている。個人的にはそこまで引っかかる曲ではなかった。よく見るとメンバーにベースとドラムがいなくて、ボーカルギター、ギター、キーボード1人、ピエロお面のDJという異色の構成で、ギターの中島がプロデュースアレンジとなっている。ほとんどの演奏レコーディングを中島1人でやっているとのことなので、ベースやドラムも打ち込みということだろうか。特にサポートクレジットも無かったし。打ち込みロックだと少し生とは違う質感のリズムになっていることが多いが、非常にバンドサウンドっぽくなっているので普通にバンドっぽい。構成が物凄く異色な割には少なくともこの2曲はごく普通のポップ系ロックバンドという印象だった。

★★★★☆

初回盤  初回盤  天使と悪魔/ファンタジー 

ウイスキーが、お好きでしょ 竹内まりや 2010/11/03 レンタル 初登場18位 売上0.8万枚
1.ウイスキーが、お好きでしょ[CMアレンジVersion]
2.ウイスキーが、お好きでしょ[オーケストラVersion]
3.You&Night&Whisky[ストリングスVersion]

90年に石川さゆりが歌っていたCMソングでここ数年復活し、竹内まりやバージョンが新たに今年から使用され、CD化。山下達郎が一切参加していない珍しい竹内まりや作品となっている。よく知らずになんとなく手に取ったんだが、あまりにジャジーでアダルトというか熟年の渋みが全開でさすがにこれを理解するにはまだ俺も若すぎたようだ。酸いも甘いも知ったアダルト限定の曲といえる。アレンジは3人とも違うのだが方向性に関しては全く同じため、あまり違いすら見えてこないほどである。オーケストラVersionが1番ゴージャスな感じはするが、何故こんな似た線で3バージョンも作ったのだろうか。どうせなら全く違う方向で3パターン制作してみた方が面白かった。

★★☆☆☆

 

果てない空 2010/11/10 レンタル 初登場1位 売上69.2万枚
1.果てない空
二宮主演ドラマ「フリーター、家を買う」主題歌。3ヵ月連続リリースとなったが今回も何の変哲も無く高値安定の王道ジャニーズポップス。A面曲に関してもはやソロパートすらほぼ皆無という徹底した無難路線といった感じ。普通にいい曲だがさすがに出し過ぎが仇になってこの程度では別に何とも思わなくなってきた

2.STORY
通常盤のみ収録。アッパーな曲でこれは両A面になってもおかしくないだけの勢いがある。これを通常盤のみのC/Wに平気でしてしまう辺りに勢いを感じるが、今年の嵐はややとりあえず出しておけばいいだろ感が強かったのでこういう感覚も久々に思える。他のジャニーズならA面で余裕でこういう曲出して「今回ちょっといいんじゃね?」ってなっても別に不思議じゃないし。

3.maboroshi
通常盤のみ収録。ミディアムバラード。無難にいい曲。

4.あの日のメリークリスマス
タイトル通りのクリスマスソングで「WISH」の圧倒的なポップ&キラキラ感にはかなわないがそれでもけっこうポップな1曲。なお4曲もあるのに今作にもサクラップは一切なく、結果2010年シングル6枚のうちサクラップはC/W1曲あっただけという史上最低の1年に終わった…(アルバムではそこそこあった)。

★★★★☆

 

ねぇ Perfume 2010/11/10 レンタル 初登場2位 売上10.7万枚
1.ねぇ
2.FAKE IT

いつものPerfume、高値安定。これだけで特に言うところはなく、ヒットシーンにおいては存在だけでほぼオンリーワンなので似たような曲が続こうと特に気にならない。今回はタイトルの連呼が印象的で加工ボイスなのに何かかわいいという新境地を開拓。C/Wは…まあ普通。

★★★★☆

初回盤DVD付    

アイシテル 平井堅 2010/11/10 レンタル 初登場9位 売上3.3万枚
1.アイシテル
映画「ゴースト もう1度抱きしめたい」日本版主題歌。最大のヒット曲「瞳をとじて」を思わせる勝負バラード。あの時同様にアレンジは亀田誠治。何故かドラムだけドッシンドッシンした打ち込みなのは謎だが、期待通りの大バラードという感じ。

2.air cameraman
アコースティック+打ち込みのシンプルな曲だが、ポップな曲で聞きやすい。

3.Unchained Melody
「ゴースト もう1度抱きしめたい」はリメイク映画で元となった90年の映画「ゴースト/ニューヨークの幻」主題歌のカバー。1950年代から有名なスタンダードナンバーなのでなんとなく聞き覚えのある曲だった。アレンジは亀田誠治でここではドラムも生で非常に柔らかい雰囲気が漂う。C/Wではかなりクラブ系や性愛路線に走ったりすることも多いけど今回は2曲とも王道で好印象だった。

4.僕は君に恋をする rei harakami remix
31stシングルのリメイク。浮遊感+打ち込みリズムがメインでなんともいえない独特の空気感が漂う。メロディーがゆったりした広がりがあるのに、アレンジが似合ってないというか。

★★★★☆

初回盤 

Let's Heat Up! SPEED 2010/11/10 レンタル 初登場15位 売上1.2万枚
1.Let's Heat Up!
自身出演のCMソングにもなっている冬のホットポップ。今のSPEEDらしいポップでキャッチーな1曲。伊秩弘将もさすがに全盛期は過ぎているせいなのか、SPEED自体が全盛期の「圧倒的若さ」による勢いは再現不可能なのか。まあどうしても落ち着いてしまうのは仕方ないことではあるけど、今のSPEEDもけっこう進化してて悪くない。典型的に大人=R&B路線に走ってないのが好印象である。これもけっこういい曲なのだが人気が下がっていく一方なのは気になる。個人的には完全復活後にアルバム出すならこの路線でいってほしいところ。

2.カルア・ミルク
C/Wでは少し大人っぽい感じにはしているが完全にあっちへ行ってしまった「S.P.D.」路線まではいかないようで安心。

★★★★☆

DVD付   

ほんとのきもち 高橋優 2010/11/10 レンタル 初登場24位 売上0.8万枚
1.ほんとのきもち
ドラマ「Q10」主題歌。けっこう早口で言葉を詰め込んだメッセージソングだが、つまるのところ「君が好き」という事だけが確かな事というオチにはあまり共感はできなかった。アコギ系の弾き語りが似合いそうなミュージシャンだが、売るためなのか無駄に豪華にストリングスまで入れて仕立てあげている感がちょっと蛇足。あとはドラマと合っていてドラマのターゲット層である中高生にはジャストミートな楽曲だと思う。あの頃はこういうことを1度は考えたことがあったものだった。

2.シーユーアゲイン
A面を聞いた流れで聞いても違和感が無く、ガッカリすることはないであろう安定した1曲といった印象。

3.こどものうた〜FM FUKUOKA POWER PLAY LIVE at ROOMS 2010.9.11
タワレコ限定のデビュー作のライブバージョン。今日思ったことを今日歌う、というキャッチコピーもあるようにメッセージ色というか感情のままにという色が強い。歌詞を含めて共感を呼んでいくタイプのミュージシャンっぽい。「ほんとのきもち」もこの曲くらいの勢いあるバンドサウンドだけで十分成立したように思う。

★★★★☆

 

A Flower RYTHEM 2010/11/10 レンタル 初登場48位 売上0.2万枚
1.A Flower
解散が決定してのラストシングル。ベスト盤で聞いた印象だと後半は流行りに合わせたような軽めのサウンドに移行しつつあったが、今回は初期っぽいポップなバンドテイストに戻している印象。ファンへの感謝を歌ったような温かみのある曲で非常にいい雰囲気ではあるがどうにも印象はそこまで強くはない。あと初期ってもっと強烈にハモっていて2人主役な印象があったんだけど、今回の曲はASKAとCHAGEみたいな印象だ。楽曲制作もいつの間にか単独での新津由依名義になっているし(最初の頃は作詞作曲:RYTHEM)、2人の方向性が完全に別れてしまったのが解散の原因なのだろうか。

2.After hours,Before sleep
こっちは軽めの曲。作曲はRYTHEMになっている。もう少しポップな方向性の方が好きだ。

★★★☆☆

 

雪のアスタリスク TRIPLANE 2010/11/10 レンタル 初登場63位 売上0.1万枚
1.雪のアスタリスク
メンバー以外のピアノやストリングス(シンセ?)が全開の壮大なウィンターミディアム冬の温もり系ミディアムバラードの名曲がまた生まれた感じで、ミスチルやレミオロメンなど小林武史界隈でやれば普通にヒットしてそうな曲(むろん今の小林ならもっとストリングスを重く派手派手にするだろう)。天気予報でまだ隅を見てしまうとか手稲山とかメンバーが北海道出身らしく、東京から故郷の北海道の冬を思うみたいな描写がある。

2.フェイスオフ
一転してシンプルなバンドサウンド。雰囲気的にはレミオロメン辺りにロック具合やメロディーのポップさとのバランスは似ているかもしれない。

3.冬休み
ゆったりした曲。切ないメロディーラインでこういう曲が王道のようだ。

4.妖花
この曲もゆったりめ。普通にかなりいい曲。

★★★★☆

初回盤DVD付   

流星 コブクロ 2010/11/17 レンタル 初登場3位 売上20.4万枚
1.流星
ドラマ「流れ星」主題歌。カバーアルバムで力尽きたのか、ピークを越えて以前ほどガンガン曲が書けないのか今年唯一の新曲はC/Wもなし。ドラマでの使われ方は終盤挿入歌的な感じではあるが、けっこう印象には残っている。04年までのプロデューサー笹路正徳をストリングスアレンジに招くのは過去にも数曲でやっているが、結局のところブレイク以降のストリングス型王道バラードということで完全にいつも通り。個人的にはほとんどこのパターンだけになってしまったこともあり、完全にピークは越えてしまった印象で、次のアルバムはレンタルでもいいかなという感じではある。が、過去に名曲が多かっただけでこの曲もそれなりにいい曲だとも思う。

★★★☆☆

 

女と男のララバイゲーム モーニング娘。 2010/11/17 レンタル 初登場6位 売上4.7万枚
1.女と男のララバイゲーム
いつものつんく恋愛系楽曲。明るいポップ路線の前作があまりに何でもなさすぎたので結局得意なこの方向を連発するしかないというのはよく分かった。今回曲の途中で終了っぽくなったり、アレンジの印象が強い。というかメロディーよりアレンジの印象が強いってどうなのかとも思うが…。基本的にはいつも通り。

2.愛され過ぎることはないのよ
別にA面と入れ替えても違和感が無いくらい路線にもメロディーの印象にも差が無い。なおリンリン・ジュンジュン・亀井絵里にとっては最後のシングルとなるが、特に最後だから中国語がフューチャーされることもなく、楽曲上においては最後まで空気のような存在だった(土台でしっかり支えていたといい風に言い換えることも可能)。アジア展開目的だったはずだが、今となってはそれも何だったのかさっぱりだし、もう少し各自歌わせても良かったんじゃないかとも思う。

★★★☆☆

初回DVD付A  初回DVD付B  初回DVD付C   

ぬらりひょんの孫 オープニングテーマEP MONKEY MAJIK 2010/11/24 レンタル 初登場53位 売上0.3万枚
1.Sunshine
タイトル通りのアニメOP。こちらは新曲。王道の軽やかなサウンドによるポップな1曲。これ普通のシングルとして出せば良かったのに何でこんな手抜きアニメ仕様になったのか謎だ。EPっていうにも普通のシングルとどこが違うのか分からないし。

2.Fast Forward
前のOPで新曲として7月のベストに収録済み。よってシングルカットとなる。シングルとしては「虹色の魚」に続く、ロック色の強いナンバー。ベストでまとめてしまったので改めてアニメファンに買いやすい仕様で企画盤として発売したのだろうか?

3.Sunshine(TV ver.)
4.Fast Forward(TV ver.)

アニメで使用された1分半程度のショートバージョン。いや本当に謎の企画盤ですわ。

★★★☆☆

 

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