2010年12月発売編

Last Song Girls Dead Monster STARRING marina 2010/12/8 新品購入 初登場2位 売上5.2万枚
1.Last Song
新曲。marinaボーカルは『Crow Song』に続いて2作目。今回のラストプロジェクトでは最初と違って予算が下りたのか知らないが、これまでCDがギター以外全部打ち込みサウンドだったのが、ベースドラムも生になっているので迫力が増している。キャラクター岩沢の価値観が反映されたまさにラストの1曲という感じではあるが(そもそも岩沢は「最後に遺した曲」が「My Song」「Thousand Enemies」(メロディーのみ)に続いてこれで3曲目なんだが…)、どうにもこれまでのシングル作品のような一発聞いて分かりやすい雰囲気の曲ではなく、カッコいい曲ではあるのだが最初はあまり印象に残らなかった。何度か聞いてようやくけっこう良くなってきたが…『Crow Song』収録の3曲の方がやはり好きだったぁと思う。

2.Hot Meal(Another “Thousand Enemies”)
新録音曲。LiSAが歌った2ndシングル『Thousand Enemies』の歌詞を変えてアレンジは同じだが演奏を生に差し替えた曲。設定上「消えた岩沢が最後に残していたメロディーにユイが歌詞を書いた」曲だったので、もし岩沢がそのまま歌詞を書いていたら、という設定の1曲。演奏が生になってパワーアップした感じで、歌詞が全く違うので同じメロディーだが印象はかなり違う。が、これをやるなら「My Song」のmarinaバンドバージョンを作って欲しかったところだ。

3.God Bless You
新曲。10分越えの大作バラード。アコギ1本から始まって徐々に盛り上がっていき、最後は盛大なラララコーラスが入ってくる超大作。それなりにいい曲だがやはり長い。どうも今回は「岩沢の生き様」みたいなものを前面に出しているせいか、パッと聞いての良さがこれまでの曲ほどにはない感じがする。またSTARRING marina名義になっているように、岩沢としてというよりmarinaとして歌っているような感じも。

★★★☆☆

 

一番の宝物〜Yui final ver.〜 Girls Dead Monster STARRING LiSA 2010/12/8 新品購入 初登場3位 売上5.2万枚
1.一番の宝物〜Yui final ver.〜
シングルカット曲、再録音リアレンジ。アルバム『Keep The Beats!』に収録されていたこの曲はアコギ1本だったが今回は生バンドと生のストリングスを追加。ただバンドはそこまでド派手に入れておらずかなりシンプルに入れている。むしろこっちがオリジナルでアルバムのはAcoustic Ver.というイメージである。アニメ10話を見ていれば感動的な泣きの名曲なのだが、知らない人には何でそこまで感動しているのかよく分からないかもしれない。それでもまあ普通にいいと思えるくらいの曲だとは思う。

2.Storm Song
新曲。普通にいい曲だが、やはりアルバムまでに比べると少し印象が薄い。アウトテイクというわけではないだろうが、何でなんだろうか。期待しすぎていたのかもしれない。なおmarina同様にSTARRING LiSAとなっているだけあってLiSA個人が前面に出ているので今までの音源以上にLiSAのソロ色が強い感じ。

3.Day Game
夏に開催されたLiSAのGirls Dead Monster名義でのツアーのパンフレットに付属していた新曲で同時期にアニメ公式サイトではPVを公開していた。このパンフは夏に柊朱雀さんと会った時に借りていたので、CDでも既に聞いていたのだが特に変えずにそのまま収録しているようだ。なおこの時点で生演奏になっていた。男の熱いコーラスが入るなど、この時点でもはやガールズバンドではなくなっているが、ライブ前提で公開されただけあって勢いがありまくりな1曲。今後のLiSAもこういう方向でいってほしいものだ。

特典DVD
1.Little Braver(PV)
3rdシングルPV。ガルデモは最初の2作ではPV制作していなかったが3枚目のこのシングルで初めてPVを制作している。劇中バンド名義でリリースしたCDと違ってPVにはLiSAがメインで出演しているためPVでは名義にstarring LiSAが追加されている。基本的にLiSAのかわいさとかっこよさが堪能できる内容だが、一応映像内に出てくるバンドメンバー(実際に音源ではアレンジャーがギター弾いている以外は打ち込み)は「朱雀」というガールズバンドが担当していてまだガールズバンドとしての体裁は保っていたのだが…。

2.Day Game(PV)
体育館でぐるぐる回る映像が印象的。この曲では演奏陣が完全に男性陣になっており(ただしCDで演奏しているメンバーではない)、ガールズバンドという体裁も崩れている。ガールズバンドとして聞いていた人はナニコレ状態だろう。ただそもそも最初からガールズバンドどころか、バンドサウンドっぽかっただけで放課後ティータイムのようなラウド感も無く音がキッチリしていてあまりバンドとしての姿が見えず、個人的には最初からソロ歌手な感じ(そもそも演じている人と歌っている人が違う時点で自動的に切り離された)だったので個人的にはそんなに違和感は無かった。

★★★★☆

 

Family〜ひとつになること KinKi Kids 2010/12/01 レンタル 初登場1位 売上19.0万枚
1.Family〜ひとつになること
ついに1作もリリースが無いのかと思っていたところ何とか2010年唯一リリースされたのは、剛作詞、光一作曲の自作曲。この組み合わせは曲作りを覚えたての「好きになってく 愛してく」で既にやってはいるが、近年は逆にそれぞれがソロ作品で趣味を磨いている感じだったのでKinKi本体で自作することは一時期より減っている印象だった。生音サウンド主体の暖かい雰囲気のミディアムで普通にいい曲だが…印象自体はあまり強くなく、少し地味な印象である。

2.Tears
初回盤のみ。
光一作詞で剛作曲。それなりにいい曲だが、特に感想が無く普通の1曲。

2.me〜地球のいろ
通常盤のみ。
こっちは剛作詞、光一作曲。それなりにカッコいい曲で「愛のかたまり」を少し意識しているかのような曲調。全曲自作のシングルは初なので今回は通常盤も借りてみたのだが曲自体は「愛のかたまり」等のようにインパクト絶大という事が無く、今回普通な感じで正直少々期待とは違っていた。何度か聞いていると少し良くなってきたので後年聞き直すと案外いいと思っているかもしれない。

★★★☆☆

 

from ゆず 2010/12/01 レンタル 初登場2位 売上5.3万枚
1.from
岩沢曲。最近ずっと北川曲ばかりA面になっており、両A面で手掛けた今年の『マイライフ』を除くと、実に07年の『春風』以来の単独A面作。デビュー初期からあったような王道バラードでじっくり聞かせる安心の1曲。十分にいい曲だが昨年までも大盛り上がりを考えると今年のゆずは一段以上地味だったような気がする。

2.赤いキリン
北川曲。アコースティック色の強い曲で共同アレンジが釣俊輔というあまり見かけたことのない人物になっている。クレジット上はプログラミングとその他全インストとなっているが、そもそもマンドリン、オルガン、アコースティックギターという表記されている楽器以外にそんなに多くの音が入っていないのであまりアレンジャー色が強く出ている感じはせず、比較的いつものゆずである。

★★★☆☆

 通常盤

Movement the pillows 2010/12/01 レンタル 初登場18位 売上0.8万枚
1.Movement
ストレートにアッパーな1曲で寸分の狂いなくいつものthe pillowsという印象の1曲。期待通りだが以上でも以下でもなく、印象自体はそこまで強くは無い。

2.Split emotion
3.Gloomy night

これまた王道。少し変わったシングルが続いていたのでこれはこれで直球なのは久しぶりか。

★★★☆☆

DVD付   

チャンスの順番 AKB48 2010/12/08 レンタル 初登場1位 売上69.1万枚

1.チャンスの順番
じゃんけんで普段選ばれないメンバーが大量に選抜された曲だけにそんないつか運がめぐってくるかもしれない的なそのまんまな1曲。普通に爽快なアイドルポップだが、今年のシングルがどれもインパクト抜群だっただけに凄く普通な1曲という印象。というか今年のアンダーガールズやシアターガールズがずっとこんな感じの曲を連発していたので、なんかアンダーガールズの曲をそのままA面にしたような感がある。

2.予約したクリスマス
さすがにじゃんけんで選んだだけのメンバーで行くのは不安だったのかこの曲はいつもの有名メンバーが参加しているクリスマスソング。破綻なく明るいアイドルポップである。

3.ALIVE/team K
team K盤のみ収録。今回はチームごとに歌っている曲をそれぞれ収録している。このチーム分けは今年大幅変更をして組み替えている(元々は加入時期で分けていたのでほぼAは初期、Kは2期、Bは3期という感じだったらしい)。かなりロック色の強い曲になっていて攻撃的な印象の曲だが…。今回のシングルは総じてこれまでが凄すぎて印象が薄い。

DVD

1.チャンスの順番 MUSIC VIDEO
じゃんけん大会の映像とダンスシーン中心の比較的シンプルな内容。センターの内田さんはけっこうかわいい感じなので今後も出番があると個人的にうれしい。ギリギリで何とかメンバー入りした前田敦子が後方にいて存在感が薄いというのはなんだか新鮮だ。

2.予約したクリスマス MUSIC VIDEO
おなじみのメンバーが出演。なんかA面よりもこっちのPVの方が気合入ってないか?という気も。

3.ALIVE/team K MUSIC VIDEO
team K盤のみ。ハードな曲調に合わせて女子刑務所みたいなところで囚人服みたいな曲でハードに歌っているハードな映像。最後は大脱走。なおK盤を選んだのは大島優子、峯岸みなみといった好きなメンバーが多かったからである。

4.19thシングル選抜じゃんけん大会ドキュメント映像(中編)
team K盤のみ。前編・後編はA,B盤にそれぞれ収録。2回戦から決勝前のところまでの対戦がピックアップされている。有名メンバーが大挙して散った前編や、勝者決定の後編と比べると1番地味なところだったのかもしれない。

★★★★☆

TypeA  TypeK TypeB 

空と海があるように TUBE 2010/12/08 レンタル 初登場8位 売上1.4万枚
1.空と海があるように
さわやかで前向きでいて暖かみのある1曲。TUBEのイケイケ路線は正直滑ってる感じであまり好きじゃないが、時々こういう名曲をさらっと書いてくるからたまらない。毎回こういうのばかりだと最近地味だなみたいになるんだろうけど、イケイケ路線を挟んでいるから結局バランス的に最高なんだと思う。

2.君の中の未来から
こちらも同じような路線のミディアム。やはりいい曲。今回80年代の冬のTUBEの時に使用し始めたイラストを01年のバラードベスト第2弾以来久々に使用しているのもなんだか懐かしい。

★★★★☆

初回盤   

小さな魔法 ステレオポニー 2010/12/08 レンタル 初登場23位 売上0.6万枚
1.小さな魔法
ここ最近さわやかな作風が多いが今回は特にとびきりさわやかな爽快ロック。サビの印象があまり強くは無いので爽快な曲という印象の方が強いんだけど、この路線なかなか良い。

2.Everything OK!!!
案外A面よりインパクトがあるんじゃないかと思うやはり爽快な1曲。デビュー当初の暗めの路線からするとSmile Smileとか明るく歌っている姿は想像できなかったが、案外AIMIの歌声はこういう明るい路線にもあっていると思うし、サウンド自体も今の方が芯がある感じでいい。

3.It's a wild world
全英語詞でものすごくハードロックという異色ナンバー。かなりカッコいい。これで骨太な声が乗っかったらまんまハードなナンバーだが、AIMIの歌声でけっこう中和されて聞きやすくなっている印象。バンドとしては格段に良くなっているように思うし、自作しているだけあってサウンドにも一貫性があるので、気がついたら迷走を重ねるSCANDALよりも評価急上昇っていう感じになってきた。

★★★★☆

初回盤DVD付    アニメ仕様盤 

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