2011年6月発売編

Doki Doki 星村麻衣 2011/06/08 200位圏外
1.Doki Doki
ミニアルバムを挟んでインディーズ3枚目。通販初回限定でセルフライナーノーツも付属。今回も昨年に続いて古賀繁一がプロデューサーで共同編曲。ドラムは打ち込みでギターベースと本人ピアノが生というのも同じ。シングルとしてはかなり異色のちょっとファンキーなノリの曲といった印象。ピアノも激しいが、ドラムもけっこう激しいのでこれも出来れば生ドラムにしたかったんじゃないかと思うが、ホーンっぽい音色も打ち込みで入れている上に、かなり生っぽい質感にしているので予算的な問題だろうか。ピアノや曲調の激しさゆえかライナーでは「久々のピアノロック」とされているが、「GET HAPPY」のようなストレートなロックではない。ていうか個人的にこのサウンドはピアノロックというカテゴリーに入らない…。情熱的な恋愛を歌った曲であまり好きな曲調ではないが(DEENで言う「Memories」や「ダイヤモンド」的な)、なかなかサウンド自体は意欲的なので面白い。

2.You
4年前からあってライブでも先行披露していたというミディアムバラード。こちらもサウンド構成は同じだが、やはりオーソドックスなバンドスタイルな質感になっている。まさに王道バラードといった感じで、特にこれまで以上に良いというのは無いが安定感はある。この辺りもベタだが、ラブソングになっているものの基本的に夢をあきらめないでがんばってソング。普通。

CD-EXTRA
今日が笑顔であるように
CD-EXTRA仕様でミニアルバム表題曲の12月4日のFlamingo the Arushaでのライブ映像。資料用カメラしか置いてなかったようで、本人の正面映像とサイド映像のみで構成されている。バンドメンバーいるのに全くそっちは映らず、2画面がたまに切り替わるだけなので映像的には全くライブ感が無い。これならPCでしか再生できずめんどくさいCD-EXTRAにせず、音源だけ3曲目に収録してくれた方が良かったような気がする。

★★★☆☆

Doki Doki/YOU

唇 触れず… ノースリーブス 2011/06/29 初回盤A,B.C 初登場3位 売上11.8万枚
1.唇 触れず…
これまでにない激しい打ち込みロック調の曲。かなりカッコいい曲になっているが、前作に比べると勢いは弱いような気もする。ただ前作が良すぎただけなので、他のユニットやAKB本体と比べても、期待以上を常に出してきてくれる辺りはさすが。売り方はAKBの中で1番しょぼい(3パターン複数商法でもAKBの中核をなすイベント商法が圧倒的に弱い)もの、1番安心できるユニットだと思う。

2.錯覚
こちらはエレクトロ系。裏声&加工ボイスが全編に渡って炸裂するので、ヌケの悪いなんちゃってPerfumeみたいである。流して聞いている分には悪くない。

初回盤A
3.明後日、ジャマイカ/小嶋陽菜
正統派アイドルポップ。どこにあるのかも分からないけどどこに行きたいか聞かれてジャマイカと答えた少しお馬鹿な女の子が主人公になっているが、小嶋陽菜自身が先日の「めちゃイケ」の期末テスト企画で珍解答を連発し、自ら「最近バカがばれた小嶋陽菜です」と挨拶するなどしていたのでその辺りを意識したものと思われる。サビのポップ感といい、歌声にも合っているし、なかなかさわやかで気持ちのいい1曲。

初回盤B
3.誰か教えて/高橋みなみ
ビーイング系みたいなポップソング。もうちょっとギターを強めに効かせたら完全に90年代ビーイングになってしまうんじゃないかという勢い。バラードよりはこういう曲の方がいいけど、個人的に1番安定感はあるけど、声質的には峯岸小嶋の2人の方が好きだ。

初回盤C
3.サヨナラに気づいて…/峯岸みなみ
ちょっと大人っぽい曲。イメージ的には「誰か教えて」を峯岸、この曲を高橋が歌うような印象がある。それだけにこの大人っぽさは意外だった。バラエティ志向が強い峯岸だけど、歌声もけっこういいと思う。

DVD

1.「唇 触れず…」ミュージック・ビデオ
過去に見たことのないロック系というかケバケバなメイクで登場。高橋みなみだけはかなりカッコいい雰囲気だが、残りの2人は雰囲気変わりすぎてあまり似合っていない感じも。車の上やレストランのテーブル、会社のデスクの上などで歌うという内容もロックな雰囲気になっていて曲には合っていると思う。

2.「唇 触れず…」ミュージック・ビデオメイキング
これまでのメイキングの中では最も微妙な内容。スタッフクレジットが流れる横に枠が出てきてそこにメイキングが流れる時点でクレジットいらねーよ!という感じ。一応拡大したり分割画面になったりと映像加工していてかっこよさを演出はしているのだが、終始歌がかかっており、現場の音声に切り替わるのがごくわずかしかない。3人がいつものメイキング同様のノリでカメラに向けて何か喋っている部分でも平気でCD音源がかかっているだけだったりするのは残念である。

初回盤A
3.ノースリーブス スペシャル・コント〜屋上編〜
小嶋陽菜主演。2時間サスペンスのパロディで小嶋陽菜が、AKB劇場支配人の戸賀崎氏を殺害した犯人。高橋みなみが撮影している監督役。小嶋がボケて監督の高橋が突っ込むという内容。わざわざ途中でCM(AKB出演のぷっちょとインテル)を挟んだりして実際のサスペンスをパロディしている辺りが笑える。

初回盤B
3.ノースリーブス スペシャル・コント〜レコーディングスタジオ編〜
高橋みなみ主演。「唇 触れず…」のレコーディングに来た高橋みなみが、業界人気取りのディレクターの峯岸みなみのトンデモディレクションに振り回される内容。業界人ノリの峯岸が歌詞にダメ出しして「唇触れずキスができたら…できねぇよ!!」「アッキー(秋元康)最近仕事しすぎで可能と不可能の区別もつかなくなってんだよ」などと言いながらどんどん歌詞を変えていくのが笑える。ただ高橋主役なのに高橋は戸惑っているだけで実質的に主役が峯岸。一応歌詞変更バージョンの高橋ソロ「唇 触れず…」が聞けるのがポイントか。3つのコントの中では最も笑える。

初回盤C
3.ノースリーブス スペシャル・コント〜楽屋編〜
峯岸みなみ主演。峯岸みなみが大女優、小嶋陽菜が使えない付き人。AKBが解散して10数年後、峯岸は大女優に出世したが、小嶋は仕事が無くなり峯岸に拾ってもらったという設定でボケた展開が続く。高橋はスナックAKB48を経営しているということで話だけ出てくるが、ラストカットではスナックAKB48の花がアップになり「つづく」と出るのでこの設定での続きを制作するつもりなのか?

★★★★☆

唇 触れず・・・(初回生産限定盤A)(DVD付) 初回盤A  唇 触れず・・・(初回生産限定盤B)(DVD付) 初回盤B   唇 触れず・・・(初回生産限定盤C)(DVD付) 初回盤C   唇 触れず・・・ 通常盤 

Don't Wanna Lie B'z 2011/06/01 初登場1位 売上21.6万枚
1.Don't Wanna Lie
アニメと映画の「名探偵コナン」主題歌。歌詞の方向性は前作と似ており、自分を奮い立たせるような応援歌になっている。期待外れというほどではないが、前回の映画タイアップだった「ゆるぎないものひとつ」も歌詞が同じようなテーマだったし、あっちの方が好きである。

2.Homebound
TBSの「NEWS23 クロス」ED。その前は稲葉ソロで担当していたタイアップだが、今回も同じようなバラードナンバー。安定の1曲だがあまり印象は強くない。

★★★☆☆

Don't Wanna Lie(初回限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付   Don't Wanna Lie(通常盤) 通常盤 

HELLO〜Paradise Kiss〜 YUI 2011/06/01 初登場3位 売上9.9万枚
1.HELLO〜Paradise Kiss〜
どうも最近はしっくり来なかったのでシングルにまで手を出すのはやめていたのだが、今回は久々に1つ抜けてキャッチーな曲が出てきた印象。それこそ「CHE.R.RY」以来とかじゃないだろうか。初期のイメージ戦略が強すぎて明るい路線がどうにも似合っていないように感じていたし、特に歌詞の面とかで夢への強い思いを歌っていた頃に比べてラブソングがなんとも純粋というかクセが無いというか…というところはあるものの弱かったメロディーが今回は印象的だったので個人的には久々の快作。

2.YOU
特にこれといった印象の無いミディアムナンバー。

3.It's My Life〜YUI Acoustic Version〜
恒例前作アコースティックアレンジ。前作は特に印象にすら残っていなかったが改めて聞いたら割と良かったような気がしてきた。

★★★★☆

HELLO~Paradise Kiss~(初回生産限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付  HELLO~Paradise Kiss~ 通常盤 

Comic Sonic the pillows 2011/06/08 初登場19位 売上0.8万枚
1.Comic Sonic
アニメ「SKET DANCE」ED。公式表記ではライブ会場限定発売で一般流通していない「TABASCO DISCO」というシングルを32ndシングルとしてカウントしているので、33rdシングルとされている。昨年の「Rodeo star mate」に続いてのアニメタイアップだが、今回もそこまで大きく軸は変わっていない。ただサビのポップ感や歌詞などからは少年向けアニメタイアップを意識したのかな〜と何となく思わなくもない。冒頭Aメロとラストサビの歌詞が同じになっているところは地味に面白い仕掛けである。「Rodeo star mate」はアルバム未収録だったが、今回もそうなんだろうか?

2.Good Bye Present
比較的淡々としたロック。特に感想の出てこない普通な1曲。

★★★☆☆

Comic  Sonic (DVD付) DVD付  Comic  Sonic CDのみ

Time KinKi Kids 2011/06/15 初登場1位 売上17.0万枚
1.Time
かつてないようなデジタルさが表れつつ、曲の印象という意味ではなく、サウンドや曲の雰囲気や歌い方などが全体的にうす〜い感じの不思議な曲。歌い上げる感じではなく、下を向きながら進んでいくような…まあ要するに非常に暗い1曲である。ソロでやりたい放題やりすぎて、逆にKinKiになっても方向性が混ざらないっていうのはあると思うけど(2人で会うことは無い、話し合いもスタッフ含めてやるので2人だけでKinKiの方向性について話し合うこともないとTVでも明言)、たまにしか出さない現状で、KinKiとしてチャレンジするよりかはもう少しキャッチーな曲を挟んでほしいというのが正直なところ。ソロはとっくについていけなくなったけど、07年以降はシングルA面でもこれぞという曲が出てこない印象がある。

通常盤のみ
2.灰色の花
3.君と僕のうた

2曲とも通常盤のみ収録。初回盤は初のDVD付となっているがCDに「Time」しか入っていない。2曲とも「Time」ほど作りこんでいないが、落ち着いたバラード曲で、じっくり聞かせる。統一感はあるし、大人になったKinKi Kidsを十分に感じられる2曲である。

★★★☆☆

Time(初回限定盤)(DVD付)     Time

Only you モーニング娘。 2011/06/15 初登場4位 売上4.0万枚
1.Only you
震災を受けて書いた曲のようでいつもと違う気合の入った1曲。ラブソングだが、いつもの好きだ嫌いだを延々ベタベタと歌うのではなく、愛する君への応援歌という形になっているのでつんくの歌詞としては少しだけ新鮮である。楽曲自体もAメロで少し変化をつけつつ、ストレートなダンスポップ。新メンバーが入ったのでそれ以前ほど大人っぽくもないし、ここ最近の中では久々にそこそこに光る1曲なんじゃないだろうか。

2.やめてよ!シンドバッド
若返りを図ろうとしているのかはじけた1曲。ノリはいいのでライブでは盛り上がるタイプの曲になるんじゃないだろうか。けっこうポポポポポポンと和風な音が鳴ったりとアレンジもふざけた感じになっているけど、いかんせん軽い。そろそろ再びダンス☆マンを呼んだ方が面白くなるのでは?

★★★☆☆

Only you(初回限定盤A)(DVD付) 初回A  Only you(初回限定盤B)(DVD付) 初回B  Only you(初回限定盤C)(DVD付) 初回C  Only you 通常 

水無月 秦基博 2011/06/15  初登場14位 売上1.5万枚
1.水無月
アルバムに続いて引き続き久保田光太郎がサウンドプロデューサー。派手すぎず、地味すぎないバンドサウンドに高らかなサビが印象的な名曲。地震前に曲を書いて、地震後に歌詞を書いたそうだが、前向きさが印象的な歌詞になっているのはその辺が理由だろうか。

2.夕凪の街
同じくバンドサウンドになっているが極めてシンプルなミディアムナンバー。聞き込むと味が出てくる。

3.猿みたいにキスをする(Live at The Room)
3rdアルバム収録曲のスタジオライブバージョン。ピアノとマンドリンとアコギによるシンプルなアレンジだが、「水無月」が非常に良かったのと、前の曲がシンプルだったので若干印象が被って地味。

期間限定盤付属のライブ盤『BEST OF GREEN MIND 2010』はアルバムレビューにて。

★★★★★

水無月+BEST OF GREEN MIND 2010(2011年期間生産限定盤) ライブアルバム付期間限定盤  水無月 シングルのみ 

Flower 前田敦子 2011/06/22 ACT.1,2,3 初登場1位 売上21.3万枚
1.Flower
やや地味な曲ながら素朴すぎるボーカルにも合っているし、意外と耳にも残る佳作的な1曲。このタイミングでソロデビューさせることは無かった気はするんだけど、他のユニット等とも一線を画すキャラクターに合わせた1曲を用意してきたなという感じ。

2.この胸のメロディー
さわやかなギターポップ風の曲。ちょっとロック風な歌い方もしているが…正直あまり合っていないし、他のユニットなり歌い手が歌った方がいいような気もするけど曲自体はC/Wにしておくにはもったいない曲である。

ACT.1
3.頬杖とカフェ・マキアージュ
「Flower」に近い系統のミディアムナンバーだが、サビになるとロックバンド風にガンガン鳴り響きけっこう派手になる。地味ではあるが、やはりこの手のミディアムの方が声には合っているのかも。

ACT.2
3.夜明けまで
「頬杖と〜」とあまり区別がつかない似たようなミディアムナンバー。こっちの方がポップ色がやや強いか。今回C/Wでもかなりメロディーのいい曲が並んでいたので楽曲面での気合はかなり入っているような印象がある。

ACT.3
3.La Brea Ave.
まさかの爽快アップテンポロックナンバー。バンド風の爽快ナンバーはさすがに合わないだろうと思ったが、これはこれで意外と悪くはない。ただこの感じだと生歌になったらヘロヘロになってサウンドに負けそうである。やはり前田敦子は歌っているより、演技等で喋っている時の方が魅力的だと思う。

DVD

1.Flower music video
映画風のPV。前田敦子と少女が母に逢うために旅をするロードムービー風となっている。財布を無くしてヒッチハイクした2人を東京まで運んでくれるドライバーは鶴見辰吾が演じている。AKB48のPVもストーリーっぽいものの細部の設定が謎であるものがあるが(『10年桜』)、今回もラストの描写が意味不明なものとなっている。病室で母親と再会した瞬間に少女が消え、前田敦子の服が少女と同じものに変わる。少女は幻だったのか?という感じになるが、鶴見辰吾が明確に前田ではなく少女と会話をしていたシーンもあるし(接する様子も20歳の前田に対するものではなく子供に対する接し方)、よく分からないぼかされたものとなっている。曲の方は心地よくかかっている感じ。

2.Flower music video(dialog ver.)
こちらは曲を抑えて、本編PVでは流れていなかった台詞を流したドラマ重視の映像。こっちを見ると台詞なしでは分からなかったストーリーも分かるのでより話が伝わってくるが、やはり最後のシーンの謎は変わらない。

ACT.1
3.前田敦子スペシャルインタビュー『今、考えていること』
タイトル通り、インタビュー。曲だけでなくパーソナルな部分についても答えている。

4.Making the music video「Flower」
タイトル通りメイキングだが、ストーリーモノのPVのため映画のメイキングのようになっている。鶴見辰吾や平田満(母の再婚相手役)が女優前田敦子の可能性を語るシーンもあり、女優前田敦子を押し出した内容。

ACT.2
3.Flowerが咲くまで〜前田敦子の軌跡〜
デビューからの単独ヒストリー映像。タイミング的に終わったばかりの第3回総選挙は間に合わず、その前までの内容となっている。新規ファンにありがたい内容。個人的には3種のDVD中で1番おススメなのはこのACT.2である。

ACT.3
3.前田敦子ファッションブック『今、着てみたいお洋服』
色々な服を着てファッションブックを撮影する様子を追ったドキュメント。服についてのインタビューもあるが、これは同世代でファッションに興味のある女の子ファン向けといった感じがする。サウンドスキャンの集計結果ではACT.1が4.5万、ACT.2が3.2万に対してこのACT.3だけ1.7万と差があったが、前田敦子のファッションに興味が無い男性ファンが多かったからなんじゃないだろうか。

★★★☆☆

【特典生写真無し】Flower [ACT.1] CD+DVD ACT.1   【特典生写真無し】Flower  [ACT.2]CD+DVD ACT.2  【特典生写真無し】Flower [ACT.3] CD+DVD ACT.3 

メルシールーe.p. ねごと 2011/06/22 初登場16位 売上0.7万枚
1.メルシールー
2.ビーサイド
3.ランデブー
epという扱いながら表題曲だけあって「メルシールー」が最もキャッチーでインパクトがある。チャットモンチーに似ているという感じも未だにあるもののボーカルがキーボード担当なのでじっくり聞いているとそこまで似てはいないし。「ビーサイド」はミディアムでけっこう重いロック、「ランデブー」はポップな曲だが、C/Wという感じで悪くは無いがあまり印象には残らない。

4.カロン(中島真一 from SEKAI NO OWARI remix)
前作のリミックス。メジャーデビューするに当たってバンド名「世界の終わり」を「SEKAI NO OWARI」と改名する予定だがその「SEKAI NO OWARI」のギタリストがリミックスしている。全く違うサウンドに差し替えたというよりかは、原曲をかなり軽いミックスに変更したような感じになっている。au LISMOのキャンペーンで配信されたものらしいが、音が軽めに仕上がっているのはまさに携帯配信向けだったからなのかもしれない。

★★★★☆

メルシールーe.p.

GOOD LUCK MY WAY L'Arc〜en〜Ciel 2011/06/29 初登場4位 売上12.8万枚
1.GOOD LUCK MY WAY
tetsuya作曲。「READY STEADY GO」以降のラルクの王道中の王道といえるロックナンバー。個人的には90年代のミリオン時代の印象が強いのでラルクも随分爽やかになったなぁという印象がずっとあるんだけど、ソロが充実してきたのでバンドは逆に開き直っているのかもしれない。特に今までの曲と比べても格段にいい曲とまでは思わないが、安定していい曲。

2.metropolis-2011-/P'UNK-EN-CIEL
近年のC/W恒例となっているらしい過去曲をパートチェンジバンドでリメイクしたもので今回は「winter fall」C/W。C/Wベストに収録されたことがあるので聞いたことはあるはずだが特に印象に残っていた曲ではなかった。改めて聞いてみたらいい曲だが、過去にはTOKIOのデビュー曲をライブでやったとも聞くのでそういうのを音源で聞いてみたい気もする。

★★★★☆

GOOD LUCK MY WAY(初回生産限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付  GOOD LUCK MY WAY 通常盤  GOOD LUCK MY WAY(期間生産限定盤)(アニメ盤)(DVD付) アニメ盤 

441 miwa 2011/06/29 初登場7位 売上2.1万枚
1.441
441とはチューニングの際に使う周波数のことでミュージシャンらしい例えを用いたラブソング。バンド+ストリングスが一体となった流れるような1曲で気持ちがいい。ストリングスはけっこう大げさすぎて邪魔に感じることが多いんだけどこの曲ではうまく作用しているように思う。

2.Chasing heats
アコギを生かした比較的軽やかな1曲。そこまで印象は強くないが悪くない。

3.春になったら<acoustic version>
前作の弾き語りバージョン。まんまYUIみたいだがC/Wで前作のアコースティックバージョンをやるのはこれが初のようだ。厳密にはストリングスも入っていたりする上に何故かクレジットにリミキサーが表記されているので原曲からバンドの音を抜いただけなのだろうか?シンプルな編成でも前曲よりインパクトがあり、さすがA面曲といった感じ。

★★★★☆

441(初回生産限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付   441 通常盤 

Smiley Nation GARNET CROW 2011/06/29 初登場14位 売上1.0万枚
1.Smilely Nation
アルバムがかなりポップな作風だったが今回もその流れでポップ。さわやかすぎるジャケットも印象的だ。ていうか女性陣2人は年齢不詳だけど一体何歳になったんだろうか。基本的にあまりにポップすぎるのはイメージ的に合わない気はするし、ここ最近はは本来の持ち味とも違うような、何とも言い難い曲がシングルにもなったりしていたので、こういう方が安心できる。ポップさもうまく消化できる気がするし。

2.八月の夜
kちらはポップ化しすぎて不安になったファンを安心させるようなミディアム。いつものGARNETという感じ。

★★★☆☆

Smiley Nation(初回限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付  Smiley Nation 通常盤 

誰がために鐘は鳴る 高橋優 2011/06/29 初登場20位 売上0.7万枚
1.誰がために鐘は鳴る
これまでの曲は歌詞でいいなと思う部分もあれば、どうもしっくりこない部分もあり(散々疑問を投げかけた後で「君が好き〜」とか、現実というでかい壁と戦う若者のもがきを描くのかと思ったら仲間バンザイな曲になってしまったり)、何か引っかかるところがあったんだけど今回はちゃんと下から見た希望を描いていていい感じ。メロディーも冴えわたっているけど、相変わらずバンドに加えて大げさなストリングスアレンジ。シングルは全部こういう作風で行く気なんだろうか?少々過剰すぎる気がするし、妙に全体的に音がシャカシャカして聞こえる(低音切って高音を上げた時みたい)。音作りの面ではむしろ疑問が増した。

2.花のように
路線としては似た感じだけど、こっちはキーボード使用までにとどめており、過剰さが無い。十分この程度で名曲になりうるというかこれ以上アレンジするのはよくないと思うんだけどなぁ…。

ボーナストラック
3.牛乳/高橋乳

インタビュー等では、これは自分の曲ではない、「高橋乳」という人が書いた曲が勝手に収録された、という設定を語っているが別名義楽曲。別人になりきって声を変えたりはしておらず、また歌詞やアレンジでふざけまくるわけでもない単なる弾き語りナンバーである。設定を設けるならもうちょっと面白い事やってくれないと拍子抜けである。

★★★★☆

誰がために鐘は鳴る(初回限定盤) 初回盤ボーナストラック2曲収録  誰がために鐘は鳴る(通常盤) 通常盤ボーナストラック1曲収録 

戻る