2011年8月発売編

Limited addiction/
We Will Win!〜ココロのバトンでポ・ポンのポ〜ン☆〜
東京女子流 2011/08/24 ジャケットC 初登場11位 売上1.3万枚
1.Limited addiction
アルバムと「僕の手紙」カバーを経てさらに吹っ切れてきたのか今回もアレンジが凄いことになっている。曲調自体はそこまで好みではなかったので平凡なアレンジだったらあまり注目しなかったと思うけどイントロからアレンジ面でやられた。曲も歌唱ももちろんかっこいいが、カラオケバージョンだけでも楽しめる1曲である。

2.We Will Win!〜ココロのバトンでポ・ポンのポ〜ン☆〜
東京女子流の発表してきた曲には全て通し番号がついていてそれは「僕の手紙」カバーにさえついていたのにこの曲だけは通し番外となっており、番号が無い。この曲だけ松井寛のアレンジではないためと思われる。そんなわけで他の曲に比べるとアイドルポップ色が強い。ただタイトル程に全開アイドルソングでもなく、作編曲を手がけたのは中期SMAPを支えたアレンジャーの1人である長岡成貢なので、サウンドメイクはそれなりに凝っている。

3.Don't Be Cruel
ジャケットC,D盤のみ収録。安定の1曲。言う事なし。手抜きなし

CD-EXTRA
1st JAPAN TOUR 2011〜鼓動の秘密〜よりLIVE映像
Limited addiction/鼓動の果て〜月が泣いている〜/Attack Hyper Beat POP

「Limited addiction」が単独ファイル、残り2曲がまとめて1つのファイルに収録されている。画質はあまり良くないが、パフォーマンスレベルの高さは十分に伝わる。曲だけ聞いててあまり動くメンバーを知らなかったので、踊りもきちんとしていて驚いた。

ジャケットAはおでかけムービー収録DVD付、ジャケットBはPV&メイキング収録DVD付、ジャケットCはC/W1曲多い+CD-EXTRAでライブ映像収録、ジャケットDは4曲目にリミックス収録。

★★★★★

Limited addiction / We Will Win! −ココロのバトンでポ・ポンのポ〜ン☆−(DVD付)【ジャケットA】 DVD付A  Limited addiction / We Will Win! −ココロのバトンでポ・ポンのポ〜ン☆−(DVD付)【ジャケットB】 DVD付B  Limited addiction / We Will Win! −ココロのバトンでポ・ポンのポ〜ン☆−【ジャケットC】 CD-EXTRA仕様C  Limited addiction / We Will Win! −ココロのバトンでポ・ポンのポ〜ン☆−【ジャケットD】 リミックス収録D 

Be Starters! 喜多村英梨 2011/08/10 初登場14位 売上1.5万枚
1.Be Starters!
昨年見たアニメ「Angel Beats!」に出演していてちゃんと名前を知ったんだけどそれ以前も高橋瞳が主題歌やったことある「BLOOD+」の主人公やってたとかけっこう期待の声優さんだったみたいで。実際「Angel Beats!」でやっていた役と普段の声と緒方恵美のモノマネしている時で全部声が全く違ったりしていて非常に印象的だった。今作が5作目にしてようやくヒットらしいヒットが出たということになるわけだけど、以前も鳴かず飛ばずな単独シングルリリース4作2社を渡り歩いていて、前々作に当たる「REALIZE」というシングルは事前に中古で100円投げ売りされていたので聞いたことがあった。これが正統派のロック路線で歌声もかなりカッコいい曲だったので、これならガルデモそのまま喜多村さんで良かっ今回は聞かずに今作を手に取ってみたのだが…。路線が全く違っており、打ち込みポップ路線なのはいいとして歌声もかなりカワイイ系になっている。一体いくつ声を持っているんだ…という感じだが、これは好きなタイプの曲や声ではなかった。タイアップには忠実な曲なのかもしれないけど。

2.彩-sai-
こちらも打ち込みポップ系だが、またしても声が変貌。けっこう落ち着いた声で歌っており、歌声としてはこっちの方がしっくりきた。しかしこれはマジでアルバムでも出ようものなら全曲声が違うなんてこともありうるんじゃ…。

★★★☆☆

Be Starters!(初回限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付   Be Starters! 通常盤 

リトル・ダンサー SPEED 2011/08/10 初登場18位 売上0.9万枚
1.リトル・ダンサー
BENNIE K(YUKI)プロデュース。最近はボーカルのYUKIが歌を封印とか言ってBENNIE BECCAになったかと思ったらすっかり音沙汰が無くなってしまっていてすっかり目にしなくなっていた名前だ。最大のヒット作である「Dreamland」を少し思わせるような(さらにポップにしたような)曲で、英語のラップが絡んでくる辺りは非常にBENNIE Kっぽいイメージがある。歌詞カードにYUKIのコメントがあるが、かなり打ち合わせして意向を取り入れて作ったようなので、SPEEDが期待されるイメージは裏切らないようになっている。A面に関しては「S.P.D」以外は売れ線の曲が続いていると思うんだけど、人気が下がる一方なのはアルバムが出ないとかリリースのんびりしすぎとか楽曲以前の問題があるような気もする。

2.PRIDE feat.大神:OHGA
こちらもBENNIE Kプロデュースだが、一転して男性ラッパーが入り、メロもアレンジもポップさが薄く本格派みたいな感じになっている。BENNIE Kも確かA面ではキャッチーなのを狙いに狙いつつ、それ以外では非売れ線をやりたいようにやっていたと思うのでこれもまたBENNIE Kっぽいのかもしれない(ベストしか聞いたことないので詳しく分からない)。復帰第2弾シングルに非売れ線の「S.P.D」を持ってきたことからも案外SPEEDがやりたいのはこういう方向という可能性は高いが、カッコいいといえばカッコいいがこういうのが主流になってしまったらもう聞かないとも思う。いずれにせよ何を出してもファンが離れていくならやれるうちにやりたい放題やっておいたほうがいいのかも?

★★★★☆

リトルダンサー (DVD付) DVD付   リトルダンサー CDのみ 

たとえば唄えなくなったら ステレオポニー×かりゆし58 2011/08/10 初登場52位 売上0.2万枚
1.たとえば唄えなくなったら
同じ沖縄出身で、ステレオポニーの現在のプロデューサーにして過去にはかりゆし58も担当していたIKOMAN繋がりでコラボが実現。だが実際にはかりゆし58からはボーカル前川、ギター新屋の2人しか参加していない。その前川が作詞作曲、アレンジはステレオポニー側のいつものメンツで行っており、かりゆし58はギターしかいないので演奏もほとんどステレオポニー。サビはAIMIがメインで前川がハモリに回るけど、それ以外の平メロや大サビはほぼ前川のソロという形になっている。非常にさわやかな感じの曲で、2人のボーカルも違和感が無くいい感じのコラボである。もうちょっとパンクな方向になるかと思ったけど、メロディーが穏やかで、だけど演奏はわりとテンポがあるっていうのも不思議な感じ。ステレオポニーのここまでの流れからしても違和感のある曲ではなかったが…アニメが無いとこうも売れないものなのか

2.SHOOTING STAR
どうやらかりゆし58は参加していないようで、AIMIと女性コーラス(メンバー?)の声しか聞こえない。キーボードやシンセは使っておらずギターベースドラムのシンプルなバンド編成ながらタイトル通りにキラキラ感が溢れるポップロックな曲。初期のステレオポニーは随分シリアスだったが、AIMIの声はかなりかわいらしいのでこういうポップな路線の方が自然な気がしてきた。

★★★★☆

たとえば唄えなくなったら(初回生産限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付   たとえば唄えなくなったら 通常盤 

明日へのマーチ/
Let's try again〜kuwata keisuke ver.〜/
ハダカ DE 音頭〜祭りだ!!Naked〜
桑田佳祐 2011/08/17 初登場2位 売上14.4万枚
1.明日へのマーチ
シンプルほのぼのアコースティックナンバー。C/Wやアルバムの中の1曲みたいなさらっとした小曲が1曲目というのは意外だ。ソロシンガー色が強かった『月』とも全く違うし、そもそも今回もギターはサポートの斎藤誠に全部任せてるし。シンプルながらけっこうサビメロは印象的で耳に残る曲だったりもする。

2.Let's try again〜kuwata keisuke ver.〜
チーム・アミューズ!!バージョンではサビしか無かった曲を新たに最初から最後まで作り直したいわば完成版。サビだけ既に知っているせいか、本当にサビだけあったものに後から加えたせいか、サビだけ唐突な感じがする。新たに作られた平メロがさっぱり耳に残らない。

3.ハダカ DE 音頭〜祭りだ!!Naked〜
いつものサザン系譜のお祭りナンバー(そういえばソロではお祭りナンバーは無かったか)かと思いきや、リアル音頭。ほとんどサブちゃんの領域(なんか紅白でサブちゃんが歌ってた曲にお祭り風のナンバーがあったはず)。AKBとピンクレディーが出てきてエロネタも盛り込まれているが、もっと凄いエロネタは過去にあったのでむしろ今回はおとなしいくらいである。

★★★☆☆

明日へのマーチ/Let's try again~kuwata keisuke ver.~/ハダカ DE 音頭 ~祭りだ!! Naked~(明日へのレインボータオル 初回盤   明日へのマーチ/Let's try again~kuwata keisuke ver.~/ハダカ DE 音頭 ~祭りだ!! Naked~(通常盤) 通常盤  明日へのマーチ/Let's try again~kuwata keisuke ver.~/ハダカ DE 音頭 ~祭りだ!! Naked~(スペシャルポスター封入)(アナログ盤)(初回生産限定盤) アナログ限定盤 

フライングゲット AKB48 2011/08/24 Type-A,B 初登場1位 売上161.6万枚
1.フライングゲット
ラテン風味もあるようなノリノリナンバー。今年の中では1番インパクトがある曲だが、「ヘビーローテーション」と比べるとやっぱり…。とにかく派手派手に狙って狙って必死に盛り上げてギリギリで風格を取り繕いました感も同時に漂う。そういう意味では崩壊寸前のような危うさも感じる。総選挙で1位になったのに特に前田敦子が歌でピックアップされるようなこともなく、「ポニーテールとシュシュ」の大サビ「たっばっねった長い髪〜♪」(前田ソロ)や「ヘビーローテーション」冒頭とラストの大島のような見せ場が誰1人ない。実際にTV出演時はteam Aの全国ツアーと被ってしまい、いくつかの番組ではセンターの前田どころか篠田、小嶋、高橋ら総選挙トップ10勢が不在という総選挙の結果の作品なのに肝心の人たちがいないよ状態になっていた。それでも「ヘビーローテーション」と違って別に前田がセンターでなくても誰がセンターになっても問題ないというのは何だか虚しい。最初からスケジュールを見てこういう構成にしていたのかもしれない。

2.抱きしめちゃいけない/アンダーガールズ
総選挙22位以下の人たちが歌うキラキラポップ。アンダーガールズは毎回メンバーが違うが、楽曲自体にはあまりブレが無く、直球のアイドルポップで他のアイドルだったら余裕でA面、ハロプロ辺りだったら神曲認定されてもおかしくないような曲を連発している印象で今回もいい。

Type-A
3.青春と気づかないまま
春のドラマ「マジすか学園2」ED。そういえばバラード曲が毎回かかっていたなぁ…という印象しか無いがドラマはほとんど出てこなかった前田が逮捕されて終了という青春どころか何か色々な意味で喪失感漂う結末だったので、物凄くこの曲が合っていたような気がしなくもない。

Type-B
3.アイスのくちづけ
CGメンバー江口愛実で騒動を起こした「アイスの実」CMソング。典型的なタイアップソングといったさわやか果実ポップ。CM用のサビだけでなくしっかり曲を作ってしまう秋元康の鉄人仕事っぷりが凄い。少数精鋭で前田、大島、篠田、板野、高橋、渡辺しか参加していないが架空CGメンバー江口もクレジットされている。

DVD

1.フライングゲット Music Video 武闘映画「紅い八月〜フライングゲット篇〜」
EDクレジット込みで20分近くに及ぶメインPV。冒頭10分以上がドラマパートになっている。ここでは前田敦子以外の2位以下のメンバーが5人ずつ城の中で食事をしながらそれぞれ会話している。この内容は現在のAKB48を取り巻く大きな状況、やがて訪れる終焉という未来を見越して語らせているような意図があるような感じ。お気楽なメンバーと上を目指すメンバー、達観したメンバーがいるけどその中でも宮澤さん達観しすぎでは…。そんな中、仮面をつけた男性武闘派集団に1人の人物が密告。男性武闘派集団が殴り込みをかけてきて戦闘が始まったところで曲が開始。以降は戦闘とダンスシーンを織り交ぜる形で進行。台詞はOFFになってしまうが、ストーリーの進行上に必要な部分は字幕が入るようになっている。この本編だけでも何となく話は分かるが、どうにもよく分からなかったりもする。

2.抱きしめちゃいけない Music Video
TAKE10という表示とと共に全部ノーカットで撮影したというテロップが入る。カメラを1カットで長回しにして、メンバーが次々に裏で早着替えしてカメラの前に出てきて歌うというかなりしんどいものになっている。裏に着込んでいたとか、マジックテープ等で着替えやすい素材を使用しているようだがそれでも相当忙しない展開で、かなり印象的である。メンバーの映り込みにしても「フライングゲット」よりも圧倒的にバッチリアピールできる形で全員が映っており、特に上位勢は下手に選抜に入らなくて良かったんじゃないの?というレベル。昨年の総選挙によるアンダーガールズはPVの設定上ほとんど変装に近い形になってしまい誰が誰だか分からなかったが今年に関してはこっちがむしろ正解だったと思う。前述のように仮装のせいもあって昨年のアンダーガールズは誰1人分からなかったが、今年は半分くらいは見覚えがあるという自分が怖い。

Type-A
3.青春と気づかないまま Music Video
「マジすか学園2」の素材を使っただけの編集映像。バラード調なので黄昏ている風の各キャラクターを映しつつ、それだけでは足りないので2コーラス目以降はOPの歌映像やドラマのメイキングで引っ張るという内容。全員での歌唱シーン等も無く、昨年からずっとC/WまでPV作ってるからって何も無理にそれを守ろうとしなくても…という気しかしてこない。

4.武闘映画「紅い八月〜頂上決戦篇〜」
全編ドラマ部分のみ。本編PVとは曲が始まるまでの冒頭10分程度が全く同じものになっているが、戦闘シーン以降がダンスシーンの挿入なし&台詞付で見れるというのが見どころである。とはいえ構成自体が突っ込みどころ満載で、散々余裕ぶっておいて3位以下全員は一応それぞれ敵に数発は打撃を与えていて全員見せ場はあるのだが人数が多すぎてかなり駆け足なので、ヤムチャの如くあっさりやられて捕まっていってしまう。総勢19名のヤムチャがやられて固まっている中でベジータ程度かといった感じの大島優子が善戦するもやはり追い詰められてしまう。ここでようやくギニュー特戦隊の頃の悟空みたいな遅さで前田敦子が登場。前田敦子は1人で圧倒的戦力を見せて光る刀剣で男性武闘派集団を全員撃破。この主役しか活躍しないっぷりは伝説の迷作「ドラゴンボールGT」に近いものがある。だがこの場所を知っているのは自分たち以外にはいない、誰が黒幕だ?となる。そこに現れたのは大島優子だったという驚きの展開に。何故?という全員の問いかけに「民主主義なんて幻想だ!」と語る大島優子。…うん?何を言ってるのかな?…と思っている間に一部音声がOFFになり謎の大島優子の口パクシーンがあったりして2人の戦闘が開始される。長く見せ場を取って勝利した前田。去ろうとする大島に駆け寄り手を差し伸べ気持ちが分かると告げ、全員で泣き合ってハッピーエンド。正直ワケが分からない。突如民主主義が幻想だと言われてもはぁ?である。口パクシーンにしても、何を言っているのか分からないということで話題になるように仕掛けただけであまり意味が無さそうである。監督の堤幸彦の作品には「ケイゾク」を筆頭にワケの分からなさで魅せるものが多いのでまんまな作風といえばそうだけど…。これは正直面白くなかった

5.フライングゲット ダンシングバージョン
本編PVにおけるダンスシーンのみで構成した本来の意味での「ミュージックビデオ」。これだけでも十分だし、現状AKB以外のアイドルではこのPVを作るのが限界だろうし、ハロプロの切り売り商法であればこれをさらにアップのみ、ロングのみで切り売りすると思われる。まあこれをメインとして考えても…「抱きしめちゃいけない」のPVに出た方が目立ってると思う。

Type-B
3.アイスのくちづけ Music Video
CG架空メンバー江口愛美は直接出てこないが、愛美からプレゼントをもらった前田敦子が大島優子に感謝のプレゼントをこっそり贈り、大島が麻里子様に、麻里子様がDear Jに、Dear Jがまゆゆに、まゆゆがリーダーに…とリレーのように日頃の感謝を示していくハートフルな内容になっている。基本的にプレゼント+メッセージなのに、麻里子様からDear Jだけ何でメール1通なんだとか思うところはあるがほっこりするPVである。

4.第3回AKB48総選挙 ドキュメント映像
30分弱のドキュメント。当時TVで流れまくった各自の順位後のコメントは前田と大島以外はカットされており、当日までの説明と様子、そこに至る心境、終了後の感想など未公開の裏側部分がメインで構成されている。全員ではないが上位勢だけでなくアンダーガールズの面々のコメントもある。それぞれのコメントも作品として残しておいてほしかった気もするし、この一大イベントは30分程度では足りない感じもするけどそれなりにまとまった内容だと思う。大島があの票は愛であるコメントを「誰を敵に回しても言おうと決めていることがある」とと語る舞台裏からのあのコメントは感動的である。後半には「抱きしめちゃいけない」「フライングゲット」のメイキングも収録されている。「10年桜」を最後にPVメイキングが収録されなくなってしまったので貴重である。

5.武闘映画「紅い八月〜頂上決戦篇・予告〜」
Type-Bしか買わなかったライトファンをType-Aへ誘う予告編。映画の予告のような気合で制作されているが元々が18分程度の映像なのに、4分越えの予告ってのは長すぎる気がしなくもないけど。

★★★☆☆

【多売特典生写真無し】フライングゲット(Type-A)(生写真1種ランダム封入)(通常盤)Type-A  【多売特典生写真無し】フライングゲット(Type-B)(生写真1種ランダム封入)(通常盤) Type-B  フライングゲット 劇場盤 劇場盤 

Touch Happy! TUBE 2011/08/24 初登場14位 売上1.2万枚
1.Touch Happy!
夏の終わりに夏全開のイケイケダンスナンバー。アレンジはバンドではなく、リミックスなどを手がけたこともあるピストン西沢となっている。大島こうすけが参加するイケイケ路線とも明らかに色が違うのではそのせいだろう。どうもTUBEがやるイケイケ路線は滑ってる感というか寒さが漂っているように感じてあまり好きになれないんだけど今回もそんなノリの1曲。バンド以外の装飾音もかなりにぎやかで明るい1曲ではあるんだけど、やっぱり滑っている感がハンパ無い。

2.約束の丘
一転して「Summer Greeting」以降増えている穏やかさわやかミディアム。前2作のシングルだとそのままこういう曲がA面になりそうなもんだけどそこをはじけちゃうのがTUBEといったところか。いや普通にこっちの曲の方が好き。

★★★☆☆

Touch Happy!

結界/田園 安全地帯 2011/08/24 初登場59位 売上0.2万枚
1.結界
安全地帯はミディアム系が多い印象があるけど、今回は前向きで力強い応援歌タイプのアップテンポナンバー。基本的には昨年のモードの延長という感じで言葉にならない叫びやうめきが間奏では随所に入っている。けっこうキャッチーな曲に聞こえるんだけど、意外とメロディーを追うのが難しく、けっこう語尾で崩したりと覚えにくかったりもする。一筋縄ではいかない曲である。今回のシングルはどうしてもバンド/ソロでもダントツ最大ヒット作である「田園」カバーの方に注目がいってしまうが、並べても遜色ない1曲だ。それにしても今回のビジュアルは短髪白髪?今までにない玉置浩二になっちゃった…。

2.田園
玉置浩二の96年のヒット曲をバンドでセルフカバー。原曲の雰囲気はほぼそのまま残っているが、バンド感が増していて細かいところは変わっている。今のボーカルスタイルはあまりささやき系には向かないようで(ライブ盤でもささやき歌唱が出来ずに叫び倒していた)、原曲よりも少し重めに歌っていて、最後のサビでは叫ぶように音程を変える箇所もある。この辺り昨年からのハイテンションモードの継続といった印象だ。元々音楽聞き始めの頃に流行っていた曲だけに思い入れも深いんだけど改めていい曲だなぁと思う。

★★★★☆

結界/田園

家族になろうよ/fighting pose 福山雅治 2011/08/31 初登場1位 売上32.2万枚
1.家族になろうよ
女性目線の結婚ソング。アコースティックバンドスタイルで音数が少なくかなりシンプルだが暖かみのある曲調だし、これ以上の装飾は必要ないと思えるくらいの完成度である。ギターは全て本人担当になっておりサポートがクレジットされていない。本人が未婚どころか恋人の噂すらないので、女性目線の結婚ソングってもしかして…という気がしなくもない。

2.fighting pose
最近多いストレートな応援歌。一転してアップテンポなロック路線となっている。アコースティックとロックをA面で並べるのは過去にも何回かあるので、物凄い振れ幅というよりかはいつも通りといった感じも。ライブで盛り上がりそう。

3.HARD RAIN from WE'RE BROS.TOUR2011「THE LIVE BANG!!」 Live at Osaka-Jo Hall.July 2011
4thアルバム『BOOTS』収録曲。昨年のベスト盤にも収録されていたのでそれをひっさげてのツアーでも披露されていたようだ。初期だけに勢いのあるロック路線になっていてかっこいいロッカー福山を堪能できる。

4.家族になろうよ Wedding Ver.
結婚式バージョンということでオーケストラを導入した壮大なバージョン。ボーカルは使いまわしではなく新たに録音しているようだ。最近の売れ線アーティストだと間違いなくこっちのオーケストラバージョンをさらに派手にしてフルバンドも加えたものをA面として出すと思うので、あえてこのバージョンをC/Wの別バージョンとしてA面にオーケストラを必要としなかったところには自信を感じる。

★★★★☆

家族になろうよ / fighting pose 【初回限定「家族になろうよ / fighting pose」 ミュージック・クリップ DVD付盤】 初回盤PV収録DVD付  家族になろうよ / fighting pose (初回限定 「I'm with U キミと、24時間ラジオ」スペシャル・アンプラグドライヴ DVD付) 初回盤ライブDVD付   家族になろうよ / fighting pose >通常盤 

Misty Mystery GARNET CROW 2011/08/31 初登場9位 売上1.5万枚
1.Misty Mystery
アニメ「名探偵コナン」OP。久々にMysteryとかコナンっぽいタイトルの主題歌が来たが、曲の方はミステリーっぽいというかK-POPっぽい異色アレンジ。このシングル3曲の中で1番キャッチーじゃない曲がA面という冒険作になっている。まあ新鮮ではあるけど、こういう風に王道路線をずっとやってきていたのが新機軸を打ち出しまくると歴代ビーイングの伝統的に解散するケースが多い…というか離脱したDEEN以外みんな解散してるので不安になってくる。

2.live
まさかの爽快アップテンポ。爽快な曲は今までもたまにあったが、ここまでウキウキ系の直球バンドポップみたいな曲は全くイメージになく意外すぎる1曲。ただキャッチーさにかけては明らかにこれがA面っぽい煌めきがある。個人的にはこの手の楽曲は好きだけど、暗黒な作風を高評価し、ポップになると評価を下げてきていた多くのコアファンにとっては煌めきすぎてて失神しかねないような1曲だと思う。

3.I can't take...
通常盤のみ収録。通常盤にしか入ってない曲が今回の3曲の中では1番今までのGARNETに近いんだけど、やはりポップな方向である。「live」が爽快すぎるものの、この曲も今までのGARNETの中では最高レベルに爽快に振り切ったような曲だ。サビとCメロが全部英語詞だが聞きやすい1曲。個人的にはC/W2曲が当たりだったが、GARNETらしいかというと正直真逆なので人によって評価は分かれそうだ。

★★★★☆

Misty Mystery(初回限定盤)(DVD付) 初回盤DVD付  Misty Mystery 通常盤 

戻る