2011年9月発売編

この地球の平和を本気で願ってるんだよ!/
彼と一緒にお店がしたい!
モーニング娘。 2011/09/14 通常盤 初登場2位 売上5.5万枚
1.この地球の平和を本気で願ってるんだよ!
高橋愛ラスト曲。ただ既にマジでスカスカで新メンバーが入って路線変更を企てており、卒業記念盤でソロもあるし、特に集大成のような曲にはなっていない。全盛期のダンス☆マン編曲時代がディスコ路線のアレンジが多かったが、今回ちょびっとあの頃を意識!とばかりにディスコの要素を加えてみたりもしている明るいポップナンバー。サビはそれなりにキャッチーだが、平メロとのつなぎが悪すぎるせいかアレンジで一呼吸置いてからサビに突入するので、アレンジャーの人頑張った!みたいな感じ。それでも最近の曲の中では比較的印象的。

2.彼と一緒にお店がしたい!
史上初の両A面曲。公式サイトではA面扱いされていないがこれは高橋愛卒業記念盤には入ってないためと思われる。通常盤ジャケット、帯でもしっかりと両A面表記になっていたし手抜き商法を激化させていくハロプロにしては珍しくPVまで制作。毎回では無いがたまに出てくるC/Wにしては気合が入っているアップナンバーという感じで今回わざわざA面にした意味はコンセプト上の理由のようだ。つんく曰く今回のシングルは同じ女の子の頭の中の様子で一方では世界平和を願っているけど一方で彼氏との将来も考えていてどっちも真剣だとかなんとか。どんだけお花畑なんだよ…という気もしてこのコンセプトに感動するリスナーがいるとはあまり思えないが…。まあつんくの作詞って概ねこんな感じで、さらに加齢により若い感覚が無くなるとどんどん遠ざかっていく時期に差し掛かっていると思われる。曲調は全く違うが、PVやアウトロ部分で微妙に繋がっている。サビが2つあるみたいな曲だが、ギミック満載な冒頭サビに比べて通常サビは普通。単に明るい曲にへんてこな要素を足してインパクトを持たせたような感じだ。注目点は道重がメインになっているところ。貴重な個性的な歌声が聞ける。

高橋愛卒業記念盤のみ2曲目が「自信持って 夢を持って 飛び立つから/高橋愛」に差し替え。

★★★☆☆

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nexus ClariS 2011/09/14 初登場5位 売上3.0万枚
1.nexus
デビュー作と同じアニメのタイアップ…かと思いきやその原作本のタイアップ。ゆえにタイアップとしてかかる機会のない謎タイアップらしい。そのデビュー作と同じ作家が手掛けているが、前2作に比べると最初の印象が薄くやや小粒な印象の曲である。ただ何度か聞いているとけっこうハマってくる。転がるようなキーボードの音と、全面打ち込みによるスッキリしたサウンドは2人の歌声にも合っていると思う。

2.Don't cry
3.アナタニFIT

C/Wもブレなく、スッキリ打ち込みポップ。非常に心地よく聞ける。

★★★★☆

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晴ときどき曇 スキマスイッチ 2011/09/14 初登場10位 売上1.1万枚
1.晴ときどき曇
ほのぼのしたポップソング。最初はちょっと地味かと思ったんだけどちゃんと聞いたらこのほのぼの具合が最高。何度でも聞ける良曲である。初期ほどの1発で耳に残る強さは無いんだけど今の状態は凄くいい気がする。

2.石コロDays
「スフィアの羽根」などアルバム収録もされるような一部の曲を除いてC/Wにそこまで印象に残る曲は無かったんだけど、今回はこれまでのC/Wの中でも格段に素晴らしい出来。通常よりエレキギターを利かせたミディアムなんだけどサビメロの展開が非常に心地いい

3.ガレポンク(Instrumental)
恒例の歌なしインストの新曲。弾き語りのようなアコースティックコーナーというのがこのポジションの印象だったんだけど今回まさかのロックサウンドが展開。しかもドラムベースエレキギターを大橋が担当。ギターはいつものことだがベースとドラムは驚きだ。そこに常田のオルガンやピアノが絡んでいく(Pro Tools Editのクレジットもあるので編集も担当したっぽい)構成で3分に満たない短い曲なんだけど新鮮な衝撃がある1曲。

★★★★☆

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Dear my... 寿美菜子 2011/09/14 初登場11位 売上0.9万枚
1.Dear my...
ロックバンド的アプローチのミディアムバラード。ストリングス飽和前の初期いきものがかりがやりそうな曲である(「コイスルオトメ」とか)。感謝を綴った歌詞も寒くなってくる季節にほっこり暖まるので季節的にも合っている1曲。スフィアからは豊崎さんと戸松さんを聞いたから、一応聞いておくかという感じで手に取ったんだけどまさかいきなりこんな名曲が出てくるとは思わなかった。

2.カラフルダイアリー
爽快なアップテンポロックナンバー。凄い勢いでロックバンド的である。前2作のシングルってもっと普通なポップソングだったんじゃなかったかと思うが…。ブリグリが提供していた戸松さんのロック路線よりも印象的で案外声にも合っていると思う。この路線メインで期待。

★★★★☆

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ワンモアタイム ポルノグラフィティ 2011/09/21 初登場4位 売上4.6万枚
1.ワンモアタイム
昭仁曲。アレンジは田中ユウスケ、近藤隆史とポルノグラフィティの共同。今作ではついにak.hommaが総合プロデューサーに名を残すのみで現場からは退き、曲ごとに違うアレンジャーと共同作業という形になっている。そんなわけでサウンド面にやや変化が感じられるものの基本的には安定のポルノグラフィティで、曲のインパクトもここ最近とほぼ同じような感じ。未来へ突き進んでいくかのような勢いはすさまじい。

2.マイモデル
晴一曲。tasukuとの共同アレンジ。ホーンが入ったスカ風な1曲。アレンジ自体は珍しい感じだが曲自体の印象はいつも通り。

3.グッバイサマー
昭仁曲。Dr.kyOnとの共同アレンジ。デビューから10年以上一緒だったak.hommaがいなくなったという大きな変化が訪れた今作だが、アレンジ面では確かにこれまでと比べての変化はあったものの、メンバー自作の曲とak.hommaの曲のインパクトの差も元々最近はほとんど無かった上に、ak.hommaが作曲からはほぼ退いていた状態だったので思ったほど大きな変化は無かったように思う。ファン以外にはこの変化もよく分からずいつものポルノグラフィティなんじゃないだろうか。

★★★☆☆

ワンモアタイム  

FRiDAY-MA-MAGiC miwa 2011/09/21 初登場9位 売上1.8万枚
1.FRiDAY-MA-MAGiC
歌詞にもあるような「優等生タイプでしょ そんな風に決めつけないで」的なはっちゃけナンバー。ジャケットを開くとベロ出しはじけたmiwaさん、PVでも今までより明るくはじけたmiwaさんとこれまでにないイメージを見せようとしているが、根はやっぱり優等生っぽいのでいい意味での驚きである。ソニー系だと抑圧されてて本性を見せるとまるで当初と違う方向でファン唖然というケースも多いがmiwaは安心だと思う。サウンド的にはドラムが打ち込みでパーカッションは生のようだが、バンド感のあるロックサウンドになっている。

2.始まりは終わりじゃない
アコースティック色もある淡々とした打ち込みロック。印象は強くない。

3.つよくなりたい〜from live tour 2011“guitarissomo”〜
1stアルバム収録曲のライブバージョン。演奏が本人アコギのみの弾き語りでじっくりと聞かせる。ライブバージョンならもっと激しめの曲の方が聞きたかった気もするけど最もシンプルなところでも良さは伝わる。

★★★★☆

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ありがとう ステレオポニー 2011/09/28 初登場26位 売上0.3万枚
1.ありがとう
映画「天国からのエール」主題歌。亡き恩師にささげたという感動系バラードで、今回ギターがほとんど主張せずストリングスが強くなっている(クレジットないけどシンセか?)。それなりにいい曲だけど、いかにもJ-POP売れ線の感動バラード仕様(しかもその売れ線が今ではわざわざ買うほどだと思われずさっぱり売れないことに気づいてない)で、あまり面白味は無い。映画の内容は沖縄で「あじさい音楽村」という無料音楽スタジオの設立に尽力し、09年に病気で他界した人物をモデルにした実話らしく、実際にステレオポニーがそこの出身らしい。そういうわけで思い入れ自体は強そうだが…映画を見ないで曲だけ聞いたところだと…特にこれといった感動は無い。

2.ツキアカリのミチシルベ-Acoustic Ver-
09年のシングルのアコースティックバージョン。何故に今更2年前のシングルが持ち出されたのかは謎だが、初期のYUIプロデューサーが手掛けていた頃のAIMI1人が参加しているようなアコースティックではなく、アコースティックアレンジのバンドスタイルになっているのでメンバー全員が参加している。ただこの曲は普通にロックアレンジの方が合っていると思う。

3.ありがとう-映画Ver.-
映画主題歌用に短くされた(それでも3分以上ある)バージョン。ショートバージョンになっている以外にこれといった違いはないようだ。

★★★☆☆

ありがとう(初回生産限定盤A)(DVD付) 初回DVD付A   ありがとう(初回生産限定盤B)(DVD付) 初回DVD付B  ありがとう 通常盤 

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