2013年4月発売編

ゆれるユレル 新山詩織 2013/4/17 初登場57位 売上0.1万枚
1.ゆれるユレル
ビーイングのオーディションで選ばれ、レーベル「Being」からのデビュー。0thシングルを無料配布したり、パーソナルを前面に出したドキュメント的な先行プロモーションを仕掛けるなど、ビーイングらしさ皆無の戦略が展開。しかもプロデュースは笹路正徳で、録音スタジオもスタッフも演奏陣も全て笹路さんの馴染みのメンツで固まっているようでビーイング内部のスタッフが一切入っていない。BOYFRIENDもそうなんだけど最近出来たこの「Being」というレーベル(一応B-Gram、ZAINなどGIZA以外の既存レーベルが全てかつての独立体制からこの「Being」傘下に再編されている)、制作は全部外注になっているようだ。ビーイングらしい悪く言えば鎖国的な制作だと、レーベルファンしか見てくれないし、肝心のレーベルファンはあれこれ言うものの金を落としてもくれない上にほとんど残ってない。そんな体制から脱却したい、ということなのかも。

曲の方は、思春期特有の「本当の自分」はどこなのか?という自分模索ソング。たぶん同じくらいの年齢の時にこういう孤独を感じた事が無かったんだけど、さらにOVER 30's WORLDを間近に控えた現在はさすがに歌詞に共感はもう全くできない。本人もこれは中学時代のうまくいってなかった頃を思い出して書いたもので、今はもっと明るくなって違う心境に至っていると語っている。いわゆる「中二」っぽい感じがするのはこのためというかリアル中二当時の心境だったわけだ。本人もエレキギターとして演奏クレジットされているが(別にもう1人ギターがいる)、作曲は手直しされたのか作家との共同名義。Bメロまで盛り上がっていくので、サビでもっと爆発するような期待があるんだけど「ゆれるユレル…」と落とした感じになってしまうので、盛り上がりには欠けるが、ロックバンドサウンド+ストリングスという笹路さん安定のアレンジでうまく引っ張っている印象。一瞬しかかからないチャート番組でこの部分しかかからないとなると引っかかりは悪いかもしれない。あと演出なのか終始パリパリとしたノイズが全体にかかっているのがちょっと気になる。さすがにバンドが鳴っている間は埋もれるんだけど音数が減ると一気に浮かび上がってくるし。

PVで猫背でエレキを必死にかき鳴らしている様子は激しく似合ってないんだけど「普通の女子高生」というキャッチや歌っている歌詞、本人が語っている根暗っぽいバックボーンとは凄くかみ合っている。0thシングル無料配布の義理でとりあえず1枚目は買ったものの、買うほどではなかったかも。ただ今後の変化と成長は見守りたい。願わくば暗黒な思いをこじらせすぎて後ろ向きなままにAZUMI化しないように幸あれと願うばかり。でもこの子はきっとこれから明るく変わっていけると思う。

2.現在地/新山詩織 with THE GROOVERS
THE GROOVERSの楽曲をボーカリストのプロデュース、THE GROOVERS自らの演奏でのカバー。原曲どころか、バンド名すら知らなかったんだけど、完全に御本人プロデュースによるものなのでイメージを大きく変えてはいないと思われる。

★★★☆☆

初動0.11万枚

ゆれるユレル  

ミラクル miwa 2013/4/24 限定生産 初登場6位 売上3.2万枚
1.ミラクル
珍しくアレンジャーのNAOKI-Tが作曲にも介入しており、作曲がmiwaとNAOKI-Tの共同名義になっている。パーカッションを起用しながらドラムだけ打ち込み+ストリングス編成なので、全体的に音が軽め。この軽さが初夏っぽいさわやかさを引き出しているんだけど、作曲に介入までした割にはそこまでインパクトの強い曲ではないような…。サビ終りの歌詞が「×××××」になっており、実際にもエフェクトがかかっていて何と言っているのか分からないという仕掛け以外にはあまり引っかかりが無い。

2.スマイル
アコースティックバラード。ピアノとアコギだけで始まり、サビから生のバンドも登場。3連リズムなのでワルツっぽくもあるが、ちょっとまったりしていてやはり印象が薄い。

3.カラ*フル〜MY STYLE ver.〜
前作C/Wのリメイク。シンプルなアコースティックアレンジになっている。普通にアレンジされていた原曲の方がこの曲の良さを引き出していたとはいえ、シンプルな形でも十分にキャッチーなことが分かる。ぶっちゃけこのシングル3曲の中で1番インパクトがあるのはこの曲だと思う。

DVD

miwa before debut.2007〜2010
デビュー前〜デビュー直後までのライブ映像&MCのダイジェスト映像。時間は10分ほど。思ったほど見た目は変わっていない印象。曲もほとんどサビだけとかなので10分という時間以上に駆け足な感じではあるけど、「オトシモノ」や「441」などシングルA面にもなっている曲がデビュー前からあったとは知らなかった。ファンなら必見。ただ今回ジャケ写があまりに奇跡的にかわいかった上に限定だと言うのでジャケ買いしてしまったが、全体的に過去のシングルの中でも最も印象が薄く、買うほどの内容では無かったな…と。希少価値の低い限定になりそうだし。

2nd以降定番のカラートレイ仕様のDVD付初回盤だが、今回は通常盤が無いので初の完全限定生産シングルとなる。

★★★☆☆

初動2.4万枚
サウンドスキャン初動2.3万枚(6位)

ミラクル(完全生産限定盤)(DVD付)

いきているから LUNKHEAD 2013/4/24 タワレコ限定生産 初登場63位 売上0.15万枚
1.いきているから
ソロ活動を展開した後のバンド復活作ということもあってかこれぞLUNKHEADといえるような王道ロックが炸裂。生きることを真正面から歌った歌詞の内容も非常にこのバンドらしいイメージ。ひたすらに勢いに溢れた曲だけど、「ENTRANCE」や「果てしなく白に近づきたい青」に比べるとややメロディーの印象が薄い感じはする。ただこの歌詞はこれまで以上に心に響く。カラオケ需要があるとは思えないが、2曲目にはインストバージョンも収録されており、演奏だけをを堪能できるのが地味に嬉しい。

タワーレコードでしか販売されていない上にそもそも限定生産。紙ジャケ仕様で、中には「アタリが出たら生演奏プレゼント」というくじも封入されていた。ハズレだったが、ハズレの文字が直筆(しかも印刷ではなく直にサインペンで書いた?)で書かれている。また6月9日のSHIBUYA-AXでのライブに向けた作品でもあるため、グッズ購入に使える100円券付。

★★★★☆

初動0.15万枚

いきているから 

best day,best way LiSA 2013/4/3 初登場6位 売上1.8万枚
1.best day,best way
今回はタイアップなし。そのせいか前2作とは打って変わって陽気で元気全開なロックナンバー。前2作の派手な方向性で行くならもう聞くのやめようかと思っていたが今回はソロになって1番好きな曲になった。

2.I'm a Rock star
本人が共同で作詞に参加。バンド+ストリングスによるロックナンバー。ストリングスがかなり控えめなので前2作のシングルのようなド派手さや壮大さは無く聞きやすい。

3.シロイトイキ
本人単独作詞。あえて統一したのか前曲と歌詞のテーマが似ていて、歌に対する思いを歌っている。

★★★★☆

初動1.5万枚
サウンドスキャンDVD付2種合計初動1.2万枚( 13位、16位)

best day, best way(完全数量生産限定盤)(DVD付)完全数量生産限定盤DVD付   best day, best way(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  best day, best way(通常盤)通常盤

誕生日には真白な百合を/
Get the groove
福山雅治 2013/4/10 初登場1位 売上15.1万枚
1.誕生日には真白な百合を
ドラマ「とんび」主題歌だが、冬クールのドラマだったので終了後1ヵ月近くしてからの発売。着うたでは2月から先行配信されていた。完全に王道のアコースティックナンバー。曲自体は寸分の狂いなくマンネリそのものだが、何故かこの人の声が乗っかるとマンネリ感を吹き飛ばして聞き入ってしまう。

2.Get the groove
対照的にもう1曲は熱いロックナンバー。激しい割に案外印象が薄いというのもいつも通り。

3.愛は風のように(from 冬の大感謝祭 其の十二)
4.Good Job(from 冬の大感謝祭 其の十二)

これまた最近定番化しつつあるライブ音源。どちらも7thアルバム『SING A SONG』(98年)収録の曲で1度アコースティックライブアルバムにも収録されたことのある曲。特に印象に残っていた曲ではないので違いとかは把握していない。

DVD付はPV違いの2種、今回は曲違いは無いので3種2パターン複数商法となる。

★★★★☆

初動10.9万枚
サウンドスキャン初動3種合計10.6万枚(1位5.9万、2位2.9万、4位1.7万)

誕生日には真白な百合を【初回限定「誕生日には真白な百合を」Music Clip DVD付盤】初回盤「誕生日〜」PV収録DVD付  誕生日には真白な百合を 【初回限定「Get the groove」Music Clip DVD付盤】初回盤「Get〜」PV収録DVD付  「誕生日には真白な百合を/Get the groove」通常盤 

この涙を君に捧ぐ NO NAME 2013/4/10 Type-A,B,C,D 初登場2位 売上6.4万枚
1.この涙を君に捧ぐ
アニメ「AKB0048 Next Stage」ED。今回はOPではなくEDがタイトルチューンとなったが、それだけの風格がある名曲。全体的に派手さを抑えつつも、メロ主体で聞かせるミディアムナンバー。メロディーもいいけど個人的にはアレンジ勝ちといった印象。いつもの48系にぎやかアイドルポップアレンジと一線を画しているのが耳に残った最大の理由だと思う。

2.主なきその声
こちらはOP。ごく普通に明るいポップナンバーで悪くは無いけど「この涙を君に捧ぐ」があるとどうしてもC/Wにせざるを得ないか。ただ「希望について」よりは好きかもしれない。

Type-A
3.少女たちよ NO NAME ver.
AKB48のドキュメント映画の主題歌になっていた曲のアレンジそのままのカバー。原曲にはNO NAMEメンバーは渡辺麻友しか参加していなかったのでガラッと声の感じが変わって…はいるのだがアレンジがそのまんまなのでそこまで違いは感じない。NO NAMEはどうやらソロパートよりも2人か3人の歌割りを連発しているようだ。

Type-B
3.大声ダイヤモンド NO NAME ver.
10thシングルのカバー。同じく渡辺麻友しか原曲には参加していないが、C/Wに当時のチームごとやSKEバージョンが収録されていて、当時在籍していた亜美菜、石田、仲谷、矢神辺りはそっちで歌っていた。アニメで使用された時のそのままの歌割りなので、冒頭を石田晴香がソロで歌唱。アレンジも変えずにセルフカバーするならこういう目立つソロパートをもっとたくさん聞きたかった

Type-C
3.初日 NO NAME ver.
12thシングル「涙サプライズ」C/Wで2ndアルバム『神曲たち』にも収録された曲のカバー。原曲が当時のチームBの曲なので、やはり渡辺麻友、そして仲谷も参加していた。渡辺だけ元々の参加曲ばっかりじゃないか…。

4.オーディオドラマ前編「3型目の謎」
NO NAMEメンバー全員と、3型目まゆゆ(田村ゆかり)、6代目ゆきりん(堀江由衣)が出演。まゆゆだけ「3型目」なのでサイボーグなのではないかと疑ったNO NAMEメンバーが追跡調査をするというストーリー展開。ちょくちょく「中の人」ネタが挟まれており、ゆきりんのキャラがかったり、まゆゆがロボットだというメンバーの意見に智恵理(渡辺麻友)だけそんなはずがないと最後まで反対していたり、宝塚にハマっている3型目まゆゆの様子を見て、智恵理(渡辺麻友)と鈴子(秦佐和子)が一緒にヅカごっこを始めてしまったりする。中の人のパーソナルネタを知らないと分からないギャグが多いので聞き逃しているネタもまだあるかもしれない。またゲスト声優の2人に関しては語尾にまゆゆをつける田村ゆかり(「いただきまゆゆ」とか「ごちそうさまゆゆ」とか)、暗黒に高笑いする堀江由衣に興味があるなら聞いて損なし。

Type-D
3.てもでもの涙 NO NAME ver.
この曲のみ一般シングル、アルバム収録曲ではなく、劇場公演アルバム収録曲。当時のチームBの3rd Stage「パジャマドライブ」公演で柏木由紀と当時在籍していた佐伯美香の2人で歌っていた曲らしい。柏木が在籍しているフレンチ・キスのC/Wでフレンチ・キスバージョンが収録された事はあったようだけど、NO NAMEメンバーが原曲に誰も参加してない曲ということになる。というわけでこの曲だけ一切知らなかった。

4.オーディオドラマ後編「ブラックスノーの陰謀」
前編ラストのオチから続く展開。出演者も同様。まゆゆがどうやらロボットどころか、暗黒に高笑いしていたゆきりんがまゆゆを改造していた挙句に、どこかに連絡を取っていて、他の選抜メンバーも改造しようと狙っている事を聞いてしまったNO NAMEメンバーがパニックに陥るという展開。オチといい、前編に比べるとストーリーにキレが無い気がする。

DVD

1.この涙を君に捧ぐ Music Video
宇宙船にメンバーが乗っていて、その中の渡辺、岩田ら4人はコールドスリープしている自分に微笑みかけているんだけど何で4人だけなのかという謎。眼前に迫った地球に感激し、最後は地球に向かって全員が宇宙船からダイブする謎…と何が何だかさっぱり意味が分からない内容。ただメンバーは綺麗に撮れている。佐藤すみれ、石田の2人はしばらく見てない間に随分大人っぽくなった。仲谷、秦、矢神の3人は正真正銘これが48系グループでの最後のPVになるし、内容はワケが分からないが見所はけっこうある。

2.Making of Music Video
そのまんまなPVメイキング。各メンバーのインタビューも盛り込まれており、メンバーがこのNO NAMEという存在を大切に思っている事が分かる。

Type-A
3.「AKB0048 NO NAME FIRST KILLALIVE」前編
2月に行われたイベントライブの模様を収録。前シングルや今作C/W曲が収録されている。ダイジェストではなく、普通のライブDVDみたいになっているので見ごたえはあるが口パクとTVサイズはやっぱり鉄板なのね…。序盤はアニメの声優も使って、キャラクターとして行う演出にしているが途中から素に戻る。この中だと進行役はやっぱり佐藤亜美菜しかいないか。

Type-B
3.「AKB0048 NO NAME FIRST KILLALIVE」後編
続き。「虹の列車」「この涙を君に捧ぐ」「主なきその声」が収録されているほか、最後のあいさつMC、舞台裏インタビューなど。後編の方が曲よりもMCや舞台裏メインになっている。

前作は曲違いが無く、DVD違いの4種2パターン複数商法だったが、今回は4種全て収録内容が異なる4パターン複数商法にパワーアップ。今回も握手券の付属は無い。

★★★★☆

初動4.9万枚
サウンドスキャン初動4種合計4.2万枚(A〜Dの順に5位1.7万、7位1.3万、11位0.68万、12位0.56万)

この涙を君に捧ぐ (Type-A)(メーカー特典なし)Type-A(DVD付)  この涙を君に捧ぐ (Type-B)(メーカー特典なし)Type-B(DVD付)  この涙を君に捧ぐ (Type-C)(メーカー特典なし)Type-C  この涙を君に捧ぐ(TYPE-D)(メーカー特典なし)Type-D 

(Where's)THE SILENT MAJORITY? 高橋優 2013/4/10 初登場12位 売上0.7万枚
1.(Where's)THE SILENT MAJORITY?
これまでと異なりBRAHMANと高橋優の共同編曲。さらに実は今までほとんどクレジットされていなかった演奏にもアコギで参加。BRAHMANのバンド演奏と本人のアコギによる激しいサウンドになっている。今回は社会に対して思った事をひたすらぶちまけていく曲だけに非常に泥臭い。この曲に小奇麗さは不要だ。桐島が部活を辞めた前作から明らかに高橋優の音楽の空気は変わった。歌っていることはそこまで変わっていない。シングルA面における不自然な売れ線アレンジを止めにしたことで、本来の魅力をそのまま提示するようになった。

2.オナニー
本人の単独編曲。弾き語り+ハーモニカ。前述のように意外と演奏してない事が多かったので、これまで以上に迫りくるような勢いがある。人間の身勝手さを馬鹿ばっかりだと連呼しながら歌うスタイルは余計な装飾無しでもズバズバ響いてくる。そこまで鋭く何かを切り込んだりしているわけではないんだけど、そもそもそういう社会派じゃない。分からないことばかりで賛成も反対も言えないとも歌っている。感情のままに歌っていて着飾ってないから信頼できるし、そこに共感できるリスナーだけが聞けばいい。リアルタイムシンガーソングライターとはまさにそういう事なんだろう。

3.野に咲く花になるまで
これまた弾き語り。一転してストレートなラブソング。今まで主に浅田信一がアレンジャーだったが、今回は浅田が全く参加していない。明らかに引きの美学というか、音を足せばいいわけじゃない事を感じたし、実際に本人もインタビューオーケストラを入れようと思ったが止めたと語った。もちろん曲によりけりだが、サウンドプロデューサーに小奇麗に音を整えてもらうよりも多少雑だったり音数が少なくてもアレンジまで1人でやった方がいいんじゃないだろうか。改めて2ndアルバム期の3シングルのアレンジはあれは無かったなと。

★★★★☆

初動0.6万枚
サウンドスキャン初動0.54万枚(13位)

(Where's)THE SILENT MAJORITY?  

ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない モーニング娘。 2013/4/17 通常盤A 初登場1位 売上10.6万枚
1.ブレインストーミング
例によって大久保薫が最大の功労者なんじゃないかという勢いでEDMアレンジが全開。メロディーはもうチャチャッチャチャッチャチャッチャ…♪って感じでぶっちゃけここ最近のシングルが全部区別つかなくなってしまった。これはもうこの路線全くついていけてない。この曲もサビであの小島よしおの伝説的ギャグ"そんなの関係ねぇ"を導入した曲、として何とか印象に残す取っ掛かりを見つけた、という状態。

2.君さえ居れば何も要らない
もう1人の功労者、平田祥一郎によるアレンジ。大久保に比べるとややマイルドな印象のサウンドだが、やはり全体の印象は同じような感じ。

通常盤Aのみ
3.Rockの定義/田中れいな
今作を持って卒業する田中れいなのソロ曲。高橋愛や新垣里沙がそれなりに本人の希望らしき方向性のソロ曲で卒業していったのに対して、この曲は…アレンジ大久保薫だけど最近のシングルよりも「泣いちゃうかも」頃の雰囲気だろうか。これからバンドやるのでバンドでも歌える曲にしたというつんくのコメントからしてもっとバンドっぽい曲なのかと思ったんだけどなんだこれは。本当にバンドでやるなら全く違うアレンジにするしか無いくらい打ち込み全開じゃないか…。道重と2人で歌ってた「私の時代!」の方がよっぽどロックっぽくてかっこよかった…。

ということで「女子かしまし物語」で離れて、数年後に「みかん」から再びシングルを聞くようになって6年。前述のように完全に曲の区別がつかなくなってしまったので田中れいなの卒業に合わせてシングルを聞くのは再度離れようと思う。最早C/W回収すら不可能な複数商法になって久しいし、同じ感想しか出てこないのでシングルを聞く意味が無い。℃-uteのようにアルバムが出れば一応チェックという感じでいいかなと思う。そもそもPV集まで買っていながら新しいメンバーに全く愛着が持てなかったっていう時点でも完全に潮時越えていた。さようなら、モーニング娘。

★★☆☆☆

初動9.4万枚
サウンドスキャン初動6種合計4.0万枚(通常A(5位)、初回A〜E(8,12,15,16,17位)

ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない(初回生産限定盤A)(DVD付)初回DVD付A ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない(初回生産限定盤B)(DVD付)初回DVD付B ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない(初回生産限定盤C)(DVD付)初回DVD付C

ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない(初回生産限定盤D)初回D ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない(初回生産限定盤E)初回E  ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない(A) 通常A  ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない(B)通常B 

reunion ClariS 2013/4/17 アニメ盤 初登場2位 売上4.1万枚
1.reunion
デビューシングルと同じアニメ(続編)のOPタイアップ。アニメ盤の絵柄が1stと同じキャラ…だったと思う。kzによる作詞作曲編曲も1stと同じ。だけど曲のインパクトは1stの方が圧倒的に合ったと思う。今作は何だかなかなか耳に残らなかった。

2.Tik Tak
ややいつものサウンドに歌謡っぽさを足したようなナンバー。チクタクチクタクのフレーズがインパクトがあり、最初に聞いた時はA面より印象的だった。

3.ミントガム
特にコメントなし。2ndアルバムも1stと同じような感じなんだろうなぁ。どうするかな…。

アニメ盤のみ
4.reunion-TV MIX-
恒例のアニメ盤のみのTVサイズ。最初の頃はレンタル屋も通常盤を入荷していたのにすっかりパターンと需要の流れを読んだのか、アニメ盤を入荷するようになった。

★★★☆☆

初動2.5万枚
サウンドスキャン初動2種合計2.3万枚(アニメ盤2位、初回DVD付3位)

reunion(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  reunion(期間生産限定アニメ盤)アニメ盤  reunion通常盤 

夢やぶれて-I DREAMED A DREAM- 華原朋美 2013/4/17 初登場13位 売上1.2万枚
1.夢やぶれて-I DREAMED A DREAM-
ミュージカルのカバーということでJ-POP的なキャッチーな要素は皆無。ほとんど雄大なストリングスアレンジだけで引っ張るバック演奏だが、歌詞を噛みしめて魂で歌う華原の歌唱は圧巻。まずもって他の誰かが歌ってもさほど魅かれないだろうタイプの曲とアレンジなんだけど、声だけで引っ張り込まれた。

2.I'm proud-2013 Orchestra Ver.-
タイトル通りオーケストラアレンジ。末期の壊れた曲ならまだしも、初期の曲はアレンジも完成度が高いので下手に原曲準拠のちょっと変えただけのアレンジにしたところでどう頑張ってもあの時の小室哲哉の勢いを越えるのはたぶん不可能。となると音数を抑えてアコースティックにするか、逆に生音の良さで勝負するバンドサウンドにするか、今やコンビニエンス感覚と化しているストリングスバージョンにするかくらいしか選択肢は無さそう。というわけでコンビニ化を選択したようなんだけど、まあ鉄板のようなアレンジ。後は声の力でどこまで引っ張れるかというところなんだけど歌声は想像以上。当時とは歌い方も変わったんだけど、当時とは別のアプローチから原曲と肩を並べる事に成功したと思う。声を引き立たせるためだけにこのアレンジにしたならそれもありかもしれない。声しか耳に入らないもんな。むしろバックが邪魔なくらいだ…ってあれ?

3.夢やぶれて-I DREAMED A DREAM-(Piano Ver.)
シンプルにピアノだけで。これもまた味がある。

★★★★☆

初動0.7万枚
サウンドスキャン初動0.55万枚(13位、初回盤)

夢やぶれて-I DREAMED A DREAM-(初回限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  夢やぶれて-I DREAMED A DREAM-通常盤 

僕たちの不確かな前途 さかいゆう 2013/4/24 初登場74位 売上0.1万枚
1.僕たちの不確かな前途
不確かな明日を進んでいく不安をリズミカルに歌う軽快な1曲。クレジットではベースが先頭になっているが、ベースとドラムがメインで曲を引っ張っていくサウンド構成が変わっている。ギターに事務所の大先輩である山崎まさよしを招いているのにスパイス程度の役割でほとんど目立ってないというのは一体…。最初はパッとしなかったが何度か聞いていると良さが見えてきた。

2.ONE WOMAN
ピアノとストリングスメインのバラード。普通にいい曲。

3.100%
小泉今日子に提供した曲のセルフカバー…らしいが原曲を知らない。前曲とあまり印象の変わらないストリングス系バラード。

4.CREEP
RADIOHEADのカバー。ピアノとボーカルしか入っておらずかなりシンプルな仕上がり。C/Wが3連発でゆったりっていうのはちょっと残らなかった。

★★★☆☆

初動0.1万枚

僕たちの不確かな前途(期間生産限定盤)ライブCD付期間限定盤  僕たちの不確かな前途通常盤 

純情 玉置浩二 2013/4/24 初登場62位 売上0.2万枚
1.純情
2.次男坊
昨年のセルフカバーアルバムに続くソロ作品。ソロでのシングルは休止前の07年以来。安全地帯と並行してのリリースということのようだけど、今回はC/W含めて2曲とも母への愛情を歌った曲。「次男坊」の方では2番になると父親も登場する。シンプルなサウンドと歌唱は「田園」以外の一般的な玉置ソロ(バラード)のイメージそのまま。セルフカバーアルバムや安全地帯で起用していたトオミヨウを編曲に招いているが、何故か作詞は本人ではなく90年代に起用していた須藤晃。ジャケットに写っているのは玉置母と思われるが、歌詞が本人じゃないというのは意外だ。2曲とも感情のこもった歌唱は絶品で感動を誘うもののかなり地味であまりシングルらしい曲ではないかも。

★★★☆☆

初動0.16万枚

純情  

戻る