2016年7月発売編

RIDE ON SUMMER TUBE 2016/7/6 初登場11位 売上1.5万枚
1.RIDE ON SUMMER
編曲はJin Nakamura。新たなアレンジャーを起用したことで新しくなるというよりは特に昨年の鳥山雄司アレンジ体制での落ち着きすぎなところからもう少し適度にバンド感があって勢いもあるところへ回帰したようなイメージ。昨年の夏のアレはどうしてもDEENの某曲がよぎってしまうところがあったので今回の方が30周年よりも30周年っぽいというかTUBEっぽいところに戻ってきたような気がする。

2.FULL SWING
編曲:TUBE&佐藤晶。昨年ついに登場する事のなかったTUBEの編曲復帰作。2012年のアルバム『SUMMER ADDICTION』で一気に外部編曲になってしまったのでこのアルバム内でTUBE編曲参加が1曲だけでこれ以来になるはず。しかも今回はギターを前面に出した久々のガツンとしたロックナンバー。こういうのを聞きたかった!ただサビのメロディはなんかどこかで聞いたような…。

★★★★☆

RIDE ON SUMMER(初回生産限定盤A)(グッズ付)初回盤グッズ付A  RIDE ON SUMMER(初回生産限定盤B)(DVD付)初回盤DVD付B  RIDE ON SUMMER通常盤 

灼熱サマー〜SUMMER KING×SUMMER QUEEN〜 志田サマー新井サマー 2016/7/6 初登場19位 売上0.6万枚
1.灼熱サマー〜SUMMER KING×SUMMER QUEEN〜
夢みるアドレセンスの志田友美と東京女子流の新井ひとみによる夏限定ユニットの第1弾。夢アドはソニー所属だが、女子流が所属するエイベックスからのリリース。しかしレコード会社はそっちに譲ったからとばかりにクレジット上は志田が前に出ていて、スタッフ表記も夢アド→女子流の順番に記載されている。ド直球の全力全開サマーアップナンバー。かなり単純かつ突き抜けていってしまう曲で聞いた後には本当に何も残らない。それくらい突き抜ける爽快感。しかし聞いている間はひたすら爽快夏気分。アイドル界隈がひねり合い、個性の出し合いの状況になってきている中でここまで全力直球なのが逆に天晴。

2.今夜は午前サマー
これもアッパーなナンバーなんだけど全力直球の後にはどうしても印象負けせざるを得ない宿命を背負ったようなC/WオブC/W曲。

DVD

1.灼熱サマー〜SUMMER KING×SUMMER QUEEN〜(MUSIC VIDEO)
タイのビーチで撮影されたサマーリゾート感全開の夏らしいMV。夏!海!女の子2人ともメチャクチャカワイイ!を楽曲同様に直球全力で見せるような内容。何故か壁に突撃するクイズ形式の演出も用意されオチがつくのがなんだか90年代以前の空気。

2.Making Movie 前編
前編となっているように、8月の2ndシングルに後編を収録予定のようで撮影自体は1回で全部終わらせていたようだ。壁に突撃するクイズの逆バージョン(もう片方が泥水ダイブすることになるバージョン)もここに収録。新井ひとみは女子流の時よりもなんかイマドキの10代女子っぽくなっているような。そして女子流がアーティスト宣言でアイドル系イベントから撤退したがこのユニットは適用外なので新井ひとみが夏のアイドルイベントにも出演できる、という特徴もあるわけだけど、この天性のアイドル性は出せるうちにやっぱそっち方面で出していくべきだと改めて思う。

★★★★☆

灼熱サマー ~SUMMER KING × SUMMER QUEEN~(CD+DVD)DVD付  灼熱サマー ~SUMMER KING × SUMMER QUEEN~CDのみ 

ACROSS 相川七瀬 2016/7/6 初登場63位 売上0.09万枚
1.ACROSS
ラルクのTETSUYA提供曲(作曲のみ)。パブリックイメージ通りの打ち込みロックナンバー。パブリックイメージを離れた作風も目立ってきていたが、ここ数年はアルバムどころか新曲リリースもいつできるか分からない状況になってきているだけに数少ないリリースチャンスに変化球や新たな挑戦をやるより世間が思う相川七瀬をそのまま表現したということだろうか。これぞ相川七瀬!といった感じだが初期と違うのはダークさは無くさわやか。また意外と印象に残らなかったりもして…。

2.僕らのEndless Dream
これまでにも何度か提供されている元WANDS柴崎浩の提供曲(作編曲)。これまたイメージ通りのロックナンバー。やはり意外と印象に残らなかったりもするが、2曲ともこれぞ相川七瀬なイメージで好感触。

★★★★☆

ACROSS(CD+DVD)DVD付  ACROSSCDのみ 

EXTRA FLIGHT SINGLE LINDBERG 2016/7/10 8/12(通販開始) ライブ会場・公式通販限定
1.パスポート
川添曲。デビューから11thアルバム(98年)までのプロデューサーだった月光恵亮が久々に共同アレンジで参加。

2.キミハキミ
平川曲。15年9月11日からiTunes限定で配信されていた曲の初CD化。同じく月光恵亮との共同アレンジ。

3.アタシは今すぐ愛するアナタを抱きしめる
小柳曲。この曲のみ共同アレンジャーが角田宗徳。

2014年2月に再結成を発表するもライブ活動のみで、1年半経過してiTunes限定で新曲「キミハキミ」がリリースされるも、再始動から2年以上経過してCD作品としては今作が初となった。09年の再結成以来の新曲だが今回は自主制作になっている。

3曲通して02年の解散直前のアルバム曲で見せていたようなヒット性の薄いクールで大人なLINDBERGの延長というか、ほぼ別人状態。今のモードがこういうものなんだろうか。正直意外だった。というか3曲通して誰だか分からない勢いでボーカルスタイルが変わってるし。特徴のある元気な歌声は3曲通して全く聞くことが出来ず、終始抑えめに歌い、少し高音に行くとファルセットになってほとんど声を張り上げないし、サウンド面でも勢い重視ではなく演奏に凝ったようなオシャレ系なので、LINDBERGのイメージからはかなり離れた楽曲。09年が無ければ今はこういう感じかと納得も出来たが、09年が往年の再現全開だっただけにいきなりこの作風では切り替えができない。往年の魅力を越えるか匹敵するほどの何かが正直あまり感じられず、衰えを感じざるを得なかった01、02年の末期よりさらに低空飛行感が漂うのは微妙なところだが…でも年齢的にはもう往年の元気さはキツいだろうし…。

★★★☆☆

公式通販限定

裸足でSummer 乃木坂46 2016/7/27 Type-A,B,C,D,通常盤 初登場1位 売上86.1万枚
1.裸足でSummer
歌唱メンバーは秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、高山一実、中元日芽香、西野七瀬、橋本奈々未、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、若月佑美
乃木坂の夏曲は2年目の「ガールズルール」以降、1年間で最も48系列寄りになる(夏の特番で48系列と一緒に夏曲を連続披露すると区別がつかない)、ただし年々遠ざかってきていた、という印象があったが今作で一気に夏曲でも48系列寄りじゃなくなったような歌いだしの通りに「いつもの夏と違う」新しい夏が来たような新鮮な感触を得られる楽曲。特段メロディーがいいとか、アレンジに勢いがあるわけじゃないんだけど、なんなんだろうか。グループがまさにキャリアハイに達しているせいだろうか。随所で連発されるヘイ!はお笑いに詳しくなくても全裸ポーズをするとにかく明るい芸人がその都度浮かび上がる仕様だが、そこも策士家秋元康の狙いなのか?

2.僕だけの光
歌唱メンバーは「裸足でSummer」と同じ。
日テレの高校生クイズの応援ソング。電子音で押す曲調の雰囲気がどこか「裸足でSummer」と近い部分があり、なんだかA面候補だったけどC/Wに回った曲…みたいな印象。高校生クイズだし、もっとストレートなアイドル元気ポップで良かったんじゃないかと思うけど…。今作の中では1番印象に残りにくい。

Type-Aのみ
3.オフショアガール
白石麻衣のソロ曲。JR東日本管轄内で売っている天然水From AQUA〜谷川連峰の天然水〜のCMソング(なのでJR東日本圏外ではかかってすらいないかと)。CMには乃木坂メンバーが登場しており、白石1人ではないし、そもそも楽曲自体がユニゾン前提のような明るくドキャッチ―なアイドルサマーポップナンバーだけに何で急にこれが白石の初ソロ曲になってしまったのか地味に謎。コーラス多いし、メロディーが重なる部分もあるし、1人で歌うタイプの曲じゃないと思うんだけど…。白石麻衣の歌声を生かすどころか、どうにも線が細くて棒歌唱になりがちな弱点だけ強調されちゃってるみたいな加工ロボボイスで、下手ではないんだけどビミョー…。

Type-Bのみ
3.命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」
生田絵梨花のソロ曲。ゲストパフォーマンスとして坂元健児が参加し、デュエットとなっているがあくまで生田をメインに扱っている。まんまミュージカルでミュージカルな美声が響き渡る。1stアルバムのソロ曲ではピアノ弾き語りバラードを、2ndアルバムのソロ曲ではGLAYみたいになっていたが、今度はミュージカルとはなんて器用な。

Type-Cのみ
3.白米様
歌唱メンバーは佐々木琴子、伊藤かりん、寺田蘭世、松村沙友理
松村が2期生を引き連れて勝手に結成していたさゆりんご軍団についにオリジナル曲が用意された。しかしそこは策士家秋元康、普通にリンゴをテーマにした楽曲にせずに白米を熱狂的に称えるという珍妙な方向性を打ち出し、なんだか良く分からないけどバカ楽しい1曲に。松村の歌唱はかなりヘロヘロで、3人がそれをカバーできるほどでもないのは46時間テレビでも判明していたが、それすら愛嬌に変えてしまう。

Type-Dのみ
3.シークレットグラフィティー
歌唱メンバーは伊藤かりん、伊藤純奈、伊藤万理華、井上小百合、川後陽菜、川村真洋、斎藤ちはる、斉藤優里、相楽伊織、佐々木琴子、新内眞衣、鈴木絢音、寺田蘭世、中田花奈、能條愛未、樋口日奈、山ア怜奈、渡辺みり愛、和田まあや
最近昭和懐古にハマっているらしい秋元康の趣向が反映されたかのようなザ昭和テイストなポップナンバー。ここまでくると逆に古臭さよりも新鮮さが勝る。特にアンダー楽曲は路線が確立されすぎてシリアスかつ重くなってきていたので一気にリセットされたのは良かったと思う。MVの印象が強烈すぎて樋口くんを取り合うバトルソングみたいなイメージになってしまうが、歌詞は全く違うもので、喫茶店でかわいいと評判のマドンナ的存在の女の子の彼氏が実は自分でそれを自慢したくてしょうがないけど秘密にしている野郎の浮かれっぷりが終始語られるというもの。しかも最後バラした後に1番のサビに戻るので流れがおかしい。シークレット今破ったじゃねーかお前!っていう。

通常盤のみ
3.行くあてのない僕たち
歌唱メンバーは伊藤万理華、井上小百合
明るい曲が並ぶ今作では唯一シリアスでカッコいい電子系アップナンバー。なんだか一昔前のようでもあるが…。2人ともそんなに歌えるイメージが無かったけど(個人PVで初期に歌が多かった伊藤はどっちかというとヘロヘロだけど愛嬌ある系)、なかなかサマになっている。

DVD

1.裸足でSummer-music video-
沖縄ロケで制作され、ダンスシーンは沖縄の海。48との差別化なのか海まで行っても水着は無しで若干アマゾネスな原住民っぽい衣装。ストーリー系にするとどうしてもダンスシーン以外は真顔になりがちだが、今回はストーリーもなしでとにかく楽しそうなのと、ロケPVでは田舎の山が多かった乃木坂46としては「いつもの夏と違う」のは映像でも感じられる。目を引くのはやはり青い空に青い海かと思いきや、どう見ても茶色い海。MV公開と同時にまず海が汚ねぇ…と評判を呼んだが、よく見ると海自体は非常に透明でその下の砂が泥水の茶色と非常に近い色合いになっているように思える。センター飛鳥自らが番組でMVの見どころの1つとして「すげー茶色くて」「何かすげー茶色くて」「すげー茶色いなぁって」「茶色すぎて逆にこれが(青い空に青い海だと自分には合わないので)良いかなと思って」などと海がすげー茶色い事を連呼。すげー茶色い件は暗黙かと思われていたがどう見てもやっぱり茶色いので言ってしまってよいらしい。

以下Type-Aのみ
2.オフショアガール-music video-
グアムで撮影されたようでこちらは茶色くない海辺で太陽の下で輝く健康的な美人を延々拝むことができるという期待を裏切らない内容。サーフボード抱えている姿も出てくるが、ボードに腹ばいになって漕いでいるシーン(歌詞に出てくるパドリング)しか出てこなくてほとんどが丘の上のシーン。ボードの上で立ち上がるのはいきなり出来るわけないだろうけど、ボードに腹ばいで波に乗っているところも出てこない。短い撮影時間の中では沖に出ていくパドリングまでしか習得できなかったのだろうか…。

3.ライブ参加者だけが見られた真夏の全国ツアー2015全16公演オープニング映像上巻
タイトル通り2015年の夏のツアーのOPやアンダー曲披露前に流されていた映像集。各メンバーをピックアップし、別のメンバーのナレーションで該当メンバーのヒストリーやメッセージを語るという内容。選抜だと別のメンバーナレーションもしくはメンバーの親視点ナレーションだが、アンダーの場合は2名を組み合わせた本人インタビューで構成されている事が多い。これらOP映像に加えて当日のライブの舞台裏映像も収録され、自分の映像を見て裏で号泣しているメンバーの様子なども映し出される。全体のナレーション進行は生田・中元コンビが担当。映画『悲しみの忘れ方』公開直後だった事もあり、映画で出てきた素材の使い回しや恐らく特定メンバーだけに絞ったことでボツになった他のメンバーの大量の素材を再編集して制作したと思われ、演出も映画のやり方に寄せている。2回出てくる人とかもいるけど一応メンバーみんな取り上げられるので、映画の救済に近いような内容だ。個人PVに比べるとどうもなぁ…というところはあるし、所詮OP映像なのでナレーションはともかくインタビュー映像はかなり短く繋いで編集しているのでたぶん本人の発言意図とそこだけ見せられる受け手が感じる印象には微妙、場合によってはかなりのズレが生じている可能性が高いんだろうなとは思っておいた方がいいかも。

以下Type-Bのみ
2.命の真実 ミュージカル「林檎売りとカメムシ」-music video-
この曲に限っては映像込みが完成品で、音だけを取り出したのがCD版といった印象。舞台装置&バックダンサーも従えての本格的なミュージカルが展開。しかしみんな素顔なのに相手役の坂元健児だけは目元だけ白い仮面をしているのは謎だ。普通に素顔で活躍している俳優なのに、王子様の匿名性を強くしたかったのか、女性アイドルなので相手役の男の顔が見えるのは遠慮したのか…。

3.ライブ参加者だけが見られた真夏の全国ツアー2015全16公演オープニング映像下巻
Type-Aの続き。地方を回ってから東京公演という流れで、東京公演では地方公演で使用した素材を一部使いまわしていたようで、前編含めてさっき見たような映像やインタビューが何度か流れる。

以下Type-Cのみ
2.白米様-music video-
松村が個人PVで2回やった「ガチャ子さん」的なぶっ飛んだノリがそのまま持ち込まれたようなぶっ飛んだ変なノリの内容。監督が同じ人なようなので意図的に世界観も近いものにしたのかも。随所に出てくる「○話」の話数はかなり飛び飛びで最終的に3桁まで突入する。2桁までにも「46話」とか出てくるので意味はありそうだが、3桁以降は完全に何らかの日付になっているようで2期生の結成日(3月28日)、乃木坂46のデビュー日(2月22日)、結成日(8月21日)、松村の誕生日(8月27日)などが散見される。最後に新メンバー加入をほのめかすカットが出てくるが果たして次なる展開はあるのか。小ネタが大量に仕込まれていて楽しい内容ではあるけど、軍団長の異次元なはじけっぷりに、キャラ的には真面目・クール寄りな佐々木と寺田がついていけていないし(クールにキメるカットでは松村よりもこの2人の方が綺麗にハマっている)、適応能力がメンバーの中でもトップクラスに高そうなかりんでもハマり切れてないような…。その軍団長と団員の落差が味なのだろうか。

3.ハルジオンが咲いた夜〜深川麻衣卒業コンサートバックステージ〜
6月16日に行われたばかりの深川麻衣の卒業ライブのメイキング映像。本人や一部メンバーのインタビューを交えながら30分ほどで構成され、アンコールの最後の最後に披露した「ハルジオンが咲く頃」はフル収録され、その後のなかなか終わらないMCも細かく削られていれば分からないがほぼそのまま最後まで収録されている模様。このライブは商品化されないのか、された場合この映像を拡大したのが特典映像になるのか、これはこれだけになるのか…。

以下Type-Dのみ
2.シークレットグラフィティー-music video-
学園のマドンナである樋口日奈(何故か「ひぐちくん」と君付けで呼ばれているのでイケメンな男子設定なのかもしれないがどちらかというと髭男爵のひぐち君も出てきてお前じゃねーよ的なギャグをやりたいがためにそうしたっぽい)に伊藤万理華率いる「ひぐちを愛する友の会」と井上小百合率いる「ひぐち親衛隊」が抗争を繰り広げるというハチャメチャ学園青春バトルモノ。シリアスな雰囲気が続いていたアンダー楽曲としてはほぼ初のコミカル全開な内容で楽しい。

3.ショートムービー「行くあてのない僕たち」
通常盤のC/W曲はMVが制作されないが今回は曲の世界観を広げたショートムービーが制作されるという破格待遇。2年前のシングル「何度目の青空か?」Type-Cのアンダー曲「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」の2年後を描いた30分程度のストーリーが展開する。当時高校3年生の演劇部だった2人だが、井上は地元の大学で演劇部に入っていたが元来の優しい性格ゆえにガツガツしたところを見せる事ができずに指導者からもっと頑張れと言われた挙句に役を降ろされてしまう。一方の伊藤は高校卒業と同時に家出して東京で女優を目指していたがうまく行かずに帰郷、実家の前まで来るも帰れずに再びバスに乗ったところで2人は再会。かつて通った高校で懐かしさと同時にあの頃にはどうやったって戻れない事を痛感するのだった…。

といった感じのうまく行かない現状への焦り苛立ち、思い返すと当時は苦悩していたものの数年経ってみるととても輝いて見えるあの頃には帰れない痛み、それでも2人は前を向いて進もうとするというほのかな未来しか見せずに終わってしまうのでかなり切ない内容。楽曲自体はエンドロールで主題歌のようにかかるのみでしかもショートサイズ。高校のシーン以降は「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」を示唆するシーンがたくさん入っていて、「破られた台本」「屋上のシーン」などの要素が引き継がれていて見応えがある。泣く伊藤に寄り添う井上という構図が今作では逆になっている演出含めて「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」を見ているとより楽しめる。後輩役で一瞬だけ渡辺みり愛と寺田蘭世が出てくるが、2人ともなかなかの不慣れっぷりで、改めて伊藤・井上は演技が上手いなと思った。いくつかのシーンでは恐らく台本無しで自由に喋らせたっぽいけど自然体だし。

前作での選抜から落ちた伊藤万理華、井上小百合だったが、結果的に2人だけのデュオ曲もらえるわ、通常MV無しの枠なのにショートムービー作ってもらえるわ、さらには桜井が体調不良により今作のTV出演はほぼ欠席、もう1人誰か不在な事も多く、その枠に2人が代役として入る機会が多かったので本来参加してないはずの「裸足でSummer」を選抜にいた時よりも前のポジションでTVで披露する機会も多く、選抜落ちした感じがほとんどしなかった。

mora、iTunes、レコチョクなど配信サイトでは全7曲をセットにしたSpecial Editionとして配信(1曲購入も可能だがセットだと1750円で曲単位だと250〜257円)。

★★★★☆

裸足でSummer(Type-A)(DVD付)Type-A  裸足でSummer(Type-B)(DVD付)Type-B  裸足でSummer(Type-C)(DVD付)Type-C  裸足でSummer(Type-D)(DVD付)Type-D  裸足でSummer通常盤   

こだま、ことだま。 Bank Band 2016/7/20 moraでDL 配信限定
1.こだま、ことだま。
2010年以来の新曲。作詞は櫻井和寿、作曲は小林武史としか明かされていないが、亀田誠治の公式サイトを見たら参加した楽曲と書いてあったのでベースは亀田誠治で確定。櫻井・小林以外は流動的な印象があるが、何気に山本拓夫も1st〜3rdアルバム全作参加したメンバーなので今作で目立つブラスアレンジや演奏は山本拓夫だろうか。暖かみのあるミディアムナンバーで、キャリオーン♪キャリアーウ♪のサビ頭もキャッチ―で耳に残りやすい。Bank Bandのオリジナルとしては5曲目だけど正直これはダントツじゃないだろうか。小林武史はやはりピアノストリングス病から脱してポップス職人としてのバランス感覚を取り戻してきている。2年前ならこんな曲が出てくるのは正直考えられなかった。

★★★★☆

 

深海-Royal Mirrorball Mix- 東京女子流 2016/7/20 moraでDL 配信限定
1.深海-Royal Mirrorball Mix-
今回は新曲の松井寛リミックス。オリジナルが出る前にリミックスが先にリリースされたが、リミックスというよりこれは完全にいつもの女子流。やはりどうしても松井寛のアレンジが出てくると「いつもの」以外浮かばなくなってるな…。8月にCDでリリースされる際はこのバージョンは「CDのみ」盤限定のC/Wとして収録され、Hi-ra Mixというバージョンが表題曲として収録されるようでそっちの方が新鮮味がありそう。ただそっちが斬新すぎるとやはり松井寛の方がいいとなりそうだし聞いてみないと分からない。

★★★☆☆

深海(Royal Mirrorball Mix)      ハイレゾ版

奇跡の星/弱虫けむし Goodbye holiday 2016/7/6 初登場77位 売上0.1万枚
1.奇跡の星
ドラマ「ドクター調査班〜医療事故の闇を暴け〜」主題歌。主題歌タイアップとしてプロフェッショナルに応えたような医療ドラマ主題歌っぽいシリアスな雰囲気を出しつつも実にさわやかで開放的なポップナンバー。flumpool成分多め。もしTBSの昼ドラが続いていたら五つ子シリーズの主題歌とかも合ってただろうなぁ…。

2.弱虫けむし
NHK「みんなのうた」6,7月。この曲のみバンド名義ではなく村田昭による編曲。このバンド、基本はflumpool成分が強めのさわやか売れ線ポップだが、メンバーが相当BUMP OF CHICKENの影響受けてるのかBUMP成分強めな楽曲がチラホラあり、この曲もBUMPが時々やる肩の力を抜いたようなアコースティックなさらっとした曲にかなり近いものを感じる。

3.ありったけの愛を
ブラスを取り入れたポップオブポップなナンバー。A面2曲がそれぞれ影響受けてそうなバンド寄りだったのに対してこれは「〜のよう」ではなく、バンド自身のポップ感を素直に前面に出してきたような印象。

★★★☆☆

奇跡の星/弱虫けむし(CD+DVD+スマプラ)DVD付   奇跡の星/弱虫けむし(CD+スマプラ)CDのみ

ケラケラあっちむいてホイ! ケラケラ 2016/7/6 初登場117位 売上0.04万枚
1.ケラケラあっちむいてホイ!
1年2ヵ月ぶりの新曲は「ケラケラじゃんけん」の先を行く(じゃんけんの後にやる)あっちむいてホイ!をテーマにしたキッズナンバー。アニメ『リルリルフェアリル 妖精のドア』というキッズアニメのEDらしいので子供たちが盛り上がるにはいいんじゃないかと思うし、随所にキッズソング的な部分はあるけど意外と爽快なブラスポップナンバー。前作がマタニティソングだったので迷走は極まっている気はするけど…。ていうか2作連続の大コケで王手決まっちゃったかもしれない…。

2.ソフトクリーム溶けた
王道のポップロックナンバー。耳障りのいいポップオブポップソングなんだけど、ここまでの彼らの歩みを見るにそれだけでは見向き去れないというJ-POPの難しさも同時に感じられる1曲。恐らく本来やりたかったのはこういう王道ポップナンバーで、世代を問わず幅広くっていうことだったんだと思うけど。

3.好きなご飯も君と
これまた王道的なバラードナンバー。今年全員30歳なのに王道を目指すあまりに歌詞が10代向けを意識しすぎで無理が生じてきちゃってる感じはある。男性メンバー2人はHUNGRY DAYS解散から10年、音楽人生積み重ねてきたものをもっと持っていたと思うんだけどなぁ…。

★★★☆☆

ケラケラあっちむいてホイ!(初回限定盤)初回盤  ケラケラあっちむいてホイ!(通常盤)通常盤 

ブラッドサーキュレーター ASIAN KUNG-FU GENERATION 2016/7/13 初登場13位 売上0.7万枚
1.ブラッドサーキュレーター
アニメ『NARUTO -ナルト- 疾風伝』OP。アニメだがいつもより分かりやすくてキャッチ―な曲をというよりは、王道で実にストレートなギターロックナンバー。結成20周年ということもあって初期というか1番売れてた頃に近づいた感じはあるものの、極端に売れ線っぽくしないところもまたアジカンらしい。

2.八景
作詞は後藤だが作曲を喜多・山田が担当しており、ボーカルも喜多が担当。前作でも喜多ボーカルがあり、2作連続となったが、昨年のシングルでもやっており、さらにスピッツのトリビュート盤でもサビ部分は喜多が歌っていたのでここに来て随分メインボーカルをやっている印象。線の細い高音ボーカルなのでかなり別のバンドっぽくなるところは面白い。

★★★☆☆

ブラッドサーキュレーター  

薔薇と太陽 KinKi Kids 2016/7/20 通常盤 初登場1位 売上21.2万枚
1.薔薇と太陽
20年目突入した19周年なのに周年前倒しが炸裂して20周年イヤー突入第1弾という意味が通らない謎の扱いのシングル。本当の20周年を迎える来年7月まで20周年イヤー突入○弾というリリースが続くのだろうか…。作詞作曲は吉井和哉。歌謡臭が強い曲にベテランの船山基紀がアレンジしたことでかなり濃厚な歌謡ナンバーになりテーマである「大人になった硝子の少年」というのはあまり感じられない。吉井和哉提供ならもう少しイエモンっぽいカッコいい歌謡ロックを期待していたのに昭和しか見えてこなくて正直ビミョーな…。大人になったというより昭和にタイムスリップ、もしくは「大人になった硝子の少年、の両親」が登場してきたようなイメージ。

以下通常盤のみ
2.Fall Dance
大人っぽいクール系なミディアムナンバー。

3.今の僕がある理由
初期から人気バラードを手掛けてきたcanna提供曲。このため初期イメージのKinKi Kidsに1番近い楽曲。

初回盤A,BがDVD付。C/Wが3種全て異なり、Aは表題曲のBacking Track(カラオケ)、Bは「Unlock Baby」、通常盤は上記2曲。

★★★☆☆

薔薇と太陽【初回盤A】(DVD付)  薔薇と太陽【初回盤B】(DVD付)  薔薇と太陽  

Hero 安室奈美恵 2016/7/27 初登場6位 売上8.0万枚
1.Hero
NHKリオオリンピックテーマ曲。何気に安室のシングルを手に取るのは初めてだが、NHKで何度も「君だけの〜♪」とかかっていて印象に残ったので手に取ってみた。1番は夏冬続いているNHKオリンピックテーマの基本線であるバラードナンバーだが、2番になると別の曲のように変貌してアップテンポに切り替わり、00年ZARD以来のNHKオリンピックでアップテンポが実現。サビがとにかく強い楽曲で選手を称えるようなスケール感もあって、熱さと壮大さ両方を感じられるのは素晴らしいと思う。

2.Show Me What You've Got
最近の安室はほとんど知らないけど近年のパブリックイメージ通りの電子音系ナンバー。好んで聞かない路線だが普段聞かないだけに逆に新鮮でカッコよさを感じられた。

★★★★☆

Hero(DVD付)DVD付 HeroCDのみ  

テイクミーアウト SCANDAL 2016/7/27 通常盤 初登場11位 売上2.2万枚
1.テイクミーアウト
作詞がRINA、作曲がMAMI、編曲が江口亮。自作に移行しているがまだアレンジで自立できる段階にはないようだ。今回は今まであまりやってなかった最近のフェスで踊って跳ねて盛り上がるような高音若手ロックバンド系のようなノリの楽曲。そういえば年代的にはほぼ同世代前後なわけで、同世代的なトレンドを取り入れたといったところだろうか。どうも忙しなくて落ち着かない。

初回盤Aのみ
2.セカペロ/どぼんどぼんど
MAMIとTOMOMIのラップユニットである「どぼんどぼんど」の11年のMV集『VIDEO ACTION』収録の「どぼんどぼんどのテーマ」、12年のシングル『太陽スキャンダラス』初回盤BのみC/W「ちぇりーじゃむ」以来の4年ぶり新曲。何故今更復活したのかは謎だが…。DJみそしるとMCごはんプロデュースによるユルめのラップナンバー。世界をペロリの略のようで、世界各国の料理をラップでめぐっていくという内容だがあまり深い意味はなくユルさを楽しむべきか。何故か最終パートになると突如完全にKICK THE CAN CREWの01年のヒット曲「マルシェ」のサビ部分を歌詞だけ変えて丸パクリスペクトしているのは分かる人にだけ分かる渾身のギャグなんだろうか。「セカペロ マルシェ」で検索しても全く言及してるリスナーが出てこないんだけど、こんなところまで買って聞くSCANDALリスナーにKICK THE CAN CREWを聞いていたリスナーなどほとんどいないのでは…。

初回盤Bのみ
2.どぼんどぼんどダンジョン/どぼんどぼんど
HIP HOPユニット"サイプレス上野とロベルト吉野"のサイプレス上野とスチャダラパーのSHINCOプロデュース。何故か新曲もう1曲…。こちらは2人がディスりあいのMCバトルを繰り広げるという内容。しかし途中からなんだか褒め合いになってきて仲良しこよしっていうユルいノリで本格的なディスりには至らないところはこのユニットらしいところか。

通常盤のみ
2.I want you
作詞作曲がRINA、編曲表記は無いがサウンドプロデュースはシライシ紗トリ。HARUNAも試しで歌ってみたが世界観的にRINAのボーカルがいいんじゃないかということでRINAボーカルになった模様。RINAの声質はメンバーで1番かわいい雰囲気ということもあり、確かに曲調には合ってるかも。全面的に打ち込み電子音で構成されていてバンドではないので、ソロ曲にも近い状態。どぼんどぼんどを復活させたならアーモンドクラッシュ名義でやれば良かったのに。

初回A、BにはMAMIとTOMOMIのユニットである「どぼんどぼんど」の久々の新曲2曲をそれぞれ収録。

★★★☆☆

テイクミーアウト(初回生産限定盤A)初回盤A  テイクミーアウト(初回生産限定盤B)初回盤B  テイクミーアウト通常盤 

Million Clouds 坂本真綾 2016/7/27 初登場24位 売上1.1万枚
1.Million Clouds
アニメ『あまんちゅ!』OP。ピアノバラードかと思いきや徐々に音数が増えてテンポアップするさわやかサマーポップナンバー。ギラギラの夏ではないが、海や空の青が見えるような1曲。しっくりこない曲が続いたのでシングルを聞くのは日サビだったんだけどこのワクワクするようなポップ感、これまで手に取った中では過去最高の勢いを感じる。

2.ロマーシカ
本人が作曲まで手掛けた自作ナンバー。初期の作風というか菅野よう子が作曲を担当していた時代の王道イメージに真っ向勝負で挑んだような楽曲。自作曲がなかなか普通の域を出ない印象があったけど今回は一味違う。

3.DIVE feat.GONTITI
98年の2ndアルバム表題曲をGONTITIのギター演奏とボーカルのみでセルフカバーしたもの。

4.Million Clouds〜Piano Ver.〜
アレンジャー河野伸によるピアノインスト。

5.はじまりの海〜Live Ver.〜
2013年のシングル曲で2016年2月6日の中野サンプラザ公演でのライブ音源。アコースティックコーナーだったのかアコースティック編成でゆったりした雰囲気。夏や海のイメージの曲が並ぶ流れで選曲された模様。

★★★★☆

Million Clouds  

Gravity ClariS 2016/7/27 初登場25位 売上1.1万枚
1.Gravity
2.Cloudy
3.アワイ オモイ

3曲ともいつものClariSとしか言いようがないスッキリダンスポップナンバー。それなりにいい曲だけどこれまでも量産されてきたような王道すぎる楽曲ゆえ印象に残りにくい。元々そんなに曲調に幅がるタイプでもなかったし、打ち込みスッキリポップ路線ではもうとっくにやり尽してしまった感じも…。

★★★☆☆

Gravity(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  Gravity(期間生産限定アニメ盤)期間生産限定アニメ盤 Gravity通常盤  

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