2016年11月発売編

記憶の影/遊びにいこう! DEEN/KYADEEN 2016/11/2 初回A,B,通常盤 初登場28位 売上0.5万枚
1.記憶の影/DEEN
2013年の「もう泣かないで」以来となる古井弘人のアレンジにより、久々に大人っぽい&王道バラード。Aメロからやや高音でサビでもかなり高めに歌っているように聞こえるが、近年のライブでは低音よりも高音の方が安定しているので現状を生かした形でキーが設定されたのだろうか。ここのところ若すぎる曲が続いていたので久々に大人なDEENを聞くことができるのは新鮮だし、過去の王道バラードに並ぶ新たな王道バラードが生まれた感じもある。

2.遊びにいこう!/KYADEEN
春に池森が天野のラジオにゲスト出演し、同い年として意気投合。その場で曲を作ろうと約束し、有言実行の男池森は即座に行動を開始して本当に曲提供の話を進め、間もなく曲が出来たと連絡を受けた天野は驚いたという。天野がかつて所属したブラックビスケッツがBMGで当時BMGに移籍したばかりだったDEENと何気に同じレコード会社だった時期がある事と、当時から現在までDEENを担当しているスタッフとブラックビスケッツのスタッフが同じだった縁もあって話が進めやすかったようだ。作詞は天野と池森が分け合い、ボーカルも天野と池森で半々に分け合って歌っている。一方で相方のウドはポケットビスケッツとしてメインボーカルのシングルをリリースする、ソロギター演奏のシングルをリリースするなどブラックビスケッツの天野よりもボーカリスト/ギタリストとしてメインを張った作品をリリースしている実績があったが、今作の制作経緯が天野寄りであったためか、にぎやかし要員扱いのエアサックス&コーラス少々という雑な扱い。実際のサックスなどブラス演奏は『バタフライ』に参加していたSKAFF-LINKSのメンバーが担当しているが、DEENのツアー帯同が終了した翌日にリーダーが脱退してしまいグループが無期限休止になってしまったのでSKAFF-LINKSの表記は消失して個人参加扱いになっている。

楽曲自体は近年のアンチエイジング路線の明るいポップロックナンバー。安定していい曲だがDEEN的には実はそんなにいつもよりはじけた感じもあまりないのが正直なところ。DEENのイメージが90年代のままだったらコラボ曲らしい明るさと新鮮さというのを感じられるかもしれない。またタイトルからしてもキャイ〜ンがレギュラー出演している『もしもツアーズ』を想定してあわよくばテーマ曲を狙っているかのようにも思えるが、残念ながら2011年以降キスマイがレギュラー入りすると同時に番組テーマ曲もキスマイ固定になっていて入る余地が無かった…というのはいつも間の悪いDEENらしいオチか…。それにしたって特設サイト作ったのとちょっと記事になっただけでメディア出演皆無になるとは思わなかっ

通常盤のみ
3.Let's Show Time! (BONUS TRACK)
オシャレなジャズナンバー。ほぼ田川が1人で全演奏&打ち込みを担当しているようだが、ビルボードライブを意識したような大人な作風で、数年続いたアンチエイジング路線もそろそろ終了か?

初回Bのみ1,2曲目順番入れ替え。通常盤はボーナストラックが入った代わりにoff vocal version無し。初回盤Aは2曲のoff vocal version、初回盤Bは2曲のoff vocal versionに加えて、DEEN off vocal version(天野ボーカルのみ残したもの)、KYAEEN off vocal version(池森ボーカルのみ残したもの)を収録。1人で全部歌っているバージョンではなくお互いのパートをカットしただけ。

DVD

DEEN盤(初回A)
池森秀一 ぶら散歩 Vol.2〜ワイン篇〜収録
前作に収録されていた池森単独での街ぶら系ロケ番組の第2弾。今回は趣味であるワインを突き詰めた内容でワインとの出会い(『マリアージュ』の頃に樹林伸とコラボして急にワイン通を押し出し始めたと思ったけどそもそもワインにハマってから10年程度だったことが判明)やワイン愛、ついにはインスタで行っているというワインと詞を添えたものを本にするレベルに持っていきたいと新たな野望を掲げ、対談ゲストで出演した初対面のソムリエの人に共著を依頼するという何か凄い展開に。武道館公演を筆頭に3人だけのアルバムを出したいと言い続けて『マリアージュ』が完成したり、来年もやりたい恒例化したいといえば武道館が毎年になったり、ここ10年の池森の発言「〜したい」は概ね実現させているだけに今回もマジと思われる。キャイ〜ンも相当驚いたらしいけどこのソムリエの人もマジビックリだろうな…。なお通常盤を買わなくても途中でBGMとして少しだけ「Let's Show Time!」を聞くことができる

KYADEEN盤(初回B)
1.「遊びにいこう!」Music Video
2.メイキング映像

セットで楽しげにはじける仲良し中年5人組といった趣きのMVとそのメイキング映像。DEEN史上最もはじけた曲や映像とか言ってるけど近年の振付路線&アンチエイジング路線に比べてそこまではじけている印象も無く、割と普通に明るいノリ程度にしか思えないという…。ジロー・ラモやダンサーズと踊った「coconuts feat.kokomo」とか「千回恋心!」の昔の音楽番組風&スクールメイツダンサーズとかの方が異様にはじけてたもんなぁ…。

★★★★☆

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アシンメトリ e.p. ねごと 2016/11/9 初回盤 初登場40位 売上0.2万枚
1.アシンメトリ
epでのリリースは「メルシールーe.p.」以来2作目。アレンジとサウンドプロデュースに中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES)を起用。これにより大きく打ち込み中心に舵を切る事になった模様。元々アレンジの多くを担当しているギターの瑞紀はリミックスを多く手掛けたり、エレクトロ系を好んだりしていて生音バンドサウンドにあまり関心が無さそうではあったけど一応バンドなのでベースも生のベースという一線を守っていたようだが、中野雅之がその壁をあっさり破壊。これにより今作のMVではボーカル幸子がキーボード無しのボーカル専任、代わりにベースの佑がキーボードを弾いている(シンセベース)、ドラムの小夜子にもドラムパッドが…と基本のバンド編成まで変更されている。バンドの体裁は守ってほしかったところだが、それ以上にこの曲に関してはデビュー曲「カロン」にも匹敵する強いインパクトがあり、再デビュー作のような勢いが溢れている。この曲に関してはカッコいいし、好きな1曲。

2.holy night
ROVOの益子樹をアレンジ&サウンドプロデュースに起用。こちらに関しては電子音中心でも元々多用はしていたのでそんなにいつもと大きく違うほどではない。というか益子樹がねごとがバンドである点をちゃんと考慮していたのか、4曲の中で最もバンドっぽい雰囲気に。

3.天使か悪魔か
4.school out

この2曲はセルフプロデュース。今作は統一感を出すためというのと打ち込みの壁を壊したことで打ち込み全開のダンスミュージック路線。MVではシンセベースでもクレジット上は「アシンメトリ」でも佑にBassの文字はあった「school out」はついにBass消失、Synthesizerだけになっている。「アシンメトリ」こそカッコいいからこれもあり!だったけど、残り3曲、特にセルフの2曲に関してはバンド感をほぼ殺してまでやるような路線だろうか…という感じが漂い、正直幸子のソロというかボーカル幸子とトラックメイカー瑞紀の電子音系ユニットみたいになっちゃってる上に正直あまりパッとしない印象。普段ほんわかしているのに演奏しだすと凄い勢いで叩きまくるドラム小夜子やメンバーで最も楽しそうに演奏しながら動き回る佑というねごとのリズム隊には独特の魅力があったが、それを無くして打ち込みに走って「アシンメトリ」級がどんどん出てくるならまだしもセルフの2曲は薄味極まりなく、単にリズム隊の良さを封じただけでそれに代わる魅力があんまり…。来年のアルバムは期待半分不安半分。

初回盤DVD
LIVE&DOCUMENTARY〜NEGOTO 5th Anniversary お口ポカーンフェス?!SPECIAL〜

2015年11月23日に恵比寿 LIQUIDROOMでほぼ半日かけて開催されたねごとしか出演しないという謎のフェスの模様を1時間程度のダイジェストにまとめたもの。曲調や衣装、パフォーマンスなどをテーマごとに変えて色々なねごとを見せたライブステージとメンバー4人がそれぞれソロで出し物を披露したもので文化祭的なノリもあってなかなか楽しい雰囲気。合間にはメンバーにソロインタビューが収録され、各メンバーへの印象を語るなど4人の絆を改めて打ち出しているのも印象的。これは今作において打ち込み要素が強くなりすぎてバンド色が大幅後退、ソロかユニット色が強くなってしまった事もあってメンバーがそれぞれへの信頼を語っているのは1つの安心感にも繋がる。

★★★★☆

アシンメトリ e.p.(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  アシンメトリ e.p.(通常盤)通常盤 

サヨナラの意味 乃木坂46 2016/11/9 Type-A,B,C,D,通常盤 初登場1位 売上95.8万枚
1.サヨナラの意味
歌唱メンバーは秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、衛藤美彩、北野日奈子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、新内眞衣、高山一実、中元日芽香、西野七瀬、橋本奈々未、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、若月佑美
橋本奈々未の初センターにして最終参加曲。1曲挟んでまた卒業ソングということになったけど今回はズバッとそのままサヨナラをテーマに。このパターンが続くとどうなってくるか分からないけど、現時点では乃木坂46のイメージの最高峰にあるような王道の名曲といった印象。

2.孤独な青空
歌唱メンバーは表題曲と同じ。
さわやかなポップロックナンバー。当たり障りない感じではあるけどいい曲。

Type-Aのみ
3.あの教室
歌唱メンバーは齋藤飛鳥、堀未央奈。
ユニット楽曲。さわやかな曲調だがサビになると急に歌謡曲風味になるところに妙がありクセになる。

Type-Bのみ
3.ブランコ
歌唱メンバーは伊藤かりん、伊藤純奈、川後陽菜、川村真洋、斎藤ちはる、斉藤優里、相楽伊織、佐々木琴子、鈴木絢音、寺田蘭世、中田花奈、能條愛未、樋口日奈、山ア怜奈、渡辺みり愛、和田まあや
アンダー楽曲。若干廃れてきた感のあるラップ+サビがメロディアスというGReeeeNやファンモンを中心に一時流行りまくったスタイル。着うた全盛期にこんなのばかり出ては消えていたけど、逆に少し懐かしい。

Type-Cのみ
3.2度目のキスから
歌唱メンバーは秋元真夏、相楽伊織、鈴木絢音、渡辺みり愛
「真夏さんリスペクト軍団」楽曲。46時間テレビ時に中継対決企画でさゆりんご軍団に対抗して鈴木以外の3人で「真夏さんリスペクト軍団」が公表されその後鈴木が加入して一気にデビュー。肝心の真夏さんが音痴を公言していているだけの歌はヘロヘロだけど楽曲自体がどこかコミカルな雰囲気なのでそこはうまくカバー。今作の中では1番アイドルっぽいか。

Type-Dのみ
3.君に贈る花がない
歌唱メンバーは北野日奈子、寺田蘭世、中田花奈、中元日芽香、堀未央奈
1年前のシングル『今、話したい誰かがいる』Type-BのみC/W「大人への近道」を歌っていたサンクエトワールの第2弾。ユニット名までつけたのにそれっきりになっていたがメンバーの強い熱望もあってか1年経っての続編。元々仲がいいとか、何らかの共通点があるとか曲を出してない時期も軍団のような揃っての行動とかなかったのでいまいちこのユニットの強みが見えてこないところはあるんだけど、シューティングスターな感じの曲調はむしろ前作よりユニット名を反映させた感じ。まあ前作リリース後にユニット名が決まったので当然か。

通常盤のみ
3.ないものねだり
橋本奈々未ソロ曲。
48系定番の卒バラ路線の曲調ではあるけど、歌詞は卒バラとは少し違いもっとパーソナル(なイメージ)を反映させたようなところは深川麻衣の時と共通。歌は正直下手というかしっかりしていない印象があったけど、妙に百恵ちっくというか歌謡曲風な歌い方になっているのは何故なのか。

DVD

1.サヨナラの意味-music video-
棘が出る棘人(しじん)と普通の人という2種族がいる世界の話で、お互いどこか恐れて距離を置いているんだけど祭りで協力しなくてはならず、ギクシャクしながらも棘人の代表である橋本と普通の人の代表の西野が徐々に交流を深めていく様子を描いたストーリー仕立て。その気になれば曲無視のショートムービー化するくらいの題材だけど、最初と最後にちょっとドラマオンリーのパートを入れただけでほぼ曲がかかっている中での台詞音声カットだけで表現。このため何か色々起きているんだけど正確な解釈が難しい。そもそも棘人というファンタジックな設定がどうにも入りにくく、最後のオチも良く分からない。またMVでは橋本と西野のWセンターと愉快な仲間たちみたいになっているのは何故なのか。

以下Type-Aのみ
2.あの教室-music video-
「クラスに馴染まない齋藤、クラスに溶けこみすぎている堀といった対照的な2人が、お互い惹かれあっていくが近づくこともない、淡い高校時代の心証風景を描いたストーリー」とされているが、「クラスに溶けこみすぎている堀」というのはあまり描写されていないような…。いきなり斎藤が謎の覆面を被って教師を困らせるというシュールな画面から演劇風の奇抜な舞いのようなダンスシーンといい全体にシュールな世界観。

3.ドキュメンタリー〜サヨナラの意味〜
橋本の卒業ドキュメントなのかと思ったら基本は「サヨナラの意味」MV撮影ドキュメント。台風直撃で撮影が伸びに伸びたというエピソードと、撮影終了後に一部選抜メンバーが撮影を振り返る形でインタビューに応じていて、橋本についても語るというもの。肝心の橋本は出てこない上に、橋本から各メンバーへのメッセージビデオを見て号泣するメンバー各自という絵を橋本のメッセージを視聴者に見せずに行うため終盤は置いてけぼりになるという。単なるMVメイキングを無理やり膨らませたんじゃ…。

以下Type-Bのみ
2.ブランコ-music video-
何かを探して追いかけていくメンバーの様子をスロー映像を駆使して、全員並列に見せていくという全員がなるべく目立って映っていく事を意識したようなMV。監督が2期生の最初期の映像集から担当していた人だった事もあって、メンバーのあだ名が表示されたり、全員の事を調べてきていた模様。今回センターになった寺田も初期から知っていた事も影響してか、出遅れている寺田→ループして先を行く寺田、という演出もだからこそできたものっぽい。カット数は少ないが、監督のメンバーへの思い入れが反映されていて好感触な1作。

3.アンダードキュメンタリー〜つま先の向こうに〜
前作のアンダーセンターだった樋口から今作の「ブランコ」のセンターである寺田まで、アンダーライブドキュメントと「ブランコ」MVメイキングやインタビューで構成。ドキュメントでアンダーメンバーがピックアップされる機会はほぼ無いため、普段出てこないメンバーがインタビューに応じている姿だけでも新鮮。

以下Type-Cのみ
2.2度目のキスから-music video-
ポップな雰囲気で1日を描いたかわいい雰囲気だが、真夏さんはそれだけでは終わらせないという事なのか巨大扇風機による暴風の中でダンスさせられるというT.M.Revolutionのようなコミカルな演出も。

3.2016年 乃木坂46-いつもと違う夏-前編
今年のツアーの様子をまとめたドキュメント。ナレーションの人がついて基本的にツアーを1本ずつ振り返りつつ、センターだった飛鳥の心境の変化を軸にしている。正直1つでまとまったものを無理やり引き延ばして前編後編に振り分けた気がしなくもない。

以下Type-Dのみ
2.君に贈る花がない-music video-
スタジオでのシンプルなダンスシーンにメチャメチャ煌びやかなライトがギラギラ当たりまくるという前作とは全く異なるもの。ちょっと光らせ過ぎじゃないかというくらい眩い光が連発され、メンバーの表情もやや飛び気味。

3.2016年 乃木坂46-いつもと違う夏-後編
今年のツアーの様子をまとめたドキュメントの後編。バースデーライブは後で単独で映像化するつもりなのかほとんど触れられずに終わる。今回まさかのドキュメント4本立てだったが、いつもだったら映像化していないようなものを個人PV作るよりは圧倒的に楽に編集した感じなので相当忙しいんだろう、きっとそうだろう…。

配信限定のSpecial EditionはC/Wまで全曲をまとめたもの。

★★★★☆

サヨナラの意味(Type-A)(DVD付)Type-A サヨナラの意味(Type-B)(DVD付)Type-B サヨナラの意味(Type-C)(DVD付)Type-C 

サヨナラの意味(Type-D)(DVD付)Type-D サヨナラの意味通常盤  サヨナラの意味 (Special Edition)Special Edition

フキアレナサイ B'z 2016/11/23 moraでDL 配信限定
1.フキアレナサイ
映画『疾風ロンド』主題歌。映画公開に合わせての配信で、これで2ヵ月連続配信でのリリースとなった。タイアップサイドから冬のUltra Soulというリクエストがあったとかで、どこかそんな感じがしなくもないB'zらしいロックナンバー。B'zらしいので期待通りではあるけど、シングルA面で出ていてもそこまででもないか…。ただ2nd beatやアルバム曲にしてはいい曲という感じではあるか。

★★★★☆

 

二人セゾン 欅坂46 2016/11/30 Type-A,B,C,通常盤 初登場1位 売上57.5万枚
1.二人セゾン
歌唱メンバーは全員(石森虹花、今泉佑唯、上村莉菜、尾関梨香、織田奈那、小池美波、小林由依、齋藤冬優花、佐藤詩織、志田愛佳、菅井友香、鈴本美愉、長沢菜々香、土生瑞穂、原田葵、平手友梨奈、守屋茜、米谷奈々未、渡辺梨加、渡邉理佐、長濱ねる)
センター平手以外の前列の顔ぶれは変わったが、引き続きの全員選抜(兼任扱いのねる以外のひらがなけやき除く)。「君」を季節に例えたラブソング。セゾンはフランス語で季節を意味するがこれ以外に出てくる言語は日本語と英語であり、何故ここで唐突にフランス語が飛び出すのかは謎。しかし連呼される「セゾン」はインパクトがあり、なんだかんだ前2作よりもメロディー自体は最も耳に残りやすくいい曲。『二人の季節』とかならよくあるがあえて「セゾン」にした辺りに作詞家秋元康の力の入れっぷりが溢れる。

2.大人は信じてくれない
歌唱メンバーは全員(石森虹花、今泉佑唯、上村莉菜、尾関梨香、織田奈那、小池美波、小林由依、齋藤冬優花、佐藤詩織、志田愛佳、菅井友香、鈴本美愉、長沢菜々香、土生瑞穂、原田葵、平手友梨奈、守屋茜、米谷奈々未、渡辺梨加、渡邉理佐、長濱ねる)
「サイレントマジョリティー」の系譜を引き継ぐような思春期のダークな心情を歌ったハードめなナンバー。アレンジも歌唱も歌詞のモヤモヤをそのままぶつけたかのような勢い。初期のAKB48では暗黒なものもあったが、ブレイク以降はすっかり健全路線で、こういうのも案外珍しいかもしれない。

Type-Aのみ
3.制服と太陽
歌唱メンバーは全員(石森虹花、今泉佑唯、上村莉菜、尾関梨香、織田奈那、小池美波、小林由依、齋藤冬優花、佐藤詩織、志田愛佳、菅井友香、鈴本美愉、長沢菜々香、土生瑞穂、原田葵、平手友梨奈、守屋茜、米谷奈々未、渡辺梨加、渡邉理佐、長濱ねる)
進学か就職かに悩む高校3年生の心情を綴った青春ナンバー。悩んではいるが主人公は基本的に健全で前向きであり、「大人は信じてくれない」とは対をなすかのようなさわやかな雰囲気が気持ちいい。

Type-Bのみ
3.誰よりも高く跳べ!
歌唱メンバーはけやき坂46(井口眞緒、潮紗理菜、柿崎芽実、影山優佳、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈、高本彩花、長濱ねる、東村芽依)
「けやき坂46」ということで長濱ねる以外は全員「欅坂46」とは別の人たちなのでグループカラーもやや異なる。前作は普通にフレッシュだったが、今作では早くも少し強い雰囲気が漂う。編曲が48で多用されていた野中"まさ"雄一なので、48系列のC/Wのような感じもある。

Type-Cのみ
3.僕たちの戦争
歌唱メンバーはFIVE CARDS(上村莉菜、長沢菜々香、土生瑞穂、渡辺梨加、渡邉理佐)
新たに命名されたユニット楽曲。相手の父親に交際を反対されて戦うカップルの様子を描いた愛を貫くための戦いの決意を描いたような情熱系でテンポも速く勢いがあるものの全体にクールな割にかなり線が細い。MVによると梨加、理佐をメインに置いているようだが2人とも歌唱力メンバーではなく、他のメンバーも歌唱力メンバーではないためだろうか。

通常盤のみ
3.夕陽1/3
歌唱メンバーはてちねるゆいちゃんず(今泉佑唯、小林由依、長濱ねる、平手友梨奈)
前2作でアコースティックデュオを組んでいたゆいちゃんず(今泉、小林)とソロ曲を歌っていたてち(平手のあだ名)とねる(長濱ねる)が合流した合体ユニット。これもわざわざ命名されて表記されている。このように歌唱メンバーも合体しているが作曲も2者の連名編曲に至ってはまさかの4者連名になっており、何かと合体しまくりな1曲。さわやかなバンドポップ風ナンバーでボーカルも掛け合いで歌われ、古くは無いがどこか懐かしさも感じられる。MVが無いので不明だが恐らくゆいちゃんずはアコースティックギターを弾きながら歌う形になると思われる。

DVD

1.二人セゾン〜music video〜
前作が大自然イメージだったのに対して今回は大都会。大都会を突き進みながらダンスというスタイリッシュな雰囲気。揃ってのダンスパフォーマンスより移動が中心なのでダンスパフォーマンスはTVやライブで見せる形か。ただTVの方は発売間もなくすぐに年末の「サイレントマジョリティー」押しになってしまった…。

以下Type-Aのみ
2.大人は信じてくれない〜music video〜
鉄道工場みたいなところでのダンスシーン主体。「サイレントマジョリティー」、前作C/Wの「語るなら未来を…」の系統であるシリアスな雰囲気をMVでも踏襲。

3.織田奈那、4.小池美波、5.齋藤冬優花、6.土生瑞穂、7.平手友梨奈、8.守屋茜、9.米谷奈々未、10.渡辺梨加
だいぶメンバーの個性が見えてきたのか、クリエイター系、雰囲気モノが減って個々を生かした感じのものが増えてきた印象。

以下Type-Bのみ
2.誰よりも高く跳べ〜music video〜
学校の様々な場所でのダンスやイメージシーンで構成。ひらがなのイメージに近く欅坂46よりも柔らかいふんわりした雰囲気を特徴にしていくようで、主にダンスにその違いが大きく出ていると思う。

3.石森虹花、4.今泉佑唯、5.尾関梨香、6.小林由依、7.佐藤詩織、8.菅井友香、9.鈴本美愉、10.原田葵
3種の中では最もコメディ色が強いものが並んでいる。そのまんま天使すぎる今泉佑唯、さすがの尾関スタイル、閉じ込められコメディの鈴本美愉は特に印象に残った。

以下Type-Cのみ
2.僕たちの戦争〜music video〜
ちょい不良系の工場のような場所でのシリアスな内容。渡辺梨加と渡邉理佐の2人がメインになっている印象。

3.上村莉菜、4.志田愛佳、5.長沢菜々香、6.渡邉理佐、7.長濱ねる、8.けやき坂46 特典映像
3種の中ではコメディ系が無く、1番シリアスかつ雰囲気モノのドラマが多い。「けやき坂46」はメンバー全員が和歌を詠むという内容。乃木坂46の二期生はほぼ同じフォーマットの映像連発や数人まとめてのショートドラマなどでなかなか1人1人が見えてこなかったが、その反省を生かしたのか和歌を詠ませる事でそれぞれの個性をより伝えやすくしていこうという気概を感じる。

★★★★☆

二人セゾン(TYPE-A)(DVD付)Type-A  二人セゾン(TYPE-B)(DVD付)Type-B  二人セゾン(TYPE-C)(DVD付)Type-C  二人セゾン(通常盤)通常盤  二人セゾン(Special Edition)Special Edition 

愛! wanna be with you... TOKIO 2016/11/30 通常盤 初登場4位 売上2.2万枚
1.愛! wanna be with you...
松岡主演ドラマ『家政夫のミタゾノ』主題歌。作詞作曲は長瀬だが、編曲がTOKIO。自作になってから編曲も個人名義になっていたので実は「編曲:TOKIO」は過去数曲しか表記された事が無い。いつもよりメンバーが意見を出したのか、長瀬曲ばかり続くので編曲は個人よりバンド名義の方がいいと判断したのかは不明。近年のTOKIOらしい激しいロックナンバーだが電子音が随所で導入されたりボーカルがやや加工気味に聞こえる部分があるなど、ガツンとしながらも打ち込み要素も見られるほか、久々に山口のしっかりしたソロパートなども。「リリック」でもあったけど、今回も洋楽の某曲に全体的にかなりそっくりで明らかに参考にしました感が出ているのは気になるところだが、元の曲もこの曲もいい曲だからそれでいいだろう。

以下通常盤のみ
2.ローライダー
同じく作詞作曲が長瀬で編曲がTOKIO。ガツンとしたロックナンバーではなく、抑えめのメロディー重視のナンバー。長瀬の曲では割と珍しいタイプの曲かも。

5.TOKIO STATION〜ラジオ編〜
楽屋でのなんでもないトークを収録。前作同様に帯裏に書いてあるコードを使うと特設サイトにて期間限定で別のトークが聞ける仕様(初回・通常で違うらしい)。これまで以上に今後に関する話が飛び出るわけでもなく、ライブが行われそうな気配も全く感じられないものの、SMAP以降のジャニーズグループは鉄壁(解散しない)という神話が崩れた2016年、特に個人仕事の多い年長グループであるTOKIOが仲の良さげなトークをしているだけでも今までと少し違う当たり前への安心感があるようなないような。

★★★★☆

愛! wanna be with you...(初回限定盤)(DVD付)   愛! wanna be with you...(通常盤)  

ミルフィーユ 東京女子流 2016/11/30 CD+DVD、配信 初登場33位 売上0.27万枚
1.ミルフィーユ
アイドルらしいかわいさではなく、女性誌的な(?)かわいい感じという意外と新境地なダンスナンバー。どうにも何をやりたいのか良く分からない感じでフラフラし続けているところがあるんだけど、かっこよさとかわいさを両立させた案外今(メンバーも20歳に突入し始めた)にふさわしい曲…なのかもしれない。ここ最近の中では1番いいとは思った。と、必死に好意的に解釈しようとしても結局あまり後には残らないんだろうな…。

2.Partition Love-MODEWARP Mix-
14年のシングル曲のリミックスバージョン。まあリミックスらしいリミックス。リミックスは3人の連名となっており、そのうちの1人が元々のアレンジャーである松井寛なのでここ最近の非松井曲よりはかつての雰囲気に近い。重厚すぎたオリジナルよりは軽めで聞きやすいところはある。

CDのみ(配信で買い足し)
3.ミルフィーユ-Royal Mirrorball Mix-
ここ最近のパターンであり、松井寛アレンジによるいつもの女子流ど真ん中な感じの別アレンジといった安心仕様。今作に関しては松井アレンジよりもオリジナルの方が正解に感じる。

DVD
"ミルフィーユ" Making Movie

MVの撮影メイキング映像。しかしどういうわけかその撮影しているMVそのものを収録しないというのが謎だ。今まではMVとメイキング、もしくは全く別のイベントメイキングとかだったのに、MVメイキングだけって。

★★★☆☆

ミルフィーユ(21stシングル)(DVD付)DVD付  ミルフィーユ(21stシングル)(初回生産限定盤)(A4 PHOTOBOOK(36P)付)PHOTOBOOK付  ミルフィーユ(21stシングル)CDのみ 

道は手ずから夢の花 KinKi Kids 2016/11/2 通常盤 初登場1位 売上19.1万枚
1.道は手ずから夢の花
作詞作曲:安藤裕子によるシンプルなバラードナンバー。前半はほぼピアノとギターのみのアコースティック編成でバンドが入ってからも派手には盛り上がらない。これは元々アルバム曲として準備していたためのようで、シングルに決まってもう少し派手なアレンジに変えたけど結局元に戻したとか。編曲の松本良喜はKinKiでは通常盤限定C/Wながら『39』投票で3位になった「雪白の月」やシングルでは「心に夢を君には愛を」を手掛けた人物だが、個人的には03年のRUIの「月のしずく」や中島美嘉の「雪の華」の印象が強く、今作の和風な雰囲気もそこに通じるものがあると思う。あえてシングルにしては抑えたアレンジが逆にじっくり聞ける久々にじわじわ来る楽曲になった。

以下通常盤のみ
2.Pure Soul
KinKiへの提供が多い堂島孝平が作詞と編曲を担当し、作曲が原一博という珍しい組み合わせ。堂島提供作で作曲だけ別の人って初めてなんじゃ…。チャッカチャッカしたバンドサウンドが繰り広げられる地味ながらオシャレ系なナンバー。インパクトは弱いが心地いい。

3.パズル
ピアノとストリングスのみで構成されたバラード。じっくり聞かせる。

初回盤AのC/Wは「道は手ずから夢の花(Backing Track)」、初回盤BのC/Wは新曲「マフラー」。

★★★★☆

道は手ずから夢の花【初回盤A】(DVD付)  道は手ずから夢の花【初回盤B】(DVD付)  道は手ずから夢の花【通常盤】  

明日は君と。 麻倉もも 2016/11/2 初登場8位 売上1.5万枚
1.明日は君と。
声優ユニットTrySailメンバーのソロデビュー作。作詞作曲編曲はHoneyWorksが担当し、勢いのある生バンド編成によるさわやか爽快ピアノロックポップチューンに仕上がっている。この爽快さがなかなか素晴らしく、近年の先輩スフィア勢はおろかTrySailのどの曲よりも勢いがあって良い。

2.花に赤い糸
アニメジャケットの期間限定盤が用意されているが、これは表題曲ではなく(「明日は君と。」はノンタイアップ)、この曲が自身が主演する映画『好きになるその瞬間を。〜告白実行委員会〜』のいくつかある挿入歌の1つに起用されているため(主題歌はTrySailでエンディングは乃木坂46のユニット)。これもHoneyWorks提供となっているが、ストリングスを交えたミディアムナンバー。サビのドン・ドン・ドンと迫るように盛り上がっていく雰囲気が全盛期のGReeeeNっぽい。

★★★★★

明日は君と。(初回生産限定盤)初回盤DVD付  明日は君と。(通常盤)通常盤  明日は君と。(期間生産+初回仕様限定盤)期間生産限定盤 

LiAR/真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ ポルノグラフィティ 2016/11/9 初登場6位 売上2.8万枚
1.LiAR
晴一曲。共同アレンジャーはtasuku。初期を彷彿とさせるラテン系ナンバー。ドラムが打ち込みであからさまに生じゃ出せないようなシパシパした音になっている辺りが特に初期っぽく感じられるが、楽曲自体はもう少し後の「ジョバイロ」辺りが1番近い雰囲気だろうか。15周年前後からあえてなのかわざとハズしたような曲が続いたがここに来て随分と王道イメージに合わせた曲をストレートに出してきたなと思う。ラテン調というのも意外と避けてきていたようなところがあったのに去年の「オー!リバル」から1作開けただけでまたやるとかかなり意外だった。

2.真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ
昭仁曲。共同アレンジャーは江口亮。アップテンポなロックナンバー。ただかなり印象に残りにくくあまりA面曲っぽくない。この感じもまた「ジョバイロ」の両A面だった「DON'T CALL ME CRAZY」を彷彿とさせるところがあるがそれ以上に残りにくいな…。

3.Part time love affair
晴一曲。共同アレンジャーはトオミヨウ。ホーン以外ほぼ打ち込みで構成された地味目なナンバー。トオミヨウのリズムアレンジの弱さを逆に生かしたような形でトオミヨウの起用の仕方としては玉置浩二や槇原敬之もしっくりくるところはある。

★★★★☆

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ハイテンション AKB48 2016/11/16 Type-A,B,C,D,E 初登場1位 売上121.2万枚
1.ハイテンション
歌唱メンバーは入山杏奈、岡田奈々、小栗有以、柏木由紀、加藤玲奈、川本紗矢、木アゆりあ(元SKE48)、小嶋陽菜、小嶋真子、兒玉遥(HKT48)、込山榛香、指原莉乃(HKT48/元AKB48)、島崎遥香、高橋朱里、中井りか(NGT48)、松井珠理奈(SKE48)、松岡はな(HKT48)、宮脇咲良(HKT48)、向井地美音、山本彩(NMB48)、横山由依、渡辺麻友
島崎遥香がセンターにして最終参加曲。作曲はシライシ紗トリでAKB48には初参加だったはず。ただ編曲は多用されている佐々木裕。これでどういうわけか物凄くハロプロ感の漂うディスコナンバーになってしまった。この組み合わせで何故こうなるのか。しかもモーニング娘。16が今年発表したばかりのディスコナンバー「泡沫サタデーナイト!」のインパクトに明らかに劣るという逆転現象。一部プロが絶賛するか否かではなく、単純に分かりやすくてキャッチ―か否かの点で大きく差を広げられ逆転されて間もなく10年が経過しようかというところだがいよいよこの時が来たか…となんとなく思ってしまったくらいには別の意味で衝撃だった。テ〜ンションションションションとションション連呼する以外は正直かなり薄味というか表題曲らしい貫禄も皆無の普通のディスコ風ポップナンバー。今年最初の2作は意欲的だったのに前作からなんか秋元康もどうにもならなくなってどうでもよくなってしまったのか…?とはどうしても。

MVは島崎遥香が指パッチンするとなんか周囲がフィーバーする現象が発生。この能力を駆使してあちこち練り歩いてフィーバーしてひとしきりお祭り騒ぎという内容。今回、各姉妹グループからの選抜を1名ずつに絞り、HKT48だけ例外的に4人も引っ張ってくるという編成になっているものの、最前に出てくるのがNMBセンター山本、SKEセンター松井、総選挙1位HKT指原、まゆゆきりん(なんか完全にセット扱い)、HKTセンター兒玉・宮脇、この後でようやく総監督横山や前々作センター向井地、あとそのほかのみなさん…って感じなので結局JPN感しか出てこなくて肝心のAKB48メンバーに残党感しか出てこないという味わいに。もう完全に手遅れだと思うけどまゆゆきりんがいなくなったらと考えるとかなり恐ろしい状況に…。もう時間の問題だ…。

2.抑えきれない衝動/ウェイティングサークル
歌唱メンバーは大島涼花、久保怜音、倉野尾成美、後藤萌咲、坂口渚沙、高橋希良、谷口めぐ、樋渡結依、福岡聖菜、武藤十夢、村山彩希、山田菜々美
さすがに焦っているのか全種収録固定のC/Wには純AKB48メンバーの若手(武藤とか大島は随分前から若手扱いで燻っている気がするが…)のみで構成。昔のアンダーガールズ的な若さあふれる青春アイドルポップナンバー。MVでもドローン部を作った女子高を舞台に青春感を醸し出す。しかしこの人数でも全く区別がつかない。というかTeam 8のMVと区別がつかない。

Type-Aのみ
3.ハッピーエンド/レナッチーズ
歌唱メンバーは市川美織(NMB48/元AKB48)、大島涼花、岡田彩花、小栗有以、加藤玲奈、木アゆりあ(元SKE48)、小嶋菜月、佐藤すみれ(SKE48/元AKB48)、高木由麻奈(SKE48)、田中菜津美(HKT48)、田野優花、長久玲奈、中井りか(NGT48)、松岡はな(HKT48)、向井地美音、茂木忍、山口真帆
加藤玲奈が勝手に開催しているれなっち総選挙で選ばれた、つまり加藤玲奈が独断で選んだメンバーによる楽曲の1年ぶり2回目。まさかシリーズ化してやらされてもらえるなんてなんでそんな権力持ってるんだこの人。概ね去年と重複しているが入山、島崎、山本彩などJPN選抜に入るようなメンバーは新たに木崎を投入した以外はいなくなったので全体に次世代、一部懐かしい的な面々に。最早ただ名前を羅列するだけの歌詞カードには何も書かれていないが1位は小栗有以らしい。昔ながらの48系らしい元気アイドルポップナンバー。編曲が野中“まさ”雄一だし納得。MVは自然溢れる公園でカンケリに興じるメンバーたちという内容でさわやか。

Type-Bのみ
3.Better(島崎遥香卒業ソング)
歌唱メンバーーは大場美奈(SKE48/元AKB48)、島崎遥香、島田晴香、竹内美宥、永尾まりや(16年1月に卒コン、3月に劇場公演最終、5月1日の握手会で完全卒業)、中村麻里子、山内鈴蘭(SKE48/元AKB48)、横山由依
島崎遥香と同じ9期で現存する全員+今年卒業したばかりの永尾が特別参加した形。バラード調のピアノイントロにまたいつもの卒バラかとげんなりしたところ、意外とテンポアップしてしっとりした乃木坂風味のしんみりポップナンバーに。ひたすら繰り返された1番本人ソロ歌唱→2番でみんな歌唱という定型パターンも脱し、最初から島崎中心にみんなで歌っているし、なんか歌詞の気合の入り方にしても秋元康、ぱるるの事かなり気に入ってたんじゃないのかと思えるほどなんか大切に扱っている感じもあり、歴代の卒業ソングとは一線を画す名作。MVもいつもの演出(1人で出てきてどこかへ旅立とうとしていてみんなが送り出す)ではなく、割と普通に9期メンバーを扱っているんだけど9期というのはAKB48が大ブレイクした全盛期の最新人で新世代として売り出していたので他の「○期」よりもなじみがある。結局当時総選挙で上位にいた既存メンバーがあまりに鉄壁過ぎて入り込む余地がほとんどなく、先に昇格していた横山はNot yetになったりなんだりできたが、当時のチームには空きすらなかったので、無理やりに初代チーム4として昇格させるも、結束が固まってきている中で都合でバラバラにされ、更なる新メンバー売り出しへ中途半端シフト…いう経緯があったのでまた9期が集結しているというだけで意味がある。川栄の時に顕著だったようにいつもの選抜面々+ちょっとだけ個人的な仲良しメンバーが入ってきていつもの卒バラ展開にせずに9期だけでというのは恐らく島崎の要望に秋元康が応えたものと思われる。チーム曲以外で出番が無くそのチーム曲でさえろくに作られなくなってきた中でMV自体が久々参加というメンバーもいるし、メンバーにとっても思い入れの深い曲になるんじゃないだろうか。

Type-Cのみ
3.星空を君に/Team 8 EAST
歌唱メンバーーは歌田初夏、岡部麟、小栗有以、小田えりな、坂口渚沙、佐藤朱、佐藤栞、佐藤七海、清水麻璃亜、橋彩音、谷川聖、長久玲奈、野田陽菜乃、橋本陽菜、服部有菜、早坂つむぎ、左伴彩佳、本田仁美、舞木香純、横道侑里、横山結衣、吉川七瀬
人数が多すぎるからなのか、今回Team 8を東西で分割。47都道府県を2分割したところでそれでもまだ人数が多い上に、知らないメンバーだけで最早姉妹グループよりも別グループみたいな楽曲が2曲も並ぶという…。ブラスロックナンバー。全体にはいつもの48系元気ポップナンバーだがなんか随分音ががっしり…と思ったら作編曲:井上ヨシマサであり、この場合のみ楽曲クレジットがある=ギター以外に生演奏楽器がある、という法則に従い、生バンド+生ブラスで構成されていた。MVは文化祭(の準備から当日)を舞台にした学園モノ。星空なのにナイトシーンが全くないので昼間のシーンに無理やりシューティングスターさせるという謎演出も。後夜祭じゃイメージが違うとか、ナイトシーンを撮影するのが若いメンバーが全国各地に住んでいるというTeam 8の特性上不可能だったのだろうか。

Type-Dのみ
3.思春期のアドレナリン/Team 8 WEST
歌唱メンバーーは阿部芽唯、太田奈緒、大西桃香、行天優莉奈、倉野尾成美、下尾みう、下青木香鈴、高岡薫、谷優里、寺田美咲、中野郁海、永野芹佳、M咲友菜、M松里緒菜、人見古都音、廣瀬なつき、福地礼奈、宮里莉羅、谷口もか、山田菜々美、山本瑠香、吉田華恋、吉野未優
こちらは歌謡風味のナンバー。思春期のアドレナリンなのかは不明だがMVではメンバーが各自料理を作っているというもの。ただそれにしては人数が多すぎてダイジェストになってしまい、誰が何を作ったのかも表示されるが流れ作業状態…。

Type-Eのみ
3.清純タイアド/てんとうむChu!
歌唱メンバーは岡田奈々、北川綾巴(SKE48)、小嶋真子、渋谷凪咲(NMB48)、田島芽瑠(HKT48)、朝長美桜(HKT48)、西野未姫
2013年結成のユニットの1年ぶりの新曲。劇場盤C/Wやアルバムのタイプ別新曲での新曲発表が多かったので一般発売シングルC/Wへの登場は3度目だろうか。これもそこはかとなくハロプロっぽいダンスナンバー。MVは同じ空間にメンバーがたくさんいるというCG仕様で忙しない。映像で見るのは1年半ぶりくらいだけどメンバー激変してて誰が誰だか分からなくなってるし…。今作発売後に西野が卒業を発表しているのでこのユニットもこれで最後になるのだろうか。

DVD
全てCDと同じ曲目のMusic Video

劇場盤の3曲目は「また あなたのことを考えてた/チームボーカル」。初回盤特典はイベント参加券、通常盤特典はランダム封入生写真という封入特典の違いとジャケットが異なる以外に初回盤と通常盤の違いはない。CD/DVD共に3曲目(と対応したカラオケ6曲目)のみが異なる仕様。

★★★☆☆

46th Single 「ハイテンション Type A」【初回限定盤】初回A 46th Single 「ハイテンション Type B」【初回限定盤】初回B 46th Single 「ハイテンション Type C」【初回限定盤】初回C 46th Single 「ハイテンション Type D」【初回限定盤】初回D 46th Single 「ハイテンション Type E」【初回限定盤】初回E 

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My Only Place スフィア 2016/11/16 初登場20位 売上0.58万枚
1.My Only Place
4月のシングルはHoneyWorks meets スフィアという扱いだったので(ほぼいつものスフィアの曲だったが…)、1年1ヵ月ぶりの過去最長ブランクでのシングルとなった。アニメ『装神少女まとい』ED。昨年の高垣彩陽に続いて豊崎愛生も30代に突入。このためかシングルA面どころか通常時でもほとんどやらない音数も少ないバラードナンバーで大人っぽさを出してきた異色作。4人の4者4様のハーモニーをより生かしたような感じで曲自体はやや地味だがこれはこれでけっこういいかも。

2.Miracle Shooter
期待に応えるいつもの元気ロックナンバー。というかしっとりバラードの反動なのかいつもより元気全開。

★★★☆☆

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再燃SHOW さかいゆう 2016/11/16 初登場79位 売上0.08万枚
1.再燃SHOW
映画『幸福のアリバイ〜Picture〜』主題歌。初めて4つ打ちを導入したというダンスナンバー。ただバンドサウンドによるダンスサウンドであり、バラードではないし、アップテンポというほど早くないので踊れない4つ打ちともされている。確かにこのテンポ感、近年の流行りとは微妙に異なっている感じではあるけど、メロディー含めてもスーッと入ってきてありそうでなかったような不思議な新鮮さがある。バンドサウンドでのダンスミュージックへのアプローチはアルバムでも見せていたがこれがけっこう独自性があって面白い。

2.Drowning
全編英語詞のファンク系ナンバー。これもなかなかノレる1曲。

3.But It's OK!
NHKプレミアムドラマ『受験のシンデレラ』主題歌。サビだと変わるがAメロはけっこう早めの4つ打ちというこれまた違うアプローチでの勢いのある踊れないダンスっぽいナンバー。ここに来て単なるピアノポップ職人だけでない新たな一面を意欲的に見せてくるようになって、非常にこの先にも期待が持てる流れになってきた。

★★★★☆

再燃SHOW(初回生産限定盤)初回盤   再燃SHOW(通常盤)通常盤

セクシーキャットの演説/ムキダシで向き合って/そうじゃない モーニング娘。'16 2016/11/23 初登場1位 売上万枚
1.セクシーキャットの演説
つんく×大久保薫というEDM時代の定番コンビ曲。ミュージカルタッチとされているがいまいちその言葉と曲を聞いて受ける印象が一致しない。アレンジはEDM一本攻めじゃなくなっているものの、比較的いつもの最近のモー娘。といった感じでカッコいいけど印象は薄い。というか前作のサタデナイッ!が久々にドキャッチ―でインパクト強すぎたせいで今年のモーニング娘。はあの1曲が全部持って行ってしまった…。メロディーよりチャッチャラ〜と随所で鳴るブラス風の音色の方が印象に残るし。

2.ムキダシで向き合って
非つんく曲(作詞:星部ショウ、作曲:Jean Luc Ponpon&星部ショウ、編曲:Jean Luc Ponpon)。しかし正直いつもの曲とあまり変わらない印象で最初はこれもつんく曲で大久保アレンジか平田アレンジのどっちかだろうなと思った。

3.そうじゃない
つんく×平田祥一郎という大久保薫全盛期には退いたがそれ以前は大久保薫と並んで多用されていた定番コンビ曲。2015年に加入した4人のうちの1人である牧野真莉愛を軸とした「歌謡曲」という事務所の要望を受けてつんくが書いたと明かしている。以前は全部自分で方向性決めて主導しているような言い方をしていたように思うけど、サウンドプロデューサーの1人という扱いに変わったせいか事務所の要望とか明かすようになったのか…。平田祥一郎アレンジならまあ概ねいつもこんな感じだったよねというような打ち込み系ダンスナンバー。歌謡要素はあまり感じないが、これは今年の秋元康プロデュースが随所でコッテコテの歌謡曲要素を入れてきていたせいで、この曲のように歌謡曲要素程度だと歌謡曲っぽさを感じない状態になっているのが大きいと思う。今までもあまり分からなかったけど、つんくの音楽的解説が今回は特に良く分からなかった。

★★★☆☆

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君への手紙 桑田佳祐 2016/11/23 初登場2位 売上9.9万枚
1.君への手紙
映画『金メダル男』主題歌。桑田がエレキギターとタンバリン、原由子がキーボード、ピアノ、シンセ、角谷仁宣がコンピュータープログラミングを担当した3人だけの編成。前作同様に今作でも生音ではなく打ち込みを使用する方向になっている模様。サザンでも原由子がいるのにキーボードに片山敦夫を多用する傾向があったけど今回は原由子しか起用してないというのも珍しい。非常にシンプルなバラードナンバーだが、案外耳に残りやすく、地味な割には1,2回聞いただけで印象に残ったさりげない名曲。近年のソロ曲の中でも特にさりげない曲ながら久々に好きな曲を更新したかも。

2.悪戯されて
片山敦夫との共同アレンジ。今作唯一のバンド編成(桑田はギターではなくベースを担当)。全開の歌謡臭が漂う昭和しか見えてこないような歌謡ナンバー

3.あなたの夢を見ています
片山敦夫との共同アレンジ。大森脱退後のサザンでもソロでも必ずと言っていいほど参加していたギターの斎藤誠だが今作での演奏参加はこの曲のみ。A面曲にもなりそうミドルテンポのポップナンバー。80年代〜90年代初期かのような打ち込みドラムは意図的なんだろうか。このせいで最新の曲というより1990年前後の曲のようにも聞こえる。

4.メンチカツ・ブルース
手拍子以外は桑田のアコースティックギターとSound Effect表記のみで完全なおふざけ弾き語り曲。俺のメンチ食べたのは誰だと怒っていたかと思えばパンツ脱いだとか下ネタ方面に向かい始め、さんま、たけしをダジャレで盛り込んでタモリまで登場するオヤジギャグからウ★コ踏んだと汚い方面に走っていく割に、演奏と歌は案外ふざけてない真面目なブルース(最後の方ではちょっとガヤで昭和のお笑い番組みたいな展開も見せるが)になっているギャップが何とも言えない。

★★★★☆

君への手紙 (初回限定盤)初回盤  君への手紙 (通常盤)通常盤  君への手紙 (アナログ) [Analog]アナログ盤 

ざらざら 花澤香菜 2016/11/30 初登場20位 売上0.7万枚
1.ざらざら
作詞は花澤香菜本人、作曲が秦基博、編曲が島田昌典。近年の秦基博は自身で編曲しているが、編曲をアレンジャーに委ねていたそれ以前には「青い蝶」や「朝が来る前に」など島田昌典が編曲していたシングルもあったので、制作陣としては数年以上前の秦基博といった感じ。秦基博もアコースティックギターで参加しているがコーラス等は行っていない。花澤香菜がヒロインとして出演した2013年のアニメ映画『言の葉の庭』のEDが秦基博による大江千里のカバー「Rain」、イメージソングとしてシングルA面にもなった(がアルバム未収録)「言ノ葉」だったのでその縁で提供が実現したと思われる。まあ秦基博が花澤香菜に提供したらこうなるだろうなという想像のど真ん中であるストバラ。V6への提供時みたいに皆川真人か秦基博本人の編曲だともう少し今の秦基博に近い感じになったと思うんだけど、島田さん編曲だとどっしり安定感が勝ってしまう。思い返せば「青い蝶」や「朝が来る前に」より前後のシングル曲の方が印象的だったし…。王道にいいバラードではあるけど王道すぎるというか。

2.クラッシュシンバル
SUEMITSUっぽいピアノロックだと思ったら本当に作編曲が末光篤だった。この人やはり提供作家としてなら外さないなぁ…。こっちA面の方が新鮮だったのでは。ただCDではうまくまとまっているけどこれたぶんこのままライブでやると派手な演奏の勢いにほんわかした花澤香菜の声がついていけずにボーカル埋もれる…という状態になりそう。

3.IN LOVE AND IN TROUBLE
生バンド編成だった2曲に対してこの曲のみ作編曲のナカムラヒロシがそのままAll Programming&instrumentsという1人オケ制作による打ち込みポップナンバー。見事に3曲全く方向性が異なるという面白いシングルになった。というかC/W2曲の方が面白いシングルになった。

★★★☆☆

ざらざら(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付 ざらざら通常盤  

again ClariS 2016/11/30 初登場21位 売上0.65万枚
1.again
2.Collage

2曲ともいつものClariS系スッキリポップナンバー。「again」はいつもよりはマドマギタイアップ路線のシリアスさが加味されている印象はある。どれもいいにはいいんだけどさすがにここ最近はあまり区別がつかなくなってきた…。

3.コネクト-2017-
アリス在籍時代の代表ヒット曲をクララとカレンで再録音したバージョン。何故か年号が来年になっているが、元々来年発売予定のアルバムの初回盤に「ルミナス」「カラフル」といった同じアニメタイアップだった曲と一緒に「2017」として追加収録する予定なので、そこからの先行収録という扱いになっているっぽい。で、これが違いがほとんど分からないアレンジそのまんまだし、アリスもクララもカレンも3人とも特に特徴的な歌声をしているわけではないので、アリスとクララとカレンの声の違いを全く把握できてない事もあるがそれにしてもここまで印象変わらないとは…。とはいえ、変わったのだろうと思い込みながら聞くことで、当時より年齢を重ねたので大人っぽくなったのかな?という気はしてくる

★★★☆☆

again(初回生産限定盤)(DVD付)初回盤DVD付 again(通常盤)通常盤  

全力少年 produced by 奥田民生 スキマスイッチ 2016/11/30 初登場32位 売上0.37万枚
1.全力少年 produced by 奥田民生
アニメ『ALL OUT!!』ED。ギターベースドラムパーカッションコーラスと主要な演奏をほぼ全て奥田民生が担当したリアレンジバージョン。メンバーはアレンジには参加せずに一任した形のようで、分かりやすく提示するためか曲名にプロデュース表記をくっつけるという斬新な表記が用いられている。今年は新作→ツアーのルーティンを破るため、C/W集リリース後のツアーでリアレンジで過去曲を披露する試みがされ、どうもこれでリアレンジの可能性にのめりこんだようで、自分たちでやるのではなく他者、それもプロデューサーじゃなくて普段セルフでやっているミュージシャンへの依頼というアイデアに行きついた模様。新作は当分聞けそうにないが、知っている曲が違うアーティストの色に変わるという試みは単なるリアレンジとも違ってこれはこれで面白い。なんかまたリアレンジかという気もするんだけど前にやったのは「2人だけで全部やる」というのがメインのセルフカバー企画だったので全く別のものと考えた方がいいだろう。

2.ハナツ(premium ver.)
前作C/Wの別アレンジバージョン。元々は2015年の高校ラグビーの大会テーマ曲だったはずが、2016年はこっちのバージョンで再び採用されたらしい。同じ曲が起用されたことは過去にもあったようだが、アレンジを変えたのは初のようだ。原曲はバンドも入っていたが、今回はピアノストリングスのみになり、よりシンプルかつ壮大な雰囲気に。

3.全力少年 produced by 奥田民生(anime ver.)
アニメで使用されているショートサイズ。

通常盤や初回盤は無く、アニメ仕様の期間生産限定盤1種のみ。

★★★★☆

全力少年 produced by 奥田民生(期間生産限定アニメ盤)期間生産限定アニメ盤 

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