ジコチューで行こう!/乃木坂46

2018年8月8日
Type-A,B,C,D,通常盤
初登場1位 売上126.2万枚
初登場5位 売上3.1万DL(1週先行配信)

ジコチューで行こう! (Special Edition)

前作以降で生駒里奈、斎藤ちはる、相楽伊織が卒業。
体調不良で休業していた北野日奈子が復帰。
体調不良で久保史緒里が活動休止したため今作には不参加。




1.ジコチューで行こう!

秋元真夏、生田絵梨花、井上小百合、岩本蓮加、梅澤美波、衛藤美彩、大園桃子、斉藤優里、白石麻衣、新内眞衣、鈴木絢音、高山一実、西野七瀬、星野みなみ、松村沙友理、山下美月、与田祐希

これまでも「ガールズルール」や「太陽ノック」など夏のシングルはAKB48グループと入れ替えても変わらないような曲があったが、今作はAKB48っぽいというか全盛期AKB48のコピー曲のようだ。

作曲のナスカは乃木坂46では初起用で直近では欅坂46に「エキセントリック」「避雷針」などの険しいイメージの曲を提供している。というか元々はバンドで07年にドラマ『大好き!五つ子 GoGoGo!!』主題歌「I LOVE YOU!」とか歌ってたけどこれを最後に表舞台から退いて提供中心の制作集団に転身した人たち。

作曲者がどうというより今作が思いっきりAKB48にしか聞こえないのは編曲があの野中“まさ”雄一なのが大きい。最近は起用が減ったが全盛期のAKB48では王道アレンジを連発。自らインタビューでテンプレートがあるとか秋元康が好きそうな(採用されやすい)音色を使うとか、1日で出来上がるとかコメントしていたので起用が減ったのもなんとなく納得というか、要するにちょっと飽きられたんだろうなと思っていたが、今回まさにあの頃のテンプレートそのままといったアレンジ。Aメロの隙間を埋めるウォウウォウもお家芸すぎるし、鳴り響くシンセの先が読めすぎてしまう感じとか、まさにテンプレ。乃木坂46でも過去何度か編曲はしているが、それにしてもここまでテンプレ通りに聞こえるのは初めてのような…。

また歌詞にしても総選挙1位の松井珠理奈への応援を込めたメッセージを思わせるところがある。今作センターの飛鳥はジコチューというよりは単にマイペースなだけだし(一応2番の締めは”マイペース”)、エゴサばかりしてただの目立たないのが叩かれない秘訣だのといった下りは総選挙時の松井珠理奈の言動や行動の方が綺麗にあてはまる。しかし松井珠理奈センターのAKB48総選挙曲として歌わせるには御本人がシャレになってない状況になってしまったので急遽楽曲をひっくり返した(ついでに多少は飛鳥センターのイメージからも外れすぎないように修正した)…と言われた方が納得できる。

そんなわけで、最初の時点でからもうどこかで散々聞いたような…というか今最も聞き飽きていて懐かしくも新しくもない曲調で、どうしても右から左へ、左から右へと突き抜けていってしまう。率直にデビュー以来最も残念な表題曲。数年寝かせてから聞けばたぶんこのアレンジも程よく懐かしくなっててよく思えると思う。過去曲回顧で取り上げる時にはきっと★の数も増える…はず…
★★☆☆☆

2.空扉

秋元真夏、生田絵梨花、井上小百合、岩本蓮加、梅澤美波、衛藤美彩、大園桃子、斉藤優里、白石麻衣、新内眞衣、鈴木絢音、高山一実、西野七瀬、星野みなみ、松村沙友理、山下美月、与田祐希

アニメ映画『劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人』主題歌。通常MVが制作されない枠だが久々にアニメタイアップのついた準A面級の扱いで(「指望遠鏡」とか「月の大きさ」辺りと同じような枠)変則的に共通C/WながらMVも制作された。選抜メンバーは同じだが、センターが初となる3期生の梅澤となっている。初選抜で3期生でも前の方にすらいたことが無かったように記憶しているが、いきなりセンターって凄い抜擢だな…。

夏らしい爽快な曲でなんか48系列では昔から若手メンバーがよく歌ってそうな感じの1曲。ジコチューがコテコテすぎたのでこういう曲の方が好みではある。
★★★☆☆

Type-Aのみ
3.三角の空き地

伊藤かりん、伊藤純奈、伊藤理々杏、川後陽菜、北野日奈子、阪口珠美、佐々木琴子、佐藤楓、寺田蘭世、中田花奈、中村麗乃、能條愛未、樋口日奈、向井葉月、山崎怜奈、吉田綾乃クリスティー、渡辺みり愛、和田まあや

アンダー曲。センターは中田花奈。中田のセンターは「春のメロディー」(4th)以来という初期以来の抜擢で年数にして5年半ぶり。また休業していた北野も今作で復帰した。歴史の長さと成長を感じさせる大人っぽい楽曲。3期生も入った中で、年長メンバーに合わせた楽曲とは少し意外だったけど、それでも20歳越えがほとんどだしなぁ…。アンダー曲もどうも「アンダー」でやらかしてから復調しきれない感じで「My rule」以降そこそこいいんだけど今まで程じゃないみたいな印象が続いている。
★★★☆☆

Type-Bのみ
3.自分じゃない感じ

伊藤理々杏、岩本蓮加、梅澤美波、大園桃子、阪口珠美、佐藤楓、中村麗乃、向井葉月、山下美月、吉田綾乃クリスティー、与田祐希

3期生楽曲(今作休業の久保は不参加)。「空扉」にMVを作った代わりに今作のMV制作が無しになった。最初から3期生はMV制作が続いていたが、選抜合流もあって3期生枠もかろうじて継続した感じか。ラップを交えたなんちゃってHIP HOP風味な軽快なナンバー。
★★★☆☆

Type-Cのみ
3.心のモノローグ

白石麻衣、西野七瀬

初の組み合わせによるデュオナンバー。シリアスで大人っぽいラブソングだが…MVの不仲ネタバトル印象が強すぎてそっちに引っ張られてしまうところがある。曲だけ聞くと改めてこんな曲だったのかっていう。
★★★☆☆

Type-Dのみ
3.地球が丸いなら

大園桃子、齋藤飛鳥、与田祐希

表題センターの飛鳥と去年の夏Wセンターだった3期生2人の3人ユニット。3人が3人とも歌唱勝負ではない線の細いボーカルなので、そのまま線の細さを生かしたどこか違う時間が流れているかのような不思議なまったりさを味わえるミディアムナンバー。この酷暑の中ではあまりに無力ではあったが、夏のクールダウンソングといった装い。
★★★☆☆

通常盤のみ
3.あんなに好きだったのに…

秋元真夏、生田絵梨花、井上小百合、岩本蓮加、梅澤美波、衛藤美彩、大園桃子、齋藤飛鳥、斉藤優里、桜井玲香、白石麻衣、新内眞衣、鈴木絢音、高山一実、西野七瀬、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、山下美月、与田祐希、若月佑美

表題曲と同じメンバー歌唱。日本テレビ系『第38回全国高等学校クイズ選手権2018』応援ソング。3年連続での同タイアップだが毎回扱いが…。爽快ロック風味のナンバー。1年目こそ高校生に向けた応援ソングっぽかったのに、去年と今年と歌詞の内容がどんどん高校生クイズというタイアップから離れていっている…。今作なんか好きだった君への気持ちが冷めてしまったがやっぱもっと好きだとかなんとかいう男の心情というそんなん訴えられても知らんがなな内容が延々綴られている始末。クイズに挑む高校生に向けた曲じゃないていうか最初高校生クイズタイアップは絶対「空扉」だろうと思いこんでい
★★★☆☆

DVD

1.ジコチューで行こう!-music video-

ベトナムで撮影され、海辺、街、遺跡、夜景、花火と盛りだくさんサマーな内容。構成は同じく飛鳥センターの2年前の「裸足でSUMMER」を彷彿とさせるが、あの時沖縄でロケして海が茶色い事態に見舞われたのも今回はしっかり修正してきた。過去最高に48な楽曲ではあるが、海辺でも水着にはならないという46の謎の特色は今回もきっちり守っていてMVに関しては十分に乃木坂っぽい

以下Type-Aのみ
2.三角の空き地

中田花奈センターなのでかなり大人っぽい仕上がり。大人っぽさがサマになっているメンバーも多いけど、みり愛とか3期の10代は普段と違いすぎてちょっと誰だか分からない感じになっている。中田が子供の頃に引っ越してきた昭和っぽい雰囲気のダンスホールが閉店するというストーリー設定で全体に遠ざかっていく昭和を感じさせる内容。ただし乃木坂メンバーは全員平成生まれであり、映像が醸し出す昭和な雰囲気と昭和生まれが現時点で全員OVER 30’s WORLDになっている実態が噛み合っていない昭和生まれの大人が作った世界観といった印象も。少女中田と現中田がクロスする演出もあるもののあまり説明しないし、曲前後の台詞も短く、もう少しドラマしてもよかったんじゃないか。

3.乃木坂仕事中-表題曲MVのお仕事-
4.乃木坂仕事中-ナレーションのお仕事-
5.乃木坂仕事中-テレビ番組のお仕事-

今回MV含めても20分ちょいしかないという過去最短の収録時間となっている。多忙すぎて最早特典の制作時間が無いということなのか…。冠番組「乃木坂工事中」に引っ掛けて、各仕事現場でメンバー誰か1人が自撮り撮影して仕事現場をレポートするという内容。メンバーが近くにいると登場はするが、単独仕事だとそのメンバーしか出てこない。

表題曲MV→真夏さん
ナレーション→星野
テレビ番組→高山

で、真夏さんと高山は現場に他のメンバーもいるんだけど、ナレーションは星野単独仕事なので星野しか出てこない。自撮りというのは欅坂46でも2作連続でやらせてるので、最早46界隈自撮り特典まみれになっているが、握手会負担がキャパオーバーなレベルに達した中でスタッフ不足や監督雇う予算不足なども深刻なのだろうか。

以下Type-Bのみ
2.空扉

筑波宇宙センターを舞台に宇宙飛行士を目指す若者たちのドラマがコミカルさを交えて描かれる今作の中でも秀逸なMV。細かい小ネタやメンバーのキャラ付の細かさなど監督の伊藤衆人は2期生個人PVの頃から本当にいい仕事をしていると思う。

3.乃木坂仕事中-カップリングMVのお仕事-
4.乃木坂仕事中-舞台のお仕事-
5.乃木坂仕事中-グラビアのお仕事-

C/Wは「心のモノローグ」のみ(白石西野のみ)、舞台は桜井のみ、グラビアは梅澤 with 岩本・大園のみ…と4種の中で最も登場人物が限られている。他のC/Wを収録する余裕も無かったのだろうか。

以下Type-Cのみ
2.心のモノローグ

後輩(3期生が一部ゲスト出演)への接し方やインタビュー時の対応から互いに憎しみを抱き、激しいバトルを繰り広げるまさかのアクションムービー映画『あさひなぐ』の監督スタッフが再集結したため、デッキブラシでの格闘シーンでは『あさひなぐ』での2人の構えを再現するなど細かいこだわりも。西野の笑顔でタバスコドバドバもいいけど、白石の画びょうドバドバの時の悪すぎる顔芸が最高に面白すぎる。

3.乃木坂仕事中-モデルのお仕事-
4.乃木坂仕事中-ラジオのお仕事-
5.乃木坂仕事中-イベントのお仕事-

モデルは衛藤のみ、ラジオは新内のみ、イベントはファン向けではなく業界向けの特殊なタイアップ先商品のPRイベントで与田+3期生6人という構成。ラジオをやっているメンバーもモデルやってるメンバーも他にもいるのでもっと見せてほしかったが…。

以下Type-Dのみ
2.地球が丸いなら

どこかの地方の女子高生3人が東京への修学旅行途中でこっそり抜け出して鎌倉食べ歩きを決行するという内容。途中で3人行方不明になったのに教師も友人たちも対応軽すぎる気がしなくも無いがなんかほっこりする内容。

3.乃木坂仕事中-記者会見のお仕事-
4.乃木坂仕事中-歌番組のお仕事-
5.乃木坂仕事中-CMのお仕事-

記者会見は乃木撮の時のもので松村カメラで出演メンバー数名、歌番組は生田→、CMは堀と飛鳥。

そんなわけで登場メンバー限られまくり、そして何より時間短すぎ…。なんか人気絶頂に伴う多忙の影響なのか、制作サイドの慢心なのか、じわじわとクオリティが低下しつつあるのだろうか。「シンクロニシティ」が最後の到達点にならなければいいが…。

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