SPEED MEMORIAL LIVE “One More Dream” + Remix!!!

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Opening
ALL MY TRUE LOVE
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伊秩弘将
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伊秩弘将
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水島康貴
オープニングSE
8thシングル
2 STEADY 伊秩弘将 伊秩弘将 水島康貴 2ndシングル
3 Wake Me Up! 伊秩弘将 伊秩弘将 水島康貴 4thシングル
4 ALIVE 伊秩弘将 伊秩弘将 水島康貴 7thシングル
5 Carry On my way 伊秩弘将 伊秩弘将 水島康貴 3rdアルバム『Carry On my way』収録曲
6 White Love 伊秩弘将 伊秩弘将 水島康貴 5thシングル
7 Body&Soul 伊秩弘将 伊秩弘将 水島康貴 1stシングル
8 Go! Go! Heaven 伊秩弘将 伊秩弘将 水島康貴 3rdシングル
9 One More Dream 伊秩弘将 伊秩弘将 水島康貴 12thシングル ライブ当時初公開新曲 
10 ラブリーフレンドシップ 伊秩弘将 伊秩弘将 水島康貴 2ndアルバム『RISE』収録曲
11 my graduation 伊秩弘将 伊秩弘将 水島康貴  
[Remix]
12 ALL MY TRUE LOVE-Za downtown weekend mix- 伊秩弘将 伊秩弘将 水島康貴 8thシングル リミックス
13 STEADY-Za downtown smoove mix- 伊秩弘将 伊秩弘将 水島康貴 2ndシングル リミックス
14 White Love-Gospel mix- 伊秩弘将 伊秩弘将 松原憲 5thシングル リミックス(表記上は別アレンジ)

Remixed by BANANA ICE(12,13)

リリースデータ

2001年12月19日 初登場7位 売上8.4万枚 TOY'S FACTORY

メンバー

島袋寛子
今井絵理子
上原多香子
新垣仁絵

SPEED1stライブアルバム。00年3月31日の解散翌年である01年8月に限定再結成を発表。その活動内容は阪神淡路大震災からの復興をアピールする「See阪神・淡路キャンペーン」における「淡路夢舞台スーパーフラワーズライブ2001」初日の2001年10月6日に一夜限りの再結成ライブを行うというものだった。このライブから抜粋した11曲+新たに制作されたリミックス3曲を収録。ライブで発表された新曲「One More Dream」は改めてスタジオ録音を行い12月12日に限定シングルとして発売され、その1週間後に今作がリリースされた。最初の再結成におけるリリース作品はこの2作のみ。「One More Dream」はライブバージョンが今作に収録されたのみでシングルのスタジオ収録版はアルバム未収録となる。C/Wには「White Love(New Recording)」「One More Dream〜願い〜」が収録されていたがこれらもアルバム未収録。ライブとはチャリティーの趣旨が変わり、シングルも今作も限定発売ユニセフを通じての難民支援として収益の一部が寄付されるという形のチャリティー作品となっていた。また11月にhiroが一足先にエイベックスへ移籍、02年以降今井、上原もエイベックスへ移籍したが、SPEEDとしては今作まではTOY'S FACTORYからリリースされ、次の再結成以降はエイベックスへ移籍となった。

まさかの解散翌年の再結成。hiroと同学年だった自分としては解散した時が中学3年生の終わりで、この再結成が高2の時だからそれなりに環境も変わって年月が経過していた感じはあったけどそれでももう!?という感じではあった。しかも当時の音楽シーンの移り変わりはもっと早くて、それなりに話題にはなったものの「One More Dream」が大したヒットにならなかったので(限定でそもそも10万だったのと本人稼働でのプロモーションが無かったのも影響)、いくら往年のSPEEDとは全く曲調が違っていたからってもうあの頃とは違う時代になってしまったんだなとも感じたのを記憶している。そんでますます聞けてなかった90年代作品集めに没頭

このライブは解散後ソロでの音楽活動をしていなかった新垣を除く、当時ソロで順調に作品をリリースしていた3人が先に4曲ずつのソロライブを行ってからいよいよSPEEDとしてのライブ!という流れになっていたようだ。「Wake Me Up!」と「ALIVE」の間に披露された「Presious Time」「Long Way Home」「Don't be afraid」「Breakin'out to the morning」という3rdアルバム期の楽曲が「Carry On my way」だけ残してバッサリカットされた。またアンコールも終了した後に急遽観客の手拍子でアカペラで歌唱した「Starting Over」もカットされている。楽曲はカットされているがMCは残された部分もあり、まだまだキャピキャピした雰囲気を醸し出している。そういや「再結成」とはいえ、ようやく新垣が20歳になっただけで3人はまだ10代だった…。

アイドル系のダンスグループのライブというと口パクカラオケと思われがちな昨今だが、今作は生歌どころか演奏がバンドの生演奏。アレンジャーの水島康貴が自らキーボード&シンセとして恐らくバンマスを務め、ギターは2人、ベース、ドラムといった基本バンド編成だけでなくサックス、トランペット、コーラス2名まで入っての力の入った生演奏を聞かせてくれるので、CD音源とは基本アレンジは同じながらだいぶ雰囲気が異なり、生ならではの迫力が感じられる。この点が非常に良かった。声はオリジナル音源よりも大人になっているが、前述のようにまだ10代でありまだまだ若さも溢れている。

なお当時の報道もSPEED再結成ライブが先行しており、今ではSPEEDの最初の再結成ライブとしか記憶されていない勢いだが、SPEEDのライブはあくまで「淡路夢舞台スーパーフラワーズライブ2001」のVol.1であり、Vol.2も当然あった。10月7日にVol.2を行ったのはSPEED主演の映画『アンドロメディア』でも事務所パワーで共演した事がある当時人気絶頂だったDA PUMPだった。

リミックスに関しては当時リミックスが流行だったから入れたとしか思えないが、ライブの楽曲をカットしてまで入れる必要も需要も無かったと思う。一応クレジット上はBANANA ICEのリミックスになっている2曲に対して「White Love-Gospel mix-」はリミックスではなく松原憲のアレンジという表記になっているが…あまり変わらず3曲とも「リミックス」だなぁとしか。

B00005S7IP 

印象度★★★★☆

2016.8.17更新

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