ヒバリのこころ

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 ヒバリのこころ 草野正宗 草野正宗 スピッツ 1stシングルの原曲
2 トゲトゲの木 草野正宗 草野正宗 スピッツ 後に1stSPアルバム『花鳥風月』収録
3 353号線のうた 草野正宗 草野正宗 スピッツ  
4 恋のうた 草野正宗 草野正宗 スピッツ 2ndアルバム『名前をつけてやる』収録曲の原曲
5 おっぱい 草野正宗 草野正宗 スピッツ 後に1stSPアルバム『花鳥風月』収録(イントロ一部カット)
6 死にもの狂いのカゲロウを見ていた 草野正宗 草野正宗 スピッツ 後にライブDVD『ジャンボリー・デラックス』にライブ映像一部収録

リリースデータ

1990年3月21日 PRODUCED by スピッツ&EIJI"Q" MISTRAL

メンバー

Vocal,Acoustic Guitar,Keyboard マサムネ
Guitar,Keyboard,Chorus 三輪テツヤ
Bass,Chorus タムラアキヒロ
Drums,Percussion,Chorus 崎山タツオ

スピッツ、インディーズミニアルバム。インディーズ時代の唯一のCD作品。メンバー以外に吉俣良司がキーボード(1〜4)、CHICKSのアサコ&サナエがコーラス(3)で参加している。マサアキというコーラス表記(3)もされている。共同プロデュース及び録音ミックスを手掛けたEIJI"Q"=エンジニアの牧野英司でメジャー以降でもエンジニアとして関与している。「ヒバリのこころ」は1stシングルとしてリメイクされ、「恋のうた」は2ndアルバム収録曲としてそれぞれメジャーでリメイクされた。「トゲトゲの木」「おっぱい」の2曲は99年のスペシャルアルバム『花鳥風月』にリメイクせずに今作の音源のまま(「おっぱい」はイントロの一部を編集カット)収録された。「死にもの狂いのカゲロウを見ていた」はライブDVD『ジャンボリー・デラックス』にライブ映像が収録されている(フルではなく一部のみ)。「353号線のうた」のみメジャー以降での収録作品が無い。当時2000枚作って余った、売れなかったとメンバーが語っており(『花鳥風月』初回盤封入対談より)、そのまま廃盤となったがブレイクと同時にレア盤となり価格が高騰。一時期は10万越えになっていたとされるが、ネット販売の普及で入手難度が下がった事により価格の高騰はやや抑えられ、現在は5万前後を推移している模様。

スピッツのメジャーデビュー前の曲はこれ以外に「僕はジェット」という曲が『色色衣』に収録されており、サビでジェット!ジェット!ジェット!とシンガロングするこの曲のノリが恐ろしく若かったので今作もそんなノリかと思ったが、そこまで若いノリはなく、メジャー初期のスピッツの雰囲気に既にだいぶ近いものがある。「トゲトゲの木」「おっぱい」は『花鳥風月』で聞けるものと同じなので置いておくとして、リメイクされた2曲のうち「恋のうた」にはそこまで大きな違いは無い。どちらかというとメジャー版よりもギターベースが鳴っていて音が重めだろうか。驚いたのは「ヒバリのこころ」でメジャーデビューに当たってほぼ今作のアレンジを破棄して作り直していたようだ。主にリズムパターンがほぼ全変更という勢いで異なっていて、「僕はジェット」と同じ縦ノリリズムになるサビはなんだかメジャー版に比べるとブレーキかけ続けているような感じでかなり新鮮だった。「353号線のうた」「死にもの狂いのカゲロウを見ていた」は特にこれといった印象は無いが既にスピッツらしい曲というイメージになっている印象。

メンバーの発言等からもこれより前のスピッツはもっと音楽性が異なっていたらしいんだけど、今作時点ではだいぶメジャーに通じる雰囲気が出来上がっているので後追いでも誰だこれ?という事が全くない。スピッツリスナーなら安心して聞ける1作。価格がもう少し落ち着くか、『花鳥風月』に2曲だけとかにせずに『色々衣』や『おるたな』に分散してでも全部収録されていればな…とは思うが…。90年当時のインディーズのCDなので『花鳥風月』で聞ける「トゲトゲの木」「おっぱい」と比べてもかなり音はしょぼいし…。

ヒバリのこころ  

印象度★★★★☆

2017.3.22更新

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