僕らの平成ロックンロール

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 高橋優 高橋優 浅田信一  
2 こどものうた 高橋優 高橋優 浅田信一 インディーズ3rdアルバム『胡坐〜agula〜』収録曲
インディーズシングル(カット) 200位圏外
3 16歳 高橋優 高橋優 浅田信一  
4 風前の灯 高橋優 高橋優 浅田信一  
5 頭ん中そればっかり 高橋優 高橋優 浅田信一  
6 駱駝 高橋優 高橋優 浅田信一 インディーズ3rdアルバム『胡坐〜agula〜』収録曲
7 友へ 高橋優 高橋優 浅田信一 インディーズ2ndアルバム『無言の暴力』収録曲
インディーズ3rdアルバム『胡坐〜agula〜』収録曲

リリースデータ

2009年7月8日 初登場300位圏外、最高242位 売上0.2万枚(300位集計) Produced by 箭内道彦
Sound Produced by 浅田信一
Aitsura Label

高橋優インディーズ4thアルバム。過去3作は自主制作盤であり、全国流通したアルバムは今作が初。このためか過去作に収録済みの楽曲が再度収録されている。現在も流通しているインディーズ時代の作品は今作のみである。当時はランクインしなかったが、メジャーデビュー1ヶ月後の8月に2週、メジャー2ndとなる「ほんとのきもち」リリース時に再度2週のランクインを果たしている。2012年には続編タイトル作となる『僕らの平成ロックンロールA』がリリースされており、今作と同じ7曲入りとなっている。

インディーズ時代の作品だが既に事務所には所属しており、プロデューサーもメジャー以降と同じ。この制作体制のままメジャーに移動するのでサウンドの雰囲気は変わっていない事が分かる。ただメジャー以降はストリングスを導入して"売れ線"のA面曲を制作し続けるようになるのでそこが無い点が大きく異なる。全体的に社会の負の部分に目を向けて怒りや嘆きをまくしたてているような楽曲が多い。それでいて不思議と前向きな力が出てくるような作品だ。特に当時の代表曲的存在となった「こどものうた」の過激な内容から社会派のロックシンガーとして支持され、今後も社会に対して戦いを挑んでいくような路線を期待されるのがごく自然な作品だけに、メジャーデビューしてからいきなりストリングス全開のシングルを連発したり、世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だなどと真っ向からLOVE&PEACEを歌い出す姿にズッコケた初期リスナーもいたのでは。『僕らの平成ロックンロールA』がリリースされてから今作を聞いたのでさほど違和感は無かったけど、メジャーデビュー直後〜1stアルバム発売頃までに聞いていたらかなり違和感があったと思う。それこそプロモーションのせいで「福笑い」などの平和的なイメージしか無い人にとってはかなり衝撃的な作品だと思うけど、メジャー以降のシングルA面以外の部分や『僕らの平成ロックンロールA』以降の高橋優に魅力を感じる人なら聞いて損は無いし、本質は変わっていない事が分かる1作だと思う。

B0029WTEU4

印象度★★★★☆

戻る