apple symphony

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 apple symphony   吉田哲人 吉田哲人 スキャットのみのインスト
2 ライスとぅミートゆー 竹達彩奈・加藤哉子 小林俊太郎 小林俊太郎  
3 Sinfonia! Sinfonia!!! 沖井礼二 沖井礼二 New Old Stock 1stシングル 最高7位 売上1.8万枚
4 Yes-No 末光篤 末光篤 末光篤  
5 G.I.W. 川本真琴 川本真琴 小林俊太郎  
6 Drive My Car 加藤哉子 小林俊太郎 小林俊太郎  
7 CANDY LOVE<album mix> 加藤哉子 小林俊太郎 小林俊太郎 2ndシングルC/W
8 ナナナナンバーワン 永野亮 永野亮 永野亮  
9 えぶりでぃメリークリスマス 加藤哉子 小林俊太郎 小林俊太郎  
10 HIKARI 奥華子 奥華子 小林俊太郎  
11 the colored apple   吉田哲人 吉田哲人 スキャットのみのインスト
12 春がキミを綺麗にした 川本真琴・トクガワマロン 川本真琴 吉田哲人  
13 ♪の国のアリス 末光篤 末光篤 末光篤 2ndシングル 最高10位 売上1.2万枚
14 時空ツアーズ いしわたり淳治 筒見京平 小林俊太郎 3rdシングル 最高10位 売上1.1万枚
15 リズムとメロディの為のバラッド 沖井礼二 沖井礼二 New Old Stock  

※シングル200位以内データ

リリースデータ

2013年4月10日 初登場7位 売上1.1万枚 Produced by 岡本真梨子
Sound Produced&Directed by 伊達尚
PONY CANYON

竹達彩奈1stアルバム。声優として「けいおん!」の梓役などで人気を博し、キャラクターソングのリリースはあったが、2012年に単独デビューを果たした。シングル3曲とC/W1曲を収録。「ライスとぅミートゆー」では初の作詞にも挑戦している。「「ライスとぅミートゆー」と「春がキミを綺麗にした」はリード曲としてPVも制作されている。音源の演奏には参加していないが「春がキミを綺麗にした」PVにはバックギタリストとして提供者の川本真琴本人も出演。スペシャル盤は豪華パッケージ仕様でスペシャルブックレット、前述の2曲のPV及び「竹達彩奈2012〜2013 apple symphonyまでの歩み」を収録したDVD付。初回盤は下位互換盤でPV2曲のみを収録したDVD付となる。

3rdシングルリリース時の制作陣のインタビュー今作の本人インタビューや提供陣のコメントを読むとさらに感じられるが、制作陣の本気っぷりが凄い。インストと「ナナナナンバーワン」以外はわざわざ各楽器ごとにミュージシャンを起用するなど生音にこだわりを見せているのが素晴らしい。お肉大好きを全開にアピールする「ライスとぅミートゆー」はいきなり耐性が試される踏み絵と化す超絶なネタ曲だが、打ち込みでもっと電波っぽく仕上げようと思えばできるのに(というか普通そうする)、この作り込まれたアレンジと演奏に耳を傾けると(歌詞とノリが強烈すぎて至難だが)、ネタにとどまらないポップスとしても成立している事が分かる。竹達彩奈の声はかなりかわいらしい感じだが、その特徴的な声を最大限生かし、ポップスとして仕上げるのにとことん注力したような力作だと思う。もちろん声がかわいいのでかわいさだけでも楽しめる1作だと思うけど、それだけで聞く場合は相当に聞く人を選ぶアイドル作品にとどまると思う。個人的には単にかわいいだけでこれが打ち込み全開で処理された今風な作風だったらたぶん全く良いとは思えなかった。むしろ合いの手が入るようなアイドルノリや声が強すぎてこれは苦手だとまで言っていた可能性すらある。今作は制作陣の徹底的なこだわりと気合によってそういったところを越えたポップミュージックとしての極上の1作に感じられた。偏見なくアレンジも含めて聞けばこれは間違いなくポップミュージックの名盤だ。今のJ-POPシーンの中心にいる作家勢では作れない(作ろうとしない)作品だと思う。

シングル時は「Sinfonia! Sinfonia!!!」のみが奇跡の名曲で他はイマイチだと思っていたが、今作の流れで聞くと2nd、3rdシングルも悪くない。とはいえこの2曲の配置は終盤。仮にこの2曲が無くて13曲でも今作の印象はそんなに変わらなかったと思う。末光篤の提供曲も「Yes-No」の方が素材の魅力を生かしているように聞こえる。川本真琴と奥華子の提供曲では本人の作風を意図的に真似たアレンジになっている上に、さらに歌声までモノマネ。川本真琴と奥華子も聞いたことがあるリスナーであればこの面白さが分かるはず。「春がキミを綺麗にした」は書き下ろしで最近の川本真琴を知らないので、外部提供者の中では1番竹達の魅力を生かした曲だなとしか思わなかった。だが「G.I.W.」は「1/2」がヒットした頃に制作されお蔵入りしていた曲らしく、「1/2」頃のイメージのアレンジ、歌唱。当時の川本真琴の歌声を真似るのは相当難しそうだが、凄く懐かしくなったし、かなりうまくやっていると思う。奥華子の「HIKARI」はまんま本人の王道ストバラすぎて、現代のポップスからは外れた今作の作風の中では浮いているというか引っかかりが無さすぎる。竹達彩奈が奥華子ファンらしいのでオファーされたらしいが、好きなものと合うものは違うのかなと。逆に川本真琴は「1/2」の人だとしか知らず、スタッフに1stアルバムを渡されてハマったらしいんだけど、川本真琴の方が竹達に合わせた作品を提供していると思う。次もあるなら是非また。

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印象度★★★★☆

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