僕の中の少年

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 新・東京ラプソディー 山下達郎 山下達郎 山下達郎 15thシングル(カット) 最高76位 売上0.4万枚
2 ゲット・バック・イン・ラブ
-Get Back In Love-
山下達郎 山下達郎 山下達郎 14thシングル 最高6位 売上18.4万枚
3 The Girl In White
-ザ・ガール・イン・ホワイト-
ALAN O'DAY 山下達郎 山下達郎 15thシングルC/W(カット) 14カラット・ソウルへ提供 セルフカバー
4 寒い夏 竹内まりや 山下達郎 山下達郎  
5 踊ろよ、フィッシュ 山下達郎 山下達郎 山下達郎 13thシングル 最高19位 売上3.7万枚
6 ルミネッセンス
-Luminescence-
山下達郎 山下達郎 山下達郎  
7 マーマレイド・グッドバイ
-Marmalade Goodbye-
山下達郎 山下達郎 山下達郎  
8 蒼氓 山下達郎 山下達郎 山下達郎  
9 僕の中の少年 山下達郎 山下達郎 山下達郎  

Strings Arrangement by 服部克久(4)

リリースデータ

1988年10月19日(LP/CD)
1989年9月10日(GOLD CD)
1991年11月10日(リマスター)
1999年6月2日(91年盤再発)
初登場1位
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売上54.5万枚
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Produced by 山下達郎 ALFA MOON
ALFA MOON
MMG
ワーナー

山下達郎9thアルバム。2年半ぶりのオリジナルアルバム。前作以降の2シングルを収録。89年5月には「新・東京ラプソディー」がシングルカットされ、C/Wには「The Girl In White」がカットされた。「踊ろよ、フィッシュ」はミックス変更、エンディングにコーラス追加、一部歌詞が変更されている。「ゲット・バック・イン・ラブ」はイントロのコーラスがノーカットで収録されている。夏だ海だタツローだ路線でのヒットをスタッフが狙ったが本人は乗り気ではなかったという「踊ろよ、フィッシュ」はヒットしなかったが、スタッフが反対したがもう34歳になるんだからヒットはバラードでしか出せないと本人が主張し、ドラマタイアップでシングル化された「ゲット・バック・イン・ラブ」はシングルで「RIDE ON TIME」以来となるトップ10ヒットを記録。今作は3週連続1位となり前作と同程度の売上を記録した。

89年には一時期的に流通した金を使用したゴールドCD仕様で発売された。91年にはリマスターを施して再発。99年にはレーベル再編による品番変更で再発されこれが現行盤となる。99年盤には何故か今作のみ新規書き下ろしのライナーノーツが別紙で封入されており、ライターによるアルバム解説、全曲解説に加えて山下達郎による全曲解説も掲載されている(ライナー執筆の日付が掲載されていないが、95年発売のベスト盤『TREASURES』にも触れている事から91年盤への封入はありえず、99年盤での追加収録と思われる)。

前作に続いてのデジタルサウンドへの苦戦からアナログに戻ってレコーディングを行っていたが機材が進化したことで結局デジタルでやったという。前作同様にリズム隊を起用した曲もあるが、1人演奏もしくはほぼ1人演奏の曲も多く、前作よりもだいぶこなれてきてはいるがそれでもやはり山下達郎の作品の中ではやや味気無さというか、固い感じの打ち込みサウンドが少し目立つ作風かなと思う。夏だ海だタツローだ路線(本人乗り気じゃない)の「踊ろよ、フィッシュ」がスタッフの意気込みにも関わらずヒットしなくて、本人が熱望したバラードの「ゲット・バック・イン・ラブ」が「RIDE ON TIME」以来のトップ10ヒットになったという展開は面白いが(逆だったら今後やりにくかっただろうに…)、今となっては2曲ともこれぞ山下達郎といえる2タイプの楽曲として同程度の認知度になっているというのも後追いだと面白い。全体には内省的な作品が続いているのであまり明るくは無いが、今作ではタイトル曲「僕の中の少年」で自身の少年性との訣別を歌っている。一定以上の年齢を経過したリスナーにとっても誰もが訪れる普遍的なテーマにして、よりパーソナルな雰囲気を感じ取れるというところは大きな聞きどころだと思う。

僕の中の少年99年盤  僕の中の少年88年盤  僕の中の少年91年盤 

印象度★★★★☆

2018.1.12更新

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