Neue Musik YUMI MATSUTOYA COMPLETE BEST VOL.1

DISC-1
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 守ってあげたい 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 17thシングル 最高2位 売上69.5万枚
12thアルバム『昨晩お会いしましょう』収録曲
2 恋人がサンタクロース 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 10thアルバム『SURF&SNOW』収録曲
3 BLIZZARD 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 16thアルバム『NO SIDE』収録曲
4 サーフ天国、スキー天国 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 10thアルバム『SURF&SNOW』収録曲
5 ダイアモンドダストが消えぬまに 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 19thアルバム『ダイアモンドダストが消えぬまに』収録曲
6 きみなき世界 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 29thアルバム『スコアの波』収録曲
7 SWEET DREAMS 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 22ndシングル 最高7位 売上7.6万枚
19thアルバム『ダイアモンドダストが消えぬまに』収録曲
8 ノーサイド 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 16thアルバム『NO SIDE』収録曲
9 時をかける少女 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 19thシングルC/W
15thアルバム『VOYAGER』収録曲
10 ダンデライオン〜遅咲きのたんぽぽ 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 19thシングル 最高9位 売上17.1万枚
15thアルバム『VOYAGER』収録曲
11 Valentine's RADIO 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 21stアルバム『LOVE WARS』収録曲
12 青春のリグレット 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 17thアルバム『DA・DI・DA』収録曲
13 Hello,my friend 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 25thシングル 最高1位 売上135.7万枚
26thアルバム『THE DANCING SUN』収録曲
14 DESTINY 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 8thアルバム『悲しいほどお天気』収録曲
15 埠頭を渡る風 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 12thシングル 最高71位 売上1.9万枚
6thアルバム『流線形'80』収録曲

 

DISC-2
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 リフレインが叫んでる 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 20thアルバム『Delight Slight Light KISS』収録曲
2 最後の嘘 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 29thシングル 最高4位 売上30.7万枚
28thアルバム『Cowgirl Dreamin'』収録曲
3 真珠のピアス 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 13thアルバム『PEARL PIERCE』収録曲
4 DANG DANG 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 13thアルバム『PEARL PIERCE』収録曲
5 青いエアメイル 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 7thアルバム『OLIVE』収録曲
6 VOYAGER〜日付のない墓標〜 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 20thシングル 最高9位 売上15.8万枚
オリジナルアルバム未収録 サントラ以外では初のアルバム収録
7 春よ、来い 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 26thシングル 最高1位 売上116.4万枚
26thアルバム『THE DANCING SUN』収録曲
8 ANNIVERSARY 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 23rdシングル 最高2位 売上35.3万枚
21stアルバム『LOVE WARS』収録曲
9 輪舞曲 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 27thシングル 最高2位 売上58.5万枚
27thアルバム『KATHMANDU』収録曲
10 DOWNTOWN BOY 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 16thアルバム『NO SIDE』収録曲
11 シンデレラ・エクスプレス 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 17thアルバム『DA・DI・DA』収録曲
12 カンナ8号線 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 12thアルバム『昨晩お会いしましょう』収録曲
13 真夏の夜の夢 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 24thシングル 最高1位 売上143.2万枚
25thアルバム『U-miz』収録曲
14 groove in retro 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 新曲
15 愛は...I can't wait for you,anymore 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 新曲
初回盤のみ
16 卒業写真(special track) 荒井由実 荒井由実 松任谷正隆 3rdアルバム『COBALT HOUR』収録曲 セルフカバー

リリースデータ

1998年11月6日 初登場1位 売上325.2万枚 Produced by 松任谷由実
Co-Produced by 松任谷正隆
東芝EMI

松任谷由実3rd公認ベストアルバム。76年『YUMING BLAND』、77年『ALBUM』(未CD化)以来となる公式通算3作目にして、松任谷姓になってからは初のベストアルバム。80年代〜90年代中盤にかけてはアルファレコード管理の荒井由実時代の非公認ベストが乱発されていたが、公認ベストとしてはCDになって初めての作品。選曲は「松任谷」以降となっており、荒井由実時代の楽曲は選曲されていない。封入されていたディスコグラフィーにも『紅雀』以降(とアルバム未収録シングルはタイトル羅列のみ)の作品情報しか掲載されていない。曲順はバラバラだがラストには新曲2曲を収録。初回盤のみのボーナストラックとして荒井由実時代の「卒業写真」のセルフカバーが収録された。Bernie Grandman&Jimmy McKeeverによるリマスタリングが施され、翌99年に『紅雀』から『LOVE WARS』(89年まで)のオリジナルアルバムがBernie Grandmanによるリマスターで再発される事も告知された。サブタイトルでは「VOL.1」とされているがVOL.2は存在しない。前々作でミリオンを大きく割り込み、シングルではトップ10ギリギリ、前作では一気に50万割れと急速に人気を落としていた中で松任谷由実の初のベストアルバムのインパクトはすさまじく、300万枚を突破する空前の大ヒットを記録し、自身ダントツ最大のヒット作となった。2012年に『日本の恋とユーミンと。』が発売されたのに伴い、それ以前のベスト盤は全て生産が停止したらしく現在は廃盤となっている。

初回盤にも通常盤にも同じデザインのスリーブケースが付属する。このため初回盤と通常盤の見た目が同じなので注意が必要である。見分け方は曲目の部分に「卒業写真」が記載されているかいないか、もしくは品番が「TOCT-24001A、TOCT-24002A」数字の後に「A」が入っているものが初回盤となる。

この年は毎年恒例になっていたオリジナルアルバムのリリースの代わりに今作が発売された。シングルも発売されなかったため今作に収録された2曲が唯一の98年の新曲となっている。発売当時、親が買った作品で買ってきてくれと頼まれCD屋に出向いた俺は既に初回盤の売れ行きが良くて通常盤も一緒に並んでいたので、間違えないように注意して残っていた初回盤を選択して買った覚えがある。元々J-POPを聞き始めたきっかけは「春よ来い」とglobeのイントロを間違えて小学5年生当時の給食の時間にバカにされたのがきっかけの1つになっているが、本格的にCDをレンタルしたり買い始めた97年以降既にユーミンは急失速していて過去のイメージになっていた。それでもミリオン3作、スキー場で聞いた記憶のある定番曲など1/3程度の曲はどこかで耳にした記憶があり、当時から決定盤ベストとしてそれなりに満足していた。というかこの頃一気にユーミンは過去の大物みたいな印象になってしまったのでとりあえずユーミン聞くなら今作だけ押さえておけばいいくらいの感じだった。

今作に選曲されたことで代表曲として完全定着した、収録されなかったので忘れ去られたという側面もあると思うけど、いずれにせよ当時の松任谷由実のベスト盤としては選びすぎず、足りなすぎずでちょうどいいアルバムだったと思う。同年のサザンオールスターズの『海のYeah!!』もコンセプト等に違いはあるけど同様に決定盤として大ヒットしていて80年代からのトレンドだったユーミン、サザンに一旦の区切りがついた(サザンは00年代になると同時に最大規模のヒット作を出し、ユーミンはヒット曲は出なくなるも節目節目では存在感を発揮し、40周年のベスト盤では貫禄の大ヒットを記録するが、両者とも直後は大きく落とした)という意味でもこの98年は1つのターニングポイントだったのかも。98年当時既に名曲ではあるけどバブルという体感のない「過去」の空気が漂う楽曲群には「今」をあまり感じられなかったし。

改めてちゃんと聞くと98年時点で既に「今」を感じられないのもある程度当然でやはり売れてた頃の選曲が多く、新曲も円熟味は感じるもののここまで聞いてきた名曲たちと並ぶほどかというとそこまでではない。偉大なる軌跡を振り返り、おいしいとこ取りをしたベストアルバムとして実に優秀な1作

また前後のオリジナルアルバムと違って新曲2曲の演奏ミュージシャンに細野晴臣、鈴木茂、林立夫、斉藤ノヴら荒井由実時代の演奏ミュージシャン(96年の荒井由実名義でのライブで再集結した面々でもある)を起用している点は面白い。荒井由実時代が入っていないので彼らが全員集結した過去の楽曲は収録されていないんだけど(林立夫は松任谷以降も最初の頃は担当しているので参加曲は多い)、このバンド自体が再結成したタイミングでもあったようだけどわざわざ彼らを取り揃えたというのは原点回帰的な意味合いもあったのかもしれない。

一転して初回盤限定の「卒業写真」セルフカバーには松任谷正隆しか参加しておらず、ほぼピアノ+ボーカル+αのシンプルな構成になっている。今のバンドサウンドでリメイクしたバージョンでも聞いてみたかったが、シンプルな形でも改めて名曲だなと思う。

Neue Musik 初回盤通常盤の区別がされていないので注意

印象度★★★★★

2016.3.14修正

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