流線形'80

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 ロッヂで待つクリスマス 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆  
2 埠頭を渡る風 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 12thシングル 最高71位 売上1.9万枚
3 真冬のサーファー 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆  
4 静かなまぼろし 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 11thシングルC/W
5 魔法のくすり 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆  
6 キャサリン 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 12thシングルC/W
7 Corvett 1954 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 来生たかおとのデュエット曲
8 入江の午後3時 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 11thシングル 最高88位 売上0.8万枚
9 かんらん車 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆  
10 12階のこいびと 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 16thシングル『星のルージュリアン』C/W(カット)

リリースデータ

1978年11月5日(LP)
1978年11月5日(カセット)
1985年6月1日(初CD化)
1999年2月24日(リマスターCD)
2013年10月2日(99年盤の廉価再発)
最高4位
最高16位
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売上12.5万枚
売上3.1万枚
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Produced by 松任谷正隆 東芝EMI
東芝EMI
東芝EMI
東芝EMI
EMI RECORDS

松任谷由実6thアルバム。前作から8ヵ月でのリリース。間に発売された2シングル収録の4曲は全て収録された。また実際に80年を迎えた2年後の16thシングルB面として「12階のこいびと」がシングルカットされている。「静かなまぼろし」は沢田研二へ当時提供した曲だったが、沢田研二がこの曲を発売したのは89年であり11年も先だった。「Corvett 1954」は来生たかおとのデュエットになっていて、来生の単独歌唱パートもある。99年に松任谷由実以降の80年代までのアルバムは一斉にバーニー・グランドマンによるリマスターで再発され、これが現行盤となる。2013年には全オリジナルアルバムが廉価盤で再発されている。

タイトルに'80とあるが、リリース当時は78年。80年は2年先だったが、同じ2年先でも年代が変わるというのはちょっと未来的な感じが漂うもので、恐らく今作もそういった未来的なもの、先鋭的な雰囲気を目指した…ものと思われるが、正直78年から思う80年代どころか80年代そのものの空気も体感していないので今作が当時としては新しかったのかどうかはよく分からない。同世代のシンガーソングライターである中島みゆきの同時期のアルバムに漂っていた昭和歌謡のにほひは今作からはほとんど感じられないけどこの辺りは元々の作風の違いもあるしなぁ…。少なくとも結婚改姓1発目だったにも関わらず異常に地味だった前作よりは格段に聞きやすいアルバムだとは思う。初期ほどの圧倒的な普遍性は正直あまり感じられないものの、80年代以降の有名楽曲へ繋がるような雰囲気は今作辺りから芽生えているような気はした。一部夏の曲もあるんだけど、11月発売だった事、明確に冬を歌った楽曲が半数近くあって序盤に3曲が固まっている事などから冬のイメージが強いアルバムでもある。1曲目の「ロッヂで待つクリスマス」を筆頭に、強く残るとか初期の数々の名曲と並ぶほどとまでは行かないけど佳作揃い。非常に単純だけど40周年ベストにも収録された「埠頭を渡る風」と「魔法のくすり」はやはりこの中ではいい曲だなと思う。男性ボーカル(来生たかお)とのデュエットである「Corvett 1954」のコルベットというのはアメリカのスポーツカーの事らしい。松任谷由実の生まれ年も1954年なので、取り上げたのはその辺も関係があったのだろうか。

流線形'8099年リマスター盤  流線形 '802013年廉価再発盤 

印象度★★★☆☆

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