天国のドア

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Miss BROADCAST 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆  
2 時はかげろう 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 カルロス・トシキ&オメガトライブへ提供 セルフカバー
3 Aはここにある 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆  
4 満月のフォーチュン 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆  
5 Glory Birdand 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆  
6 ホタルと流れ星 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆  
7 Man In the Moon 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆  
8 残暑 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆 麗美へ提供 セルフカバー
9 天国のドア 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆  
10 SAVE OUR SHIP 松任谷由実 松任谷由実 松任谷正隆  

Horn Arranged by Jerry Hey(3,6)

リリースデータ

1990年11月23日
2013年10月2日(廉価再発)
初登場1位
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売上197.5万枚
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Produced by 松任谷正隆 東芝EMI
EMI RECORDS

松任谷由実22ndアルバム。前作以降シングルリリースが無く、シングルなしでのアルバムとなった。提供曲のセルフカバー2作を収録。今作よりLP発売が無くなりCDとカセットのみとなった。EMIが当時出荷枚数で200万枚を突破したと発表したため、史上初の200万枚突破アルバムとして紹介される事もあるが、O社での記録はCDとカセット合わせて197.5万枚でわずかに届いていない(現在のO社で単独検索をかけるとこの数字になっているが、CT分の売上との兼ね合いで91年の年間チャート記録などを参照すると197.5万枚が出る)。当時のアルバム歴代売上1位を更新するメガヒットだった。現在はアルバム売上歴代76位で、自身3番目、オリジナルアルバムとしては2番目の売上となる。今作以降はリマスターによる再発はされておらず、2013年の一斉廉価再発の際もそのまま再発された。今作以前のオリジナルアルバムは全て99、00年にリマスターされているため荒井時代含めて今作が最もマスタリングが古いオリジナルアルバムとなる。ただし今作のマスタリングはリマスターを担当したのと同じバーニー・グランドマンが担当している。

バブルの象徴として扱われる事の多いメガヒット作。ユーミンの場合は前2作でも150万オーバーのヒットを記録して年間1位も余裕の独走状態の中で、さらに200万枚に迫ろうかという事態になったわけだから相当な無敵感があったと思われる。91年の後半頃からB'z、CHAGE&ASKA、DREAMS COME TRUEが200万枚を突破していって、上位アーティスト総ミリオンみたいな異常な時代に突入していったけど発売から1年くらいは独走状態だった事になる。92年に入った頃にはユーミンの独走無敵状態も終わり、結果的に年間1位の獲得は今作が最後。その後実に75作ものアルバムが今作を越えていったわけだけど、今作が凄いのはシングルなしで当時の売上記録を更新したという事実だろう。今作を越えていった75作のうちシングルが収録されていないアルバムはMONGOL800『MESSAGE』だけだ。シングルなしのアルバムとしてはいまだ歴代2位なのである。

ただどういうわけか今作には後々まで代表曲の1つとして扱われるような有名な曲が無い。『Neue Musik』にも『sweet,bitter sweet』にも『日本の恋と、ユーミンと。』にも今作からは1曲も選曲されなかった。07年の季節ベスト2作のうち『SEASONS COLOURS -春夏撰曲集-』に唯一「残暑」が収録されたのと、香港限定で02年に発売した『Yuming THE GREATEST HITS』に「SAVE OUR SHIP」が収録されただけ。

今作がトータルアルバムとして優秀なのでベストアルバムという形で一部だけ切り取るような真似ができない…というよりは今作には特にこれぞという際立った曲が無いというのが正直なところかなぁと思う。どの曲もいいんだけど他の数々の名曲と並ぶほどの1曲となると…。逆にこれぞという曲が無いのでアルバムとしては割とまとまって聞こえるのはいいところで、バブルの一言で片づけるにはもったいない良質なアルバムではある。ただSynclavierの多用も依然と目立っていて全体にちょっとリズム音が固い感じも今となっては時代を感じてしまうポイントになってしまっているのと、今作以降リマスターされていないので、リマスターされた前作までから続けて聞くと音がしょぼく聞こえるのはちょっと残念。

天国のドア   天国のドア2013年廉価再発盤 

印象度★★★☆☆

2015.1.6更新

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