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No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | たいせつなひと(Album Ver.) | 市川喜康/ 岡平健治 |
岡平健治 | Itocky/岡平健治 | 8thシングル 最高3位 売上20.3万枚 |
2 | 足跡 | Keigo Iwase | Keigo Iwase& Yasuhiko Shigemitsu |
Yasuhiko Shigemitsu | 7thシングル 最高2位 売上24.7万枚 |
3 | 炎 | 岡平健治 | 岡平健治 | GENE POOL/岡平健治 | |
4 | corona | Keigo Iwase | Keigo Iwase | Yasuhiko Shigemitsu | |
5 | 太陽は僕らを照らしてた | はしもとみゆき | 岡平健治 | 大川達之/3B LAB☆ | |
6 | 雲レ日 | Keigo Iwase | Keigo Iwase | wingstone | |
7 | 無意識とは | Keigo Iwase | Keigo Iwase | wingstone | |
8 | 水・陸・そら、無限大 | 19 | 19 | 茂村泰彦/19 | 5thシングル 最高2位 売上32.9万枚 |
9 | ショベルヘッド’79 | 岡平健治 | 岡平健治 | 3B LAB☆ | |
10 | 落書 | 岡平健治 | 岡平健治 | 3B LAB☆ | |
11 | コッツウォルズ | Keigo Iwase | Keigo Iwase | wingstone | |
12 | 背景ロマン | 19 | 19 | 19/茂村泰彦 | 6thシングル 最高4位 売上21.2万枚 |
13 | 毎週火曜日 | Keigo Iwase | Keigo Iwase | Yasuhiko Shigemitsu& Keigo Iwase |
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14 | Sing a Song | 岡平健治 | 岡平健治 | GENE POOL/岡平健治 | |
15 | みんなのうた(bonus track) | 岡平健治 | 岡平健治 | 岡平健治 | 初回盤のみ収録 |
リリースデータ
2001年9月27日 2008年11月19日(廉価再発) |
初登場2位 | 売上28.4万枚 | Produced by 19 | ビクターエンターテイメント |
メンバー
岡平健治 |
岩瀬敬吾 |
19、3rdアルバム。結果的に最後のオリジナルアルバム。前作未収録になっていた「水・陸・そら、無限大」以降の4シングルを収録。「たいせつなひと」はバラードで始まり途中からテンポアップする別アレンジとなっている。シングル以外は2人が完全に別れてそれぞれの制作チームで楽曲を作り持ち寄ったということで、基本的にお互いの楽曲にはほとんど関与していない。岡平健治は自身が所属する当時はアマチュアだった3ピースバンド3B LAB☆で制作(メンバーの千葉貴俊は19デビュー当初からアレンジャー/ギタリストの1人としてずっと参加していた)、岩瀬敬吾はデビューからアレンジやサウンドプロデュースを手がけていた茂村泰彦のバンドwingstoneで主に制作を行っている。初回盤にはツアー用の新曲「みんなのうた」を収録。今作発表後にツアーを行ったが、翌年3月に突如解散を発表。ラストシングルとして「蒲公英」やベスト盤がリリースされるもそれ以外の本人稼働は無く解散となった。なお3B LAB☆は19解散後にメジャーデビューしている。08年にはグループ名にひっかけた1900円(税別)で再発されている。
「水・陸・そら、無限大」と「背景ロマン」はまだ以前の色を引きずっており作詞作曲も19名義になっているが、今作では完全に浮いている。「足跡」と「たいせつなひと」は作者それぞれの趣向の差がかなり明確に出てきており、とりあえず2人でボーカルは担当しているものの、作者メインになっていた。今作に至ってはさらに進んで完全に別制作、ほぼソロ作品のスプリットアルバム状態というグループとしては極めて異例の状況になっている。その上2人ともかなりやりたい放題に自分のロックをそれぞれに広く追求していて統一感が無いので、2人の作風がまるで異なるのはもちろんのこと全体通してオムニバスアルバムかのようなとっちらかりっぷり。当時のインタビューでは枠にとらわれず自由にやりたいとか19の枠を広げたいとかしきりに語っていたのが印象的だったが、後に解散理由を「大人への報復」とか「事務所とのトラブルが最大の原因」と語っている事からも、19として活動する事に対しての窮屈さ、相当なストレスが溜まっていてこんな作風になったのかもしれない。今作では前作のように最早19の枠を広げようとしているという感じでは無く、19である必要性が無くなっている。解散発表は今作リリースからツアーを経て半年近く経過した翌年2月だったけど物凄く納得がいってしまうようなアルバムだ。
印象度★★★☆☆