2009年 マイブレイク
「09年自分の中でブレイクしたと思う歌手に投票する」アンケートです。
そのため、新人だけではなくベテラン勢や08年に続けてのランクインも数多くなっております。
ポイントは投票者の1位〜5位までに、6ポイント〜2ポイント。
6位以下、次点等含め、記載していただいた残りの歌手は全て1ポイント。
さらに同率ポイントの場合は実際の投票者数が多い方を上にしています。
ポイントも人数も同じ場合は同順位、順不同で並べています。
2008年とルールは全く同じです。
順位 | アーティスト | ポイント | 人数 |
1位 | AKB48 | 27 | 7 |
2位 | 西野カナ | 24 | 5 |
3位 | supercell | 21 | 7 |
4位 | いきものがかり | 19 | 4 |
5位 | flumpool 桜高軽音部(放課後ティータイム) |
18 | 4 |
7位 | 水樹奈々 | 17 | 5 |
8位 | 嵐 | 16 | 4 |
9位 | Superfly | 15 | 4 |
10位 | ステレオポニー | 14 | 3 |
11位 | NICO touches the Walls Base Ball Bear |
13 | 4 |
13位 | B'z | 12 | 4 |
14位 | RADWIMPS | 12 | 3 |
15位 | ヒルクライム GIRL NEXT DOOR THE BAWDIES |
12 | 2 |
18位 | fripSide JUJU ゆず |
11 | 3 |
21位 | 相対性理論 シド |
11 | 2 |
23位 | Naifu キマグレン GOING UNDER GROUND |
10 | 2 |
26位 | マイケル・ジャクソン | 9 | 3 |
27位 | GLAY | 9 | 2 |
28位 | 遊助 OASIS |
8 | 2 |
30位 | 秦基博 | 7 | 2 |
31位 | SCANDAL | 6 | 3 |
32位 | ROCK'A'TRENCH サカナクション 東方神起 阿部真央 LINDBERG 神谷浩史 |
6 | 2 |
38位 | スピッツ 栗林みな実 竹内まりや Versailles monobright Chicago Poodle たむらぱん Boston ヒートウェイヴ 小林ゆう RCサクセション Buono! |
6 | 1 |
50位 | 豊崎愛生 | 5 | 4 |
51位 | the GazettE BREAKERZ |
5 | 2 |
53位 | S.R.S yozuca* コブクロ FIDDLER'S_GREEN ELISA LADY GAGA ET-KING Styx 宇浦冴香 |
5 | 1 |
62位 | 加藤ミリヤ ユニコーン |
4 | 2 |
64位 | 清水翔太 EXILE 阪井あゆみ YURIA 9mm Parabellum Bullet Hi-Fi CAMP Yes スーパーカー ハナレグミ フジファブリック the HIATUS 風味堂 |
4 | 1 |
76位 | スフィア 新谷良子 THE BEATLES |
3 | 2 |
79位 | Tommy heavenly6 globe アイドリング!!! CRAZE TRIPLANE The Clash BIGBANG 唱頂の大員 中田ヤスタカ DEEN |
3 | 1 |
89位 | the pillows | 2 | 2 |
90位 | Every Little Thing DEAD CAN DANCE VAMPS KREVA Chicago |
2 | 1 |
95位 | FLOW Tommy february6 島谷ひとみ L'Arc〜en〜Ciel 中島美嘉 ADIEMUS(KARL JENKINS) …。【サイレンス】 UNLIMITS GRASS VALLEY 上領亘 Equilibrium BAUHAUS HAWAIIAN6 EMIGRATE RAZZ MA TAZZ HIM dropz ソウル・フラワー・ユニオン 早見早織 山下達郎 白石凉子 黒沢健一 JETZT 忌野清志郎 エレファントカシマシ 米米CLUB 田原俊彦 CHAGE and ASKA 長渕剛 光GENJI Marie 松任谷由実 松山千春 森友嵐士 吉田拓郎 倉木麻衣 佐野元春 |
1 | 1 |
新人賞ではなく、「自分の中でその年ブレイクしたと思う歌手」に投票するというこの部門。それでも新人の大ヒットどころか、ベテランが売れ続けるばかりで新規ブレイクすらあまり出なくなって久しいが08年のPerfumeのようなヒットすらなかった09年。一体どうなってしまうのか全く読めなかったがかなり意外な展開となった。総投票者数は08年より5人増加の39名だったが票割れが起こりまくり。08年1位のPerfumeは53ポイント(12人)と圧倒的だったが、今回は1位でも10人に届かない結果となった。なお08年に圧倒的すぎて09年にマイブレイクした人はいなかったようで、Perfumeは今回0票であった。また2位だった平野綾も0票である。3位だったベボベは11位に残っている。
1位はAKB48。08年0票から初登場で一気に1位。確かに09年の活躍はめざましく、AKB商法の過激化があるとはいえ、チャート1位の獲得、楽曲そのものがけっこういいよねみたいな声も多くなっていたのでそういう意味では納得の1位ではある。それでも楽曲部門を見るとチャート1位を獲得した『RIVER』が47位7ポイント(2人)、『言い訳Maybe』が96位4ポイント(3人)、『涙サプライズ!』が159位2ポイント(1人)という結果。08年には『大声ダイヤモンド』が144位1ポイントのみだったことを考えれば、かなり躍進してはいるが…。楽曲総投票者数でものべ6人なのに7人投票で1位になってしまうとは予想外。アルバムがしばらく出ていないので、2010年にアルバムが出たりしたら一気に伸びてくるかなとは思っていたのだが、09年で1位になってしまうとは思わなかった。ちなみに俺の予定だと年末年始でAKB48がマイブレイクしてきたので2010年は投票すると思う。
2位は西野カナ。08年デビュー。これまた今回初登場でいきなり2位。09年着うた系でブレイクしたとはいえこれはAKB48以上に、誰も予想できなかったのでは?なにせ楽曲部門では09年リリースのシングル5作中、『もっと…』が120位3ポイント(1人)、『Dear…』が178位1ポイントの2作のみ。しかも2曲とも投票者数は1人ずつである。アルバム『LOVE one.』にポイントが入っていればまだ分かるが、アルバムに至っては0。来るなら楽曲で好調だったJUJUが来るかと思っていたんだが、JUJUは18位だった。
3位はsupercell。楽曲部門で『君の知らない物語』が11位19ポイント(8人)、アルバム部門でも『supercell feat.初音ミク』が56位5ポイント(2人)となっていた。それでも3位まで来るとは思ってなかったけど。これも楽曲でトップ10入りしていたfripSideの方が上位かな(結果18位)と思っていた。
4位はいきものがかり。08年も6位17ポイント(5人)であり、今年は1人減ったもののポイント数は19ポイントであり上回った。引き続き人気上昇中といったところか。一時期は他に該当者出てこなそうだし、いきものがかり1位かな〜なんて思ったりもしたんだけど。
5位はflumpool、桜高軽音部(放課後ティータイム)。flumpoolは08年8位15ポイント(5人)に続いて2年連続。やはり1人減った投票者数4人ながら18ポイントで上回った。「けいおん」に関してはこの2名義は同一アーティストであるということで合算集計した。4人という人数は楽曲部門よりも少ないが18ポイントは楽曲部門を越えており、楽曲アルバムでは果たせなかったトップ10入りとなった。
7位は水樹奈々。08年12位12ポイント(3人)よりポイント人数共に上昇。アルバム部門5位という勢いからてっきりもっと圧倒的に上位に入ってくるのかというかむしろ1位なんじゃね?と思っていたらそうでもなかった。キャリアはもうけっこう長いし、08年に1stアルバムだった平野綾と違ってもう自分の中ではとっくにブレイクしていたという人が多かったのかも。
8位は嵐。08年84位1ポイントから大幅上昇。アルバム部門2位となったベスト盤で今年一気にマイブレイクしたという人が増えたのだろう。
9位はSuperfly。08年8位15ポイント(5人)より1人減ってポイント数は同じ。アルバム部門での躍進からしてトップ3は固いと思っていたが完全に08年と票割れしたようだ。
10位はステレオポニー。08年21位8ポイント(3人)より投票者数は同じながらポイント数が上昇。とはいえ楽曲部門で『泪のムコウ』6ポイント(2人)、『スマイライフ』と『ツキアカリのミチシルベ』は俺の票だし、アルバムに至っては0ポイントである。まあこれに関してはその2シングルの評価で俺が5ポイント振っているのが大きい気がするけど。
そんなわけでかなり面白い結果になった。08年も入っていた歌手が引き続き入っていたりするケースも多い。楽曲アルバムで圧倒的だったB'zは13位。楽曲アルバムでの前年までを考えるとブレイクしたといっていいだけのノリであったが、これは再評価したとはいえ今更ベテランのB'zにマイブレイクってのもなぁ…一応今までも聞いてたし…的な心理が働いていたりもするのかもしれない。18位のゆずも同様。
また楽曲でもアルバム部門でもそんなに上位に入ってない歌手がここでは上位というケースが多い。これは新たにマイブレイクした歌手よりもベテラン勢の方が良い作品が多く、結果マイブレイク歌手の作品には1ポイントしか与えられなかったとかいろいろありそうだ。
楽曲アルバムでは入っていなかった東方神起もBIGBANGもここには入っているというのも面白い結果である。
この辺はマイブレイク部門という新人賞でもレコード大賞でもないという微妙な位置づけのこの部門に対する認識の差が人によってバラつきがあるのも原因の1つかもしれない。
分かりやすい話だと前年までに比べていい作品が出たからマイブレイク、という認識の人もいれば(俺自身はそっちのスタンスでB'zやDEENに投票した。新人にいいのがいなかったっていうのもあるけど。)、それはマイブレイクとしてはカウントしないという人もいる。あくまでデビュー2,3年の新人や実際にここに来て売れたと思う歌手、新たに出会った歌手のみを対象にする人もいるということである。