2009　楽曲編

原則的に2009年の楽曲を対象にしたアンケートです。
稀に昔の曲も混ざっていますが、無効票にはしていません。

ポイントは投票者の1位〜5位までに、6ポイント〜2ポイント。
6位以下、次点等含め、記載していただいた残りの作品は全て1ポイント。
さらに同率ポイントの場合は実際の投票者数が多い方を上にしています。
ポイントも人数も同じ場合は同順位、順不同で並べています。
2008年とルールは全く同じです。

07年の覇者L'Arc〜en〜Ciel、08年の覇者Mr.Childrenの両グループの新作CDがリリースされなかった2009年。当初は票がバッラバラで全く集中せず、盛り上がりに欠けてしまうかと危惧していたが（その影響で1ポイント楽曲がもんのすごい数に…）、最終的には上位陣は昨年を遥かに越える激戦となった。今年は2008年と投票システムが同じながら参加者が増えたことでポイントが膨れ上がっており、昨年のトップ10レベルのポイントでも20位以下になってしまっている。

1位はB'z『イチブトゼンブ』。投票者数は初の20人の大台に乗り、高ポイント付与が続いたことでポイントは2位以下を軽く倍以上突き放す、超圧倒的勝利。83ポイントってなんだそれは…。ちなみに08年の1位は59ポイントである…。これだけ圧勝だと、集計していても最初から1位の座が全く揺るがなかった。

過去2年のB'zの記録を振り返ってみよう。08年のB'zはベスト盤からの『BAD COMMUNICATION-ULTRA Pleasure Style-』の46位6ポイント(2人)が最高で、ベスト盤収録の新曲2曲、新録音1曲にも1,2人程度の投票、唯一のシングル『BURN-フメツノフェイス-』に至っては131位2ポイント(1人)と全く票を集められていなかった。2007年もシングル『SUPER LOVE SONG』の54位3ポイントが最高で、後は数曲が1票ずつ入っていただけである。そんな正直冴えなかった前年までとは一転して09年の驚異的なこと。久々のロングヒットシングルとして売上的にも満足度的にも文句なしの1曲だったといえるだろう。4位にも『MY LONLEY TOWN』がランクイン。『イチブトゼンブ』に続くシングルでこれまた好調をキープして最上位に食い込んだ。『イチブトゼンブ』の両A面『DIVE』も21位に食い込んで14ポイントを獲得しており(またアルバム曲からも2曲ランクイン)、『イチブトゼンブ』だけではなく、B'z自体が一気に再評価された1年だったといえる。

2位はBUMP OF CHICKEN『R.I.P.』。5位には両A面の『Merry Christmas』。圧倒的なB'zの前には全く敵わなかったとはいえ、2007年の『メーデー』の2位、『花の名』の6位、シングル発売が無かった2008年でもアルバムの新曲『プレゼント』で8位に食い込み、嵐と並んで3年連続のトップ10入りを達成している。安定した人気だけでなく、出す曲出す曲に安定した満足があるようだ。投票者のポイント数も高いものが多く、『R.I.P.』は人数では1人負けている3位のゆずにポイントで7つも差をつけた。

3位はゆず『虹』。2008年は78位が最高、2007年に至っては俺自身が投票した1票のみということでB'z以上に無風状態だったが、09年は一気に躍進した。ポイント数もそうだが投票者数が1,2人から一気に12人というのは大きい。『虹』は売上ではそこまで高い記録は残せなかったが、満足度は非常に高いのが分かる結果となった。23位には『逢いたい』もランクイン。売上ではこちらが上で紅白でもこちらが歌われたものの『虹』には及ばず。とはいえ前年までを思えばこの曲の満足度もかなり高いものだったといえる。30位にはゆずグレンとしてもランクインしており、これも前年までよりも高い支持を集めた。133位『いちご』でようやく例年通りといったところ。その他アルバムから1票投票が入っている。

6位はfripSide『Only my railgun』。アニメ・ゲーム系の2人組ユニットで、ボーカルを変更しての第2期始動作。チャート上でも3位、年末までで6万程度の売上を記録している。今回のアニメ系ではこの曲がトップとなった。「マクロス」のようにタイアップ先のアニメが人気だったというわけでもなさそうだけどどうなんだろうか？当初、アニメ系への投票は自粛傾向にあるのではないか？と思っていたが実際には人数を見ても08年の「ライオン」の9人には及ばないもののだいたい同じくらいの人数になっていた。ていうか09年も「マクロス」関連作はリリースされていたはずだが全然入ってないのは何故だ？

7位は嵐『Believe』。CDチャートでは年間1位を獲得した楽曲がここでも9人からの投票で21ポイントを獲得。他を見ると人数からするとやや低めのポイントという結果だが、1位や2位など高ポイントは置かないものの忘れずにしっかりラインナップには加えるという人が多かった印象だ。これで07年の7位、08年の4位と3年連続のトップ10入りを果たしている。これは前述のようにBUMPと嵐のみである。また19位には『マイガール』、35位には『Everything』、47位には矢野健太 starring Satoshi Ohnoとしての『曇りのち、快晴』、53位に『明日の記憶』、80位に『Crazy Moon〜キミ・ハ・ムテキ〜』と、09年にリリースした全シングルA面楽曲がランクインしている（さらにベストから昔の曲やC/Wへも1票ずつ入っている）。年間2位でベストにも収録された『明日の記憶/Crazy Moon〜キミ・ハ・ムテキ〜』よりもベスト後の『マイガール』や『Everything』の方が上位に来ているのは面白いところだ。

8位は水樹奈々『深愛』。元々現在の声優アーティストの中ではトップの人気を誇っていたが、声優として初の紅白にも出演するなどさらなる飛躍を遂げた09年。アニメ系への投票が一気に膨れ上がった08年では46位6ポイント(2人)が最高と若干出遅れていた感があったが、今回は初のトップ10入りとなった。08年のアニメ系上位陣は明らかに「マクロス」あっての支持だったわけだが、ソロ声優歌手の純粋に本人の人気だけ（たぶん）でのトップ10入りは快挙といっていいだろう。

9位はDEEN『Negai feat.ミズノマリ from paris match』。21ポイントが3つ並んだ中で1番少ない5人で21ポイントというDEENファンが多い当初のこのサイトの特色はまだ残っていて、2008年に続いてのトップ10入り。75位には『Celebrate』、08年7位だった『永遠の明日』にも2ポイント入って133位にランクインしたほか、アルバム曲への投票もいくつかあるなどさすがこのサイトというべきコアな票も。

10位はGLAY『SAY YOUR DREAM』。13分に及ぶ大作シングルとして話題になったものの特に大ヒットしたわけでもなく、いつも通りの売上…といった感じだったが07年の『100万回のKISS』での14位、08年『VERB』での35位を大幅に上回る支持を集めて、3年目で初のトップ10入りを果たした。53位にはもう1作のシングル『I am xxx』もランクイン。6ポイントながら4人投票となっているし、ベスト盤の新曲への1票投票も連発されるなど、売上的には相変わらずさっぱりだったものの、前年までに比べて注目度と満足度は上がっているようだ。

11位にはsupercell『君の知らない物語』。これも19ポイント(8人)だからトップ10を逃したとはいえ、なかなか高い。ボーカル合成ソフト「初音ミク」のクリエイターからデビューを果たした新人で、動画投稿サイトのニコニコ動画系とでもいえばいいのか。基本的にfripSideや水樹奈々などアニメ系に投票している人からの支持が多かった。タイアップ先もアニメだったし、ファン層としてはほとんど同じのだろう。

12位はいきものがかり『YEEL』。自身最高売上を記録したこの曲も安定した支持を集めた。08年の10位からトップ10落ちにはなってしまったものの、一応5ポイント上昇している。その他53位に『じょいふる』、60位に『気まぐれロマンティック』(昨年俺の1票で144位）、80位に最新アルバムから『秋桜』、96位に『ホタルノヒカリ』、前作アルバムから178位に『心の花を咲かせよう』（俺の1票）がランクイン。しかし09年のシングルでは『ふたり』『なくもんか』は共に0票だった。

13位はレミオロメン『Sakura』。シングルを押さえて配信先行でベスト収録の新曲が支持を集めた。08年17位だった『もっと遠くへ』を上回っている。逆に09年のシングルである『夢の蕾』は0票、『Starting Over』は120位、『恋の予感から』は178位(こちらは俺の1票)と1人ずつの投票しか入っておらず振るわない結果に。ベストだけは妙に売れたという印象だったが、次のアルバムは大丈夫か？

14位はJUJU with JAY'ED『明日が来るなら』。着うた系からCDでもロングヒットを飛ばした08年のテルマに続くいわゆる着うた主流の流行系。昨年あれだけヒットしたテルマが50位6ポイント(1人)だったことを考えるとこれはけっこう面白い結果となった。着うた系・エイベックスにはほとんど支持が集まらず、ロック系やアニメ系が強いのが特徴だった事を考えるとここで少し変化が見えた。

15位はコブクロ『STAY』。3人投票と周囲の中で1番少ない投票者数ながら高いポイント付与で16ポイントに達した。09年は人気が落ちてきた印象が強いが何気に08年は『時の足音』に2ポイント(1人)で131位が最高だった。それを考えるとこの曲の支持は少ないながら満足した人は物凄く満足したようである。ちなみにもう1作のシングル『虹』は0票、C/Wの『Summer rain』に1票だけ入っている。

16位に桜高軽音部『Don't say "lazy"』。大ヒットしたアニメ「けいおん」関連作が16位にようやく登場。当初は08年の「マクロス」並に猛威を振るうのではないかと思ったが、投票者数は8人と「マクロス」と同等に多めながら高ポイント付与がほとんどなくて15ポイントに落ち着いた。高ポイントを上げるほどではないという人が多かったようだ。放課後ティータイムも同じということで以下には32位に『私の恋はホッチキス』、39位に『Cagayake!GIRLS』、40位に『ふわふわ時間』、178位に『カレーのちライス』がそれぞれランクイン。

17位にRADWIMPS『おしゃかしゃま』。09年アルバム1枚のみでシングルリリースは無かったが、アルバム曲でも高い支持を集め、他のアルバム曲も下位にかけてちらほらと票が集まっているが特にこの曲に集中した。

同じく17位にスキマスイッチ『ゴールデンタイムラバー』。アニメタイアップの効果か、今までに無い斬新な曲調に評判が良かったのか、この曲のみ上位にランクイン。もう1作のシングル『虹のレシピ』は117位、そのC/W『雫』の方が上で75位にランクイン、その他アルバム曲へも1票入っている。

19位にスピッツ『君は太陽』。08年の119位から今年は一気に100ランク上昇し、支持を集めた。特に売上に変化は無かったが、タイアップ先のCGアニメのCMで一時期かかりまくっていたので印象度が強かったり、楽曲の満足度が高かったのだろうか。

22位にGOING UNDER GROUND『いっしょに帰ろう』。わずか3人投票ながら14ポイントを獲得するという満足した人は物凄く満足したパターン。ていうか俺の6ポイントが効いているのか…。

24位にflumpool『星に願いを』、ユニコーン『WAO!』。08年デビューの新人と、93年解散09年復活を遂げたベテランが同率。flumpoolは08年は配信とミニアルバムのみで『花になれ』の25位が最高、後は1票ずつ3曲がランクインしていた。09年はシングルとしてリリースされたことで注目度も増したようだ。しかしもう1作のシングル『MW〜Dear Mr.＆Ms.ピカレスク〜』には1票しか集まらないなど随分と差が出る結果に。ユニコーンは現役時代を知らない世代が多い中で、CMでソングとしての印象も強かったのだろうか。アルバム曲への票もいくつかあったが、続くシングル『半世紀少年』は内輪ネタソングということもあってか0票。

26位にPerfume『ワンルーム・ディスコ』。気がつけば09年はシングルこれ1作のみだったが7人投票ながら11ポイントということであまり高ポイント付与が無かったため、最上位には届かなかった。08年は『Dream Fighter』の28位8ポイント(3人)が最高だったので投票者数はかなり増えてはいるのだが…。08年のマイブレイク1位だったことを考えると少し物足りない結果か？他にはアルバム曲『I still love U』の117位を筆頭に2曲に1票ずつ入っている。

27位に平野綾『Super Driver』。08年の35位7ポイント(2人)を上回り11ポイント(6人)。むしろ昨年2人で7ポイントというのは凄かったが、今年はもう少し幅広く浸透したようだ。とはいえ伸びは小さい印象。なんせ08年アルバム3位、マイブレイク2位だったしなぁ。しかももう1作のシングル『Set me free/Sing a Song!』には1票も入らないという謎な結果に。全体的な満足度はやや低かったのか？水樹奈々に票を持っていかれた感じだが、それはアルバムでより顕著になる（詳しくはアルバムで）。

28位にポルノグラフィティ『アニマロッサ』、椎名林檎『ありあまる富』。ポルノグラフィティは08年は『ギフト』の43位6ポイント(3人)を最高に各シングルが1人ずつの投票だったが、今年も3人で11ポイントと少数ながらポイントが倍近くなっており、満足度が上がっているようだ。ただしもう1作のシングル『この胸を、愛を射よ』には1票も入らなかった。椎名林檎は東京事変としての『能動的三分間』の40位を上回っている。が、人数では1人減っているなどこの曲の満足度が高かったようだ。

30位に福山雅治『はつ恋』。発売が12月16日と投票開始直前と来年分との票割れ必至の展開にも関わらず（レンタル開始も同日）、10ポイントは立派。今回10ポイント以上の上位陣では唯一の12月発売（しかも半ば過ぎ）である。

32位にSuperfly『Alright!』、『やさしい気持ちで』。アルバムの方で支持を集めたSuperflyだが楽曲ではこの2曲が10ポイントを越えた。『Alright!』はドラマ『BOSS』のOPで配信限定でもリリース、『やさしい気持ちで』は『恋する瞳は美しい』との両A面2曲目だったがフジ系「めざましテレビ」テーマ曲として毎朝かかっていたのが影響したようだ。他の曲も下位に数曲ランクインしているが『恋する瞳は美しい』に関しては1票も入っていない。

10ポイント以上（太字）はコメントしようとしたら偉い数になってしまった…。というわけで以下はその他気付いた点など列挙。

・ジャニーズ系、嵐以外は皆無！！
全シングルA面曲がランクインした嵐とは対照的に他のジャニーズ勢には全く票が入らなかった。厳密にはTOKIOとKinKi Kidsに1票ずつ入っているのだが、CD年間チャートで嵐には及ばずとも上位を占めていたKAT-TUN、関ジャニ∞、NEWS、Hey!Say!JUMP、中山優馬には文字通り1票も入らない結果に！まあKAT-TUNは07年に1票入っただけで08年も0票だったんだけど、関ジャニ∞は少ないながら2年連続で入っていた。CDでの年間トップ10では他に秋元順子と遊助がいるが、この両者はしっかりとランクインしている(下位なので上のランキングから探すの大変だと思うけど）。またSMAPの「そっと きゅっと/スーパースター☆」にも1票も入らない結果に…。まあSMAPに毎回入れる俺でも今回は入れてないしなぁ…。逆に嵐は前述のように全シングルA面がランクインするという1人勝ち状態。売上で見るとKAT-TUNの『RESCUE』と嵐の『Everything』には5万枚程度の差しかないが（複数商法の違いがあるけど）、浸透度は偉く違うのが分かる結果に。SMAPとTOKIOは個人的にもう少し頑張って欲しいがいかんせん曲が…。それにリリースも1作だけって…。

・EXILEわずか1票！エイベックス勢惨敗！
159位に『ふたつの唇』(2ポイント1人)が入っただけ…。『Someday』辺りにはなんだかんだ5,6人は入れてくるんじゃないかと思っていたのだが…。ただよく過去を参照するとEXILEって07年08年一切入ってなくて今回が初ランクインだったりして…。浜崎あゆみにもわずか1票、倖田來未は0。意外にもGIRL NEXT DOORは4曲ランクイン。この辺に関してはアニメ系、ロック系と違ってこのサイトで扱っているかいないかの差が顕著に出るようである。

・韓国勢もゼロ！
女性票が圧倒的に少ない（数人）というのも影響してか（これは嵐以外のジャニーズにもいえるところだが）、売上的には大幅に伸ばした東方神起も3年連続ゼロ。レコ大最優秀新人賞のBIGBANGら他の韓国系アイドルのランクインも全く無かった。

・56位に突如OASISランクインの理由とは？
08年にアルバム『DIG OUT YOUR SOUL』をリリース。09年はツアーを行うもその後ノエル脱退、リアムが「終了宣言」で活動停止状態になってしまったイギリスのロックバンドOASIS。09年アルバムからシングルカットである『FALLING DOWN』が6ポイント(3人)と謎のランクイン。個人的にはアルバムの中盤過ぎにある特に印象に残っていないサイケな楽曲としか認識していなかったので驚いたが、調べてみたらアニメタイアップがついたことで曲自体もいつもよりヒットしていたようだ。アニメでこの曲、そしてOASISを知った人がいたということか。

・デビュー以来初めてCDリリース無しのMr.Childrenだが…！？
よくランキングを見ると178位に『花の匂い』(アルバム収録曲で08年11位)のほかに『fanfare』という曲がランクインしている。これはアニメ映画「ONE PIECE」主題歌として着うた・着うたフル配信限定でリリースされている今年唯一音源化された新曲である。08年シングルアルバム2冠を達成したミスチルといえど着うた限定の新曲を聞く読者はほとんどいなかったようだ。

その他独り言

・38位にLINDBERGランクインはずっとサイト上でも推してきた自分としては俺以外にも(俺以上に）復活が評価されてて嬉しい。

・73位のBase Ball Bear『Stairway Generation』は5ポイント(5人)。95位山下達郎も4ポイント(4人)、114位の3曲も3ポイント(3人)。08年までは3ポイント(3人)が最高だったので、こういう展開は面白い。地味に人気があるっていうね。

・日記で俺が1番曲数多いんじゃないかと調子乗ったらHKさんが物凄い数の票を送ってきた。おかげで集計が大へ素直に完敗です！

・この結果を踏まえて今回のマイブレイクを見ると何故そうなったのか、さっぱり分からない。

さてさて09年はこんな結果になったが、果たして皆さんどれだけ知っている曲があるだろうか？2008年いきなりアニメ系が激増してかなり衝撃を受けた分今年は特に驚くこともなく、だいたい予想通りだったという印象だ。ただ水樹奈々は来るだろうと思っていたが、fripSideとsupercellは予想外だった。それにアニメ系減った気がしていたんだけど最終的には案外そうでもないし。それだけ去年の「マクロス」勢の印象が強かったのかもしれない。

票数も増えて前2回と比べても格段に面白い結果になったように思う。これは2010年編も楽しみだ。

戻る