2011 楽曲編

ポイントは投票者の1位〜5位までに、6ポイント〜2ポイント。
6位以下、次点等含め、記載していただいた残りの作品は全て1ポイント。
さらに同率ポイントの場合は実際の投票者数が多い方を上にしています。
ポイントも人数も同じ場合は同順位、順不同で並べています。
2009年、2010年とルールは全く同じです(2011上半期とは異なります)。

シングルのみ昨年を1票上回るも今年は基本的に投票数は上げ止まりだった。そんな中で票もかなり分散。票数がほとんど同じである昨年とは上位レベルに大きな差が生じ、1位に関しては30通以上少なかった08年よりも低く、トップ10全体でも20通少なかった09年とほぼ同じである。また最大人数14人は08年と同じ。前2年を大きく下回り、CD売上同様に個々の趣味がサイトに集まる人々でさえバラバラになってきていることを証明すような結果になっている。

1位GOOD LUCK MY WAY/L'Arc〜en〜Ciel
第1回07年以来2度目の1位獲得でトップ10入りも08年以来となる。上半期では集計期間中の発売にも関わらず5位に食い込んでいた。久々のリリースで近年のラルクらしい王道なロックチューンだった事もあってか好評だったようだ。人数ではダントツではないがポイントで大きく上回った。12位に「XXX」、48位に「CHASE」もランクイン。

2位Don't Wanna Lie/B'z
上半期に続いての2位。AKB2週目を警戒しての界王拳による売上増しだけでなく、楽曲の評判も高かったようだ。上半期1位のRADWIMPSがガックリと下げてしまったものの、こちらは1年通しても忘れられる事無くいい曲だったという判断だった模様。昨年はリリースが無く、09年の「イチブトゼンブ」でのダントツ1位以来となり、さすがにそこまでのポイント数にはなっていないが安定して高い人気があるようで、もう1曲の「さよなら傷だらけの日々よ」も10位にランクイン。こちらは上半期では4位だった。

3位ゼロ/BUMP OF CHICKEN
07年の第1回以降唯一の5年連続トップ10入りを達成し、単独で記録を更新した。1位の獲得こそないが3度目のトップ3となる。ラルク、B'z同様に高い安定人気を誇るようだがこの3組の中でも特に出す曲出す曲に高い満足があるように思える。上半期3位だった「友達の唄」も6位にランクイン。「Smile」は62位とやや差がついた（弾き語りバージョンとバンドバージョン合算）。

4位Unmei♪wa♪Endless!/放課後ティータイム
昨年4〜7位に4曲連続ランクインさせた「けいおん！」の映画版ということで、売上同様に票数も昨年より少し少なかったもののそれでも昨年と同じ4位にランクインして高い人気を見せた。EDである「Singing!」は14位となっている。C/W「いちばんいっぱい」も140位にランクイン。昨年もOPの方が高かったがほぼ僅差だったので今年はかなり差が生じている。

5位やさしくなりたい/斉藤和義
ドラマ「家政婦のミタ」主題歌ということで一気に知名度を上げた模様。08年19位、10年43位から一気にトップ10入り。人数では今年No.1であり、ポイント1位＝人数1位でないのは5回目にして初である。しかも2位や3位ではなくポイント5位が人数1位というのは過去にない状況である。

7位ワンモアタイム/ポルノグラフィティ
トップ10入りは07年以来。上半期では「EXIT」の方が6位に入っていたが、「EXIT」は17位に後退している。今作はデビュー以来の本間昭光を離れての初の1作だったが、売上的にはジリ貧に変化が無かった。ただ例年は多くて3,4人入るだけなので今回の曲の評判は過去5年の間でもかなり上々だったということだろうか。

8位バンザイVenus/SKE48
上半期6位からそのまま好調。今年はAKB48を押さえてAKB界隈では今作が最高となった。昨年は1ポイント入っていただけだったので売上同様に大躍進したといえる。さらに「オキドキ」が19位、「パレオはエメラルド」は177位に入っている。

9位風は吹いている/AKB48
昨年とは打って変わって楽曲の評判は落ちた感じがしていたが、今年はこの曲でトップ10入り。人数も12人とかなり多めになっているが、低いポイントでの票を地道に集めてのトップ10入りとなっている。意外な事に年末の歌番組では総スルーされた「桜の木になろう」が続く18位に、売上の年間1位とレコード大賞も獲得した世間的には2011年の代表曲だった「フライングゲット」は28位。「Everyday、カチューシャ」は54位となった。売上に反して昨年の「ヘビーローテーション」や「ポニーテールとシュシュ」のような高い支持が無く、こうなってくると10年後に思い出すのは2011年の曲ではなく2010年の曲の方になるかも？

11位コネクト/ClariS
上半期に続いてのトップ10入りには届かなかったが、2011年のアニメ主題歌としては最高峰の人気を見せた（放課後ティータイムは続編なので）。

12位DADA/RADWIMPS
上半期では1位だったが、忘れ去られてしまったのか伸び悩んでしまった。下半期にリリースが無かったといえばB'zも変わらないのだが一体どうしてしまったのか…。なお当初もっと低い3ケタ順位の位置で終わる勢いだったが、駆け込み投票でこの曲が多く上がり何とかこの位置まで伸ばした。

　

というわけで今年は票数に反して二桁人数だった曲はわずか7曲。昨年は12位まで二桁人数で合計14曲もあったので半分になってしまった。また各自が上げた6ポイント1人、つまり各自が上げた1位に他に投票者がいなかったというのが19曲にも上がり史上最多を記録。その一方で水樹奈々の「SCARLET KNIGHT」は6人で6ポイントを記録したがこれも史上初である。

このように5回目にして初めてな出来事が多かった2011年。集中しやすいアニメ界隈でも新しいヒットという意味では放課後ティータイムは継続コンテンツだし、11位のClariSがやっとという程度。全体的にみんなが思うこれぞ！という曲が出なくなっている傾向が強まっていると思われるが、恐らくこの傾向は加速するものと思われる。

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