二十世紀 FOR THE PEOPLE(通常盤)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 恋はこれから | 竹内まりや | 竹内まりや | トオミヨウ | 5th配信シングル |
2 | 風に預けて | 堀部祐介 | 堀部祐介 | グソクムズ | 2nd配信シングル |
3 | Flowing day | 佐伯youthK | junTique | junTique | |
4 | Talk about you | 河村俊秀 | 河村俊秀 | 河村俊秀 | |
5 | Oisi- Coisi- | 井ノ原快彦 | 井ノ原快彦 | 久米康隆 | |
6 | メイプルと君と | 井ノ原快彦 | 冨田恵一 | 冨田恵一 | 4th配信シングル両A面曲 |
7 | 夢の島セレナーデ | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | 曽我部恵一 | 1st配信シングル |
8 | どきどきしてる | 原田郁子 | トオミヨウ | トオミヨウ | |
9 | 水曜日 | 川辺素 | ミツメ | ミツメ | 3rd配信シングル |
10 | ツラいチャプター | 谷中敦 | 川上つよし | sugarbeans | 4th配信シングル |
11 | 君の笑顔につられて | YO-KING | YO-KING | YO-KING・江沼郁弥 | 5th配信シングル両A面曲 |
12 | あなたと | 山内総一郎 | 山内総一郎 | 桑田健吾・山内総一郎 | 6th配信シングル |
13 | 地球をふりだそう | チョモ | チョモ | チョモ |
No | タイトル | 備考 |
1 | 会って話を | V6 13thアルバム『The ONES』通常盤のみ収録曲 |
2 | 季節 | 1stアルバム『ROAD』収録曲 |
3 | LOVE SONG | 2ndシングルC/W |
4 | Talk about you | 今作収録曲 ライブ当時未発売新曲 |
5 | LADY,LADY,LADY | V6 50thシングル『Super Powers/Right Now』通常盤のみC/W |
6 | red | V6 35thシングル『スピリット』MUSIC盤特典CD収録曲 |
7 | SUNDAY,SUNNYDAY | ライブDVD『20th Century LIVE TOUR 2008 オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ』初回特典CD収録曲 |
8 | MIRACLE STARTER〜未来でスノウ・フレークス〜‐V626 ver. | V6 1stミニアルバム『GREETING』収録曲、4thベスト『Very6
BEST』通常盤のみ収録Ver. V6のセルフカバー |
9 | Precious Love | 2ndシングル |
10 | 素敵な夜 | V6 14thアルバム『STEP』収録曲 V6のセルフカバー |
11 | オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ | 3rdシングル |
12 | 君の笑顔につられて | 5th配信シングル両A面曲 |
13 | 夢の島セレナーデ | 1st配信シングル |
14 | Shelter | 2ndアルバム『!-attention-』収録曲(坂本ソロ曲) |
リリースデータ
2023年6月14日 | 初登場3位 | 売上4.4万枚 | Produced by JULIE K. | MENT RECORDING |
メンバー
坂本昌行 |
長野博 |
井ノ原快彦 |
20th Century3rdアルバム。1998年の『!-attention-』以来24年9ヵ月ぶりのオリジナルアルバム。単独アルバムとしても2004年のベスト盤『Replay〜Best of 20th Century〜』以来19年4ヶ月ぶりとなり、CD発売自体も2008年のシングル『オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ』以来なので15年3ヵ月ぶりとなる。主にV6のC/Wとアルバム曲でComing Century、20th Centuryそれぞれの名義での楽曲は発表され続けていたが、単独でのリリースはあまり活発ではなく、1997〜1998年、2004年、2009年に単独CDの発売があったのみだった。2021年のV6解散時、森田剛の事務所退所に伴いComing Centuryは活動終了となったが、20th Centuryは存続を発表。V6が2006年より毎年担当していた井ノ原出演ドラマ『警視庁捜査一課9係』→『特捜9』主題歌タイアップ枠を20th Centuryでそのまま引き継いで、2022年5月「夢の島セレナーデ」の配信リリースから本格的に活動を開始した。以後全て配信で6作8曲を発表し、今作には8曲全てを収録。2023年1〜2月に行ったツアーにてアルバムをCDで発売する事を発表していた。ジャニーズ初のエイベックス所属として全期在籍したV6から所属はそのままだが、2022年にジャニーズがエイベックスと合同で新たにMENT RECORDINGを設立したため、エイベックス所属のジャニーズ勢(Kis-My-Ft2、Snow Man)はMENT RECORDINGへ移動しており、20th Century、三宅健ソロもMENT RECORDINGへ移動している(三宅はジャニーズ離脱に伴い移籍)。
初回限定盤Aは「20th
Century Live tour 2023〜僕たち20th Centuryです!〜」2023年2月2日中野サンプラザ公演本編とツアーメイキング映像を収録したBlu-ray付、2DVD付の2種(DVDは2枚分割)。
初回限定盤Bは「夢の島セレナーデ」「水曜日」「あなたと」のMV&メイキング映像、「20th
Century Live tour 2023〜僕たち20th Centuryです!〜」Billboard
Live TOKYO、Billboard Live OSAKAの2つのビルボード会場のダイジェスト映像、「恋はこれから」「君の笑顔につられて」「夢の島セレナーデ」バンドセッション映像を収録したBlu-ray付、DVD付の2種。
通常盤は「20th
Century Live tour 2023〜僕たち20th Centuryです!〜」2023年3月16日Billboard Live TOKYO公演の模様を抜粋収録したライブCD付。通常盤の初回仕様はデジパック、ピクチャーレーベル、24Pフォトブックが別冊で付属する。
配信版は本編13曲のみでライブ音源は配信されていない。
各店舗、通販サイトでの初回限定盤A・B・通常盤の3種セット購入をすると特典として「20th Century Live tour 2023〜僕たち20th Centuryです!〜」ホール公演MC集DVDが付属する。
レコーディングでは生バンド編成は「風に預けて」、「ツラいチャプター」、「夢の島セレナーデ」、「君の笑顔につられて」、「あなたと」の5曲。バンド風打ち込みが多いが、基本的にはバンドスタイルに近いポップス主流で今時電子音やクール系はやっていない。V6後期はカミセンもクール一辺倒になっていてV6本編もクール系のダンスナンバーが増えていたが、トニセン名義の曲はポップ寄りだった。今作もその延長にあるというかさらに大人のポップス路線に特化して伸ばした感じ。ダンスグルーピというより3人のボーカルグループといった感じで落ち着きつつも親しみやすいポップな楽曲が並んでいるので時代には合っていないのかもしれないが、個人的にはこの方がしっくりくる。配信で連投された新曲群もポップス、バンド系が多かっただけに予想通りに聞きやすい1枚だった。配信連投だと全くヒットしている感が無く、しかもけっこうペースが早かったので配信されている事もあまり知られていなそうだったが、ちゃんとアルバムの形になってまとめて聞くとまた一味違うなと。アルバムという形で作品を残せる意義も改めて感じた。大人のポップスグループとしてこういう感じでマイペースに楽しく続けていってほしいところ。
20th Century Live tour 2023〜僕たち20th
Centuryです!〜Billboard LIVE音源
単独作品数は少ないがV6のC/W、アルバムで長年20th
Century名義の楽曲は発表され続けていたので基本的にはそれらトニセン名義での持ち歌からチョイスされており、V6の代表ヒットシングルを3人で歌うという事はしていないようだが、シングル以外ではいくつか歌っているようで「MIRACLE STARTER〜未来でスノウ・フレークス〜」(の解散時『Very6
BEST』でのリメイクであるV626 ver.)、「素敵な夜」は6人で歌っていたV6名義の楽曲で事実上20th
Centuryとしてのセルフカバーとなる。
Billboard Live TOKYOでは3月15日、16日(昼・夜)の3回公演が行われており、16日の昼・夜どちらなのかは明記されていないが、残されているMC部分で最終公演である事を示唆している事や少なくともアンコール最後に「Shelter」が追加されたのは夜公演のみだったのでいいところ取りでなければ16日夜公演が採用されていると思われる。このライブ音源の歌詞の記載はないが、通常盤初回仕様で付属するフォトブックはこのライブの写真で構成されている。
全曲生バンド演奏(ギター2人、ベース、ドラム、キーボード)でリアレンジされており、丁寧な生演奏が繰り広げられる。わざわざ会場をビルボードにしただけあってジャニーズやV6とは異なるビルボードライブらしい落ち着いた雰囲気だ。いかんせんC/Wやアルバムが楽曲発表の場だった上に、複数商法での収録もあったため、聞いた回数が少ないか聞いたことない曲が多く、どこに収録されていたのかも把握しきれない曲が多いので、馴染みのある曲があまりない…という印象になってしまうところはいかんともしがたい。丁寧な生演奏、アラフィフのメンバー3人の大人の余裕を感じさせる雰囲気の良さはいい感じに年齢を重ねて続けてきた空気感は最大の魅力だ。
初回盤A(BD付) 初回盤A(2DVD付) 初回盤B(BD付) 初回盤B(DVD付) 通常盤
印象度★★★★☆
2023.7.16更新