ROAD
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Traveler | 谷亜ヒロコ | 谷本新 | CHOKKAKU | |
2 | MIX JUICE/Masayuki Sakamoto | 椎名祐生 | ZAKI | ZAKI | 坂本昌行ソロ |
3 | Glory | 平井森太郎 | 浅野祐悠輝 | 水島康貴 | |
4 | Going Back 2 R・e・a・l | MOTOMY | ZAKI | ZAKI | |
5 | DAY〜今日から〜/Hiroshi Nagano | 六ツ見純代 | 星野靖彦 | ホリエアキラ | 長野博ソロ |
6 | ジンクス | 六ツ見純代 | 星野靖彦 | 新井理生,高良勝治 | |
7 | 季節 | スフィンクス | スフィンクス | 岩田雅之 | |
8 | ダーザイン〜風の吹く街で〜/Yoshihiko Inohara | 20th Century | 井ノ原快彦 | 木村賢一 | 井ノ原快彦ソロ |
9 | Knock me Real | 山田ひろし | 浅田直 | 石塚知生 |
リリースデータ
1997年9月10日 | 初登場4位 | 売上10.8万枚 | Produced by JUNICHI"RANDY"TSUCHIYA,FUJIYUKI NAKAYAMA | avex trax |
メンバー
坂本昌行 |
長野博 |
井ノ原快彦 |
20th Century1stアルバム。V6内の年長組グループ20th Century(通称トニセン)の単独デビュー作。Coming Centuryの1st単独映像作品『SKY』と同時発売。またV6の2ndアルバム『NATURE RHYTHM』からわずか1ヶ月で発売された。シングルリリースはなく、今作でいきなり単独デビューとなった。今作のみアーティスト名が20th Century from V6と表記され、Featuring Masayuki Sakamoto,Hiroshi Nagano&Yoshihiko Inoharaという表記も加えられている。V6のアルバム内で発表していた楽曲は収録されず、全曲新曲で構成。V6の1stミニアルバム『GREETING』に坂本昌行のみソロ曲が収録されていたが、長野、井ノ原は今作が初ソロ曲となった。また井ノ原ソロではいきなり自作にも挑戦している。初回盤はスリーブケース仕様、3人それぞれの3Dプリントメダル3枚封入。Coming Centuryの単独映像作品『SKY』にはこれのカミセンバージョンが封入されていた。
20th Centuryは普通に読むとトゥエンティースセンチュリーであり略称トニセンにおける"ニ"の要素がないが、20thをネイティブに発音すると"トゥエニース"となるため、トゥエニースからトとニを取ってトニセンとしたようだ。読み方が微妙に良く分からないためか、Coming Century以上に20th Centuryが正式名称トゥエンティースセンチュリーもしくはトゥエニースセンチュリーと呼ばれることはほぼ無く、略称であるトニセン呼びが定着した模様。
この時点でV6のシングルC/Wは全て年少組のComing Centuryの楽曲が収録されており、20th Centuryの曲はアルバム2作、ミニアルバム1作で数曲発表されているのみだった。明らかに若手であるカミセンを前面に出していて、安定した歌唱面で支えていたもののトニセンの扱いはあまり良くなかったが、カミセンは映像(VHS)、トニセンはCDで単独デビューさせる事でトニセンはより音楽に特化して魅力を押し出そうという意図も感じられる。
ソロ3曲を含む10曲に届かないフルアルバム未満ミニアルバム以上みたいな1作。この時点でのメンバーはまだまだ若者と言える年齢だったが、より若いカミセンに対して落ち着きがある程度前面に出た大人っぽい作風。エイベクシーなデジタルダンスナンバーや元気さ、はじけた明るさといった当時のV6のメイン路線はなく、当時のSMAPのアルバム曲とかに近い洗練されたポップナンバーとバラードを軸にしているのでV6とは大きくは違わないけど確かに違いトニセンとしての魅力はちゃんと発揮されていると思う。総じていい曲は並んでいるものの、先行シングルが無く、シングル的なリード曲も無いのであくまでトニセンが好きなファン向けの域は出ない印象もあり、ある程度は3人への興味が無いととっかかりにならないところもある。特に現在はベスト盤『Replay〜Best of 20th Century〜』を聞けば十分だったりもするし。
印象度★★★☆☆
2021.6.1更新