BEST9(初回盤A)
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Cross Over | 前澤希 | 古川貴浩 | 釣俊輔 | 5thシングル 最高25位 売上1.0万枚 |
2 | SHINING☆STAR | 網本ナオノブ | 網本ナオノブ | 大西省吾 | 6thシングル 最高13位 売上1.4万枚 |
3 | 夏 wanna say love U | tzk | 高橋浩一郎 | 高橋浩一郎 | 7thシングル 最高15位 売上0.8万枚 |
4 | チクタク☆2NITE | サイトウヨシヒロ | サイトウヨシヒロ | 高橋浩一郎 | 8thシングル 最高12位 売上0.9万枚 |
5 | 少女トラベラー | tzk | 高橋浩一郎 | 高橋浩一郎 | 9thシングル 最高9位 売上1.3万枚 |
6 | 流星のくちづけ | 市川喜康 | TSUKASA | ha-j | 10thシングル 最高10位 売上1.3万枚 |
7 | イーアル!キョンシー feat.好好!キョンシーガール | 酒井健作, 濱谷晃一 |
岩崎太整 | 高野政所 aka DJ JET BARON |
11thシングル 最高11位 売上1.4万枚 |
8 | Brave | 市川喜康 | 加藤裕介 | 鈴木雅也 | 11thシングル両A面曲 |
9 | White Wishes | 小林夏海 | 浅利進吾 | ha-j | 12thシングル 最高11位 売上1.4万枚 |
10 | colorful | U-ka | 巴川貴裕 | 飛内将大 | 13thシングル 最高13位 売上1.1万枚 |
11 | Evolution No.9 | 101 | 101 | 101、中村タイチ | 14thシングル 最高11位 売上1.0万枚 |
12 | Re: | OZO | OZO | 遠山輔、101 | 15thシングル 最高6位 売上3.2万枚 |
13 | With You/With Me | OZO | OZO | 遠山輔 | 16thシングル 最高4位 売上3.2万枚 |
14 | HAPPY 7 DAYS | 岡田マリア | CLARABELL | CLARABELL | 17thシングル 最高8位 売上1.7万枚 |
15 | MY ONLY ONE | 岡田マリア | CLARABELL | CLARABELL | 18thシングル 最高10位 売上1.4万枚 |
16 | 愛 愛 愛 | 津波幸平 | 津波幸平 | Markus Bogelund | 19thシングル 最高4位 売上2.0万枚 |
DISC2 BD-Music Video-(初回盤A)
CDと同じ16曲
リリースデータ
2016年6月22日 | 初登場11位 | 売上1.6万枚 | SME Records |
メンバー
川島海荷 |
佐武宇綺 |
村田寛奈 |
吉井香奈恵 |
西脇彩華 |
9nine初のベストアルバム。2016年4月、女優専念のため川島海荷が脱退を表明。卒業ではなく「脱退」と公式にアナウンスされ、それを受けて5人時代の総括としてリリースされた。グループリニューアル及びSME移籍以降の全シングルA面をリリース順に収録。「HAPPY 7 DAYS」「MY ONLY ONE」「愛 愛 愛」はアルバム初収録。初回盤AはCDと同じ16曲のMVを収録したMV集Blu-rayが付属。初回盤Bには同内容のDVDが付属。初回盤Cはフォトブックが付属し、通常盤はCDのみの合計4種発売。MVはシングル初回盤DVDやここまでのアルバム3枚初回盤DVDに収録範囲内のMVを収録していたため、初商品化映像は無いが、Blu-ray化は全曲初となる。各MVにはダンスシーンのみで構成されたダンスバージョンが存在する楽曲もあるが今回は収録されず、メインMVのみとなる。
今作リリース後は4人体制で2017年にシングルCD2枚、2018年に配信シングル2曲をリリースしたがアルバムリリースには至らずに、2019年2月27日に活動休止を発表、2019年4月6日のライブを持って活動休止となった。1ヶ月経過した5月20日に吉井香奈恵が芸能界を離れるとして脱退を発表した。2020年の自粛世界以降はオンラインイベント限定で9nine名義での活動を3人で行っていたが、2022年7月に西脇彩華が事務所移籍に伴い脱退。この際のコメントで9nineで集合する際には駆け付けるとして、活動再開時には参加したい意向を示した。わずか1ヶ月後の2022年8月には佐武宇綺も契約満了、以降フリーとなると発表。西脇と異なり佐武は脱退ではなく9nineには在籍したままとなった。これにより佐武宇綺、村田寛奈の2名が現メンバーとなっている。また脱退後も事務所には残留していた川島海荷も2023年に独立、これにより結成時からの全メンバー含めて事務所レプロに残留しているのは村田寛奈1人だけとなった。2024年10月1日には村田寛奈もレプロ離脱を発表。これにて元メンバー含めて9nine歴代メンバー全員がレプロ退社となった。村田は退所コメントで9nineに言及しておらず、9nineが今後どうなるのかは不明なままとなる(少なくともグループ名をレプロが使用禁止にしている様子はなく、9nine公式SNSはレプロ在籍が村田だけになった後も退社&脱退扱いの西脇・退社&残留扱いの佐武の投稿のリポストを頻繁に繰り返して稼働を続けていた)。
川島海荷脱退が大きく話題になったが実は9nineというグループは05年にグループ名通り9人で結成され、06年にインディーズデビューしているので2016年はデビュー10周年だったりする。しかし当時のメンバーは佐武、西脇のみしか残っていない上に経緯が経緯だけに周年前倒し誤用商法が蔓延する現在において10周年が大々的にアピールされることは無かった。9人で06年にインディーズデビューを飾った初期9nineだったが07年にはさっそく2人辞めたので補充メンバー2人のうちの1人として川島海荷が07年加入。CDではメジャーデビュー作から参加していたが、また1人脱退したので9人縛りはあきらめたのか08年は8人編成となった。08年の間に脱退者を出さなかったものの09年には一気に3人辞めてしまい5人に。2010年にはグループをリニューアルするとして9人参加の合宿審査を決行し、この時の9人から現在のメンバー5名が決定した。元々活動していた5人のうち2人が合宿の時点で外されていて佐武、西脇、川島に新たに吉井、村田が加入した形だが、候補から外れていた2人は現メンバー5人が決定した後で脱退が発表され、今の9nineが2010年12月にSMEから実質再デビューした。今作はそこからのシングルを一気に聞くことができる。
アルバム3枚を聞くと段々迷走していったというかスタート当初の清涼感溢れるスッキリしたダンスナンバー路線が1番良かったというのが正直なところで、実際今作を聞いても冒頭2曲が1番いいなと思う。ただシングルだけ並べて聞くとさすがに圧巻。飽きずに最後まで聞くことができた。電子音ガンガン鳴らしまくる曲が多いものの、カッコいい方向に行くかもう少しポップな方向にするのか、どっちにも振り切れなかった結果なんとも中途半端なところは終始あるんだけど少なくともサビメロのキャッチーさ、爽快さ、気持ちよさに関しては割と最初から最後までほぼ一貫していて9nineらしさって意外と変わってなかったんだなと。
初回盤のMV集は合わせて見るとより楽しめる。このグループが面白いのは女優としての川島海荷が一般知名度を大きく上げた中で、決して川島海荷が中心メンバーというわけではなかったというところだ。グループにおける川島海荷の立ち位置は歌でもダンスでも前に出てくるメンバーではなく、さらにダンスパフォーマンスも固定のセンターを置かずに1曲の中で中央に立つメンバーが入れ替わっていく変動センター制度(?)を採用。結果的に川島海荷だけ知っているという状態から入っても川島海荷のグループという印象にはならず、5人がけっこう平等に印象に残る。歌だと吉井香奈恵が引っ張ってるけど。
ただ川島が脱退を打診し始め、メンバーが引き留めていたという「HAPPY 7 DAYS」以降になると川島をほぼセンターに固定するようになってしまう。事務所が焦っていたのか、引き留めるためにそうしたのかは不明だけど正直今更感がありすぎた。
なおSMEのディスコグラフィーを辿っていくとグループの紹介の仕方は以下のように変わってきていた。
「Cross Over」〜「colorful」、アルバム『9nine』
佐武宇綺・村田寛奈・吉井香奈恵・川島海荷・西脇彩華の5人からなるパフォーマンスガールズユニット、9nine
佐武宇綺・村田寛奈・吉井香奈恵・川島海荷・西脇彩華の5人からなる汗・涙・一生懸命の三拍子揃った、“青春を感じさせる”ガールズグループ、9nine
佐武宇綺・村田寛奈・吉井香奈恵・川島海荷・西脇彩華の5人からなるガールズグループ
この時期が川島海荷が最もドラマで新人女優として注目度が高かった時期だが5人を平等に押し出していた。
アルバム『cue』『MAGI9
PLAYLAND』
形容なし
「Evolution No.9」〜「愛
愛 愛」
川島海荷が所属する、パフォーマンスガールズユニット9nine
歌とダンスの“圧倒的なライブパフォーマンス”が魅力の、川島海荷が所属する「9nine」
川島海荷が所属するガールズユニット9nine
女優として一時期ほど目立たなくなってきた頃になって川島海荷が所属するグループという形容に変更。ただし葛藤があったのか、この形容へ移行した最初の「Evolution
No.9」ではジャケットの立ち位置も川島海荷が3種全て中央配置だったがMVではそうでもなく、以降は固定のセンターを置かない配置に戻り、「HAPPY
7 DAYS」からはジャケット・MV共に川島センター配置に露骨に傾いた。
こう見ると1人だけ一般知名度が高いメンバーをどう扱うかで迷った挙句にイマイチブレイクしきれなかったんだなぁ…と思ってしまうし、これが聞く前の壁になってるんだろうなぁとも思うんだけど、いざ曲を聞き始めてしまえばそんなことはかなりどうでもよく、いい曲が並んでいていいパフォーマンスも見れて魅力的なグループである事は分かる。曲だけ聞くよりはMVも重要だと思うので初回A,B推奨。
初回盤Blu-ray付A 初回盤DVD付B 初回盤フォトブック付C 通常盤
印象度★★★★☆
2016.8.16更新