Ring Ring +3
No | タイトル 邦題(カタカナ表記以外) |
作詞作曲 | 備考 |
1 | Ring Ring | B.Andersson/S.Anderson/ B.Ulvaeus/N.Sedaka/P.Cody |
3rdシングル 日本ではビヨルン&ベニー名義5thシングルB面 |
2 | Another Town, Another Train 見知らぬ街の少女 |
B.Andersson/B.Ulvaeus | 日本ではビヨルン&ベニー名義4thシングル |
3 | Disillusion | A.Faltskog/B.Ulvaeus | |
4 | People Need Love | B.Andersson/B.Ulvaeus | 1stシングル 日本ではビヨルン&ベニー名義4thシングルB面 |
5 | I Saw It In The Mirror | B.Andersson/B.Ulvaeus | |
6 | Nina, Pretty Ballerina ニーナはかわいいバレリーナ |
B.Andersson/B.Ulvaeus | |
7 | Love Isn't Easy(But It Sure Is Hard Enough) | B.Andersson/B.Ulvaeus | |
8 | Me And Bobby And Bobby's Brother | B.Andersson/B.Ulvaeus | |
9 | He Is Your Brother | B.Andersson/B.Ulvaeus | 2ndシングル |
10 | She's My Kind Of Girl 木枯らしの少女 |
B.Andersson/B.Ulvaeus | Benny Andersson and Bjorn Ulvaeus名義1stシングル、3rdシングル英語バージョンB面 日本ではビヨルン&ベニー名義1stシングル |
11 | I Am Just A Girl | B.Andersson/S.Anderson/ B.Ulvaeus |
日本ではビヨルン&ベニー名義5thシングル |
12 | Rock'n Roll Band | B.Andersson/B.Ulvaeus | 日本ではビヨルン&ベニー名義 3rdシングルB面 |
+3(01年リマスター盤追加収録) | |||
13 | Merry-Go-Round | B.Andersson/B.Ulvaeus | 1stシングルB面 日本ではビヨルン&ベニー名義2ndシングル「En Karusell」 |
14 | Santa Rosa | B.Andersson/B.Ulvaeus | 2ndシングルB面 |
15 | Ring Ring (In Swedish) | B.Andersson/S.Anderson/ B.Ulvaeus |
3rdシングルスウェーデン語バージョン |
リリースデータ
1973年3月26日(オリジナルLP) 2001年9月12日(+3) 2007年3月21日(2ndとの2枚組セット) 2009年1月21日(紙ジャケSHM-CD) 2012年9月19日(SHM-CD) 2014年4月9日(<デラックス・エディション>+13) 2016年11月23日(紙ジャケSHM-CD) |
ポリドール→ユニバーサル |
メンバー
Agnetha Faltskog |
Bjorn Ulvaeus |
Benny Andersson |
Anni-Frid Lyngstad |
ABBA1stアルバム。現在はABBAの1stアルバムとして扱われジャケットにもABBAと表記しているが当時は正式なABBA結成前でまだグループ名が無く、それぞれスウェーデンで人気ミュージシャンだった4人の連名で「Bjorn Berry Agnetha Frida」と表記されていた。スウェーデンにおけるオリジナル盤は「Ring Ring」のスウェーデン語バージョンが1曲目で、以降2〜9、「Ring Ring」英語バージョン、11、12という曲順で「She's My Kind Of Girl」は収録されていなかった。CD化以降は小刻みに品番を変えて再発されていたようだが01年にボーナストラック3曲を加えた『+3』としてリマスター発売され、以降これが現行盤となる。05年のアルバムBOX『The Complete Studio Recordings』リリース時にはボーナストラックが増加した『+7』に進化、2014年にDVDも付属したデラックス・エディションとして発売された際は『+13』にまで進化したが、いずれも限定盤であり、2016年の紙ジャケSHM-CDでの復刻の際は01年音源の『+3』で発売され、現在も01年リマスター『+3』が標準になっている模様。今回入手したのは01年盤。
日本においてはビヨルン&ベニー名義でリリースされた「木枯らしの少女(She's My Kind Of Girl)」が大ヒットしたとされていて、ABBAになってジャケットが4人なのに1974年前半まではビヨルン&ベニー名義にしてリリースを続けていた模様。この頃の事は良く分からない。ABBAに関しては01年のドラマ『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』主題歌に起用されてベスト盤がヒットしたのがきっかけで知り、ベスト盤で有名曲を抑えた事はあったが、曲数が多くてなかなか有名曲以外が入ってこなかったのと、最も有名なベスト盤『ABBA GOLD』と『MORE ABBA GOLD』のエディション変更による大量再発連発やら新たなベスト盤『40/40』が出たりベスト盤ばかりが目に付くがオリジナルアルバムをあまり知らないという事で試しに8作全部聞いてみることにした。
この1stは元々ABBA結成前で当時はABBA名義では無い単に4人の名前が並んだ連名名義だったという。「She's My Kind Of Girl」が当時収録されていなかったのもビヨルン&ベニーの2人しか参加していなかったからのようだ。グループ名も無い4人のミュージシャンの合作アルバムで本格的にやっていく事はもちろん方向性も定まっていなかったようで後に比べると…というところはあるにしても1曲目「Ring Ring」から70年代という古さを感じさせないポップミュージックが並んでいて実に聞きやすい。ベスト盤に入るような曲だと概ね男性メンバー2人は曲作り担当であまり歌っていなかったが、今作では割とボーカルに参加している曲もある。洋楽は何となく非キャッチ―というイメージが強いんだけど、とてもキャッチ―で洋楽に苦手意識があっても難なく聞けてしまう。ポップミュージックって何もかも越えていく事を改めて感じる。これはオリジナルアルバム単位でも行けそう。
01年盤 16年紙ジャケSHM-CD盤(音源は01年) 14年デラックス・エディション(DVD付『+13』)
印象度★★★★☆
2016.12.11更新