〜Best Selection〜15色の似顔絵たち
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 微風(そよかぜ) | 久保田洋司・西村ちさと | 斎藤真也 | 斎藤真也 | 新曲 |
2 | 25〜ヴァンサンク〜(27 Version) | 西村ちさと | 斎藤悠弥 | 斎藤悠弥 | ミニアルバム『25〜ヴァンサンク〜』収録曲 新録音 |
3 | あなたに会えたなら | コモリタミノル | コモリタミノル | コモリタミノル | 新曲 |
4 | 息を重ねましょう | 久保田洋司 | her0ism | her0ism | 10thシングル 最高13位 売上1.2万枚 新録音 |
5 | Too far away〜女のこころ〜 | 伊藤薫 | 伊藤薫 | 大久保薫 | 9thシングル 最高15位 売上1.2万枚 |
6 | 甘すぎた果実 | BULGE・海老根祐子・古屋真 | 迫茂樹 | 矢野博康 | 8thシングル 最高5位 売上2.2万枚 |
7 | ザ・ストレス | 森高千里 | 斉藤英夫 | 上野圭市 | 7thシングル 最高14位 売上1.4万枚 森高千里のカバー |
8 | スイートホリック | BULGE | BULGE | BULGE | 6thシングル 最高8位 売上1.7万枚 |
9 | たからもの /千 | 浅田直 | 浅田直 | 上杉洋史 | 「千」名義でのシングル 最高23位 売上1.2万枚 |
10 | 恋の花 | BULGE | BULGE | BULGE | 5thシングル 最高9位 売上3.0万枚 |
11 | 夢ならば | つんく | つんく | 平田祥一郎 | 4thシングル 最高6位 売上3.6万枚 |
12 | 恋のテレフォンGOAL | つんく | つんく | 高橋輸一 | 3rdシングル 最高5位 売上4.7万枚 |
13 | だって生きてかなくちゃ | つんく | つんく | 鈴木Daichi秀行 | 2ndシングル 最高7位 売上5.5万枚 |
14 | 22歳の私 | つんく | つんく | 小西貴雄 | 1stシングル 最高2位 売上8.1万枚 |
15 | 鳴り止まないタンバリン | 中島卓偉・つんく | 中島卓偉 | 鈴木Daichi秀行 | 未発表曲 4thシングルとして発売予定だったが歌詞盗作騒動による謹慎により発売中止 |
ストリングスアレンジ:市川淳(1)
ホーンアレンジ:竹上良成(7)
※シングル200位以内データ
No | タイトル | 備考 |
1 | 22歳の私 | 1stシングル PV |
2 | だって生きてかなくちゃ | 2ndシングル PV |
3 | 恋のテレフォンGOAL | 3rdシングル PV |
4 | 夢ならば | 4thシングル PV |
5 | 恋の花 | 5thシングル PV |
6 | スイートホリック | 6thシングル PV |
7 | ザ・ストレス | 7thシングル PV |
8 | 甘すぎた果実 | 8thシングル PV |
9 | Too far away〜女のこころ〜 | 9thシングル PV |
10 | 息を重ねましょう | 10thシングル PV |
11 | Too far away〜女のこころ〜(White Close-up Ver.) | 9thシングル 別バージョンPV |
12 | 25〜ヴァンサンク〜(Live Ver.) 2007.4.29 コンサートツアー2007 春 25〜ヴァンサンク〜より収録 |
ミニアルバム『25〜ヴァンサンク〜』収録曲 ライブ映像 |
13 | たからもの(Live Ver.) 2008.8.10 Birthday Special Concert より収録 |
「千」名義でのシングル ライブ映像 |
特典映像:アルバムジャケット撮影メイキング映像 |
リリースデータ
2008年12月10日 | 初登場40位 | 売上0.5万枚 | Produced by つんく♂(5,11〜15) Sound Producer:加藤勇人(1〜3)、泰誠・加藤勇人(6)、橋本慎・加藤勇人(7)、泰誠(8,10)、橋本慎(9) |
hachama |
安倍なつみ、初のベストアルバム。1週間前にリリースされた11thシングル「スクリーン」は未収録。1st〜10thまでの全シングル、ミニアルバム表題曲、新曲2曲、未発表曲1曲を収録している。25歳当時の楽曲「25〜ヴァンサンク〜」は27歳になって改めて再録音したバージョン、表記は無いが「息を重ねましょう」も録音し直したと語られている。ハロプロ10周年を記念して過去のユニットごとに8作同時リリースした「メガベスト」シリーズ8作のうちの1作とされている。ただし他の6作は全てタイトルが「アーティスト名+メガベスト」(メロン記念日は変則的に『MEGA MELON』)だが、中澤裕子(『Legend』)と今作だけは「メガベスト」のタイトルが入っておらず、独立したタイトルになっている。他の7作が全て100位圏外という大不振に終わった中で、今作だけは40位へのランクインを果たしている。とはいえ安倍なつみとしては最低売上を大幅に更新する事となった(この週は年末恒例の『プッチベスト9』も同時発売する無謀なリリース展開でそちらは今作に続く66位にランクイン)。他の「メガベスト」7作と同様に最初からDVD付。シングル10作のPVとライブ映像、ジャケットなども最新の撮り下ろしだったためメイキング映像も収録されている。安倍なつみとしてのリリースは2010年に12thシングル「雨上がりの虹のように」リリース後は新作リリースは停止している。
新作から過去に遡っていく構成。結果的にこの後のシングル2作がアルバム未収録のまま放置される事になってしまったのが中途半端だが、他にベスト盤が出ていない上に、アルバムでも回収できないシングルや新曲もあるので手っ取り早い1作だ。この事務所特有のアイドル路線離脱後のミディアム〜バラード連発による地味化フェードアウトが綺麗に出ている…というのが全体的な印象。冒頭3曲が同じようなバラードだし、バラードばかりではないが、基本的に落ち着いた曲ばかりで明るい曲やアッパーな曲はほぼ皆無。ピロリロリンしまくる怪ポップナンバー「恋のテレフォンGOAL」だけが異彩を放っている。この曲の行き過ぎ&滑りっぷりは当時はドン引きモノだったが、この流れで聞くとむしろこの手の明るい曲の圧倒的な不足から意外とアリだったかもしれないと思えてきた。発売中止になってしまった「鳴り止まないタンバリン」もよりによって打ち込みロック(何故かギターが元WANDS柴崎浩という…)でかなり挑戦的な作風だったというのも実に惜しい。歌はうまいし、ナチュラルないい声を持っていて、バラードも映えるんだけど、個人的には楽曲が無難の域を出ていない感じで面白味が無い。ファン以外にもアピールできる強い訴求力を持った曲もあまり無いように感じた。単純に笑顔が似合う明るいポップスをもっとやって本人の魅力を生かした方が良かったんじゃないだろうか。この事務所は一定の時期を迎えるとアイドル路線を脱皮させたがり、明るい=アイドルということなのか、明るい曲をほとんどやらなくなるけど、後藤真希はこういったどん詰まりの方針しか打ち出せずにジリ貧フェードアウトしていくしかない事務所の路線に嫌気が差したのか新天地を求めて移籍する道を選択している。好みはともかくその選択は正解だったと思う。
DVDの方はPV集。PV集は06年に1作だけ出しているし、1作ごとにシングルVも出している上に、ライブ映像2曲も既存のDVDから引っ張ってきただけのようなので全部買っていたコアなファンにはメイキング以外は価値が無さそうだけど、後追いの場合は一気に網羅できるので便利。20代後半に差し掛かってもモーニング娘。現役当時から変わらない「かわいい」童顔で、これはナチュラルなままが1番魅力的だと思うんだけど、楽曲に大人っぽいのが多いためか無理に厚化粧したり、大人っぽく見せようとしているのがなんだか似合っていない感じがした。
印象度★★★☆☆