LOVE FANTASTIC
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | LOVE FANTASTIC | aio | aio | aio×hiroo | |
2 | モアモア | aio | aio | aio×hiroo | 23rdシングル 最高30位 売上0.3万枚 |
3 | LUCKY☆STAR | 愛 | 愛 | 愛×Ikoman | 20thシングル両A面曲 |
4 | CHU×CHU | aio | aio | aio×hiroo | |
5 | ごめんね。 | 愛 | 愛 | 愛×Ikoman | 絵本「ネコがスキになったキライなネコ」購入者限定配信楽曲(2012年) 初CD化 |
6 | マワリ廻るマワレバ回ろ | aio | aio | aio×hiroo | |
7 | ライライ | aio | aio | aio×hiroo | |
8 | アクション10.5 | 愛 | 愛 | 愛×Ikoman | 配信限定曲(2010年) 初CD化 |
9 | 9 | aio | aio | aio×hiroo | |
10 | ゾッ婚ディション | 愛 | 愛 | 愛×Ikoman | 20thシングル 最高6位 売上1.6万枚 |
11 | I xxx | 愛 | 愛 | 愛×Ikoman | 21stシングル 最高8位 売上1.4万枚 |
12 | Re:NAME | aio | aio | aio×hiroo | 22ndシングル 最高8位 売上1.0万枚 |
ストリングスアレンジ:弦一徹(1,12)、奥村美央(4,6,11)、クラッシャー木村(5)
ブラスアレンジ:竹上良成(2)、弦一徹(12)
リリースデータ
2014年7月16日 | 初登場22位 | 売上0.6万枚 | Produced by AIO | エイベックス |
大塚愛6thアルバム。08年12月の『LOVE LETTER』から5年半ぶりのオリジナルアルバム。前作以降09年にはシングルカット1作とラブソングベスト『LOVE is BEST』をリリース。2010年にシングル2作をリリースするも結婚&妊娠のためそのまま産休へ突入。11年にはレンタル限定の『SINGLE COLLECTION』がリリースされたが、収録範囲は19th「バイバイ」までで2010年の2シングルは未収録のままだった。2012年にはライブも再開したが大塚愛としてのリリースは無くバンド「Rabbit」を始動。アルバム1作をリリースし2013年前半にはツアーまで行うも、13年後半になって「Re:NAME」をリリースし、大塚愛としてのリリースを本格的に再開した。14年3月のリメイクミニアルバム『AIO PUNCH』リリースを挟んで今作が発売された。アルバム未収録のままだった産休前の2010年のシングル作品も4年越しで収録されている。Blu-ray付、DVD付にはシングル曲と「LOVE FANTASTIC」のMV、13年12月25日のライブから5曲を収録。
活動再開と同時に作詞作曲の名義を「愛」から「aio」へと変更。さらに共同アレンジャーがIkomanからベーシストの山口寛雄(hiroo)に代わった。このため今作には2つの名義が混在している(「ごめんね。」は2012年発表だが未発表曲として出されたもののため産休前の楽曲と思われる)。
産休前から徐々にアイドル視されるのを嫌うように主に男性ファンをおざなりにするような行動や発言をしつつ、作風もバラードやアーティスティックなものへと変化させていたため、休止前と再開後の作品が混在してもそこまで大きな隔たりは感じられない。さすがに「さくらんぼ」「Happy Days」「SMILY」「フレンジャー」辺りの路線を今の大塚愛に期待しているリスナーはいないと思うけど、かといってバラード連発というのも回避したかったのか、アップテンポと双璧にあった王道のラブバラードも案外なくて、サウンドに凝ったような個性派っぽい作風や、地味目なミディアムナンバーが多い印象。序盤は「LOVE FANTASTIC」とか「モアモア」などオシャレかつポップで聞きやすい楽曲が並んでおり、聞きごたえがあったし、30代になった大塚愛としてはいい方向にシフトした感じだと思った。終盤もシングル中心ながらけっこういい。ただ中盤は打ち込み中心で実験的な楽曲が続くのでここがしんどい。今作はとりあえず休止前と活動再開後の作品をまとめただけなのでまだ今後を示唆するような感じではない。橋渡し的なポジションのアルバムになってくると思うんだけど、RabbitでMステ復帰してお茶の間に容姿の変貌ぶりを示して衝撃を提供するなど寄り道している間に早くも人気も大幅激減してしまったし(大塚愛としてリリース再開以降は以前のビジュアルイメージに戻している。「Re:NAME」はそこそこ売れたのに、「モアモア」と今作がここまでコケるとは…)、全盛期イメージの中核を成していた若さとかわいさという武器が無くなっていく今後は新たな持ち味を打ち出せていけるかどうか。「LOVE FANTASTIC」とか「モアモア」は旧来のリスナーにも聞きやすい路線だと思うのでしばらくはそんな感じを期待したいところ。中盤のような実験的な楽曲で個性派路線を進みたいというのが本人の意向だとしたらちょっとついていけなくなるかも。
印象度★★★☆☆