LOVE LETTER

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 LOVE LETTER    
2 ロケットスニーカー 愛×Ikoman 17thシングル 最高4位 売上4.4万枚
3 バイバイ 愛×Ikoman 19thシングル(カット) 最高8位 売上2.1万枚
4 クラゲ、流れ星 愛×Ikoman 18thシングル 最高4位 売上4.8万枚
5 人形    
6 君フェチ 愛×Ikoman、
原田アツシ
 
7 Creamy&Spicy 愛×Ikoman  
8 ド☆ポジティヴ 久保田光太郎  
9 360° 愛×Ikoman  
10 シャチハタ 笹路正徳  
11 One×Time 愛×Ikoman 17thシングル両A面曲
12 ポケット 愛×Ikoman 16thシングル 最高5位 売上6.1万枚
13 愛×Ikoman  

Strings Arrangement:弦一徹(5,11)、岡村美央(12,13)

リリースデータ

2008年12月17日 初登場3位 売上18.0万枚 Produced by 大塚愛 エイベックス

大塚愛5thアルバム。前作から1年3ヵ月ぶり。前作以降3シングル4曲を収録。09年2月に「バイバイ」がシングルカットされたが、09年のシングルはこれのみだった。2011年のレンタル限定ベスト『SINGLE COLLECTION』は「バイバイ」までを対象としている。DVD付、CDのみの2種発売。DVD付には「ロケットスニーカー」「クラゲ、流れ星」「ド☆ポジティヴ」「360°」「ポケット」のMVを収録。初回盤にはさらに「愛〜a cappella version〜」が追加収録。CDのみには着うたフルで「BLACK HAIR J BEEF HIGH SALT TONGUE BURN $?.??(時価)」(「黒毛和牛上塩タン焼680円」のリアレンジ)をDLすることができた。「愛」は発売前から日本生命のCMソングとして本人出演で使用されており、この年の紅白ではシングルではなくこの曲が歌唱された。前作時は15万前後だったシングル売上が半分以下にまで激減、今作は1位も逃し、売上も前作の半分程度となった。

ブックレットの歌詞は全て本人の手書きで書かれており、左ページに歌詞、右ページに写真と本人コメントという形で統一されている。

今作で大塚愛紹介の第5章にして最終章ということで、1つのサイクルが終わったことが語られている。ただし、ベストを出した時は「インディーズ時代の曲ばかりなのでそのまとめ」みたいなことを言っていたし、前作のときも「4枚目までの流れは計算どおり」みたいな事を言っているので3作連続で毎回何かしらの「総まとめ」的な事を言っているような印象はある。デビュー当初からインパクトの強い楽曲が多かったが、それはインパクトに欠けると印象に残らないのではないかと考えてやっていたらしい。今作では自然体、等身大になったため、いわゆる「さくらんぼ」の延長にあるようなはじけた明るい曲は一気にやらなくなった。バラードばかりになったわけではなく、アップテンポの曲もあるが以前のようなインパクト勝負ではなくなったため、丁寧さは感じるものの率直にかなり落ち着いた感じも否めない。

特にシングル単位で聞くと一気にここで勢いが落ちたように感じるが、アルバムとしてまとめて聞くと今作の落ち着きはいい方向に作用しており、インパクト勝負の派手なシングル曲に印象を持っていかれる事が無くなったのでトータルで充実しているように聞こえる。元気な曲とバラードという二軸な印象も今作で無くなったが、このままではマンネリでもあったと思うので、落ち着きつつも今まで見せてこなかったり、スポットが当たりにくかった変わった曲調も目立って聞こえるようになって様々な顔を見せる今作はいい方針転換だったと思う。実際アイドル視してくる男性ファンを振るい落とすような発言がこの時期から本格的に増え同世代の女性に向けているというような発言を繰り返すようになったし、人気も落ち着いてきたこのタイミングでかなり意識的にファン層を絞りこもうという考えもあったのかも。

B001J0DTD0CD+DVD   B001J0DTDACDのみ

印象度★★★★☆

2018.8.18修正

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