LOVE POP

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Chime aio aio aio×hiroo 26thシングル 最高位 売上万枚
2 サンタにkissをして aio aio aio×hiroo 21/11/17配信シングル
3 恋フル aio aio aio×cap 12/3先行配信
4 星空レコード aio aio aio×cap  
5 濡れる花 aio aio aio×美央  
6 Mr.lover aio aio aio×hiroo  
7 あいびき AIO,AKKOGORILLA AIO,AKKOGORILLA,
HirasawondeR
HirasawondeR 大塚 愛×あっこゴリラ 21/5/12配信シングル
8 デメネコパラダイス 小山宙哉×aio aio aio×hiroo  
9 なんだっけ aio aio aio×hiroo 21/6/30配信シングル
10 ドラセナ aio aio aio×hiroo 25thシングル 最高49位 売上0.09万枚
11 GO aio aio aio×hiroo 21/9/9配信シングル

ストリングアレンジ:弦一徹(1)、hiroo×美央(2,10)
ブラスアレンジ:YOKAN(8)

リリースデータ

2021年12月8日 初登場31位 売上0.2万枚 Produced by AIO avex trax

大塚愛9thアルバム。企画ミニアルバム、ベストアルバム、ライブアルバム等を経て4年8ヶ月ぶりのオリジナルアルバム。前作以降のシングルCD2曲と2021年になってからの配信シングル4曲を収録。「ドラセナ」はベスト盤『愛 am BEST, too』に収録済みだったが今作にも収録され、前作以降のシングルCDのオリジナルアルバム収録に抜けは発生しなくなった。「あいびき」は大塚 愛×あっこゴリラ名義の3曲入り配信シングルとしてリリースされていたが表題曲「あいびき」のみの収録。「恋フル」のみ専用ジャケットが用意されない1週前先行配信で、単曲枠ではなくアルバム11曲の枠で1週間後の発売日まで「恋フル」のみ開放する形での配信となっていた。

Blu-ray付2DVD付にはライブ映像『LOVE IS BORN 〜18th Anniversary 2021〜』とシングル6曲のMVを収録。Blu-rayは1枚に全て収録、DVDはライブとMVで分けられた2枚。
ファンクラブLOVE9CUBERS/イベント会場限定盤はオリジナルロゴ入りエアディフューザー(加湿器)付。紙ジャケット仕様。
CDのみ初回生産分のみ紙ジャケット仕様レンタルにもほとんど出ないほどなのでプラケースの通常盤が出回る可能性は極めて低

前々作で大々的にエレクトロ路線に舵を切って前作ではだいぶエレクトロは薄れるもまだ個性派っぽいひねくれた感じになっていたが、今作は堂々POPを掲げただけあって久々にヒット曲然とした勢いのあるポップスが並ぶ。初期と同じことをやっているわけではないが、ヒット期の大塚愛のポップなイメージを現在なりの感覚でやってみたような1作。求められているところに素直に応えたようにも思うが、今作に関しては最近パッとしない印象だったり、そもそも聞かなくなったとか若い頃は聞いていたけど徐々に同世代女性向けに特化してきたので聞きにくくなってきたというリスナーでもすんなり聞ける良作だと思う。驚くほど素直にこれぞ大塚愛という1作だ。

これまでは世間の抱く大塚愛イメージに対してわざと変えていきたそうなニュアンスだったり、こちらはもっと露骨にアイドル視してくる男性ファンをおざなりにするような発言をインタビューで繰り返したりと、良くも悪くも逆張りするようなことばかりしたりしていたが今作では開き直ったかのようにストレートにポップ。いよいよ30代終盤となり、「デメネコパラダイス」ではアイドルノリみたいブリブリボイス歌唱を披露しているが、逆に開き直ってネタ曲としてやれるくらいの境地に達したのかなと。タイミング的に元夫の不倫騒動からの離婚を経て一気に突き抜けたように思うし、「GO」が書かれたとされる時期が近いので、「GO」を書いて心機一転身軽になってこれまでの凝り固まっていた意識とかも開放して素直にポップな曲をやろうという精神状態になったのかもしれない。吹っ切れたポップアルバムだ。本人の志向は前2作で見せたように少し違うところにあるのかもしれないが、大塚愛にはポップが1番似合う、それを再認識できる久々の傑作。

B09F386X4CBlu-ray付  B09F39WCZH2DVD付  B09F38VJKXCDのみ 

印象度★★★★☆

2021.12.26更新

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